SamuKata
moke
moke

fanbox


迷宮で力尽きたレオが気色悪いクリーチャーの群れに肉体改造されて孕まされる話 後編の後編

前々回 https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=18125196 前回 https://moke.fanbox.cc/posts/4265982  淫蕩に溺れながら全てを忘れ喘ぎ悶え、そして泥のように眠る繰り返しの中で、それは幾度もレオの前に姿を表した。  行為の中で母乳を吸い付くされた胸を、それでも懸命に啜った痕である歯型は、目を覚ますたびにその数を増やす。  犯されながら、気絶している間、数えもしなくなるほどの出産を経験したが、赤黒く花開いた女性器から垂れたへその緒の先に、食い残しの肉片以外の物が転がっていることはない。  ……絶えず産み落とされ続ける弟たちの肉を糧にして、それは成長してゆく。  気づけばそれの背丈は父親たちのそれを超え、四肢は母親から遺伝した強靭な筋肉に張るようになっていた。  不揃いな指の数、獅子の骨格からなる顎には不似合いな人間の歯、瞳を持たず窪んだ眼孔、一切の体毛を備えず粘液を滴らせる青紫の表皮、不気味な奇形を多数抱えながら、しかしそれは母親の血と呪いを引き継いだ似姿として成熟してゆく。  それを理解するたびに、この閉じた世界の一部として完全に取り込まれてしまった己の姿を見せつけられるような、怖気だつ震えが胸の内から湧き上がって、吹けば消えるほどにか細く残るだけの正気が恐怖に染まった。  ……見たくない。考えたくもない。記憶から消し去りたい。  いつしか、目覚めると同時に金切り声を上げて我が仔を拒絶し、あの異形たちを呼び寄せるようになっていた。  快楽以外のことを考える時間などいらない。この期に及んで欠片ほどだけ残った正気など、捨ててしまいたい。  すでに、ここでしか味わえぬ無上の幸福の中にいるのだ。他のものは何も要らない。ただ、幸せを噛み締めていれば良い。  蓋をしてもなお、胸の内側でチリチリと燻る不安から目を背けるように、レオはより一層に深く快楽への依存を強めてゆく。  そして――。 『――』  幾度となく、それ以外の何かをしようなどとは思いつきもしなくなってしまうほどに繰り返した、異形たちとの行為。  前後の穴を突き上げられながら、さらには母乳を滴らせる胸に捻じれ曲がった肉棒を擦り付けられ、その先端を口に含んで舐りつつとめどなく溢れる先走りを啜る。  強烈な雄の臭気に酩酊し蕩けた頭にあるのは、熱く濃厚な精液を早く味わいたいというそれだけだった。 「――ッ、ん、む、お、んん……っ!?」  だから、胸の上に馬乗りになった異形の息遣いが途絶え、その矮躯が大きく痙攣し始めたことも、それと同時に彼らの通常の射精とは比べ物にならない量の精液が鈴口から溢れ出したことも、異常であるとは感じなかった。  ただ、どれだけ懸命に嚥下しようとしても飲みきれぬ量の子種を、口端から鼻の穴から逆流させつつ、それでも必死に飲み干そうと喉を鳴らすだけ。  青褪めた色の鮮血が湯気を立てながら頭上から降り注いでも、気づいたのは精液に妙な雑味が混ざったことだけであった。 「んんっ、は……ッ、あぁ、はぁ……♡♡」  痙攣を続ける異形の矮躯がぐらりと傾いて、レオの胸の上から脈動する床の上へと崩れ落ちる。その動きに伴って口腔から引き抜かれた肉棒は、なおも力強く痙攣しながら吐精し続け、迸る精液がレオの蕩け顔へと降り注いだ。  目を開けていられない。握力を失った両手には今も他の雄たちの肉棒を握らされており、手のひらで拭う事もできない。 「ん、れろ、んん……ッ♡♡」  レオは大きく口を開けて、異形達による加工で肥大し延長された舌で自らの顔を舐った。  舌での奉仕を繰り返すうちに、その変化にも慣れていた。今では元からそうであった気がするほど、自然に動かすことができる。  獣毛に絡みつくゼリーのように濃厚な精液を舌先ですくい取り、口へと運びながら、精液とも違う生温かな液体の味がより強くなっていた。 「ん、あ……?」  ――ぐちゃあ。  熟した果実を潰すような湿った音が響いている。女性器に挿入された肉棒が、先程のそれと同じように、激しく痙攣しながら大量の精液を吐き出しているのを感じる。 「あ、あぁっ、ひ……ッ♡♡」  ずりゅうううっと、彼らのひ弱な体では不可能なほどの勢いで、肛門から肉棒が引き抜かれてゆく。その強烈な刺激に悶え、腰を浮かせて甘い声が漏れ出た。  排泄という本来の役目など忘れ、もう一つの性器と成り下がった肉厚な肛門が裏返り、精液に塗れた腸壁がいやらしく震えながらまろび出る。 『――ッ、――ッ』  彼らが、聞いたこともない声で叫んでいるのが聞こえた。……しかし聞いたことはなくとも、その声の意味が今のレオには理解できた。 『――ッ、――ッ』  するりと、両手に握らされていた肉棒が引き抜かれ、同時に彼らの足音が響く。  異形たちは、命の危険に恐怖し金切り声を上げながら逃げ回っていた。そしてその声も、一つずつ潰えてゆく。 「あ――」  ぞくりと、背筋が震えた。諦観と恭順の中で依存し、快楽を受け入れ身を委ねていたものが、今終わろうとしているのだと理解した。  彼らに貪り尽くされ、しゃぶり尽くされたこの身がこれからどうなるか、想像することも出来ない。  何が起ころうとも、それに抗う力など一欠片も残されていない。  ……逃げ惑う足音の、ついにその最後の一つが消えて、脈動する肉床を踏みしめる重く粘液質な音がゆっくりと迫ってくるのが聞こえた。  ぐるると、獣の唸りに似た息遣いが響く。レオは恐怖に表情を引き攣らせながら、うっすらと目を開けた。 「あ、あぁ……っ」  ……いつかこうなると分かっていた。不安から目を背け、胸の奥底にしまって蓋をしても、忘れることはできなかった。  今や、母であるレオをも超える体躯へと育ったそれが、口元と拳に父親たちの青い血を滴らせながら、レオの元へと歩いてくる。  その股ぐらから、父親たちの誰よりも太く逞しい剛直をそそり勃たせ、拳ほどもある亀頭から先走りを滴らせながら、求め続けた母へと向かって歩を進める。  ……再び姿を表した悪夢に戦慄し、ありもしない玉袋が縮み上がるような恐怖を感じながら、レオにできることは一つだった。 「お、大きく、なったな……ッ♡♡」  恐怖に震えた猫撫で声で媚びへつらい、ぎこちなく笑顔を作って見せながら、伝わるかも分からぬ優しい言葉で我が仔との再会を喜んで見せた。  無駄に抗って苦しむことを避けたわけではなかった。自らの産み落とした命への憐憫など、欠片とて抱いていない。  ただ、今や逞しく育った我が仔が唸り声とともに熱い吐息を漏らす姿に、これ以上ない昂ぶりを見せる雄竿に、未だ自らの役目は失われていないと思い出したのだ。  自分を求め、快楽を与えてくれる新たな雄を見つけた安堵と、早くそれを確信したいという想いは、胸の奥に燻る嫌悪や恐怖などより遥かに大きかった。  もはや思い出すことも困難な、あったかも不確かな、色褪せた記憶の残滓でしか無い欠片ほどの正気に、この変わり果てた体で覚えた理を覆す力はない。 「あぁ、あ、会いたかった、ぞ……♡♡」  レオは両腕を広げ、血走った目で我が子を見上げる。  父親に比べより人に近くなった体つきに、最初は自らの粗雑な荷姿を見るような嫌悪を覚えたが、考えてみると獅子の呪いを受け継い頭といい、父親たちの不気味な姿と比べれば凛々しく思えなくもない。  その屈強な佇まいからは、父親たちの持っていた卑屈さや気色の悪いずる賢さのようなものも感じられず、心地よい男らしさのようなものを見出す事もできる気がした。  もはや通すべき我などなく、新たな雄を受け入れ慕うための理屈を蕩けた頭に並べながら、ぎこちない作り笑いは心からの恭順を示す淫らな笑みへと変じてゆく。 「あぁ――」  そしてそれはレオの前に立ち――。 「――お゛ッ!?」  丸く膨れ上がった孕み腹へと、拳を振り下ろした。 「ご、え゛げぇ……ッ」  呼吸も出来ないほどの衝撃に体をくの字に曲げながら、上からも、前後からも、たらふくと飲まされた精液を逆流させる。  膨らんだ腹へとめり込む拳に圧迫されて、きつく閉じていたはずの子宮口は決壊し、股ぐらからは精液とともに羊水が溢れ出して湯気を立てていた。  長らく感じていなかった苦痛と混乱の中でのたうつレオの腹へと、二度、三度と拳が振り下ろされ、ついに手のひらほどの肉塊が数個、羊水とともに産道へと押し出される。  産まれ落ちる準備もできていない、柔らかな肉塊としか形容できぬそれらは抵抗するように震えながら、しかし溢れ出す羊水の流れに抗うことも出来ず、大きく開いたままの割れ目からこぼれ落ちて、湯気を立てる水たまりの上でのたうつことしかできなかった。 「い゛ッ、ひっ、あ゛……ッ!?」  それらを、色濃く奇形の浮き出た手が、まとめて拾い上げる。束ねたへその緒を強引に引っ張り引き千切られながら、苦悶の声が溢れて止まらなかった。  ぶちぶちと音を立ててちぎれたへその緒が床に落ちる。母との繋がりを失った未熟児たちの鼓動は、彼らの長兄の手の中でゆっくりと消え始めていた。  腰を浮かせ、体を捩りながら痙攣するレオを見下ろしながら、それは息絶えた弟たちの躯を口へと運び、母へと見せつけるように咀嚼していた。 「あ゛……っ、そ、そう、ごれ、で……っ」  レオは腹に残る鈍痛と込み上げる吐き気に耐え、充血した瞳から涙をこぼしながら、絶叫で酷使された喉で濁った声を絞り出す。 「も、も゛う、だれのごも゛っ、残っで、な゛い゛ぞ……っ」  拳を叩きつけられ歪んだ腹を見せつけるように腹を突き出して見せながら、潰れた声で必死に叫ぶ。  瞳もなく、父親たちと同じ青紫の粘膜に包まれた異形の獅子の顔から感情を読み取ることは出来なかったが、それでも再び拳を振り下ろされることはなかった。  小さな安堵を覚えながら、レオは我が仔の顔からその股ぐらへと、ゆっくりと視線を下ろしてゆく。  そそり勃つ剛直は未だはち切れんばかりに膨れ上がり、発散の機会を求め昂ぶっているのが感じ取れた。  レオは再び視線を上げ、我が仔の窪んだ眼孔に浮かぶ影を見つめながら、両手を広げる。 「は゛、母が、てほどぎをしで、やろう゛……っ♡」  言葉も通じぬ我が仔へと伝わるように、艶めかしく体を捩りながら、口を開いて淫らに舌を動かして見せ、へその緒を垂れ下がらせたままの女性器をヒクヒクと収縮させる。  胸筋に力を込めると、柔らかく張った胸の先端に母乳が滲み、甘い芳香を漂わせた。  ……ただ雄と交わるためだけに作り変えられ、貪られること以外何も出来ぬ変わり果てた体を、レオは今や誇るように見せつけ、我が仔を誘っていた。 『……ッ』  呆けたように半開きとなった獅子の顎から、熱の籠もった唸り声が漏れる。  関節の数や太さも不揃いな指をちぐはぐに並べたような歪な手が、レオの胸元へとゆっくりと伸ばされた。 「あ゛……ッ♡」  父親たちや、母の腹の中で眠る弟たちへと拳を振り下ろしたときとは違う、雄としての興奮に震えたぎこちのない手付きで、胸を鷲掴みにされる。  黒ずみ肥大した乳首から母乳を噴き上げ身震いしながら、レオは押し殺すような嬌声を漏らした。 『……ッ、……ッ!』 「ひぁ、あ゛ッ、ああぁ゛……ッ♡♡」  眼の前の雌が艶めかしく淫れる姿に、それは完全に雄となった。  レオの体へと覆いかぶさりながら、獅子の顎に人の歯が並ぶその不気味な口で、肥大した乳首へと齧り付く。  出涸らししか味わうことの出来なかった母乳を吸い上げ、喉を鳴らしながら、びくびくと震える肉棒をレオの太ももへと擦り付けていた。 「あぁ、これからは、ぜんぶ、おまえが……ッ♡」  音を立てながら胸へとしゃぶりつくそれを、レオは恍惚の表情で抱きすくめる。  密着した逞しい体は力強く震え、秘めた膂力を感じさせてやまず、例え己の体が十全に動いたとしても、この腕で組み伏せられれば抗うことなど出来ないはずだと、そう願い、思いを馳せる事ができた。  細くひ弱な腕で体を撫でられ、抵抗もできず屈服せしめられる屈辱とは違う、より強い雄へと服従することへの恭順が胸の内から湧き上がって止まらない。 「は、あぁ……♡♡ なんと、逞しい……ッ♡」  腕も、脚も、レオのそれより更に二周りも太い。密着し合った体からその脈動が伝わるたびに、つい先程の流産も忘れて子宮が疼き火照ってゆく。  ――ああ、早く。 「あぁッ、ひ、ひい、んッ♡♡」  ――早く、この雄の番いとなりたい。  二度目となれば、求められたままの都合の良い雌へと変わり果てることへの抵抗など、ほとんど無かった。  何か、心の奥底でざわつき、小骨を飲み込むような、むずむずとした不快感を抱かせるものがあったが、それだけだ。  ……眼の前の雄が、その最後の抵抗を解きほぐし、己を心底から堕落させてくれる事を願いながら、レオは艶めかしく腰を揺らした。  力強く震える肉棒を太ももで挟むようにしながら体を揺すり、卑しく口を開いたままの割れ目へと導いてゆく。 「さ、さあ……ッ♡ あぁ、ぁ……っ♡♡」  拡がりきった入り口は、拳ほどもある亀頭を安々と受け入れていた。ぬちゅりと音を立てて雄膣をを押し拡げながら、剛直がレオの胎へと沈んでゆく。 『……ッ!』  掠れたような唸り声が響く。初めて雌の体を味わう喜びに、その全身が打ち震えているのが伝わってきた。  父親たちなど比べ物にならぬ太さと逞しさで、ぎちぎちと雄膣を張り詰めさせながら、その先端がついに子宮口へと届く。 「あ゛ッ、も、も゛う、はいら、な……ッ♡」  それでも、猛る雄竿の全てを受け入れることはできていなかった。味わったことも無いほどの深みをぐりぐりと圧迫されながら、レオはぞくぞくとした快感に身を震わせる。  屈強な両腕で押さえつけられ逃げることもできぬまま、我が仔の雄々しさを肉体の最奥へと刻まれてゆく。 「あ゛ッ、あぁ、ぁ゛――ッ♡♡」  先程の流産で緩んだ子宮口が、万力のような圧力に耐えかねて悲鳴を上げながら拡げられてゆく。  今まで産み落としてきた歪な赤仔たちなどよりも大きい、熱く硬い亀頭の形へと、子宮口を変形させられてゆく。  そしてついに太いカリ首がそこを突破した瞬間――。 「お゛――ッ♡♡」  剛直の全てが勢いよくレオの胎を貫き、どちゅんと強烈な衝撃を伴って瑞々しい胎盤へと叩きつけられる。  かつてその中で育った最初の仔が、自らの揺りかごであったそこへと、再び辿り着いたのだ。 「……ッ、ぁ……ッ♡♡」  声の一つも出せない。呼吸すらままならない。届くはずもない深い場所を蹂躙され、腹の中を肉棒で満たされているかの心地だった。 『……っ!』 「……ッ♡ ~~~~~~ッッ♡♡」  カリ首に子宮口を引っ掛けられたまま腰を引かれ、子宮そのものを引っ張られる感覚に、レオは白目を剥いて痙攣することしか出来ない。  荒々しく暴れまわる剛直で再び子宮を射抜かれながら、腰が砕けるほどの衝撃に悶絶する。  どじゅん、どちゅん。ごりゅううっ。  異形たちに囲まれながら味わってきた交尾など、児戯でしかなかったと思い知らされるほどの、これこそが本当の雄だと体に刻まれてゆくような、激しい性交。  絶え間なく孕み続け淫らに膨れたままの腹が、ピストンの衝撃によって毬のように跳ねていた。  腰使いに合わせて、子宮が上へ下へと動かされ、内蔵を掻き混ぜられるような感覚に、声も出ない。 「――ッ♡ ――ッ、~~~~~~ッッ♡♡♡」  レオは両腕に残る全ての力で逞しい我が仔を抱きしめ、口の端から泡を吹きながら快感に悶絶し続ける。  胎の中で、剛直はより熱く硬く滾りながら打ち震え、その瞬間が近づいている事をレオに伝えていた。  ――嗚呼。  ――来る。くる。くる。くル。 「ッッッ♡♡♡」  ――ごぽおおおおおおおおおおおおっ!  かつての番いたちがいまわの際に絞り出したものすら比べ物にならないほどの強烈さで、熱い液体がレオの子宮を満たしてゆく。  未成熟な胎児も、羊水も、全てを吐き出してしぼみかけていたはずのそこが濃厚な精液に満たされて、臨月に差し掛かったかのように、いやそれ以上に膨れ上がっていた。 「――ッ、ぁ……ッ」  水風船のように膨らんだ子宮を下へと引っ張られてゆく。亀頭へと卑しく吸い付く子宮口は、捲れ上がった女性器から顔を出すほどに引きずり出された末に、ぬぽんと音を立ててついに我が仔を開放した。  捲れ上がった膣肉と子宮口は、勢いよく精液を吐きこぼしながら、ゆるゆるとレオの内側へと引っ込んでゆく。 「は、はぁ、あぁ……♡」  ……すごい。すごい。こんなにも、こんなにも強烈な。  冷めやらぬ余韻に浮かされながら、レオは恍惚とした蕩け顔で虚空を見上げる。  かつてない充足に旨を震わせながら、熱い吐息を漏らし得も言われぬ恍惚を噛みしめる。 『――ッ、――ッ』  ……その至福の瞬間に水を差す、不快な嘶きがレオの耳に届いた。  疲れ切った体を緩慢に動かして声の方へと視線を向けると、暗がりの中に伏せる一匹の異形がいた。  引き裂かれた胴体から内蔵をこぼし、青い血溜まりの中に伏せながら、食い入るようにレオを見つめ熱り勃つ肉棒を震わせている。 「ん、あ……ッ♡ まだ、足りぬか♡♡」  再び胸元へと顔を寄せ、肥大した乳首へとしゃぶりつく我が仔へと甘い言葉をかけながら、レオはふと思いつく。  我が仔の顔を優しく撫で、その意識を惹きながら、床にへばりつく哀れな生き物を指差して見せる。  立ち上がることも出来ず、もはや死を待つのみとなった死にぞこない。母から促され、その存在に気づいた我が仔が、不機嫌に唸るのが聞こえた。  ゆっくりと立ち上がり、逃げることも出来ぬ瀕死の父親へと歩み寄りながら握り拳を振り上げ、鈍い音を立ててその頭を叩き潰す。 「はは……」  その様子を眺めながら、気づけばレオは笑っていた。失ったものを取り戻したかのような、性交で得られるものとは別種の心地よさが、胸の奥底から溢れてくる。 「ははは、はははははは……っ」  笑いが止まらなかった。母の体を求めて肉棒を熱り立たせながら再び歩み寄ってくる、見るに堪えぬほどに醜悪な奇形児が、心の底から愛おしく感じられて仕方ない。  ここに、この肉の牢獄に囚われてから初めて、レオは心底から笑みを浮かべていた。  胸の奥にいつまでも消えずに残っていた何かが、溶けてゆくのを感じる。  力を振るう愉悦の甘美さに酔いしれながら、レオは己の新たな夫となった我が仔を抱きしめ、誓うように口づけをした。 終


More Creators