寄稿物:シャイニ○グ・ウインドジンクロウが監禁陵辱調教される話①
Added 2018-07-30 09:55:13 +0000 UTC薄暗い部屋の中から、生々しい音が聞こえた。握り拳を体にめり込ませるときの音である。それと同時に、腹の底から無理矢理に搾り出されたような、弱々しい呻き声が室内に響く。殴打の音は、その後も数回にわたり室内に響いていた。 「そろそろ、何か言う気になったか?」 野太く下品な声が、そう語りかける。声の主は、茶色い毛皮に身を包むミノタウロスの男だった。 そしてその質問を向けられたのは、カラスのような外見をしながらも白い羽毛に身を包む鳥人の男――ジンクロウ。彼は質問に対し答えようとする様子も見せず、ただ押し黙っていた。拷問官の質問に応じる気などない。 捕えられたその日から変わらぬ彼の態度に、ミノタウロスは機嫌を悪くしたらしく、今度はジンクロウの横面へと向けて、その大きな拳を叩き付けた。 「……かっ、は……ッ」 掠れた呻き声が漏れる。彼の両手首を拘束し、天井から吊り下げている鎖がガチャガチャと音を立てる。ジンクロウの体は拳を叩きつけられた勢いのまま、サンドバッグのように揺れた。 慣性に任せた動きに翻弄されながらジンクロウが小さく咳き込むと、僅かな血が嘴の端から垂れ、その胸元の羽毛を汚した。全身を包む純白の羽は、元は美しかったのだろうが、今は所々に血の染みが浮かび上がり、捕まってからと言うもの水浴びさえろくにする事はできず、全体的に黄ばんだ色合いになっていた。加えて、失った左翼を補う鋼の翼は既に奪われ、至る所に暗器を仕込んだ忍装束も剥ぎ取られ、薄汚れた裸体を晒している。 「今日もだんまりか。まあ、俺にしちゃそれはそれで構わねーけどさ」 ミノタウロスがそう呟きながら、ジンクロウを殴る直前とは打って変わった上機嫌な声色で言った。ジンクロウの後頭部の羽毛を掴み、その体を背後から引っ張る。自らの固い胸板へとジンクロウの背を押し付け、彼の尻の辺りに自分の股間を擦り付ける。 ミノタウロスが唯一身に付けている簡素なズボンの中で、その並外れた大きさのペニスが勃起し始めていた。これから何をされるか、ジンクロウにも分かりきった事であるが、怪力を誇るミノタウロスに抵抗できるような体力は、今の彼には残っていない。 見えずとも、背後からズボンを下ろす音が聞こえ、ジンクロウの目が嫌悪に引き攣る。尻の割れめを押し開くように、熱く滾ったペニスがあてがわれ、小さな穴へと強引に押し付けられた。 ペニスに押されて前へ逃げそうになるジンクロウの体を押さえつけるように、ミノタウロスの太い手が下腹部の辺りへと伸ばされた。その手はするすると股間までをなぞり、鳥人や竜人などに見られる、ペニスを収納したスリットへと挿入された。 その穴に指を引っ掛けてジンクロウの腰を押さえつけながら、腰を前後に振り硬く閉じた肛門を強引に貫く。 「――がっ、……あぁっ、ぐぅ……ッ!!」 様々な苦痛の伴う拷問へと耐えてきたジンクロウであるが、慣らしもせず濡れてもいない肛門へと、子供の腕ほどもある巨根を強引に突き入れられるのは、やはり耐え切れる種類の痛みではないらしい。 痛みに呻き声を漏れる。ミノタウロスの手で弄ばれるスリットから黄色い液体がこぼれ落ち、太股を伝い脚の羽毛に染みを作る。体を内側から圧迫された事が原因の、不可抗力のような失禁であるが、ジンクロウにすればかなりの屈辱らしく、苦痛と怒りがない交ぜになった表情に、ふと弱気な色さえも見え隠れする。もっとも、その弱気な表情は、すぐに取り繕われ、その顔には反抗心しか読み取れなくなっていく。それに、今のミノタウロスはジンクロウの仕草などは見ていなかった。 「鳥人は脆い奴ばかりだが、お前は本当に丈夫だな」 激しいピストンでジンクロウの体を突き上げながら、ミノタウロスがそう呟く。事実、筋骨隆々たる巨躯を持ったミノタウロスと違い、ジンクロウの体は細くしなやかで、二人の対格差は、人間の場合の大男と細い女性のそれ以上である。 ともすれば、容易に壊れてしまいそうに思えるジンクロウの体は、ミノタウロスの巨躯から繰り出される拳に何発も耐え、毎日のように体力の限界まで行われる拷問の中、壊れずにいる。ミノタウロスの巨根によって、強引に貫かれる肛門も、血を流しこそすれ、壊れて締まりを失うような事もない。任務のため鍛えたその体は、このミノタウロスのていのいい玩具として扱われていた。 ――ずっ、ずっ、 ミノタウロスが大きく腰を動かし、ジンクロウの肛門へとその巨根が何度も突き入れられる。ペニスが根元まで挿入されるたび、綺麗に割れた腹筋へとその形が浮かび上がっていた。内臓を内側から圧迫される違和感に、激しい吐き気を感じ、ジンクロウは噎せ返りながら体を痙攣させる。 ゲホゲホと何度も咳き込みながら、ジンクロウは力なく嘴を開き、その端から涎を零す。同時にミノタウロスは、体の痙攣に合わせて心地良くペニスを締め付ける肛門に、より興奮を昂らせていく。 「ちと早ぇが、いつものくれてやるよ……ッ」 激しい苦痛と嫌悪感に思考を滞らせながらも、ジンクロウはその言葉を聞き取った。彼は諦めを含んだ悩ましげな目付きを浮かべると、『またか……』と胸のうちで呟いた。 ミノタウロスはジンクロウの股間のスリットから指を抜き、そのゴツゴツとした太い手を彼のみぞおちへと運ぶ。ミノタウロスの二の腕の筋肉が震えた。その手に力が込められ、次の瞬間にはジンクロウの腹へと拳がめり込んでいた。嘴がいっぱいに開かれ、胃液が僅かに逆流する。 「おおっ……」 ジンクロウの震えは、彼の腸内を蹂躙するペニスへと伝わり、ミノタウロスが腰を震わせながら恍惚とした声を漏らした。熱くペニスを締め付ける肛門がビクビク痙攣し、その射精を促している。 ミノタウロスは、今度はその腕を振り上げ、ジンクロウの鳩尾へと叩き付けた。先ほどよりも激しい衝撃に、ジンクロウの体が大きく震える。腸内の刺激によって、すでに絶頂間近へと上り詰めていたミノタウロスは、背後からジンクロウの頭を掴んでいた手をその首へと回し、彼の体を強く抱き寄せながら射精を行った。 ――どびゅうっ、びゅるううっ、びゅう!! 「っ、……ぐっ、――ッ!?」 太いペニスから、ホースで放水するかのような勢いで精液が注ぎ込まれる。腸内を精液で満たされ、体内を埋め尽くそうとする更なる圧迫感に、ついに彼は白目を剥いていた。ミノタウロスの巨根で栓をされた肛門から精液が漏れ出る余地などなく、ジンクロウの腹は注ぎ込まれたそれによって僅かに膨らんでいる。 ミノタウロスが大きく息を吐きながら、ジンクロウの体を押さえつける手を離した。ずるりと半勃ち状態のペニスを引き抜くと、血が混じりピンク色になった精液がジンクロウの肛門から溢れ出す。 精液を垂れ流す半開きの肛門は、中々閉じる気配を見せない。ジンクロウの顔を見ると、大きく開いた嘴から舌を垂らし気絶していた。 「ちっ、今日は一回で気絶か」 天井から吊り下げられたジンクロウへと、意識を確認するようにボディブローを放つが、腸内に溜まった精液が肛門から一気に噴出しただけで、ジンクロウをより深い眠りにつける結果にしかならなかった。 残念だが、今日の拷問はこの程度で終わりにした方が良さそうだ。ミノタウロスは詰まらなさそうに舌打ちをすると、ジンクロウの体を引き摺り、牢屋へと向けて歩き始める。引き摺られながら、ジンクロウの白い羽は床の汚れを広い、よりみすぼらしい色に成り下がってゆく。 血と埃に汚れた彼の体は、饐えた匂いを放つ石造りの牢屋へと投げ込まれ、床の上に横たわり気を失う彼を残し、鉄格子の扉が音を立てて閉じた。 ××× 石造りの冷たく硬い床の上で、ジンクロウは薄っすらと目を明けた。体を包む疲労感のせいか、意識を覚醒させた後もしばらくの間、満足に動く事もできなかった。 捕まったばかりの頃は、酷い拷問を受けたとしても気を失う事無く耐えていられたが、最近では拷問を受けながら意識を失う事が多くなっていた。目を覚ました後も、ダメージの抜け切らぬ体が悲鳴を上げている。痛みに屈する事の無い精神力を持っていても、体がそれに耐えられる訳ではなかった。彼の体はよく持ち堪えているが、限界は遠くない。 自分でもそれを感じるのか、ジンクロウはこみ上げる恐怖を振り払うように、小さく首を振った。深く息を吸う。痛みを感じるほどに喉が渇いていた。ジンクロウは気だるそうに首を動かし、部屋の端に置かれた金属の器を見る。日に一度、粗末な食事と共に、その器に水が注がれる。今日はジンクロウが気絶していたせいか、食事は用意されていなかったが、器の中には濁った水が入っている。 あの拷問官がしているのか、差し出される水にはいつも、精液や小便を混ぜ込まれていた。食事も同様の下卑た嫌がらせに利用される事が多い。なにも与えられず餓死させられるよりはマシだろうが、気が進まないのも確かであった。 「しか……た、ない……」 小さく呟くと再度喉が痛む。とても喉が渇いていた。 気を失う直前に受けた陵辱のせいか、腰が抜けて立ち上がることができず、ジンクロウは床を這うようにして進む。ずっと掃除をされていないらしく、据えた異臭を放つ床に羽毛を擦り付けるのは嫌だが、度重なる拷問と陵辱を受け、この牢屋に閉じ込められるうち、ジンクロウ自身の体も同じ臭気を放つようになっていた。 予想以上に消耗は激しく、体が重い。右手の爪を石畳の継ぎ目に引っ掛け、体を引っ張ろうとすると、力を込めた指にズキリと痛みが走った。 「うぅ……ッ!?」 激痛を放つ右手を抱え込むようにしながら、ジンクロウが低く呻いた。たまらない不安感に襲われながらも、その右手を顔の前に持ってくる。彼は再度呻いていた。親指と中指を残して、右手の指があらぬ方向に曲がっている。 お楽しみの途中で気絶された事に対する腹いせであろうか、ジンクロウは狼狽を露わにした表情で、その手を見ていた。ろくな処置も行えない今の状況で指を折られるということは、場合によってはまともに武器も握れなくなる恐れと直結していた。 ジンクロウは焦りから冷や汗を流し、羽毛を湿らせるが、すぐに指への応急処置を開始する。彼は役柄上、単独行動も多く、簡単な応急処置程度の知識は持っていた。それでも適切に治るかは、五分と五分だろう。 あらぬ方向に曲がった指を、元の向きへと直してゆく。折れた指を動かすには激痛を伴ったが、向きがおかしなまま治り始めれば、武器を掴むどころかまともに指を曲げる事ができなくなる可能性もあった。 牢屋の中に掠れた呻き声を響かせながらも、ジンクロウは何とか処置を完了し、それと同時に、またも意識を失っていた。体を休めるどころか、さらに体力を消費したこともあり、彼は丸一日もの間そうして床に横たわっていた。 そうして気を失ったまま半日ほどが過ぎた頃、牢屋の扉が開き、薄汚れた姿を晒す彼へと歩み寄る者が居たが、ジンクロウは意識を取り戻す事無く、部屋から連れ出されていった。以前は睡眠中であっても神経を研ぎ澄まし、歩み寄るものがいれば即座に対応する事が出来たが、消耗し切った体ではそれは適わない。 さらに半日が過ぎジンクロウが目を覚ましたとき、そこはかつて彼が居た息苦しい牢屋ではなく、心地良い芳香の漂うベッドの上であった。 ジンクロウは環境の変化に戸惑うような表情を浮かべながら、首を動かして周囲を眺める。気を失うまで自分が居た、薄汚れた牢獄とは何もかも違っていた。あまりにも違いすぎていて、夢かと思ってしまうほどである。 ベッドの上に横たわる体から汚れは洗い落とされ、以前と同様の白い羽毛に包まれている。右手の指や、体の所々には包帯が巻かれ、痛みもある程度引いていた。体の負傷に対して適切な処置が行われたようである。変わらない事といえば、彼が未だ全裸にされたまま、無防備な姿を晒している事だけだ。 それが夢ではないと分かると、次に彼は、もしかすると自分は救出されたのではと言う考えに至る。この急激な環境の変化を見れば、気絶している間に救出されたという考えも現実味を帯びるが、しかしその考えはどうやら間違っていた。 部屋に一つだけの扉の向こうから、床を踏みしめる靴音が聞こえる。ジンクロウは体を強張らせながら、靴音が止まり扉が開く様子を食い入るように見つめた。 入ってきたのは、ジンクロウより一回り小さな身長のフォックスリングの男だった。文字通りキツネ色の毛皮を持ち、質の良い衣服に身を包んでいる。身なりこそ上等であるが、どこか陰湿でいやらしい目付きをしていた。信用できない。ジンクロウは警戒した様子で相手を睨みつける。 「おや、起きていたのか。聞いたとおり丈夫だな」 ジンクロウの視線など意にも介さぬ態度でキツネが呟いた。単純に感心した様子で、機嫌良く鼻を鳴らし、「これならすぐにでも始められそうだ」と続ける。ジンクロウの表情がいっそう険しく変わった。救出などされてはいない。これから再度尋問が始められるのだと確信する。 「あの男から、聞き及んでおるのだろう……。拙者は、何をされようが口など割らぬ……ッ」 まだ少し喉が痛んだ。ジンクロウは多少掠れてはいるが、聞き取るには問題のない程度の声で、そう述べる。あの苦しい拷問にすら耐え続けていたのだ。今後それが続いたとしても、命を落としたとしても口を割らぬ自信があった。 実際に相手も、痛みでジンクロウを陥落させる事を諦めていた。だからこそ、あのミノタウロスの拷問官の代わりに、このフォックスリングの男がジンクロウのところへ来たのだ。 キツネは、決意を見せ付けるジンクロウを鼻で笑って見せると、消耗し力も入らない彼の腕を縄で縛り上げ、ベッドの金具へと固定する。拷問を受けるときと同じように、抵抗を許されぬよう拘束され、ジンクロウの体が強張る。 だが、拷問のときのように、拘束された体を力任せに殴られる事もなければ、激しい鞭打ちも、針で体の各部を貫かれるような事も無い。寧ろ強張った体を解き解すように、キツネの手が優しくジンクロウの体を這った。捕まって以来、常に暴力に晒されていた体は、その撫でるような手つきを心地良く感じてしまう。 引き締まった太股や、胸や腹の筋肉の溝を、愛撫のような手つきで羽毛の上から撫でられる。くすぐったいような、微妙な感覚は、ともすれば快楽へ繋がる種類のものであろうが、その愛撫を受けるジンクロウは、忌々しげな表情を浮かべながらキツネを睨みつけていた。両手を拘束され、抵抗しえぬ状況で体を好きにされるという意味では、あのミノタウロスに受けた拷問とそう変わりは無い。 キツネはふとジンクロウの方を向くと、その反抗的な表情を見て小さな溜息を吐いた。せめて戸惑うぐらいはしてくれた方が可愛げもあるのにと、詰まらなさそうに口元をとがらせる。 この手の愛撫で喘がせるのは、もっと後になってからでないと駄目なようだ。ならば直接的な快感を与えるしかない。キツネは小さく舌なめずりをすると、ジンクロウの胸を撫でていた手を、彼の下腹部へと持っていく。ジンクロウは足を閉じて抵抗しようとするが、股間へと強引に手が伸ばされる。閉じたスリットの表面を、いやらしい手つきで撫で上げた。 「く……ッ」 ジンクロウは表情をさらに険しくさせながらも、性感帯を撫でる絶妙な手つきに、小さな声を漏らした。嘴から零れ落ちたのは、蚊の鳴くような細い声であったが、痛みに呻くときとは比べ物にならない屈辱感を覚える。 「まあ、捕まってからは自慰すら出来なかったろうし、多少敏感になってても仕方ないだろうねぇ」 スリットの入り口に指の先を挿れ、小刻みに動かしながらキツネが話す。ごく小さなものだが、確実に発せられている快感に、ジンクロウの表情には微かな羞恥が浮かんでいた。キツネは、その微妙な表情の変化を読み取ってほくそ笑む。 ジンクロウは誇りと実直さゆえ、痛みに耐え拷問を乗り切ってこれたのだろうが、そういった感情があるからこそ、こうして敵の手によって淫らにされていく自分との間に矛盾が起きる。この勇ましくも精悍な男が淫らに腰を振る様を想像し、キツネの履くズボンの股間部分が盛り上がった。 そうなるように、自分が導いてやろう。キツネは口元を吊り上げながらベッドの上へ登ると、ジンクロウの脚を力任せに開き、その股間で僅かに口を開け、白い羽毛の中心に肉の色を見せるスリットへとむしゃぶりついた。 「んん、じゅうぅ、はふぅ、んむぅ……」 イヌ科の大きな口を一杯に開き、ジンクロウの股間をくわえ込むと、そのスリットへと舌を捻じ込んで淫らな水音を発する。萎えた状態でスリットの中に収納されているペニスへと舌を這わせ、ディープキスをするかのように絡ませる。 「はっ……、やめ……ッ、ろ!」 ジンクロウが放つ制止の声には、どこか余裕が薄く感じられた。密着する腰も悩ましげに震え、キツネの熟練した舌使いに否定し得ぬ快感を感じていることは確かのようだ。舌の刺激を受け、ジンクロウのペニスは少しずつ勃起し始める。頭で抵抗しようにも、長らく性欲を意識できる状況にすらなかった反動か、体の反応が止まる気配を見せない。 痛みを受けるときとは違う、抵抗しえぬ体の反応に、ジンクロウの表情には反抗心に混じって、戸惑いの色が見え始めていた。敵の、それも男に股間を舐められ、苦痛ではなく快楽の感情が先に立ってしまう。あのミノタウロスによって受けた陵辱よりも、さらに屈辱的な事であった。 「ん、……ふはぁ、これは中々の大きさ」 キツネがジンクロウの股間から口を離すと、そこには硬く勃起した彼のペニスが姿を現している。ジンクロウは表情を強張らせながら、自分の股間を見つめていた。 そり立つペニスにほお擦りをして見せながら、キツネはジンクロウへ向けていやらしく笑みを作り、そしてペニスを再度口に含む。 イヌ科の長いマズルで咥えこみ、そのまま顔を前後に動かす。フェラチオも手馴れた様子であったが、同時に彼の動作の一つ一つが性行為のいやらしさを強調するように、官能的であった。そうまで徹底した仕草は、ジンクロウにとっては見るに耐えない光景だったのか、彼はついに呻きながら顔を背けてしまった。 拷問に対しては絶えず抵抗を見せていられたが、淫らな刺激は体の内側からジンクロウを追い詰める。それを受け入れる事への嫌悪感が強いほど、確実に体を侵してゆく快感に焦燥感を抱くのだ。 「ッ……、う……、くっ」 きつく閉じた嘴から、堪えきれぬ声が漏れ出る。どんなに我慢しようとしても、快感が蓄積されるほどに息は荒くなり、漏れる声もより湿った官能的なものになってゆく。腹を殴られれば肺に溜まった息が口から押し出されるように、キツネの的確な責めは抗えぬ力をもってジンクロウを喘がせる。 彼の体が小刻みに震えるのを感じながら、キツネは『そろそろだ』と頭の中で呟いた。ジンクロウの太股を押さえつけていた右手を、彼の肛門へと運ぶ。脚を押さえ込む力がなくなっても、今の彼はそれどころではないようで、脚を閉じるような抵抗もなく、キツネの愛撫に身を震わせていた。 想像以上の感度を見せるジンクロウの体に興奮を強め、口の中に溢れる先走りの味わいに舌鼓を打ちながら、キツネは右手の人差し指で、ジンクロウの肛門をそっと撫でる。拷問官のミノタウロスが、己の性処理のため、その巨根で何度も貫いたせいか、少し黒ずんで使い込まれた様子に見られる。 「――あ……ッ!?」 ペニスへの刺激だけでも精一杯だというのに、また新たな刺激が加えられ、ジンクロウは思わず嘴を開き小さく声を漏らす。慌てて嘴を閉じるが、その表情に占める羞恥の割合が、また多くなっていた。 肛門の表面に指の腹を押し付けて、くすぐったいような刺激を与えジンクロウを喘がせては、力を抜いてを繰り返す。まだ肛門を開発されていないのだから、いきなり挿入しては異物感に興奮が萎えてしまうと思っての、小刻みな刺激であった。 そしてそれは上手く行ったようで、ジンクロウの表情にはますます焦燥感が見え始めえていた。もうすぐ絶頂へと達してしまいそうなのだ。彼の反応からそれを感じ取ったキツネは、一旦ペニスから口を離し、先走りと唾液に濡れた口元の毛皮を、官能的な仕草で舐め取った。 「そんなに感じてくれているようで、嬉しい限りだ」 そう言ってにんまりと笑みを作りながら、ビクビク震えて先走りを溢れさせるペニスの先端を、指先でグリグリ刺激し始める。最も敏感な部分への重点的な責めは、限界ギリギリまで追い詰められたジンクロウを、そのままの勢いで絶頂へと誘うには充分すぎた。 「はぁ……ッ、あ!?」 ――びゅるうううっ! ジンクロウの背がビクンと震え、大きく反る。久しく味わっていなかった絶頂の快感に、彼は無意識に恍惚とした表情を浮かべ、絶頂感へ身を委ねていた。 ひたすら続く拷問の中で、ジンクロウは絶えず気を張り詰めていたのだ。一瞬の恍惚がもたらした効果は大きかった。その一瞬だけは全てを忘れ、安らいでいたのである。 だが、絶頂が過ぎ去った後の反動もそれだけ大きいということだ。 射精を終え、自分の腹に残る白濁色の液体を見つめながら、彼の思考は急速に冷めてゆく。良いように弄ばれ絶頂へと導かれてしまった事実。そしてその快感に一瞬とはいえ身を委ねてしまった事実。拷問にさえ耐えてきた彼の自身を、根底から否定するようなものであった。 一瞬の安堵の直後に待っていたのは、どうしようもない無力感と、自分へと向けられる嫌悪感であった。ジンクロウは放心したように宙を見つめた。その瞳に薄く涙が溜まるが、その涙を零す事だけは、何とか踏みとどまっていたようだ。 「これぐらいで満足してるなよ? もっと気持ちよくしてあげるからさ」 しかし、相手はそんなジンクロウへと配慮などしてくれはしない。寧ろ、ジンクロウが心理的にダメージを受けたからこそ、追い討ちをかけるように次の責めに移っていた。キツネが彼の腰に手を回して持ち上げ、所謂ちんぐり返しの姿勢を取らせる。その体勢でペニスを口に含んで尿道に残った精液までも吸出し、そしてさっきまで指で刺激していたアナルへと、先走りと唾液と精液の混ざった粘液を舌で塗りたくる。 もはや喘ぎ声を嘴の中にとどめる事も出来ず、肛門を舐め上げる舌の動きに翻弄されながら、この行為もミノタウロスから受けたものと同様に、これも拷問であるのだと今さらながらに気付く。肉体ではなく、精神を甚振るという違いだけだ。 ジンクロウも、さすがと言うべきであろう。それを意識すると同時に、拷問の時と同じように覚悟を決めていた。例え死のうが口を割らぬと誓ったあの時のように、どんな羞恥を味わう事になったとしても、耐え続けると心に誓う。 だが、このとき彼は誤算をしていた。拷問よりも深く、ジンクロウの体に消えぬ刻印を残そうと言うこの責め苦の本質に気付くのは、まだ後であった。 「あっ、あ……!」 再度ジンクロウの背が震える。刺激によって緩んだ肛門を、キツネの舌が通過する。イヌ科の長い舌が直腸へと挿入され、内側を嘗め回していた。初めて味わう感触に耐える事が出来ず、腰や背を震わせながら、大きく開かれた嘴から断続的な嬌声を発する。 それと同時に、ペニスへの責めも再開していた。射精の直後はペニスも萎えていたが、舌で肛門を刺激されるうちに再度勃起し、今ではまた先走りを垂らしている。キツネはジンクロウの腹に付着した精液を手の平で拭い、それをローション代わりにペニスを激しく扱いていた。 先ほどよりもさらに激しく強い快感を受け、ジンクロウは悶えながらも、キツネの責めから逃れようと腰を捻る。逃れようとしての行動であるが、まるで快楽を求めいやらしく腰を振っているかのような光景であった。 キツネはジンクロウを逃がさぬよう、腕をその腰に絡ませ、がっちりと固定している。寧ろ逃れようと腰を捻る事で、変則的な刺激が訪れて彼をより追い詰めた。 そしてその激しい責めに屈し、ジンクロウは二度目の絶頂へと達してしまう。ジンクロウのペニスがビクビクと震え大きさを増す。キツネはそれを感じると、狙いを定めるように、ペニスの先端をジンクロウの顔へと向けた。 ――びゅくうぅぅっ! 「はぁッ……! ……あ?」 ペニスから発射された精液は、キツネの狙い通りにジンクロウの顔へと命中した。額や右の瞼、そして嘴を精液が濡らす。嘴から口内へと精液が垂れ落ち、青臭い味わいが感じられた。 連続して訪れた絶頂に、ジンクロウは胸を激しく上下させ、頭を満たす絶頂の余韻に浸っている様子だ。一度目と違い、すぐに現実へ引き戻される事はなかった。肛門からキツネの舌が引き抜かれ、小さく喘ぎながら、腰がぶるんと震える。 「いい感じに蕩けてるな。この分なら尻の方も楽に仕込めそうだ」 「……?」 キツネがジンクロウの腰をベッドへと下ろしながら呟く。未だ射精の余韻に浸るジンクロウは、小さな呟きを上手く聴き取れなかったようで、きょとんとした表情を浮かべていた。だが、その意味はすぐに身を持って体験させられる。舌によって緩み濡れそぼった肛門へと、キツネの指が挿入されたのだ。 右手の中指が肛門を貫き、腸内をかき回す。舌とは違った刺激に、ジンクロウの体が震えた。 「ッ――!?」 指は腸内を探るように、その中を一頻りかき回すと、やがて目的の場所を見つけ、そこへと押し付けられた。感じた事のない刺激に、ジンクロウは声もなく掠れた息を漏らしていた。 快感と断ずることは出来ないが、痛みや苦痛とも違う。ただひたすら大きな刺激であった。今まで感じたどれとも似ていない刺激に、耐える術も分からず体を激しく仰け反らせる。 「な、にを……!!? やめろ、やめ――ッ!」 キツネは絶妙な手つきで、腸内の最も感じる部分を刺激する。腰が抜けるような衝撃が走り、言葉さえも遮られてしまう。ただひたすらビクビクと痙攣させられ、その刺激に呑まれながら3度目の射精を行っていた。 ペニスから白濁色の液体が溢れ、腰が震えて、肛門も挿入された指をきつく締め上げている。ジンクロウの精神は強烈な刺激に翻弄されていたが、その体は与えられる刺激を快感と受け取り、相応の反応を示していたのだ。 キュッと締まる肛門の向こう側で、キツネが小刻みに指を動かすと、絶頂の直後に追い討ちをかけるような刺激がジンクロウの体へ走る。いっぱいに開いた嘴から掠れた悲鳴を上げ、涎を零していた。 初めて味わう肛門からの快感に、ジンクロウはなす術も無く淫らな声を上げ続けるしかなかった。キツネはその様子を眺めながら、いよいよ興奮した様子で、キツネのズボンに出来たテントには、薄く先走りが滲んでいた。 挿入した指へと吸い付いてくる穴を食い入るように見詰め、早くその穴に突き入れたいと舌なめずりをする。今すぐジンクロウを犯しつくしたいと言う思いを我慢して、人差し指と中指で、肛門を拡げて見る。自分のペニスのサイズと比べて、これぐらいなら良いだろうと思える程度まで、指を増やしてはジンクロウの肛門を拡張していった。 ミノタウロスに何度も強姦されているだけあり、大した時間を要する事無く、肛門の拡張は完了した。ジンクロウは拡がった穴を弄くられながら、悔しげな表情で喘ぎ声を漏らしている。肛門を締めようとしても、体に上手く力が入らなかった。 キツネの性技によって体の感度を高められ、自分の意思と関係なく与えられる強烈な快感は、体を乗っ取られていく恐怖との隣り合わせであった。 「俺は痛くするつもりは無いから、安心してもいいよ」 「よせ……、拙者を……ッ、どうする、つもりなのだ……!」 ジンクロウは、先ほどの決意も揺らいだのか、拷問の際には決して見せなかった弱気な態度でキツネへと問いかけていた。痛みのように耐えることも出来ず、着実に体を蝕んでゆく快楽が、何よりも彼の焦燥感を掻き立てていた。 その問いを受けたキツネは、わざとらしく肩を竦めて見せると、何も言わずにジンクロウの肛門から指を引き抜き、ズボンを脱ぐと、彼の体に覆いかぶさった。いきり立ったキツネのペニスが、肛門へとあてがわれる。 きっと指よりも激しい快楽を与えてくれるのであろう。一瞬だけであるが、ジンクロウはその快楽に期待するような考えを頭に思い浮かべていた。体だけでなく心まで穢された気がして、酷く気が滅入る。 その仕草が表情に出ていたのか、キツネがニヤニヤとジンクロウの顔を見下ろしていた。その顔を呆けた表情で見詰め帰しながら、これが狙いなのかとようやく気付く。だが、痛みと違って耐えることも出来ず、その体を蹂躙する快楽に対して、どう刃向かえば良いのだろうか? ジンクロウが答えを見つける前に、ずんっ、と腰を打ちつけられた。 「――ッ、よ、せぇッ……!」 硬く勃起したペニスが、不意に体内へと突き入れられる。キツネの手で充分に慣らされた肛門は、痛みも無くペニスを飲み込み、そしてきつく締め付けていた。 「はぁ……ッ、やっぱりいいねぇ……」 キツネが熱の篭もった息を吐き出し、ジンクロウの直腸を味わうように小刻みな腰の動きを開始する。ペニスの先端が、敏感な部分を何度も刺激してゆく。男に犯されながら、彼のペニスは天井へ向かって硬くそそり立っていた。 小刻みな動きが終わると今度は、ずちゅ、ずちゅ、と淫らな水音を発しながら、キツネが前後に大きく腰を動かし、何度もジンクロウの肛門を貫き始める。先ほどとはまた違う快感に、ジンクロウのペニスからは先走りが溢れ、その表面を伝って股間近くの羽毛へと垂れ落ちてゆく。 「あぁっ、がっ、ひぁあっ……!!」 思考を行う隙すらも与えぬ、断続的な快感に、ジンクロウは情けない嬌声を上げて、何度もその体を震わせていた。突き入れられるペニスをキュウキュウと締め付け、腸内を蹂躙される事に快感を感じている。 もはやその表情にも、屈辱や恥辱といった感情より、快楽による恍惚の色が多くを占めていた。生涯忘れえぬ極上の快楽がその体を襲い、ジンクロウをより淫らに変えようとする。彼はその変化を受け入れる他無かった。 触られてもいないペニスがビクビクと震え、射精の前兆を示している。キツネのペニスによって肛門の奥を貫かれるたび、その快感に体が痙攣し、肛門がキュッとペニスを締め付ける。今までで最も強い絶頂が、目前に迫っていた。 だが、先に達したのはキツネの方であった。ペニスをいきり立たせたままジンクロウの痴態を眺め続け、挿入した時点で、彼は既に限界間際の状態であった。 「ほら、中出しもしてやるよ……!」 ――びゅるるうっ! 熱い液体が腸内に溢れ出す。拷問の最中にミノタウロスの射精を受けたときは、体を蹂躙される屈辱感しか抱けなかったが、快楽の末に訪れたその感触は、寧ろ幸福感や充足感といった感情が先に立った。頭の半分はその変化に恐れおののいているが、もう半分は快楽に蕩けきり、腸内に溢れる精液の感覚を存分に味わっていた。 そしてその充足感の中で、キツネのペニスが直腸の最も感じる場所を正確に射抜く。 「あぁああああ――!!」 電流のような快感が、体の奥から背筋を伝って頭を焦がしていた。大量の精液がペニスから溢れ出し、キツネの腹にもそれがかかり、腹部の白い毛皮に染み込んでゆく。快楽に思考までも奪われ、ジンクロウは間の抜けた表情でぼんやりと天井を眺めていた。何も考えられず、だが全身を包む絶頂の余韻は、言い表せぬ幸福感を与えてくれる。 ずぷり、と不意にペニスが引き抜かれる。肛門は注がれた精液を垂れ流しながら、半開きの口を物欲しそうにパクパクさせている。ジンクロウ自身も余韻から抜け出しながら、安堵と同時に僅かな喪失感を覚えていた。 だが、代わりのものがすぐにジンクロウの肛門を塞いでいた。キツネがベッドの横に置かれた机の引き出しを開けると、そこには様々な淫具が並べられており、そこから自身のペニスより一回り大きなディルドを選ぶと、それをジンクロウの、精液を垂れ流す肛門へ捻じ込んでいた。 再び直腸を埋め尽くす異物に、ジンクロウは嬌声を上げて腰を震わせる。いつに無く弱気な口調で「もう、よしてくれ……」と懇願していたが、それはキツネに向けられたというより、快楽に染め上げられていく自身の体を恐れて呟かれた言葉であった。 しかしキツネの目的は、快楽に溺れ二度と戻れぬ深みへと、ジンクロウを突き落とす事である。その程度で終わりにするはずは無かった。 「次はそのチンコを頂くかね」 キツネがいやらしく笑いながら言うと、ジンクロウの精液を指先ですくい上げ、自らの肛門へと塗りたくる。そして天井へと向くペニスの上に跨り、ゆっくりと腰を下ろしていった。後ろをディルドで貫かれながら、ペニスをキツネの肛門に飲み込まれてゆく。貫き貫かれる二重の快感に、ジンクロウはさらに精液を搾り取られ、もはや言葉を発する事も出来ず、ひたすら嬌声を上げさせられていた。 責めは彼が気絶するまで止む事無く続き、その体に強烈な快楽を刻み付けていた。