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書きかけ:アジールとナサスが達磨にされてセットで飼われて調教されてる

 ――ここに囚われてから、どれだけの時間が過ぎたのだろう。  窓すらもない石造りの牢獄の中では、昼夜の感覚は失われ時の流れを感じ取ることもできなかった。  それでも、こうしてそれを気にすることのできる思考を今も保てていることは、自分が完全に屈した訳ではない証明であろう。  砂塵の皇帝と謳われた古代の超越者――アジールは、僅かに残った自尊心を維持するための言い訳を頭に思い浮かべながら、手足を切り落とされ随分と小さくなった身体を震わせ、随分と輝きの曇った兜の下で、嘴をを大きく開いた。 「はっ、はっ、はっ……」  犬そのものの息遣いが頭上から絶えず聞こえる。生温かい息が吐きかけられる。かつての智慧を失い、ただ色欲だけに濁った双眼が彼を見下ろしていた。  自らの番となる雌へと向けられるその視線を背中で受け止めているだけで、充血し腫れ上がった股間の割れ目に蜜が溢れてゆく。屈辱でしかないはずの行為だったはずなのに、今や彼の肉体はその快楽への期待で満ち溢れていた。  いつしか高鳴り始めた鼓動を落ち着けるよう努めながら、肘の手前ほどまでしかなくなってしまった腕を目の前の犬の腰に添え、先走りを溢れさせる剛直へと舌先を触れさせた。  猛禽類の形質を受け継いだ鋭い嘴でそれを傷つけてしまわぬよう慎重に、丹念に、幾度となく自分を貫いてきた肉棒を舐め回す。恥垢と小便の混ざりあった異臭が鼻腔を満たす。溢れ出す先走りの味が口内に広がる。それを不快だと認識できていたのは、どれほど前であろうか。  むせ返るような雄臭はまるで酒のように彼の思考を蕩かしていた。雄を受け入れるための生殖器としての役目を教え込まれた総排泄孔が、気が狂いそうなほどに疼く。四肢を失った体を芋虫のようにくねらせながら、アジールは粘液を垂れ流す割れ目を床に擦り付けていた。 「くるる、ふぅッ、う……ッ」  長期間に渡る主人からの躾の成果は、今や彼の精神にまでも深く刻み込まれていた。思考を差し挟む隙間もなく、喉からは無意識の内に鳩の鳴き真似声が漏れる。ここに囚われてから、強要し続けられているルールだった。  もう久しく人語は口にしていない。諦観と慣れ、そして快楽が、少しずつ彼の思考を麻痺させていた。いつか来る開放のときまで生き残るための苦渋の選択の一つ一つが、いつの間にか当たり前のものになっていく。アジールは背筋に走る寒気に震えながら、それを思う。いつしか目の間の相手のように、その心の全てを塗り潰されてしまう日が来てしまうのだろうかと、怖くてたまらなかった。  この牢獄から開放されたとき、果たして自分は以前と変わらずにいられるのだろうか。その不安を前にアジールはあえて思考を閉ざし、眼前の情事へと意識を集中する。  ビクビクと痙攣する肉棒から口を離すと、壁にもたれかかる逞しい体へとよじ登る。四肢を失った今、それだけでも大変な苦労を伴う作業だった。  密着した体から、自身と同様に高鳴った鼓動が伝わってくる。今にも射精しそうなほどに高ぶった肉棒が、相手と自分の腹で挟まれて震えている。ああ、はやくこれを受け入れたい。溢れ出す粘液で床を汚しながら、思考が桃色に染まってゆく。  漆黒の獣毛に包まれた汗ばむ胸板に舌を這わせ、ぷっくりと起き上がった乳首を探す。嘴の先でそれを弄ぶように軽く突き、逞しい身体がびくんと跳ねたのを確認した後、今度は舐め上げる。  熱の籠もった身体から立ち上る汗の匂いを胸いっぱいに吸い込みながら、わずかに残った腕を大柄な肩に乗せて、なんとか身体を持ち上げる。相手もまた短くなってしまった腕をアジールの胴体へまわしてくれていた。 「ナサス……」  背後で二匹の情事を見つめる主人には聞こえぬよう、蕩けた表情を浮かべるジャッカルの耳元でぼそりとその名を呟く。  返答はない。彼の頭の中にどれほど人の思考が残っているか、アジールにも分からなかった。もうその心は完全に壊れ、己の名すらも忘れてただ一匹の犬になってしまったのかもしれない。それともまだどこかに、砕かれた心の欠片が残っているのだろうか。 「くるぅ……」  アジールは落胆を覚えながらも、自分が今のナサスへと呼びかける事を許される唯一の声を出す。かつてその鳴き真似を口にするたび感じたような怒りと恥辱の感情は、今や随分と小さくなってしまった。 「わん、わふっ!」  嬉しそうな吠え声が室内に響いた。以前のようなぎこちなさも失われ、随分と上達した鳥の鳴き声へと、ナサスはすぐさま反応する。胸の内に燻る負の感情が霧散し、返事をもらえたことへの喜びがじわりと広がってゆく。従順なペットという立場が、着実に彼の心を侵して始めていた。  曇った兜をナサスが嬉しそうに舐め上げてくる。今のナサスはどうやら兜の下の素顔よりも、兜自体をアジールの顔として認識しているようであった。せっかくなら直接顔を舐めてもらいたいもと感じるが、どうせ四肢を切り落とされたこの体では自力で兜を脱ぐことすらできない。  代わりに、アジールは小さく嘴を開くとそこから舌先を出す。兜を舐め上げるナサスの舌と小さく触れ合うたび、歓喜の感情が胸に湧き上がった。キスなどという犬や鳩には到底相応しくない行動は主人に見咎められてしまうが、これならばこっそり行える。  いつまでもそれを続けていたかったが、ナサスが不満げに鳴きながら腰を揺らし、肉棒を臀部に擦りつけてくる。そうだ、そちらの面倒も見てやらねばならない。この牢獄の中で共に過ごすただ一人の領民が、こうも求めているのだから、王であるならば応えてやらねばならない。  あくまでも、民の求めに応えているだけ。そう自分に言い聞かせるが、その理屈すらも到底現実的とは言えぬものになっていた。自尊心を守るための自己欺瞞を繰り返すうちにアジールの思考も歪み、軋み、異常をきたしていた。 「クルル、クルルルル……ッ」  雄を満足させるための器官と化した総排泄孔でナサスの剛直を受け入れるべく腰を持ち上げる。今の身体ではそれすらも苦労するが、肉棒に手を添えて向かうべき穴へ導くこともできないのだから、その動きも一回では済まない。  まだ挿入もされぬうちからカクカクと腰を揺すり始めるナサスに翻弄され、肉棒が割れ目をかすめるたびに身体がびくんと震えてしまう。挿入すらもままならず不様に腰を振り続ける畜生共へと堕ちた姿こそが、自分たちをこうして囚え続ける主人を楽しませる見世物だと理解しながら、その行為を中断することができない。  焦らされるように何度も入り口だけを刺激され、盛り上がった淫肉がヒクヒクと痙攣する。溢れ出す蜜がナサスの股間へと垂れ落ち、濡らしてゆく。立ち昇る濃厚な雌の匂いにナサスはいよいよ興奮を強めがむしゃらに腰を振っていた。はちきれんばかりの肉棒の下では、自身の先走りとアジールの割れ目から垂れる粘液でてらてらと濡れた玉袋が淫靡な光沢を帯びている。  玉袋はキュッと締まり、睾丸がせり上がり、下手をすれば挿入の前に射精してしまいかねぬ様子だ。アジールは息を荒げながら幾度も腰を上げ、ナサスの動きに合わせようと苦心し続け、その不様な腰振りが幾度行われたかすら分からなくなるほど繰り返して、ようやく二匹の体は交合を果たす。 「ワオッ、ォォオンッ!」  温かく柔らかな肉鞘で自身を包み込まれながら、ナサスは吠え声を上げる。大きく開いた口から舌が垂れ、ぼたぼたと唾液がこぼれ落ちる。先程までと同様の乱暴な腰つきで一回、二回、とアジールの最奥を突き上げ、そして三回目には絶頂へと達していた。 「あぁぁ――ッ!」  主人に定められたルールすら忘れ、アジールの喉から喘ぎ声が溢れた。ナサスのための形を刻み込まれた雌穴の最奥に、熱い液体が溢れている。腰に力が入らない。ゾクゾクとした痺れが背筋を駆け登る。  奥深くを貫く肉棒が震えるたび、熟した果実のように色付いた恥部がじぃんと疼き、それと連動して頭蓋の中に電流が走る。見開いた瞳の中でチカチカと光が明滅するような感覚が走った。  焦らされた時間が長かっただけにナサスの射精量も大量であった。もしも自分が雌であれば確実に孕んでいただろう、などという考えさえ思い浮かぶほどに、アジールの持つただ一つの雌穴を白濁が満たしていた。 「あっ、あぁっ、ひぃあ……ッ」  射精を終えても硬さを維持したままの肉棒が、再びアジールの腹の中を掻き回す。ナサスの拙い腰振りで孔に満ちた精液がかき混ぜられる。肉棒では届くはずのない腸内の奥の奥へと、熱い液体が流れ込んでくる。  もはや彼の頭から理屈は消え失せていた。淫らに喘ぎ、ナサスの腰使いに合わせて身体を揺する。肉棒を咥え込んで離すまいと吸い付く熟れた肉壷は、ピストンのたび下品にめくれ上がって流し込まれた精液をぶぴゅぶぴゅとこぼしている。  気が狂ってしまいそうだった。いや、今この瞬間彼は色に狂っていた。手足をもがれ、終わりの見えぬ屈辱と恥辱の日々の中、心を失い獣と成り果てた同胞へと依存することで耐え続けてきたが、その相手から与えられる快楽は容易にアジールの心を侵し、染め上げていた。  口を大きく開き舌を垂らしながら、「はっ、はっ」と犬そのものの息遣いを繰り返すナサスを見つめながら、アジールは胸の内から溢れ出す肉の衝動に酔いしれる。依存心はいつしか彼の胸の内で変質し、恋慕の情にも似た歪な執着心を形作っていた。  ああ、求められている。こんなにも、求められている。闇雲に身体を貪られ、自分たちの手足を奪い尊厳を奪った相手を楽しませるための見世物にされながら、彼はただナサスに求められる悦びに打ち震えていた。それが心の伴わぬただの欲望なのだという事実には目を背け、さも想いの通じ合った情事のように喘ぎ散らす。強引に押し付けられたはずの雌としての役目が今や彼の思考の根幹を侵していた。あれほど胸に渦巻いていた憤怒も復讐心さえも薄れてゆく。 「――ッ」  段々とアジールの震えが小刻みなものになっていた。開いた嘴の奥から、かひゅうと掠れた息遣いが漏れる。結合部の疼きが最高潮へと高まって、腰が浮き上がるような浮遊感が広がってゆく。限界以上に膨らんだ風船へと更に空気が流し込まれていくような感覚。  幾度となく繰り返した行為の中でも、とびきりの絶頂がすぐそこへと迫っていた。丹念に雌の快楽を教え込まれ続けてきた孔が、雄を満足させ自らも雄を貪るための色狂いのそれへと開花しようとしている。湧き上がる僅かばかりの恐怖とそれを遥かに上回る期待、そして多幸感。怒りも憎しみも、その圧倒的な充足感の前では吹けば消える淡い想いに過ぎない。  こうやって教え込まれねば生涯知ることのなかったであろう雌の悦びに打ち震えながら、短くなってしまった腕でできる精一杯の包容をし、ナサスのたくましい肉体へと自分の体を押し付ける。耳元に響き続ける犬の鳴き声も、言葉を失ったナサスの精一杯の愛情表現とさえ思えた。 「あっ、な、ナサスよ……ッ、我が胎は、そちのモノよ、さあ、果てるが良い――ッ」  どれほど滑稽な自己満足であろうと、彼の頭の中では想いは通じていた。掠れた声でナサスへと呼びかけながら、彼は腹の中で震える肉棒を思い切り締め付ける。その形がはっきり感じられた。細身の身体が弓なりに反り、腰が痙攣する。 「あぁぁぁぁっ!」  牢獄の中にアジールの悲鳴とも嬌声ともつかぬ声が響く。既に一度目の射精で満たされていた肉孔は、ナサスの二度目の射精と彼自身の絶頂によって膨張していく。結合部から白濁の粘液が溢れ出し、アジールの腹部は微かな丸みを帯びていた。  全身の力が抜け、ナサスの胸板へともたれかかる。脱力しながらも、絶頂の残滓が背筋を伝うたびに、身体が小さく痙攣していた。  頭の奥で未だ光が明滅している。途方もない衝撃の余韻に身体が動かない。何も考えることができず、ただただ胸に満ちる感情を噛み締めていた。二匹の様子を眺めていた主人が立ち上がったことにも、つかつかと歩み寄ってくることへも、気づくことなどできないままに。  呆けたように脱力する彼を現実へと引き戻したのは、脇腹へと叩き込まれた衝撃だった。

Comments

わーい!さるエロ絵を見ていたら居ても立ってもいられなくて手を付けてしまいました。元の二人を知ってるからこそ興奮がパないですよね。シュリーマ組はけしからんぜ……。 最近イン率低下気味だけど、lol仲間いつでも募集してるんで、良かったらそのうち一緒に遊びましょうぜ

もけ

達磨にされた二匹の行く末が凄く気になります! 知性をなくした獣と夢現で蕩ける皇帝 普段の二人からは考えられないほど堕ちてる感じでいいですね! まだご主人の言いつけを破ってしまうペットへの躾、想像するだけでワクワクです

犬マローと


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