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寄稿物:シャイニ○グ・ウインドジンクロウが監禁陵辱調教される話③

 いったい自分はどうなっているのか? 意識を覚醒させたジンクロウは、状況を飲み込む事も出来ないまま、その疑問を頭に思い浮かべた。気を失ってからどれだけの時間が過ぎたかも分からないし、それを知る手掛かりも見つからなかった。 「……んっ、ぐ……、む……ッ」  声を上げようとすると、縛られているのか嘴が開けない。動こうとすると、手足が拘束されているらしく身を捩ることしか出来なかった。そのうえ肛門には何か異物が挿入されているようで、身動きすると同時に痺れるような快感が広がる。  その快感に背筋が震え、身体がビクッと跳ねた。今や彼も、その快感を求める事に対して抵抗を抱いていないようで、挿入した異物を締め付けるように尻へと力を込め、腰をくねらせて快楽を貪っていた。  目隠しで視界を塞がれ、快感から来る熱に頭がぼぅっとして音も上手く聞き取れない。ジンクロウはやがて、自分が今置かれている状況を理解する努力をやめ、より強い快感を得る事だけを考えて腰を振っていた。  磨きぬかれた石であろうか、ひんやりとして感触も滑らかな床へうつ伏せになり、発情した犬のように腰をカクカク動かしてペニスの先端を擦り付ける。だが、今もあの輪を填められているらしく、射精は出来なかった。  射精への欲求が高まるほどに、快感もより鋭く電流のように背筋を走り抜けた。苦しくてたまらないが、気持ちよくて動きを止める事が出来ない。他の何も分からなくなるほどに、ジンクロウはその行為に熱中しようとしていた。  床の上に突っ伏しながら腰を振り続けるジンクロウへと、足音が迫る。彼はそれに気づく事も無く快楽を貪り続ける。やがて足音の主はジンクロウの傍で立ち止まると、その横腹に軽く蹴りを入れて、彼の体を仰向けに引っ繰り返した。 「んぐぅ……!?」  ジンクロウが低く呻き声をあげ、突然の衝撃に悶える。状況を飲み込めず、ただ狼狽していると、頭の羽毛をむんずと掴んで持ち上げられ、目隠しの布を強引に剥ぎ取られた。霞む視界の中に、赤い鱗に身を包むドラゴニュートの男を見つけて、目を細めた。 「こんだけ出来上がってるのに吐かないってんだから、すげぇよな」  数秒の時間が過ぎると、視界の霞もなくなり、相手の姿がはっきりと目に映る。額に一対の雄々しい角を生やし、顔の所々に傷跡を残している。声の重さやその容姿から、そう若くはない壮年の男と読み取れた。  ジンクロウが、ぼんやりとそのドラゴニュートを眺めていると、彼が続けて語りだす。 「お前への拷問は諦める。このままじゃ埒があかねぇし、無理矢理聞き出そうとして壊れたら、それこそ目も当てられねぇ」  ジンクロウ一人相手に、随分と時間を費やしていたのだ。このまま利用する事も出来なければ、それこそ費やした時間が無駄になってしまう。ドラゴニュートはそのような事を話し、ジンクロウから情報を引き出すのは諦め、別のことに使うと告げた。  拷問と尋問から解放されたのだと知ると、ジンクロウは目に見えて安心した様子で息を吐いた。ジンクロウのそんな姿から、もはや反抗の余力は残ってないと判断し、ドラゴニュートは彼の手足の拘束を外した。  手足や嘴の拘束具だけでなく、ペニスを締め付ける輪や、肛門に挿入されていたディルドまで取り外される。後者の淫具に関しては、『外してもらえた』と言うより『奪われてしまった』と言う考えが、彼の頭に浮かんだ。  ジンクロウは奪われたディルドの代わりに、自らの指で肛門を刺激し、もう片方の手でペニスを扱く。だが、開発の末にあのミノタウロスによって幾度も蹂躙された肛門にとって、もはや指程度の太さでは刺激が足りなかった。より強い刺激を求めて、ジンクロウは身体を震わせながら周囲をきょろきょろと見回した。 「何か挿れててもらわねぇと落ち着かないってんなら、これからお前を使ってくれる相手に会わせてやるよ」  再度後頭部の羽毛を掴まれ、床の上を引き摺られる。ジンクロウは抵抗するようにもがくが、力が上手く入らない。先ほどまで挿入されていたディルドの快感で腰砕けになっていたこともあるが、長期間に亘る監禁生活は、彼の体を弱らせていた。  これと言った抵抗も出来ず、成すがまま床の上を引き摺られながら、やがて彼はドアを通過して、広いホール状の部屋へと引き入れられた。そこでようやく頭を掴む手が離され、彼はその場に倒れこみ荒い息を繰り返していた。  息もある程度整うと、自分の心音や息遣いの他に、とても大きな呼吸音がその場に響いていると気付く。ジンクロウは震える腕で身体を支えながら、何とか上半身を起こし、その呼吸音の方向を見た。 「これ、は……」  彼は目の前の光景に、目を丸くして驚く。高さ10メートルはあるだろう、巨大な鳥篭が部屋の中央に設置されている。そしてその中では、体長5メートルほどの竜が身体を丸めて寝息を立てていた。  ドラゴンとしては小さめな方ではあるが、それでも竜族などそうそう見かける生き物ではない。ジンクロウは戸惑いながらもその竜の姿を見つめていた。  ドラゴニュートはジンクロウのその反応に気を良くしたか、小さく笑みを作る。珍しい物を見せて、期待通りの驚きの表情を拝む事が出来た。 「俺のペットだよ。まあ、言葉も喋らねぇし頭も動物よかマシ程度のだけどな。 で、今丁度そのペットの玩具が壊れちまってな。そろそろ代わりを用意してやらないと、飼い主としても酷いだろ」  彼の言葉と己の処遇を結びつけることが出来ずに、ジンクロウは戸惑いを隠せぬまま、再度ドラゴニュートに引き摺られていく。竜の眠る鳥篭へと向かっているのに気付き、ジンクロウは微かに背筋を震わせた。  武器を持っていないどころか、手足の爪さえも丸く切り揃えられた今では、小柄とはいえ竜へと立ち向かう手段を持っていない。身体を包む性の衝動も萎縮し、冷や汗で背中の羽毛が濡れるのを感じる。  だが、ジンクロウの不安を他所に、ドラゴニュートは竜の檻の目の前に立って、寝息を立てる竜を眺めている。そして人が中に入るために設置された、鉄格子の扉の鍵を開けると、ジンクロウの身体をその中に放り込んだ。 「な……!?」 「まあ、お前ならすぐ壊れるような事はないだろうな」  ドラゴニュートは軽い調子でそう話すと、鳥篭から少し離れた場所で床の上に座り込み、ジンクロウの様子を眺めていた。ジンクロウも鳥篭の中から逃げ出そうと、先ほど自分の放り込まれた扉へと近づくが、また鍵が閉められているようで、弱りきった今の彼の腕力ではびくともしない。  狼狽した様子で竜の周囲を眺めると、床にはウルフリングと思しき頭骨の破片が転がっていた。ジンクロウはさらに萎縮した様子で足を震わせる。  やがて竜も、自らの鳥篭へと入ってきたジンクロウに気付いたのか、薄く目を開けながら顔を上げた。長い首を曲げてジンクロウの姿を見やると、鼻をヒクヒク動かしてその匂いを嗅ぐ。  嗅ぎなれた匂いに、竜は一気に意識を覚醒させながら、檻の外に居る主人の姿を見た。彼がまた新しい玩具を連れてきてくれたのだと気付き、舌なめずりをしながらジンクロウへと歩み寄る。  その竜は少し小柄ではあるが、強靭な四肢と背中に一対の翼を持つ、世間一般で想像されるような姿のドラゴンであった。 「だ、出して、くれ……ッ!」  竜から逃げるように後退りをしながら、ジンクロウがドラゴニュートへと向けて叫ぶ。彼は小さく笑いながら首を振るだけで、ジンクロウが恐怖する様子を楽しんで眺めているようだ。  絶体絶命の状況に身体が震える。だが、ジンクロウのすぐ傍まで歩み寄った後の竜の行動は、彼が予想すらしなかったものであった。 「あ……?」  ジンクロウの身体に顔を近づけ、その体臭を嗅ぎ取りながら、竜の息遣いが荒くなっていく。そしてその下腹で、縦に割れたスリットが口を開き、赤黒く巨大なペニスがにゅっと姿を現した。  その光景を見やりながら、ジンクロウは唖然とした表情を浮かべている。少なくとも、食い殺されずに済んだ事に安堵し、とりあえず命の危険が無い事を察すると、その意識は竜の股間から映えるペニスへと集中していく。  彼を何度も犯したミノタウロスの一物よりもさらに太い。ジンクロウ本人の腕ほどの太さと長さを持っていた。それを見つめるうちに、恐怖に萎えていたペニスは、再度熱くそそり立ち、濡れそぼった肛門はペニスを求めてヒクヒクと蠢き始める。 「はぁ……ッ、はぁ……ッ」  気付けば熱の篭もった荒い息遣いを漏らし、竜の身体を舐めるように眺めている。筋肉の浮き上がった後ろ足を見ていると、あの強靭な足腰から繰り出されるピストンは、どんなに激しいだろうかと胸が高鳴る。あの太いペニスで貫かれれば、どれほどの衝撃かと、生唾を飲み込んでいた。  試したくてたまらなかった。ジンクロウは全身を包む性の衝動に身を任せ、ドラゴンの足元へと自ら移動し、硬く勃起するペニスを両手で掴む。 「んっ、れろ……、ちゅ、くちゅ……」  そのペニスを両手で扱きながら、嘴で傷つけぬよう慎重に舌を這わせる。塩辛い粘液に塗れた竿の部分を嘗め回し、やがてはその先端に舌を這わせ、鈴口から溢れ出す先走りを口の中へと運んだ。  その巨根の先端を咥え込み、先走りを吸い上げたかったが、それをする事が出来ぬ尖った嘴がもどかしい。手足の爪と同様に丸く削ってくれれば良かったのにと、そんな考えさえ本気で頭の中に浮かんだ。 『グゥゥ……ッ』  竜が気持ち良さそうに鳴く。鈴口からは、蛇口を捻ったように先走りが溢れ出していた。ジンクロウが懸命に飲み干そうとするが、それでも飲みきれる量ではなく、嘴に溜まった先走りが溢れ出し、首を伝ってジンクロウの身体へと滴りながら、その羽毛へ吸い込まれてゆく。  程なくすれば、ジンクロウの身体には竜の持つ匂いが染み込んでいた。身体を淫らな匂いに染め上げられながら、それにさえ快感を感じてしまう。ジンクロウは完全に堕ちた姿を晒して、竜の巨根へと愛撫を続けた。 「くぅ……、こちらも、もう……ッ」  やがてジンクロウは竜のペニスから口を離すと、四つん這いの姿勢で彼に対して背を向けた。開発されきった肛門が疼いて堪らない。早くあの巨根で疼きを沈めて欲しかった。  竜がその巨体を動かす。四つん這いのジンクロウへと覆いかぶさるように身体を被せ、その肛門へとペニスをあてがう。 「頼む、せ、拙者を……、早く……ッ!」  ジンクロウは我慢できぬと言った様子で、肛門へあてがわれる巨根へと自ら尻を押し付けていた。姦淫の快楽に染め上げられたその身体は、もはや欲望を抑えることなど出来なくなっている。  尖った形状をした亀頭が、ジンクロウの肛門を押し広げて直腸へと進入する。先端は多少細いのだが、竿の方まで行けばその太さはジンクロウ自身の腕と同等である。肛門は皺が無くなるほどに拡げられ、その巨根を受け止めていた。 「ふっ……、ふは……ッ」  熱く太いペニスが下腹部を貫くのを感じ、ジンクロウはどこか壊れたような笑い声を漏らした。とてつもない質量で体内を圧迫され事が、どうしようもなく幸せに感じてしまうのだ。恥も忘れてそれを求めてしまう自分の変わり様に、自嘲めいた感情さえ抱いてしまう。  瞳から一滴の涙が零れる。一握りだけ残った理性が、この状況を拒絶していた。だが、気持ち良かった。  竜は、ジンクロウの使い心地を確認するかのように、小さく腰を揺らした。だが、その巨体の揺れがペニスを通して、ダイレクトにジンクロウへと伝わる。あのミノタウロスに犯されていたとき以上の衝撃であった。 「あぁあ――ッ」  身体を駆け抜ける強烈な衝撃と快感に、ジンクロウは背筋を跳ね上げながら絶頂へと達した。艶やかな悲鳴を上げて身体を痙攣させ、硬く勃起したペニスから精液を飛ばす。  身体の疼きを癒してくれる快感を受け、ジンクロウは歓喜の声を上げながら腰を振った。竜も、積極的に求めてくるジンクロウの態度に機嫌を良くしたのか、ゆっくりとピストンを開始する。  肛門を限界まで拡げながら、太いペニスがジンクロウの尻へと飲み込まれていく。ペニスの中ほどまでが挿入されたところで腸内の壁に当たり、どすんと衝撃を与えながら挿入が止まる。すると竜が再度腰を引き、同じように巨根を突き入れる。  普通に考えれば、到底快楽など挟む余地など見えないような行為であるが、開発された上に薬によって無理に感度を上げられたジンクロウの身体は、竜との交合にさえ快楽を見出し、何よりも強烈なその刺激を貪っていた。 「はっ、あがっ、ふっ、あ……ッ、もっ、と……ッ」  竜のピストンは、繰り返すほどに激しくなってゆく。ずどん、とペニスを突き入れられると、ジンクロウの腹には竜のペニスの形が浮かび上がっていた。それでも彼は、さらに激しい行為を望み、肛門をヒクつかせて巨根を締め上げながら、自らのペニスをも扱き始める。  もはや、性欲以外のなんの感情も差し挟む余裕は無かった。そしてその状況は、淫らに堕ちながらも己の使命に徹しようとして苦しんでいる彼にとって、心地が良かった。  ジンクロウは他の何も考えずに済む様にと、ひたすら腰を振り、竜へとさらに激しい行為を催促する。竜もそれに応えて、太いペニスをジンクロウの体内へと捻じ込み、拡がりきった腸内を掻きまわし、抉るように突き上げる。 「そ、うだ……ッ、もっと……! 拙者を――」  ずるり、と竜のペニスはジンクロウのさらに奥へと入り込んでいく。繰り返されるピストンに、陣功労の尻はさらに拡張され、中ほどまでしか挿入できなかった竜のペニスは、不意にその根元までをもジンクロウの肛門に飲み込まれる。 「はぁ……ッ、はぁ……ッ、はっ、ぐぅ……ッ」  ドラゴンの巨体が、ジンクロウの身体へと直接打ちつけられる。先ほどまで以上の衝撃に、ジンクロウは白目を剥いてその身体をぐらりと脱力させた。だが、彼が気を失う前に、根元まで挿入されたペニスはずるずると引き抜かれ、そして再度突き入れられる。 「ぎぃっ、いがぁっ!!?」  ジンクロウは目を見開いて叫び声を上げる。傍目にはそれが快楽から来るものか、苦痛から来るものかも分からなかった。ただ、ジンクロウはペニスを萎えさせる事もなく、そのあまりにも激しいピストンを受け止めてる。床には、彼が自ら吐き出した精液と、ピストンのたびに肛門から漏れ出る竜の先走りとが混ざり合った水溜りが出来ていた。  身体を貫く衝撃に、何度も失神しかけながら、ジンクロウはそれでも腰を振り、快感を貪り続ける。幾度も絶頂に達してペニスから精液を飛ばし、そのたびに甲高く艶やかな嬌声を上げた。  そんなジンクロウの使い心地に、やがて竜の方も絶頂が近づく。開いた口から、呻くような余裕の感じられない鳴き声が漏れ、ジンクロウへのピストンも、相手を壊そうとするかのような荒い動きへと変わっていった。  既に数回に亘って絶頂を迎えていたジンクロウは、さらに激しいピストンで身体を蹂躙されながら、喚くように泣き叫んでいた。 「がっ、ぐぁああッ、あぁああ!!?」  顔中の羽毛が涙や涎や鼻水に濡れている。喚きながら顔を振るたびに、それらが床に飛び散った。野性を剥き出しにしたような、絶頂間際の激しいピストンは、開発されきった彼の体ですら苦痛と感じる程のものであった。  すっかり萎えてしまったペニスが、ジンクロウの股間のスリットから垂れ下がり、じょぼじょぼと小便を漏らす。そんなジンクロウを激しく揺さぶりながら、竜はついに絶頂へと達した。 『ガッ、ガッ……ッ、ウゥ、グォオオオオオオッ!!』  鼓膜が破れるかと思うような咆哮が間近で響くのを感じ、ジンクロウは反射的に身を萎縮させた。強張った体の中で、竜のペニスが一瞬だけ体積を増し、次の瞬間には大量の精液がジンクロウの腸内へと流れ込んでいた。 ――ごぼぉおおおおおおおっ!!  射精の勢いも量も、竜の巨体に相応のものであった。巨根が体内で跳ね、叩きつけるような勢いで精液を注がれる。  腸内の奥深くへと吐き出される精液は、肛門から逆流する事もなく、そのままジンクロウの身体の奥深くへと流れ込んでゆく。腹痛を感じるほどに腸内を精液で満たされ、四つん這いに蹲るジンクロウは、まるで妊婦のように腹を膨らませていた。  だが、それでも竜の射精の勢いは衰えない。なおも流れ込んでくる精液は、さらにジンクロウの腸内の奥へと流れ込んでゆく。身体を内側から圧迫されるような感覚だった。拷問の合間にミノタウロスからレイプされていたときと同じである。 「ぐぅっ……、げぇ……ッ!!?」  ジンクロウは不快感に目を見開き、激しく噎せ返りながら胃液を吐き出す。それと同時に、体力の限界もやってきたらしく、身体を小さく痙攣させながら、体液の水溜りの上に倒れこんだ。挿入されたペニスがズルズルと抜け、粘液を纏って卑猥な光沢を放つ竿が露出した。  だが、竜はまだ交尾を中断するつもりは無いらしく、うつ伏せに横たわるジンクロウへと体重を掛けるように身をよせ、再度ペニスを押し込んだ。僅かとはいえ、竜の巨体から来る体重を背中から受け、膨らんだ腹が床に押し付けられる。ジンクロウが苦しげに顔を強張らせ、声にならぬ悲鳴を上げた。 「ぐぅっ、ごぶぇっ……!?」  腹の中に溜まった精液は、栓をされた肛門から漏れ出ることもなく、ついにはジンクロウの消化器を逆流し、その口から溢れ出す。げぼげぼと口から精液を吐きながら、ジンクロウは薄っすらと意識を失ってゆく。竜のピストンが再度彼の体を揺らすが、その衝撃をもってしても彼の意識を引き止める事は出来なかった。 ×××  玩具として竜へと与えられたあの日から、どれだけの日数が経ったか彼に分らなかった。だが、どうやら今まで同じ役目を与えられた中では、最も長持ちしていると、あのドラゴニュートの男に聞かされた。  ジンクロウはその言葉を聞いたとき、もう随分と長く囚われ続けているのだな、とぼんやりと考えたが、特別な感慨を抱く事も無く、いつものように竜のペニスを受け止め、絶頂へと達するばかりであった。  繰り返すうちに、太すぎるペニスによる苦痛さえも、与えられる快感の一環となり、胸の内でくすぶっていた己の使命への想いも、徐々に意識の外へと追いやられていた。  今も彼は、拡がりきった肛門を晒しながら、床の上に横たわっている。その傍には、ドラゴンが巨体を丸めて寝息を立てていた。竜の翼はジンクロウの背を覆うように被せられている。まるで、お気に入りの玩具を抱きかかえて眠る子供のようである。高い知能を持たぬこの竜は、ときおり子供のような仕草を見せた。  そんな竜に体力の限界まで激しく犯され続け、夜は夢すら見る事無く寝るのがいつもの事だ。だが今日は、夜遅くにふと目を覚まし、竜の翼の下でもぞもぞと身体を動かした。腹ばいのまま、そこからゆっくりと這い出す。身体を起こそうと力むと、黒ずみやや脱腸した肛門から、竜の精液が溢れ出した。 「あっ……」  ジンクロウは細く鳴き、身体をビクンと揺らす。拡張され切って女性器のように縦に割れてしまっている、自らの肛門へと手を伸ばした。精液に塗れた肛門は、数本の指を用意に飲み込み、ゆるゆると締め付ける。  艶やかな声がジンクロウの口から漏れた。あれほど激しく犯され、苦しい思いもした筈だが、時間が経てば再度性欲が頭を見たし、我慢する事が出来なくなってしまう。  頭がじんじんと熱を帯びて、思考がぼやけ何も考えられなくなっていく。耳鳴りのように、頭の中に騒がしい音が響いた。誰かの怒号や叫び声が聞こえた気がした。とうとう頭もおかしくなってきたのかも知れないと、ジンクロウは疲れた様子で力なく首を振った。  耳鳴りを押し出してしまおうと、火照った身体へ指での刺激を続ける。敏感な腸内を掻きまわし、ペニスを扱く。耳鳴りは止まらない。こんな刺激では足りない。  ジンクロウは、寝息を立てる竜を見つめた。その股間のスリットから垂れ下がるペニスを、希望を失い空虚な闇をたたえる瞳に映していた。全てを忘れて快楽に打ち震えるには、あれが必要だ。  半開きの嘴から涎が垂れる。狭い鳥篭の中で竜に犯され続ける生活の中で、ジンクロウは新たな役目をを受け入れる事で、壊れそうな心を保っていた。何より、もはや竜による破壊的な性行為でなければ、彼の体を満足させる事は出来ない。  疲れが抜け切っていないからか、上手く立ち上がることが出来ず、ジンクロウは床を這いながら竜の股間を目指した。ようやく竜の下腹部へと辿り着くと、うっとりとした表情で嘴を開き、そのペニスを舐め上げる。 「んっ、くはぁ……」  味わい慣れた精液の味が口内へと広がる。その興奮に、騒がしく頭を駆け抜ける喧騒がいくらか和らいだ。だが、それも一瞬だ。いつか聞いたことのあるような騒ぎ声が、どんどん大きくなって頭の中に響く。 「こんな……、拙者は……ッ」  喧騒を振り払うように首を振りながら、萎えたままの竜のペニスを掴む。勃起していなくとも、肛門で受け入れてしまえばすぐに硬くなる筈だ。指先で肛門を押し広げ、今だ柔らかいままの先端をあてがう。 『グゥゥ……』  ペニスへの刺激に、ドラゴンが小さく鳴いて目を開けた。寝ぼけているのか、ぼんやりとした目付きで周囲を眺め、やがて自分の股間を弄っているジンクロウを見つけた。  こうしてジンクロウが求めてくるのは、もはや竜にとってもいつもの事であった。そういうことならと、竜は荒く鼻息を放つと、ペニスを硬くし始める。肛門を貫きながら勃起してゆくドラゴンのペニスに、ジンクロウは歓喜の声を上げた。  すぐさまそのペニスを根元まで受け入れて見せると、筋肉が衰え幾らか細くなったジンクロウの腹に、はっきりとその形が浮き出ていた。そうして繋がったまま、ドラゴンがふと寝返りを打つ。竜の巨体が仰向けになり、その上にジンクロウが跨っている。所謂騎乗位と呼ばれる体位だった。  ジンクロウはすぐさま体を揺らし、そのペニスを何度も味わい始める。疲れ切って上手く動かなかったはずの足も、このときばかりはジンクロウの上下の動きを助けていた。 「はっ、はっ、あぁっ……」  ジンクロウは体を痙攣させながら腰を振り続けている。その表情が快感に緩んでいた。体中に熱が篭もり、頭がぼうっとして何も考えられなくなっていく。煩いほどの喧騒も耳鳴りも何処かへと消えていき、後に残るのは強烈な快楽と性衝動だけだった。  体を支配する快楽のためなら、他の事など何も気にならなくなってしまう。ジンクロウは興奮を表すかのように、片方だけ残った翼を羽ばたかせ、愛液の染み付いた羽を散らした。  耳に残る喧騒はさらに大きくなり、ついにはこの部屋のドアを蹴破り雪崩れ込んでくるが、今の彼にはどんな轟音であろうと聞こえないのと同じであった。 「……ッ、おい……ッ、……ク……ッ」  誰かが野太い声を張り上げる。だが、それもジンクロウには聞こえない。体内を満たす竜のペニスが思考までも支配していた。より強い快楽を求めて腰を振り続ける。  自らも痛いほどにペニスを勃起させながら、興奮に打ち震え射精する。いくつもの足音が近づいてくるのを感じるが、それに気付く事すらなかった。聞こえているのかも知れないが、もはや性行為以外の事は、今の彼にとって意識の外での出来事である。 「ひぃっ、あぁっ、かっ、そ……うだ……ッ、も、もっと……!」  竜の巨体に跨り腰を上下に振り続けるジンクロウの背後で、鳥篭の入り口が蹴破られた。金属の扉が床に叩きつけられ、辺りに音が響く。だがジンクロウはそれでも行為に集中し続ける。竜も絶頂が近づき激しく腰を振る方へと熱中し、周囲の異変には気付いていなかった。  そもそも、卵の状態で買われてから常に鳥篭の中で過ごしてきたその竜には、警戒心というものが無いらしかった。鳥篭へと進入した者たちの一人が駆け寄ってくるのを警戒する事もなく、それよりもまずはジンクロウの体内へと精液を注ぎ込む事が大事だった。ついに絶頂へと達しながら、竜が咆哮をあげる。 『グォオオオオオオッ!!』 ――ごぼぉおおおおおおっ  竜の雄叫びと共に、腰が浮くほどの凄まじい勢いで、精液が流れ込んでくる。ジンクロウは艶やかに悲鳴を上げながらその射精を受け止め、そして一気に脱力する。全身を包む疲労感に身を任せ、体をぐらりと揺らした。  傾いた体はドラゴンの腹の上から転げ落ち、挿入されたペニスがずるずると引き抜かれ、ぽっかりと開いた肛門から竜の精液が溢れ出した。受身も取れずに床へ叩きつけられる寸前に、駆け寄ってきた一人の大男がジンクロウの体を抱きとめた。 「……あ?」  ジンクロウは気だるげに顔を上げ、自分を抱きとめた相手の顔を眺める。白と黒の毛皮、顔の中心に刻まれた傷跡、とても見覚えのある顔だった。その顔に焦燥と怒りの色を浮かべ、血を浴びたのか衣服に赤い模様が出来ている。  快感の余韻に浸る頭では、自分の仕える王が――ロウエンが兵たちを引き連れ自分を救出してくれたと理解するにも時間が掛かった。やがてそれを理解すると、安堵からかは分らないが、一気に意識が遠のいていくのを感じた。  誰が言ったかは分らないが、気を失う間際に聞こえた「悪夢は終わったんだ」という声が、頭の中で反芻する。彼が次に意識を取り戻したのは、セイランへと向かう船の中、医務室のベッドであった。 ×××  あの悪夢のような日々から助け出されて、既にそれなりの日数が経っていた。弱った体も鍛え直し、程なくすれば再度任務に就くことも出来る筈である。  だが、この頃あのときの夢をよく見るようになっていた。「悪夢は終わった」と、記憶に残る言葉を言い聞かせてみても、彼は今も悪夢に囚われたままであった。  深夜、ロウエンよりあてがわれた部屋のベッドに寝込みながら、ジンクロウは苦しげに呻いていた。抵抗も出来ぬまま体を蹂躙された挙句に、竜の荒々しい交尾で心を削られていく過程を、夢の中で追体験する。 「はっ……、あ……、う……くッ」  やがてジンクロウの体が、布団の中でビクンと跳ねた。全身を包む気だるさを覚えながら、彼は薄っすらと目を開ける。そして、あの悪夢を見たあとに決まって感じる違和感を今も覚え、狼狽した顔つきで体を起こした。  純白の羽毛に覆われた裸体が、するりと布団から抜け出す。以前のようなやつれた様子も無く、均整の取れたしなやかな筋肉が体を覆っていた。  しかし今は、体中の羽毛が寝汗でじっとりと湿り、そしてその股間には、赤黒いペニスがそそり立っていた。そればかりではなく、使い込まれ黒く変色した肛門が大きく口を開け、ヒクヒクと蠢きながら腸液を垂らしている。 「また……か」  ジンクロウは両手で頭を抱え、呻くようにそう言った。あの夢を見るたびに、彼は夢精し、体の疼きに襲われているのだ。射精の余韻がまだ体に残っていた。頭の中では、あの悪夢の中に快楽を見出す自分を嫌悪するが、それと同時に考えたくも無い疑問が浮かんでしまう。 「あれは拙者にとって……、本当に悪夢であったの……だろうか……?」  ベッドに座り込んで頭を抱えながら、そう呟いていた。それが頭から離れない疑問である。それを否定する理由を探そうとするほどに、淫らに喘ぎ続けていた自分の姿が思い起こされる。あれは悪夢だと頭に言い聞かせ、強引に衝動を抑え続けてきたが、夢は日ごとにより鮮明なものとなってゆく。  悩み考え込むほどに、より深みへと堕ちてゆくような感覚であった。ジンクロウはやがて大きな溜息を吐くと、少し頭を冷やす必要があるなと考え、壁に掛けられた簡素な衣を着込むと、部屋を出て行く。夜風に当たれば、火照った体も多少は落ち着くだろう。  扉を抜けると、長い廊下が続いている。玉座へも程近い、御殿の中心近くに彼の部屋はあった。廊下の所々に居る見張りの兵へ会釈すると、ジンクロウは御殿の中心から離れ、風通しの良い庭へと向かう。  月に照らされた庭に出て、夜空を見上げる。数ヶ月に亘る監禁から救出された後、空という当たり前のものを随分と感慨深く感じるようになった。  ジンクロウは満月をその瞳に写して空を見上げながら、胸に手を当てて小さく深呼吸をする。体の火照りを鎮め、疼きを忘れなくては。あの悪夢から、決別しなければならない。  雑念を振り払うべく深呼吸を続け、やがてようやく息も整ってきたかと思えてくると、ジンクロウはようやく気を休めて頭を垂れた。だが、これから自分は耐えられるのだろうかと、不安は尽きない。  深刻な表情を浮かべながら、ジンクロウがその場を去ろうとしていると、聞きなれた寝息が不意に響いた気がした。 「――ッ!?」  ジンクロウがハッとした表情を浮かべ、反射的に耳を澄ます。巨大な生き物の寝息が、確かに聞こえた。落ち着いたはずの性衝動が、再度体に出てしまう。ジンクロウの股間は、衣服の上からも分るほどはっきりと勃起し、肛門がまたヒクつきだす。  その行動を止めたくてたまらなかったが、足が勝手に動いて寝息を辿っているようだった。ジンクロウがふらふらと歩き続け、やがて辿り着いたのは、御殿の外れにある巨大な倉庫だった。  ジンクロウを捕えていた組織を壊滅させた後、その押収品などを保管していた場所だ。その多くは既に処分されていたが、処分のしようも無いものが一つ、今もその中で飼われていた。  ロウエンの配慮でジンクロウには伏せられていたが、姦淫の悦びに染め上げられたジンクロウの心が、まるでそこへと引き寄せられているようであった。  今に限って、倉庫の見張りも居ない。ジンクロウは生唾を飲み込むと、倉庫の扉を開け、その中に入っていく。明かりも無い真っ暗な倉庫の奥に、窮屈そうな檻に閉じ込められた竜の姿を見つけた。  翼の一部を切断されて空を飛ぶことも出来ず、また育てられた環境のせいで警戒心も存在せず、到底野性に返すことは出来ないが、かといって処分するわけにも行かない。 「お……おお……」  檻の中で寝息を立てる竜の姿を見つめながら、ジンクロウは堪えきれぬように声を漏らし、その場に膝を突いた。頭を抱えてその場に蹲り、溢れ出す衝動と理性とのせめぎ合いに、体を震わせている。  だが、やがてはその葛藤も終わったらしい。ジンクロウは発情を露わにした荒い息を漏らしながら、寝息を立てる竜へと向かって歩いていく。目の前に、自分の疼きを晴らしてくれる相手が居る。誰よりも激しく自分を犯してくれる相手が居る。  欲望に負け、体を包む欲情に身を任せるジンクロウの表情は、どこか幸せそうにも見えた。  月が雲に隠れ、倉庫の入り口から差し込んでいた月明かりも遮られる。ジンクロウの姿は暗闇の中に消えていった。 fin.


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