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寄稿物:シャイニ○グ・ウインドジンクロウが監禁陵辱調教される話②

 脳を焦がすような快感を体に刻み付けられ、ついには気絶してしまったあの日から、既に数日が経っていた。  ジンクロウはベッドの上で縛り付けられ、すっかり緩くなった肛門にディルドで栓をされながら、荒い呼吸を繰り返している。最初は抵抗しようともがきもしたが、今は何もせずジッとしていることが、何よりもの抵抗だと気付いていた。  キツネの強いた調教は、ジンクロウの全ての所作に快楽を伴わせると言うものである。ジンクロウの肛門は、常時ディルドによって貫かれ、身動きすだけで強い刺激を受ける。ペニスの方も、尿道へと金属の棒が差し込まれたままにされており、絶え間ない刺激を彼に与えていた。  それらを外してもらえるのは排泄の時だけであるが、今やジンクロウは、排便をするだけで肛門の刺激に喘ぎ声を漏らし、ペニスを勃起させ先走りを垂らしてしまう。ものの数日で、彼の体には逃れえぬ快楽の烙印が刻まれてしまったのだ。  絶え間なく続く快楽の責めは、苦痛による拷問よりも彼の精神を疲弊させていた。ジンクロウは憔悴しきった瞳をぼんやりと宙に向け、そして時折り小さな喘ぎ声を漏らす。  不意にその体がピクリと揺れた。ベッドの正面にあるドアの向こうから、カツカツと靴音が聞こえる。またあいつが来たと、ジンクロウは瞼をきつく閉じ、体を強張らせた。その動きによって、肛門を貫くディルドや尿道に挿入された金属棒から刺激を受け、軽い絶頂へと達する。 「あぁ……ッ」  大声を上げるような気力も無く、ジンクロウは弱々しい喘ぎ声を一つ漏らし絶頂へと達する。だが、金属棒で栓をされた鈴口からは、少量の精液が漏れ出るだけである。赤く勃起した彼のペニスを、チロチロと白濁色の粘液が伝い、股間の羽毛へと吸い込まれた。  それと同じくして、目の前のドアが開く。キツネは、嫌な笑みを浮かべながらジンクロウへと歩み寄った。痛々しいほど硬く勃起したペニスや、熱の篭もった息を繰り返し吐き出す嘴、快感に耐え切れず小刻みに震える体を、舐めるように視姦する。  ジンクロウに反抗の手立ては無く、ただ息を荒げながら、その辱めを受けた。 「こうも淫らな姿を見せつけられると、開発したんじゃなくて、本性を引っ張り出しただけに思えてくるねぇ」  キツネはもったいぶった口調でそう話すと、ジンクロウの尿道へと突き立てられた金属の棒を掴み、ズルズルと引っ張り出す。肉を傷つけぬよう、突起を無くし丸く削られた棒には、べっとりと透明の粘液が付着し、引き抜くと同時に、大量の精液が鈴口から溢れ出した。  ようやく得る事の出来た解放の瞬間に、ジンクロウは一気に脱力し、大きく息を吐くと同時に、その強張った体が解れてゆく。  次にキツネはジンクロウの尻へと手を伸ばし、そこに嵌められたディルドを引っ張る。ペニスを模したそれが、腸液に塗れた状態でずるずると姿を現した。そのディルドは前後に動く際に肛門を刺激するため、表面の凹凸を増やしており、ジンクロウも無数の凹凸が肛門を通り過ぎるたび、脱力していた体を痙攣させ、再度精液を噴出す。  上等に仕上がったものだと、キツネは舌なめずりをしていた。だが、こんな程度ではまだ足りない。体は快楽を受け入れているが、ジンクロウの頭は未だにそれを拒絶し、自分の使命を頑なに全うしようとしている。  自らに課せられた使命、仕える主君への忠誠、平和への想い、そんなもの全てがどうでも良くなるほど、頭の中を快楽で埋め尽くしてやる必要がある。ジンクロウに口を割らせる方法があるとすれば、それだけであろう。  そしてジンクロウを捕えてから、既に随分と時間が経っている。彼が消息を絶った事はすでに伝わり、最悪の事態を想定しての対策が講じられている可能性もある。ジンクロウを陥落させた際に生じる利益を考えれば、そう長く時間は残されていなかった。  あのミノタウロスが拷問でもたついていたからだと、キツネは小さく舌打ちをする。さっきまでの上機嫌な態度とは打って変わって、不機嫌そうに眉を潜めながら、衣服のポケットから注射器と小瓶を取り出した。  薬を使うのは彼の流儀に反したが、時間が無いのだから仕方ない。こうまで開発された体にこの薬を投与し性感を倍増させてしまえば、それこそ気が狂うような快楽になるだろうが、拷問にも彼の責めにも耐え続けている、ジンクロウの精神力ならば、会話が出来る程度に正気は保てるだろう。  キツネは再度舌打ちをすると、小瓶の蓋に注射器の先端を刺し、薬品を吸い上げる。ジンクロウはぼんやりとそれを見つめ、やがてそれが自分へと向けられたものだと理解したのか、拘束されベッドに繋がれた腕を動かし、体を捩りながら、その場から逃げ出そうとするかのような素振りを見せた。  そんな抵抗をしたところで意味などない。絶え間ない快楽の責めに、そろそろ思考力が鈍っているのだろうかと考える。10日早く作業を開始していたなら、薬など使わずに済んだろうに。  いつもジンクロウを犯すときのように、キツネは彼の体に覆いかぶさり、その首元へ注射器を突きつけた。胴体に馬乗りになり、頭を左手で押さえつけながら、注射器を首へと突き刺す。ジンクロウが小さく呻くのも気にせず中身の薬品を流し込んだ。注射器を引き抜くと、首筋の白い羽毛に赤い点がポツンと一つだけ出来る。キツネの調教によって出来た、唯一の外傷であった。  引き抜いた注射器を、忌むべき物でも見るように眉間に皺を寄せて眺めると、キツネはそれを部屋の隅のゴミ箱へと投げ捨てた。そして、いつものように衣服を脱ぎ、ジンクロウを犯す準備を始める。  ジンクロウはというと、自分がどんな薬を打たれたのか戸惑い恐怖を感じた表情を見せていた。だが、キツネが衣服を脱ぐほんの数十秒の間に、思考を遮るような甘い熱が、薬を注射された首筋から全身へと拡がってゆくのを感じた。  媚薬である。それも、とびきり効果が強く投与された者の性感を倍増させてしまうほどの効能を持っていた。  程なくして、飢餓感にも似た激情がジンクロウを襲う。ディルドを引き抜かれた肛門が、早く挿入して欲しいとヒクヒク蠢いていた。ペニスも新たな刺激を求めて震え、体全体が刺激を待っている。 「なに、が……!?」  ジンクロウは驚愕の表情を浮かべる。  犯されたい。そんな感情を抱いたのは、生まれて初めてであった。  体が火照る。それを何とかしたかった。今までは強制的に快楽を与えられ続け、それが少しの間でも中断されれば、彼は胸を撫で下ろしていた。  だが今は快楽の中断がもどかしくて堪らないのだ。さらに激しく犯されたい。姦淫の悦びに溺れてしまいたい。壊れるような快楽の中で乱れてしまいたいと、強烈な体の火照りが訴えかけるのだ。  そんなジンクロウの変化を感じ取ったのか、キツネが少し機嫌を良くした表情で言った。 「まあ、何日もまぐわい合った仲だし、薬を打ったのは俺だからねぇ。その体の相手ぐらいはしてやるよ」  キツネは硬く勃起したペニスをジンクロウへと見せ付ける。アレだ。アレを突っ込んで腹の中を掻き回して欲しいのだ。ジンクロウは気付くと生唾を飲み込んでいた。  そんな反応をされては、キツネも悪い気はしなかった。もったいぶるようにジンクロウへ歩み寄り、太股や腹の羽毛を撫でて軽く焦らしながら、その体へと覆いかぶさる。  股の間に入り、肛門へとペニスをあてがうと、急かしているかのようにジンクロウの脚がキツネの腰に絡められた。快楽を求める思いを我慢できないらしい。時間さえあれば、薬など使わずにこのような姿にしてやりたかったものだ。  少し残念に思いながら、キツネはジンクロウの肛門へと、一気にペニスを挿入する。 「はぁああっ! ……あぁ、あん……ッ!」 「随分あからさまな嬌声だなっ……」  ディルドで慣らされていた肛門は、難なくキツネのペニスを根元まで飲み込み、ビクビクと震えながら締め付けてくる。ジンクロウ本人も、もはや我慢する気さえも無いかのように、娼婦のような嬌声を上げていた。  ずぐっ、ずぐっ、と大きく腰を動かし、力任せにピストンをしてやると、ジンクロウは歓喜の声を上げながら、キツネの腰に回した脚に力を込め、より強く彼を抱き寄せようとしている。  薬によって倍増された快感は、ジンクロウの頭から恥辱と言う感情を追い出してしまったらしい。こうまで乱れているのならと、キツネはピストンを中断し、ジンクロウへと語りかける。 「俺たちの知りたいこと話したら、もっと激しく犯してやるし、残りの生涯、ずっと男に犯されながら過ごさせてやるぞ?」 「……ッ」  流石にこれは早すぎたらしい。快感に蕩けていたジンクロウの表情が、僅かに強張り、その目がキツネを睨みつける。やはり、そう簡単に堕ちてくれる相手ではなかった。もっと、何も考えられなくなるほどに、許容量を越えた快感を与えてやらなくてはならない。  さて、どうしてやるべきかと思案顔を浮かべながら、キツネはピストンを再開した。ガツンとジンクロウの直腸を貫いてやると、彼の表情からはさっきの抵抗の意思すら吹っ飛んでしまう。 「あぁっ、ひっ、あがぁ……ッ」  艶やかな嬌声を上げ、ジンクロウの体が弓なりに反る。ビクビクと震えるペニスから、再度精液が溢れ出していた。既に体は快楽に呑まれ、それを受け入れている。だが、心にはまだ快楽よりも優先すべき使命が残っていた。何とかして、その使命まで頭の中から追い出してやらねば。  キツネはピストンを続けながら、先ほど彼のペニスから抜き去った金属の棒を、再度その鈴口へとあてがう。ジンクロウはそれを察してか、抵抗するように体をよじらせた。だが、キツネにがっちりと押さえつけられた体は動かず、そのペニスの先端へと棒の先端が入り込む。 「ぎ――、がぁあ……ッ!?」  ずりゅうう、と、細い棒が一気に尿道へと入り込む。その感触ばかりは、媚薬で感度を高められた今の状態でも、快感とも苦痛とも見分ける事は出来なかった。  キツネは押し付けた腰を小刻みに動かし、ジンクロウの尻の最も敏感な部分を重点的に刺激しながら、同時に尿道をも掻き回す。差し込んだ棒を上下に動かし抜き差ししたと思えば、今度は押し付けてグリグリと動かし、時にはそれらの動きを同時に行う。  もはや快感でも苦痛でもない、ただただ大きな衝撃が下半身を多い尽くし、声を上げる事しか出来なかった。脳が焼け付くような強烈な刺激を断続的に受け、ジンクロウは大声で咆哮を上げ、キツネの腰に絡んでいた足も、ガクガクと震えている。  涙と涎と鼻水を飛ばしながら、顔を激しく振り、嘴からはカチカチと音が鳴る。これ以上ないほどの乱れ方だ。相手の責めに対してこれほどまでに反応したのは、ジンクロウの人生そのものでも初めてではないだろうか。  肛門の方も、体の痙攣と合わせてヒクつき、キツネのペニスを何度もきつく締め上げる。その感触に、彼の限界は思いのほか早くやってきていた。ジンクロウの直腸へと熱い精液を注ぎ込むが、今のジンクロウにはそれを感じ取る余裕も無い様子だった。  止めとばかりに棒を深く押し込み、精液を放ちながら腰を思い切り叩きつけると、ジンクロウの限界もやってきたようで、その体がビクンと大きく跳ね、鈴口から白濁色の液体が僅かに漏れる。  ジンクロウは放心してしまった様子で、口を開いたままぼんやりと宙を眺めている。ペニスから棒を抜いてやると、濃い精液を吐き出しながらペニスが一気に縮んでいく。そして萎えたペニスから、今度は黄色い液体が溢れ出した。  自分に掛けられるのも嫌だったので、キツネはジンクロウの肛門からペニスを引き抜き、ベッドから退く。ジンクロウのペニスから溢れ出した尿は、本人の体へと飛び、その真っ白な羽毛に黄色い染みを作っていた。  ジンクロウが我に返ったのは、尿も全て出し切り、その体にアンモニア臭を染み込ませてからである。鼻を突く異臭を嗅ぎ取り、眉間に皺を寄せながら、苦しげに呻いていた。ここまで来れば、もう一押しだろうか。  キツネは床に落ちた自らの衣服を拾い上げ、その中から懐中時計を取り出す。あいつが来るのもそろそろだなと、小さく鼻を鳴らした。 「そろそろ尻も拡張されて、俺のじゃ満足できなくなって来てないか? 今日は懐かしい相手と会わせてやるから、精々お盛んにね」  壁に掛けられたタオルを一枚手に取り、自らの汗ばんだ体や、ジンクロウの体液に汚れたペニスや指先を拭きながら、キツネが話す。その口ぶりから、誰が来るのか察するのはそう難しくないだろうが、媚薬の影響や絶頂の余韻が重なり、頭に霞が掛かったように思考がぼんやりとして、物事を上手く考える事が出来なかった。  考えようとした傍から体が疼き、更なる刺激を求めてしまう。その衝動を必死で抑えようとするのだが、どうにもならなかった。自らの肉体さえも敵になったような、言い知れぬ恐怖と孤立感を抱く。  ジンクロウは押し黙り、キツネの言葉を理解するのも諦め、ただ時が過ぎるのを待っていた。程なくして荒々しい足音が聞こえ、ドアが乱暴に開けられる。ジンクロウは首をゆっくりと動かしてそちらを見た。つい先日まで彼を拷問し、陵辱し続けていたあのミノタウロスである。  彼は、ベッドの上で淫らな姿を晒すジンクロウの姿を一目見ると、鼻息も荒く舌なめずりをした。 「好き放題使っていいのか?」 「今なら壊れる恐れもないんでね」  ミノタウロスとキツネが何やら話しているのを、ジンクロウはぼんやりと眺めていた。話しながらも、ミノタウロスの股間では巨根が勃起をし始め、ズボンの股間に巨大な盛り上がりを作っている。  ミノタウロスが衣服を脱ぎ、その筋骨隆々たる肉体と、太いペニスを晒しながらジンクロウへと歩み寄った。その様子を眺めながら、彼はようやく、ミノタウロスが自分を犯そうとしているのだと気付いた。  拷問部屋で行われた強姦の様子が、脳裏へと鮮明に映し出される。苦痛しか生まない一方的な性行為が、また行われようとしているのかと、彼は一瞬であるが体の疼きも忘れて表情を強張らせた。  そして、ふと思い出す。そうだ、苦痛であれば耐えられると。体を蝕む快楽に悶えているより、苦痛に耐える方がまだ楽だった。あの苦痛が、快楽に浸りきった体を現実へと引き戻してくれると期待して、ジンクロウは僅かに安心した表情を見せる。 「尻からも股からも汁が垂れ流しかよ。一週間経ってないのによくこうなるな」 「時間が無くて薬まで使っちゃったからね」  ミノタウロスがジンクロウの上に覆いかぶさる。視界を覆う巨体に、圧迫感さえ感じた。早くこの体の疼きを吹き飛ばして欲しいと願いながら、ジンクロウは無抵抗を演じて挿入の瞬間を待つ。  前はあんなにも抵抗したというのに、今はまるでその素振りを見せないジンクロウに、ミノタウロスは感心したような表情を浮かべていた。熱く勃起した巨根が、肛門へとあてがわれる。その熱を感じると、拷問の日々がより鮮明に思い返された。  体が壊れてしまうような苦痛ではあったが、快楽に蝕まれ続ける今よりは、余裕もあっただろう。体を侵食していく快楽を、全て吹き飛ばしてしまう痛みを望み、ジンクロウは消え入るような声で小さく鳴いた。 「……ぁ」  その仕草は、相手から見ると思いの他色っぽく見えたらしい。ミノタウロスが鼻息を荒くする。生暖かい息が顔にかかるのを感じた。そして、その巨根がついに彼の肛門を貫く。 ――ずぷぅっ 「ぐぁあ……ッ!?」  ジンクロウが背を反らせ、嘴を大きく開きながら呻き声を上げた。子供の腕ほどもあるペニスが一気に肛門を貫き、体内の奥深くへと突き進む感触に、全身が痙攣する。ミノタウロスはジンクロウの様子を気にする事も無く、すぐに腰を振り出した。 「こりゃすげぇな、前よりも気持ちいい!」 「ひぃ、がぁっ、がっ、ああぁ……ッ」  どすん、どすんと、ベッドを震わせるような勢いで、ミノタウロスの巨体が前後に揺れ、ジンクロウの腰へと何度も叩きつけられる。そのたびに彼は、嘴から叫び声を漏らしていた。  キツネの調教によって拡張された肛門は、以前は突き入れられるたびに血を垂らしていた巨根を根元まで飲み込んでいる。熱い肉の杭が、体内を満たしていた。乱暴に腰が打ちつけられ、ペニスが根元まで突き入れられると、あまりの衝撃に掠れた悲鳴を上げてしまう。 (これは……!?)  味わった事の無いような刺激であったが、しかしそれは痛みではなかった。ジンクロウは驚愕に目を見開きながら、喉の奥から溢れ出す喘ぎ声に戸惑っていた。あんなにも太い物が、肛門を貫き腹の中を掻き回しているのに、なぜ痛みを感じない。  ジンクロウはその顔に浮かぶ恐怖の色も隠せぬまま、自分の股間を見た。ミノタウロスの巨根に蹂躙されながら、彼自身のペニスも硬く勃起し、先端から先走りを飛ばしている。 「あっ、ぎぃっ! ……なっ、なぜぇ、だ……ッ!?」  ジンクロウは震える声で疑問を叫ぶ。太いペニスが肛門を押し広げ、体内の最も奥をぐちゃぐちゃに突きまわすたび、得体も知れぬ快感が体を駆け巡っていた。荒々しいピストンに腰が浮き、その衝撃が伝わってくるのに、どうして自分は勃起している。どうして自分は快感を感じているのだ。  ジンクロウは涙を零しながら、首を横に振り続けていた。ピストンを受けるたびに喘ぎ、自らのペニスから透明の雫を飛ばしながら、彼はその事実を拒絶しようとする。 「なんだよ、ちんこギンギンに立てやがって。随分変わったなぁ、おい!」 「がっ、あぁああ!?」  自らのピストンでジンクロウが喘ぎ散らす様子を眺め、ミノタウロスは彼を馬鹿にするように言い放ちながら、力強く腰を打ちつける。ジンクロウは叫びながら絶頂に達していた。肛門を貫く衝撃を、もはや快感としてしか感じ取ることが出来ず、そのペニスから精液を迸らせる。 「あっ、ぁ……ッ」  快感が背筋を走り抜けると同時に、心地良い余韻が身体を包んだ。だが、それでもまだミノタウロスは動きを止めない。濡れそぼりペニスへと吸い付いてくる肛門に、興奮を寄り強めペニスを硬くしていきながら、より激しいピストンでジンクロウを攻め立てた。  絶頂を向かえた直後の敏感な身体を、なおも容赦のないピストンで追い立てられ、ジンクロウは言葉すら忘れて喘ぎ散らす。ピストンのたびに喉から漏れだす喘ぎ声は、以前のような苦痛の色は感じさせず、ひたすら快感によがり狂っている様子を表していた。  射精したばかりだというのに、彼のペニスは萎える気配を見せず、突き上げを受けるたびにビクビクと震えて透明の雫を飛ばす。腹の中を巨根で乱暴に掻き回されるのが、気持ち良くて堪らなかった。  ミノタウロスの乱暴な性行為は、ジンクロウを現実へと引き戻してくれるどころか、より深い快感の中へと彼を突き落とす結果しかもたらさない。この数日間の調教は、彼の体を完全に変えていた。 「ひあっ、ぎぃっ、あぁっ、うぁ……ッ、ひゃ……!?」 「気持ち良すぎて泣いてんのか? 拷問受けてたときとは別人だな」  ジンクロウは快感に悶え身体を震わせながら、その目からとめどなく涙を零していた。自分の拷問を受けていたときとはまるで違う、情けない姿を見せつける彼の姿に、ミノタウロスは嗜虐心をくすぐられた様子で、下卑た笑みを浮かべている。  喘ぎ散らすジンクロウへと拳を振り下ろし、痛みの悲鳴を上げさせてやりたくなるが、性行為以外はするなとキツネによって釘を刺されている。ではどうやって責めてやろうと考えていると、キツネが手に何かを持って、ベッドの上でまぐわい合うジンクロウとミノタウロスの傍へと歩み寄った。  ジンクロウは自身の身体を走る快感だけで精一杯のようで、キツネの接近にすら気が付かない。硬く勃起し先走りを噴出すペニスへと触れられて、ようやくその存在へと気付いた。  また今度も肛門を貫かれながらペニスを弄られ、耐えようも無い快楽に喘がされるのかと考え、ジンクロウが嬌声混じりに拒絶の言葉を放つ。無論、二人ともジンクロウの意見など聞き入れる筈も無かった。  ペニスに何か輪のようなものが嵌められると、そこで一旦ペニスから手が離される。大した刺激ではないと一瞬だけ安心したが、次の瞬間には、感じた事の無い刺激に絶叫を上げていた。 「ぎぃっ、あがぁああっ!!?」  ペニスの根元が痛いほどに締め付けられている。何事なのだろうかと、涙で霞んだ視界で自分の股間を見ると、赤くそそり立つペニスの根元を、先ほど嵌められたらしい輪が締め付けている。竿の部分へ食い込むほど強く締め付けるその輪の意味を、彼はまだ気付いていなかった。  新たな刺激に身体を悶えさせながら、彼は同時に尻の中でミノタウロスのペニスが大きさを増すのを感じた。何度無く彼の強姦を受けたジンクロウには、それが何の前触れか分かる。以前のように、覚悟を決める余裕は残っていない。 「てめぇが居なくて俺も溜まってたんだ。今日はたんと味わえよっ」 「ひっ――!?」  長く太い巨根が、腸内を押し進んでいく。ジンクロウの尻とミノタウロスの腰が完全に密着し、ペニスの根元までが完全に彼の体内へと埋められた状態で、鉄砲水のような勢いを持った射精が行われた。 ――びゅくぅっ、びゅるううううっ!!  以前は内臓を圧迫するかのように感じ、吐き気を催すような不快感しか得られなかったミノタウロスの射精であるが、今は違っていた。体内を満たしていく熱い液体の感触に、言い知れぬ充足感を感じてしまう。  精液で満たされた腸内を巨根が掻き回し、これまでとも違った刺激がジンクロウの身体を駆け巡った。その強烈な刺激に耐えられるはずもなく、彼はまたも絶頂へと達していた。 「あぁああああああっ!?」  狭い部屋の中に、ジンクロウの叫びが響き渡る。だが、今度の絶頂は何かが違っていた。追い詰められた後の開放感が存在しない。衝撃に翻弄されながら、しかし満たされぬ感覚に、ジンクロウは狼狽した表情を浮かべ自身の股間を見つめた。  あの輪が、未だにペニスを締め付けている。そして鈴口からは透明の液体が漏れ出るだけで、射精が行われていなかった。彼は今さらになって、ようやくその輪の意味について気付く。  どんなに快楽を受け続けようと、どんなに強烈な絶頂へ至ろうと、射精をする事が許されないのだ。今まで受けたどんな拷問よりも、性的な責めよりも、それは彼を追い詰めた。  ジンクロウは目を見開いて憔悴しきった表情を浮かべ、自らの股間を見つめ続けていた。その情けない面を、ミノタウロスがニヤニヤと下卑た笑みを浮かべながら覗き込む。 「外して欲しいか?」  ジンクロウと腰を密着させた状態で動きを止め、ミノタウロスが尋ねる。無論、外して欲しいに決まっていた。射精も出来ぬままあの快楽を受け続ければ、いつか本当に壊れてしまうのではという恐怖すら感じるのだ。  だが、射精へと至れるようにして欲しいと懇願するのは、彼の誇りを決壊させる事に他ならない。その心までも淫らに堕ちたと、自ら認めてしまうのと同義である。それだけは拒まなくてはならない。しかし―― 「は、はず……して、くれ……ッ。これをぉ!!」  もはや彼の体を包む衝動は、自分一人の誇り程度では抑える事など出来なかった。大声で叫ぶように懇願しながら、ジンクロウは呆然とした表情を浮かべる。ついに言ってしまった。心まで快楽に溺れてしまった。  瞳から涙が溢れ出し、深い自己嫌悪に陥ってしまう。だがそれと同時に、失った誇りによってせき止められていた言葉が、次から次に溢れ出た。 「たの、むっ……、拙者をまた……ッ、また……ッ、射精させてくれぇッ! 望むとあらば、自ら腰も振ろう! 娼夫へとなりきって見せよう! だから――!」  言葉を放つほどに心が崩れていくような、奇妙な感覚であった。だが、失った誇りの分だけ心が軽くなったような気がした。いや、自分の価値が失われたような、と言う心地だ。  ジンクロウは自ら浅ましく腰を振り、拙い仕草で娼夫の真似事をして見せながら、ペニスを締める輪を外してくれと懇願し続ける。心までも堕ちた姿を、キツネとミノタウロスの二人に見せ付けていた。  こうまで堕ちれば頃合だろうと、二人も感じる。目配せをし合うと、ミノタウロスの方がジンクロウへ問いかけた。 「なら、何を言えばいいか分かってるだろう?」 「そ……れは……」  ジンクロウがその誇りを投げ捨てながら、それでも目を逸らしていた事実を突きつけられる。彼らがジンクロウから奪おうとしているのは、誇りではなく、情報だ。主君であるロウエンの顔を脳裏に思い浮かべながら、ジンクロウはわなわなと身体を震わせる。  ここで彼らに屈して情報を流し、セイランを危険に晒すような事があれば、それはいよいよジンクロウが己の価値を完全に失う瞬間である。彼は無言のまま、しばらくの間体を震わせていた。やがて、消え入るような小さな声で呟く。 「否……、それ、だけは……ッ」 「そーかよ」  期待とは違う返事に、ミノタウロスは声のトーンを下げながら呟く。そしてジンクロウへの責めを再開した。射精へ達する事も許されないジンクロウの身体を攻め立て、激しいピストンを繰り返す。気付けばその責めにはあのキツネも参加し、絶妙な手つきでジンクロウのペニスを扱いていた。  射精を禁じられた状態での、肛門とペニス両方の責めに、ジンクロウは悶えながら叫び声を上げ、大声でその輪を外してくれと懇願する。それと同時に自ら快楽を貪ろうと腰を振り、盛大に嬌声を上げた。  だが、彼の持つ情報に対して言及されると、頑なにそれを拒み続ける。主君へ対する忠誠や、平和への想いと言った感情は、自身の誇りなどより遥かに大きく、彼らの責めの前にも揺らぐ事は無かった。 「駄目だ、それだけ、は……ッ」  乱れ、声をあげ、あられもない痴態を晒しながら、ジンクロウはそれでも拒絶の言葉を放つ。その心も身体も快楽を刻み付けられ、もはや快楽を求めずにはいられないと言うのに。以前の精悍さなど欠片も残らない、憔悴し快楽に染め上げられた顔には、決意を貫く余力などまるで感じられないというのに。  二人は、骨の髄までも堕ちたジンクロウをなおも攻め立てるが、望んだ言葉を得られる事は無かった。何発もの射精で腹を妊婦のように膨らまされ、繰り返される快感に翻弄されながら、ジンクロウはひたすらに己の決意を守り続けた。 「せ……ッ、拙者はっ、拙者は――ッ」  吹けば消える種火のように、その信念は今にも瓦解しそうに見える。だが、ジンクロウは口を割る事も無いまま、ついにはその体力の限界へと達し、気を失っていた。


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