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完落ち雄妊娠ボテ腹状態で尽くしてくれるナサスくん③

前回 https://moke.fanbox.cc/posts/6343646 前〃回 https://moke.fanbox.cc/posts/6273261 それ以前 https://www.pixiv.net/novel/series/10659827  ナサスは、浴室の堅い石床の上で目を覚ます。砂漠の乾いた夜風に湯も冷え切り、熱を失った手足の末端が僅かにしびれるような感覚があった。  変わり果てた弟の獣じみた腰使いに翻弄された体はひどく消耗し、身を起こすことにさえ苦労を感じるほどに疲弊している。  夫の手ずから洗い清めてもらった体も、淫らな体液が乾いてこびりつき、その饐えた雄臭に包まれていた。  もはや超越者としての力の残滓しか残らぬ体の中で、膨れ上がった孕み腹の奥に宿るそれが、ナサスから奪い去った力を見せつけるように力強く脈動している。 「ぬ、あぁ……ッ」  疲弊した体に力を籠めると、ぶぴゅりと汚い音を立てて尻の穴から精液が溢れた。尻の奥で温められ、雄膣から溢れた腸液と混ざり合いながら熟成された淫らな芳香が立ち上る。  ナサスは呻き声とも喘ぎ声ともつかぬ火照った息を漏らしながら、その表情をうっとりと緩め、鼻先をひくひくと震わせた。  今にも消え入りそうな青い魔力の光を揺らめかせて、その瞳が宙を見上げる。気を飛ばすほどの激しい交わりを終えたばかりだというのに、股ぐらへと血液が流れ込み、伏せた体の下で剛直が膨れ上がってゆく。  乾いた口腔に唾液が溢れ、牙の隙間から下顎へと滴る。今すぐ床へと零れ落ちた精液を舐め取り、潤滑に満ちた尻の穴を指で搔き回しながら肉棒を扱き上げたい。  卑しく育て上げられた体の芯で常に燻り続ける衝動を、ナサスはもはや己の力で御することも難しくなっていた。  こみ上げる熱に身を焦がし、身震いひとつするたびに、捲れるほどに口を開けた尻の穴からこぽりと精液が溢れ出る。 「あぁ、貴方様よ……」  込み上げる熱を言葉とともに吐き出すように、甘く震える猫なで声で、ナサスはうっとりと呟いた。  どこまでも貪欲に膨れ続けるこの情欲よりも強いものなど、今となっては一つしか残っていない。  呆けた顔で荒く火照った息を繰り返し漏らしながら、震える手で身を支え、緩慢な動作で体を起こす。 『主様が、その鰐ももう頃間とおっしゃられている』  気を失う間際に聞き取った夫の言葉を思い返しながら、ふらつく足へと必死に力を込めて立ち上がった。  愛する相手のそばへと向かい、片時も離れず寄り添いたいという思いが、欲望へと飲み込まれ流されそうになる意識を杭のように穿ち、不自然なほどの強固さで支えている。  ……ああ、愛しの人は何処へ。無様に気を失った不出来な妻を捨て置き、先に寝ているのか。それとも、気を失う前に聞いた言葉の通り、レネクトンを用いて何か行うべきことがあるのだろうか。  どちらにせよ、夫の役にも立てず気を失っていた己の不甲斐なさに、悔恨の情が溢れてたまらなかった。  男として生を受けながらも、夫の尊い子種で子を孕むという誰もが羨むべき悦びを賜ったというのに、なんと情けのない妻なのか。  ……ああ、早くこの想いの全てをあの方へと伝え、優しく抱いてもらおう。 「ん、ふぅ、ぬぅ……ッ」  どれだけ強く尻の穴へ力を込めても、一歩進むたびに白濁液が漏れだして太ももを伝う。  滴り落ちる淫らな液体を点々と残しながら、ナサスは震える足取りで浴室を去り、夫を追った。  膨れ上がった孕み腹を抱え、鉛のように重たい体を懸命に支えながら、ただその愛しい姿を思い浮かべるだけで、ジャッカルの顔には恍惚とした笑みが浮かび上がっていた。  よろめく体を支えながら屋敷の中を歩き回り、蕩けた頭で思案し夫の行き先を探す必要は無かった。  浴室からの通路を抜け広間へと辿り着くと、今や聞きなれた情けのない悶え声が石壁に反響しナサスへと届く。 『~~~~~~ッッ♡♡』 「そちらに、御座しますか……っ」  かつての荒々しさも雄性も失い、去勢されきった牝の無様な喘ぎ声。獣の咆哮も同然のそれだが、愛する男に抱かれる悦びの色が、鼻につくほど滲んでいるように感じられた。  己の幸福を誇示するか如く浮かれたその声を追って、ナサスは再び歩みを進める。  壁に手をついて体を支えながら、広間と隣接した簡素な厨房へと向かい、棚に置かれたオイルランプを手に取り火をつける。  厨房の隅には、地下の食糧庫へと続く木製の扉があった。ナサスの背丈には届かぬ扉を、背を屈しながら通り、片手に下げたランプで階段を照らす。 『――ッ、――ッ♡♡』  ランプに照らされた石造りの通路の中に、耳障りなほどうるさく獣の嘶きが木霊する。  僅かに顔をしかめながらも、背を丸めながら階段を一つ下るたびに、ナサスは胸が高鳴るのを感じていた。  かつて、誰にも知られることなく夫と月に一度の密会を重ねていた頃の、夫の手に身を委ねるたびに己の中の何かが侵され、蝕まれてゆく不安と葛藤の記憶。  屈辱と羞恥に塗れて歯噛みしながら、その甘さの虜となり腐り落ちてゆくあの思い出。  夫の待つ場所へと向けて、こうして薄暗い階段を下りていると、あの夢のようなひと時に思いを馳せずにはいられなかった。 「はっ、は……っ」  吊り上がった口元から火照った息が漏れ出る。酒樽や、塩漬け肉、乾いた香草の並ぶ棚を横切って、食糧庫のさらに奥へと向かう。  無骨な石壁の中央には、幾重にも板を張り合わせて作られた重々しい扉があった。板をつなぎ合わせる無骨な板金が、ランプの明かりに照らしだされてくすんだ光沢を放っている。  ひやりとした冷たさを感じさせる鉄製の取っ手を握りこみ、力を籠める。かつては軽々と開くことのできたそれだが、今となっては酷くゆっくりと引くことしかできなかった。  重々しく開いた扉の隙間から、室内を埋め尽くす黄金色の輝きが垣間見える。  入り口の脇にある台の上には夫が持ち込んだランプが置かれ、その灯りがこの金庫を彩る財を照らし出していた。  ナサスが国庫から盗み出した宝物を売り払い蓄えた金貨、土地や利権を証明するための書簡、きらびやかな宝飾品の数々。  足がつかぬことを優先したためにこうして夫の手元に残ったのは、国庫に与えた損害のごく一部でしかないが、それでも今や夫はシュリーマ有数の富豪と言って差し支えなかった。  ナサスが超越者としてシュリーマへと尽くし、その献身によって築き上げ勝ち得たもの、人々が尊ぶ無形のそれすらもが、こうして姿を変え、夫の所有物となっている。  ……なんと、誇らしいことであろうか。 「あ゛ッ、お゛ォお゛オォッ、オオォッッ♡♡」  開け放たれた扉の向こうから、その喜びに水を差すように、耳障りなほどに濁った悶え声が響き渡る。  金庫に積み上げられた財に囲まれる中央で、天井から延びる鎖に吊るされた巨体が揺れ、じゅん、ずちゅん、と肉と肉がぶつかり合う音が逃げ場のない密室に反響している。 「……っ」  夫が腰を動かし、その柔らかく丸みを帯びた体が妖艶に揺れる様に、ナサスはうっとりと見惚れていた。  度重なる激しい責めによって今や赤黒く変色したレネクトンの剛直を右手で握りしめ、充血した鈴口へと人差し指を突き入れて射精を封じながら、ピストンを繰り返す。  レネクトンは狂ったように喘ぎ続けながら、射精を伴わぬままに繰り返される絶頂に震え、痙攣と弛緩を繰り返すばかりのありさまとなっていた。 「なんと、もはや……ッ」  弟の成れの果てたる肉塊の無様な姿に、嘲りの言葉を呟きながら、気づけばナサスはランプを床へと置き、空いた手で自らの剛直を握りしめていた。  夫の艶めかしく繊細な腰遣いに責め立てられるレネクトンの姿に自分を重ね、その動きに合わせるが如く手を動かす。  尻の奥に燻る切ない熱が勢いを増し、そこに刻まれた夫の黒魔羅の形を想い、尻の穴が疼いてたまらない。  こぽりと、雄膣へと注がれた精液が音を立てて溢れる。今すぐにでも、この狂おしい疼きを満たしたい。我慢などできない。  溢れ出す先走りの液体がぐちゅぐちゅと音を立てる。縮み上がった玉袋は竿から伝う先走りにぐっしょりと濡れ、せり上がった睾丸の形が浮き出るほどだった。 「はっ、あぁ……っ、ん……っ」  夫の楽しみに水を差さぬようにと声を押し殺しながら、しかし肉棒を扱き上げる卑猥な水音を止めることができない。  夫がレネクトンへと腰を打ち付ける様を食い入るように見つめながら、その黒魔羅で突き上げられたときの快感が脳裏に浮かび上がる。  尻の奥の蕩けるような熱が、脈打つかの如く膨らんでは凪いでを繰り返し、縦に割れた肛門がそれに合わせてきゅうと縮み上がっては弛緩する。 「ぬ、おぉ……ッ」  背筋を駆け上る快感に膝が震え、立っていられない。膝をつき、崩れ落ちそうになる体を左手で支えながら、それでも視線は夫の情事に釘付けとなり、右手は己の肉棒を扱き続けていた。  呆けたように口を開けたまま、激しい手淫の動きで孕み腹を揺らし、床に先走りを撒き散らす。  這いつくばるような姿勢のまま、気づけば夫と体を重ねるときのように尻を突き上げ、腰を揺すっていた。  肉棒を根本から押し上げられるような感覚に腰が震え、いよいよ絶頂が間際に迫るのを感じる。 「はぁ、はぁ、は――ッ」  愛する夫が他の男へと腰を打ち付ける様子を這いつくばりながら卑屈に見上げ、自らを慰める。  まるで弟と立場が入れ替わってしまったかのような惨めさの中で、しかし背筋を伝う快楽に抗うことができない。  立ち上がろうにも膝は震えが収まることはなく、だからといって身を起こすために手淫を中断することもありえない。  悔しげに顰めた瞳を弟の呆けづらへと向けて、睨みつける。 「……っ」  そして、いま一時与えられた至福の時間に酔いしれるレネクトンもまた、惨めに這いつくばる兄へとその視線を向けていた。  壊れたように喘ぎ声を漏らし続けるその大顎に笑みが浮かぶのが、ナサスには確かに感じられた。  ……夫の子種を宿す妻でありながら、妾にも能わぬ畜生に見下される屈辱のさなかで、ナサスはついに達する。 「お、お゛――ッ!」  ――びゅるううううううっ!  手のひらの中に精液が迸る。かつての勢いと量はすでになく、鬼頭に被せた手のひらの指間から、淡く濁った白濁液が滴り、床に広がる先走りの中に溶けてゆく。 「は、はぁ……、あ……ッ」  屈辱と快感が入り交じる中で屈した背を震わせるナサスを背後に、夫が腰の動きを強めてゆく。  眼の前の情事を卑屈に見上げ、自らを慰めることしかできなかったナサスへと見せつけるかのようにピストンは激しさを増し、レネクトンの濁った矯正は一層に強く室内に響いた。 「オ゛ッ、お゛ごッ♡♡ ひっ、あ゛あァあッ!」  レネクトンがその巨体を震わせ、手首に巻きつけられた鎖を打ち鳴らす。両腕が自由であれば、今すぐにでも夫の体を抱きしめていたのだろう。  太く強靭な尾の根本に覗く肛門は、度重なる酷使によって歪に隆起し、爛れたかのごとく不格好に成り果てているが、それでも夫の黒魔羅に突き上げられる歓喜に震えて収縮を繰り返す。  責め苦の痕にまみれた黒々とした剛直もまた、夫の手の中で暴れ狂い、その裏筋には尿道から挿入された夫の人差し指の形が浮き上がっていた。  どれも、妻と認められているからこそナサスには与えられなかったものであったが、しかしレネクトンの恍惚とした表情は、愛する男の手で刻まれた被虐の痕を誇っているかのようにさえ見えた。 「そろそろ子種をくれてやろう、その壊れた尻の穴で目一杯締め付けろ……ッ!」 「――ッ、――ッ♡♡」  夫が吐き捨てるような言葉とともにひときわ強く腰を打ち付ける。レネクトンは股ぐらの剛直を真似るように背を仰け反らせながら、不格好に形の崩れた尻の穴を、言われた通りにきゅうと締め上げ、愛する男の子種を搾り取ろうとしていた。 「そうだ、いいぞ……ッ」  夫が息を荒げて唸りながら腰を震わせると同時に、剛直の先端へと挿し入れた指を動かし、尿道をひっかくようにして内側から裏筋をなでながら、指を引き抜く。 「オ゛ッ、オォォ――ッ♡♡」」  ついに訪れた開放の時に、レネクトンが歓喜の声を上げる。凶悪な鰐の強面は恍惚に染まり、紫に発光する瞳は上を向いて瞼の裏へと隠れた。  ――ごぽおおおおおおおおおっ!  仰け反り天井を仰ぐ大顎から強靭な尻尾の先端までを弓なりに硬直させながら、せき止められていた精液が一気に迸る。  かつても、これからも決してナサスが経験しえぬだろう量の白濁液が、天井へも届かんばかりの勢いで噴き上げ、這いつくばるナサスの額にさえその飛沫が降り落ちるほどであった。 「オ……、ぉ……っ」  数秒に渡って続いた射精の末に、レネクトンはついにその全身を脱力させて崩れ落ちる。  天井から伸びる鎖にすべての体重を預けてぐったりと項垂れながら、火照った息を大顎から漏らしていた。 「……さて」  熱を帯びた息遣いばかりが響く中、絶頂の余韻に呆け胡乱に虚空を見つめるレネクトンを見つめながら、夫が呟く。 「最期にこれだけ可愛がってやったのだから、もう思い残すこともなかろう」  言葉とともに、夫の視線がナサスへと向けられた。くいと顎を動かして、こちらへ来いと命じられる。 「ちがい、ありませぬでしょう……っ」  今や弟とも呼べぬ成れの果てに夫とその主が何をするつもりにせよ、ナサスに許される返答はそれのみだった。 続く


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