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【F/M】恐怖のくすぐりマニアの巣

恐怖のくすぐりマニアの巣 (F/M) 「ごめん。すぐ戻るから」 急用の出来た"蒼(あおい)"はそう言い残して部屋を出て行った。 カイトはしばらくスマートフォンをいじったり、意味もなく蒼の部屋を見渡りして時間を潰していた。 部屋の壁の至る所に何故か、金属製の金具が取り付けられている。 ──警戒心のないやつだ。 カイトはそう思う。 蒼とはマッチングアプリを通じて出会った。今日が初めての顔合わせだ。 蒼は美人だった。黒髪のショートボブはカイトの好みだったし、おまけに長身でスタイルも抜群。ルックスに関して言うことはない。 だけど、カイトにはそんなことはどうだって良い。 カイトは、蒼を恋愛対象として見ていない。もちろん、ルックスだけで判断するなら十分にその範疇に入るのだが──カイトが興味を持っているのは蒼の"金品"である。 そのためにカイトはマッチングアプリを使い、金を持っていそうな女を漁ってこうして出会っているのだ。 いつもなら、相手と致した後、女が寝ている隙をついて金品を漁る。 しかし今回は──そもそも相手が自分一人を残して部屋からいなくなった。 これはカイトにとってまたとないチャンスだった。 「上手くいき過ぎて怖いくらいだな」 カイトはひひひと笑って部屋の押し入れや引き出しなんかを漁った。 カイトの見立て通り、蒼は金を持っている女だった。 アクセサリーやブランド物のバッグが次々に見つかった。 カイトはその中で盗んでも気づかれないようなものをチョイスしてバッグに入れていく。 「さて…」 カイトは、南京錠のされた小さな箱を見つけた。 「こんなもんまでしてあるってことは…相当なもんが入ってるってことかな」 笑みが止まらない。このまま持って帰っても良いがバレてしまう可能性もある。 だから、カイトはピッキングツールでその南京錠を開けた。 中には何が入っている? 高価な宝石か。指輪か。はたまたクレジットカードとか通帳とか──。 「はっ?」 箱の中を覗いたカイトは思わず声を漏らした。 箱の中には写真が入っていた。何枚も重なった大量の写真である。 「なんなんだ…」 カイトは、その写真を手に取り、ごくりと息を飲んだ。 異様な写真だった。 裸の少年が、ベッドに縛り付けられている写真だ。皮膚はなぜか妙にヌルヌルと照り輝いている。 二枚目。 不気味な格好の女が、縛り付けた少年の腋の下のあたりを笑顔で──多分、くすぐっている。 指先や爪の先が、腋の下を引っ掻くように──くすぐっている。 少年は苦しげにもがいているようだった。 三枚目も、四枚目も、五枚目も──写真には様々な少年たちが縛られヌルヌルにされ、女にくすぐられているという異様な光景がおさめられている。 生白く、ヌメリを帯びた肉体にはいくつもの薄ピンク色の引っ掻きあとや指圧痕が遺されていた。 少年たちの悶えようは異常だ。ただこそばゆくて笑っているというより、本当に笑い狂ってしまいそうな──悍ましい顔つきだ。 この世には、SMプレイなるものが存在しているからこれもそういったものの一環なのかもしれないと思ったが──違う。 絶対に違う。 少年たちの顔を見れば分かる。 これは──本物だ。 「なんだよ…これ…」 カイトは再度、言葉を漏らした。 とても、嫌な予感がする。 カイトは、すぐ近くの鍵のかかった引き出しをピッキングツールで開けた。 そこには、鎖、手錠、枷、妙にくたびれたヘアブラシ、透明な液体の入ったボトルが数本、綺麗に整理された状態でおさめられている。 カイトは再度、写真を見返した。 何枚目かも分からない写真に、今目の前にあるのと同じ枷が写っている。 枷は少年の自由を奪っており、その少年の足の裏を女がヘアブラシで擦っている。 つまりこの引き出しにあるものは──。 カイトは慌てて引き出しを閉めた。 ここにいてはいけない。 あの女は──。 突然、がちゃんと音がして手首に冷たく固い感触が走った。 「はっ──」 カイトは己の右手首を見た。 右手首に──銀ピカの手錠がはめられていた。 「うわっ」 手錠を引っ張られ、カイトの身体が180度回転する。 目の前に──。 いた。 写真の女──写真の中で何人もの少年たちを拷問していたあの女──蒼が。 「物色は済んだ?」 蒼はニッコリと微笑んでカイトを見下ろしている。 こうして向かい合うと改めてその背の高さが分かる。 「い、いや別に…」 色々な衝撃が重なって、カイトは二の句が継げない。 「初対面の人の部屋物色するって…悪い子ちゃんだね」 蒼はなぜか嬉しそうに笑っている。 「い、いやちょっと…」 「どういうことかな」 蒼は指を曲げ伸ばしして首を傾げた。 不気味な指の動きだ。指の長さも相まって奇妙な生き物のようにも見える。 その指の動きが、カイトにあの写真のくすぐりを連想させた。 「ねぇ」 蒼は素早く右手をカイトの横っ腹に喰らい付かせ こちょっと揉んだ。 「ぐぁっ!?」 ゾクっとした寒気と共にくすぐったさが横っ腹から全身に広がり、カイトは飛び上がる。 その隙に蒼はカイトの手錠を引っ張り、壁の金具と繋いだ。 これで、カイトは右腕の自由を失った。 「逃げられないね〜」 「やめろっ!なんなんだよっ!」 カイトは手錠を引っ張るが、拘束はびくともしない。 「せっかく今日は我慢して優しくしてあげようと思ってたのに…悪い子さんならいつも通り…"地下行き"かなぁ」 蒼はぶつぶつとそう言って中腰になる。 「ほぉらこちょこちょ虫さんがカイトくんの腋の下を食べちゃうぞ〜」 蒼の長身に見合った細くて長い指がこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょとうねりながらゆっくりとカイトの腋の下に近づいてくる。 「はっ!?待て!触るなっ!俺にっ!」 見ているだけでこちょばゆい指の動きから逃れようと、カイトはもがくが当然、逃げられない。 おまけに右腕は手錠のせいで下ろすことさえできない。 「誤解なんだって!物色とかしてなくてっ!」 「それ…"地下"でも同じこと…言えるかな」 蒼が冷たくそう言い放った次の瞬間、蒼の両手がズクリとカイトの腋の下に差し込まれた。 「はぅっっ!!?」 カイトはビクンと跳ねて脇を閉じる──がもう遅い。 「こちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょぉー!!」 甲高いこちょこちょボイスと共に、蒼の白い指先が腋の下をめたくそにこそばし回す。 「ぶっ!!?ぶっ!!?ぶははははははははははははははははははは!!?あはは!?あははははは!!?ちょっ!?くすぐったっ!!?あはははははははははははーっ!!?」 指先の一本一本が、腋の下の触られたくないポイントを捉えてこちょこちょ刺激し、カイトは子供みたくもがき暴れた。 そもそも敏感な方のカイトに無抵抗こちょこちょなど我慢できるはずがなかった。 「今のうちに言っとく?自分が何をしたのか…」 蒼は、カイトの悶え顔を覗き込みながら大きな手で捕まえている腋の下──その深いミゾのところを指先でこちょこちょこちょこちょくすぐる。 「ぐひゃひゃひゃひゃひゃひゃっ!!?そっ!!そんなのっ!!!なにもっ!!っっひひひひはははははははははははははは!!なにもっしでなぃってぇぇっ!!っっはははははははははーっ!!?」 これはとてつもなくくすぐったいけど──。 窃盗を自白するわけにはいかない。 「そっか。じゃあ向こうでじっくり聞くね。一旦…おやすみ」 蒼の人差し指と中指の先っちょが、腋の下のミゾにあるこちょばい神経をクチュリと捉えてそして──。 クチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュ!!っとほじくり回した。 「ぐぁっ!!?ああああああああああああああああああああああああっ!!?あは!?あはは!?あはははははははははははははは!!?ちょっ!?きつっ!!?うわぁぁぁぁあああああああああ!!?」 猛烈なこちょこちょ刺激と凄まじい脱力感が押し寄せ、カイトは細い身体を震わせジタバタ暴れる。 「ここ…コリコリクチュクチュされたら…堪らないねぇ…ここはみんな弱いから」 蒼の指先が執拗に執拗に腋の下の敏感な神経の塊──ツボをグリグリコリコリクチュクチュ責め倒す。 「くかかかかかっ!!?かはっ!?っっははははははははははははははははははははははははは!!?ひぃぁぁぁあああああはははははははははははははははーっ!!?はっ!?はっ!!?」 加減のないくすぐりの応酬にカイトはついに気を失った。 「目覚めたら…楽しい楽しい拷問タイムだよ」 蒼はねっとりと微笑むと、気を失ったカイトの頬にキスをした。 ◯ 生温かく、しっとりとした心地の良い感触がふくらはぎのあたりに走る。 カイトが薄らと目を開けると、眩い白い灯りが視界に飛び込んできた。 全身に空気を感じる。 両手首、足首に異物が触れている。 カイトは、両手足首に枷をはめられ、四肢をX字型に引き伸ばすように固定されていた。 ──黒革のベッドの上で。 あの写真の少年たちのように、全裸で──。 「おはよ。ちょうど塗り終えたところ」 ふくらはぎを撫でていた蒼がそう言ってぺちんとカイトの脚を叩いた。 蒼は奇妙な格好に変身していた。真っ黒い艶々とした露出の多い衣装でそれは写真に写っていた蒼の格好と同じだった。 蒼の両手は異常なくらいヌルヌルだ。 いやそもそも──。 カイトの全身が陶器みたいにツルツルのヌメヌメに照り輝いている。 この空間の異様な匂いが、鼻腔を突く。 ──これはどう言うことだ! そう言おうとしたけれど、口にべたりと貼ってある分厚いダクトテープがカイトの言葉を吸収してしまう。 「ごめんごめんそれ、剥がすの忘れてた」 蒼はわざとらしく言って笑うと、かつかつと歩いてカイトのそばに寄り、テープを剥がした。 「ぷはっ!なんなんだよっ!ここはっ!早く解放しろ!」 カイトは周囲の異質なインテリア──枷付きの椅子や分娩台のような台、巨大な鳥籠などを見渡し、怒鳴った。 ここは明らかに普通じゃない。 蒼は人差し指をカイトの唇に押し当て、カイトを黙らせた。 「しーっ。いま、質問するのは私だよ」 蒼がボイスレコーダーを取り出す。 「まずは君の本名から教えてもらおうかな。もちろんフルネームで」 蒼は指でボイスレコーダーのスイッチをかちかちと叩いた。 「それを俺が話すと思ってんの?」 「話すしかないんだよ」 「話すわけが──」 「へぇ」 こちょこちょ! 「ひっ!!?」 突然、蒼の指がカイトの無防備な乳首をこちょこちょくすぐった。 カイトはビクつき、腰を浮かし、咄嗟に身体を丸めようとして拘束具をがしゃりと鳴らした。 たらりと冷やせ汗がカイトの頬を伝う。 拘束されているから動けない。動けないから、くすぐったくても逃げられない。 そんな当たり前のことをカイトはようやく理解した。 「この状態で無理にイキがるのはお勧めしないよ。まじで。私──手加減しないから」 蒼が、カイトを気絶にまで追い込んだ細く長い指をこちょこちょ踊らせる。 「それで本気で俺を負かせると思ってるなら…おめでたいな」 確かにさっきは気絶した。でもそれは、まさかこちょこちょをされるとは思っていなかったからだ。 今ならいける。カイトはそう確信していた。 「じゃあ──試してみる?」 蒼は、ヌルヌル液を両手の指先にぬちゃぬちゃ塗り広げ、そのヌルヌルの指先をカイトの乳首に添えた。 「んっ──!?」 蒼の指先と爪の先が乳首に触れただけで、カイトの口角が弛みかける。 「もうやばそうだからチャンスをあげよっか。君の本名は?」 蒼の指の関節が少し曲がって、爪の先が乳首に立つ。 「くっ──!?そ、そんなのっ…忘れたっ──」 忘れたね。そう言おうとしたその時。 「はいこちょこちょ執行」 蒼の指が乳首を細かくこちょこちょこちょこちょこちょこちょ〜っと掻きむしった。 「ん"っ!!?んふっ!!?んふふふふっ!!?くくくくっ!!?くくくくくくくくくくくっっ!!?」 両乳首にヌルヌルとした爪がこちょこちょと蠢き、カイトはそのじわじわ染みてくるくすぐったさに顔を真っ赤にする。 でもまだ、かろうじて笑い声を発してはいない。 「我慢できてすごいね。でもこうやったら──」 蒼は親指を使って乳首を下から上へと弾くようにカリカリこちょこちょこちょこちょこちょこちょと引っ掻きくすぐった。 「ぐひっ!!?ぐひひひひひひひひはははははははははははははははっ!!?ぶははははははははははははははは!?ちょっ!?やめっ!?うわははははははは!!?」 乳首をくすぐったいと思ったことなんてないのに──蒼の爪でくすぐられるととてつもなくこそばゆい。 こちょ。こちょ。こちょと引っ掻かれるたび、ゾクッとしたくすぐったい鋭利な刺激が乳首を襲う。 「これでもう…ここもこちょこちょウィークポイントになったね。じゃあ…」 蒼はまた、全ての爪の先で乳首を細かくモジョモジョモジョモジョこちょこちょこちょこちょと貪った。 「にょぁっ!!?んおほほ!?んほほほほほほほはははははははははははははははははははははは!!?くそっ!?やっ!?ああっ!?あははははははははははははははははっ!!!?」 さっきの親指によるカリカリの一撃で乳首は弱点と化した。その乳首を、たくさんの爪の先で細かくこしょぐられては堪らない。 カイトは身を捩り、なんとか逃げようとするが、蒼のヌルヌルとした爪の先は乳首に吸い付いて離れない。 「乳首へのこちょこちょって…さっきみたいに息苦しくなることはないけど、精神にじっくり染み込んでいくんだよ。いいのかな…このまま頭を壊されても」 蒼は苦笑しながら乳首を細かくこちょこちょいじくり、時折、乳首の近くを爪で撫で回したりする。 完全に、計算し尽くされた手つきだ。 「ひひひひひっ!!?ひひひひひはははははははははははははははははっ!?いひひひひひっ!?やめっ!?ふひぃぃぃぃぃいひひひひひひひひひひはははははははは!!?」 蒼の言う通り、乳首へのくすぐりというのは呼吸を乱されるタイプのものではない。 しかし、その苦しみはじわじわと精神を蝕んでいっている。 冷や汗は止まらないし、口元は弛んで唾液が垂れ流しっぱなしである。 「ちょっとは懲りた?」 「ひひひひひひっ!!?ひひひはははははははははははははははははっ!!!俺をっ!負かしたいっっならっ!もっと別の方法でっっ!!やってみろよっ!っっひひひひはははは!!」 くすぐりでは部が悪い。 煽ることで他の方法に変えるかもしれない。カイトはそう思った。 しかし。 「そっか。じゃあ別のやつにしようね」 蒼が素直にカイトの煽りを受けたかと思うと──。 親指と中指で輪っかを作って乳輪を囲い、人差し指の爪の先を乳首に当てた。 「はっ!?」 「必殺・乳首くすぐり鬼の爪」 カリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリ!! こちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょ!!! 「ぎゃっ!!?あっ!?うわっ!?うわぁぁぁぁぁあああああああああああああああっ!?ほほっ!!?おほほっ!?んぉほほほほほほ!!?」 固定された乳輪──その先端の乳首を、人差し指の爪が容赦なく掻き殺す。 突き刺すようなくすぐったさが乳首を襲う。 「ぐわははははははははははははははははっ!!?いひひひひ!!?ひぁぁぁあはははははははははははははははははひ!?んぉおおおおお!!?なっ!?なんだこれぇぇぇぇっ!!」 チクチクとした濃縮されたくすぐったさが乳首に刻まれ、ぞあぞあとした寒気が全身を駆け巡る。 濃縮された莫大なくすぐったさは、乳首に刻み込まれた時点で──爆発する。 「ほーら…このまま壊れるまで乳首こちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょされたい?それとも…私の言うこと聞いて名前を教える?」 蒼の長い人差し指はしなやかにうねり、爪の先で執拗に乳首を掻く。 「ぐぁぁぁあはははははははははははははははははははは!!?ひひひひっ!!?ひひっ!!?ひぃぁぁぁあはははははははははははははは!!?」 繰り返し繰り返し執拗にこちょこちょと注がれていく猛烈なくすぐったさはカイトの乳首を狂わせ、その先端から出るはずのない液──ミルクが溢れ出させた。 「あーあ。こうなったらもう──おしまいだね」 蒼はミルクを乳首に塗り広げ、そのぬるぬるを利用して全ての爪の先で乳首をこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょ!!!っと処した。 「うわぁぁぁぁああああああああっ!!?わがっだ!!わかっだがらぁぁぁぁ!!!教えるっ!!教えるからやめろぉぉぉっ!!っっははははははははははは!!ひは!?はははははははーっ!?」 トドメの一撃には堪らずカイトは本名を吐いた。勿論それは偽名だったのだが蒼が疑うことはなかった。 「そうそう。最初から素直にそう言えば良いんだよ」 蒼はクスクスと笑って今度はカイトの頭の上のあたりに座り込んだ。 「でも肝心なのは──自分が何をしたのか認めること」 蒼はぼたぼたと滴るほど大量にローションを両手に塗り込んだ。 液体滴る手を腋の下に伸ばし、カイトのその腋の下をガッと捕まえる。 爪が、腋の下の薄い皮膚に触れる。 「あっ!!?うっ!!?」 爪が当たっただけでカイトは腰を浮かして顔を歪めた。 「ねぇ。カイトくん。君は私がいない間…あの部屋で何をしてたのかな」 ここからが本番のようだ──。 「それはっ…だから別にっ」 モジョモジョ!! 「ぎゃっ!!?」 蒼の指が蠢き、ヌルヌルの爪の先がヌルヌルの腋の下を軽く掻いた。 「なにを、して、いたの…かな」 蒼はワシッワシッワシッと指関節を曲げて爪の先で小刻みに腋の下を引っ掻く。 カイトはその度に呻いた。 正直に罪を白状しなければ、蒼はまたこちょこちょ地獄を執行するのだろう。 だが、ボイスレコーダーで証拠をとられている以上は、盗みを口に出すことはできない。 「はぁはぁはぁっ!!じ、自分の家の鍵を無くしたからっ…あ"っ!!?」 指関節がワシッと折り曲げられ、爪の先が腋の下を捕まえる。 「あっ!!?かっ!!?ちょっ!?待ってっ!?」 カイトの背筋に寒気が走り、手足が震える。 「嘘つく悪い子には…」 ゆっくりと細長い指が動き出す。 「…腋の下のこちょこちょ地獄の刑だ」 蒼のくすぐりに長けた指がこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょぉっ!!!っと腋の下をくすぐり回した。 「わっ!!?わっ!!?うぎゃぁぁぁぁぁああああああああああああああああああああっ!!?うわぁぁぁぁぁぁあああああああああ!?ちょっ!?わきっ!!!ワキっ!!ワキぃぃぃっ!!っっひひひひははははははははははは!!?」 腋の下の薄い皮膚に突き立てられた爪が滑らかにこちょこちょこちょこちょと暴れ、神経を蹂躙する。 カイトは電気ショックを浴びせられたかのように激しく身体を波打たせ、苦しみの絶叫を天井に吐く。 鎖が鳴り、ベッドが軋む。 「こちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょぉー」 蒼はマシンのように冷徹に、捕まえている腋の下をこちょこちょこちょこちょこちょこちょくすぐり嬲り続ける。 「ちょっ!?かはははっ!!?ひははははははははははは!!?やめっ!?くるしっ!?っっはは!?ははははははははははははははははは!!?ちょっどっ!?止めっっ!!?っっははははははははは!!?」 ローションのヌルヌルと爪の硬くてツルツルした感触が織りなすくすぐったさが気持ち悪くて、くすぐった過ぎて…死にそうだった。 「こちょこちょ漬けにされて狂いたくなかったら…全部話すこと…わかる?」 蒼の指は、触手のようにしなやかに踊り、爪の先で腋の下の弱点ばかりをこちょこちょこちょこちょこちょこちょ喰らっていく。 「あへへへっ!!?ははははははははははははははははは!?それはっ!!!それはぁぁぁぁっ!!?っっははははははははははははははは!!?」 「へぇ。じゃあ──」 蒼は関節を折り曲げた指を小刻みに動かし、爪の先でガシガシガシガシガシガシと腋の下を貪った。 「ぎゃっ!!?かっ!!?くぁぁぁぁぁぁああああああああああああっ!!?ああああああああああああああああ!!!わかっだ!!わかりましたっっ!!言うっっ!!言うからぁぁぁぁっ!!!」 爪の先端がしっかりと神経をとらえた状態で行われる腋の下ガシガシ責めにカイトの精神は容易く砕けた。 「言うから?何を言うの?」 蒼は惚けたように首を傾げ、指関節を動かしてガシガシガシガシガシガシガシガシガシガシガシガシガシガシガシガシと腋の下をイジメ続ける。 「全部っ!!!あは!?あははははははは!!?なにをっ!!なにをしてたかっっ!!!っっはははははははははははははははははははははははははははは!!!」 ヌルヌルしたこちょこちょモンスターである蒼の指に腋の下をこちょこちょガシガシ捕食されながら、カイトは蒼の求める情報の全てを吐いた。 蒼はレコーダーのスイッチを切った。 そして。 「ちょろっ」 と、そう吐き捨てた。 「はぁはぁっ!!なんだとこのっ…!うわっ!?うわはははははははははは!!?」 カイトが蒼を睨むと、蒼はすかさず片手でカイトのヌルヌルのお腹をこちょこちょこちょこちょっと掻き回した。 楯突いたお仕置きだ。 「いいね。まだ元気そうで安心した」 「はぁはぁはぁっ!!けろっ!!はぁ…どういうこと…だよ…」 「これからだもん。本番はさ」 蒼は立ち上がり、今度は、カイトの腰のあたりに座り込んだ。 ローション入りのボトルを逆さまにし、ねっとり重たいローションをカイトの竿に注ぐ。 「はぁはぁっ!!おい!!なにやって…うぉぁっ!!?」 蒼はその大きな手で、カイトの綺麗な竿を握りしめた。 他人の生指の感触がじっとりと竿に染み込んできて、カイトの竿はピクンと痙攣する。 「私ね…君ぐらいの男の子を捕まえてさぁ…こうして縛って無理やり射精させて…そのあとに亀頭とかタマをこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょするのが大好きなんだ」 蒼は悪魔のような笑みを浮かべ、悪魔のようなことを言った。 「はっ!?」 「経験ないでしょ?射精直後の敏感なタマを…爪の先でカリカリこちょこちょされるの…あれね…どんな男の子でもごめんなさいって連呼するんだよ」 蒼は片手で竿を握りながらもう片方の手の指先でタマをこちょこちょと撫でた。 「ひぎっ!!?」 まだ射精していない状態でもタマをこちょこちょされるのはよく効く。 もし、射精直後の状態で爪でこちょこちょされたら──。 ──まず耐えられない。 「ま、待てっ!!待って!俺、俺全部話しただろ!?」 「でも名前は嘘なんじゃないの」 蒼が目を細める。 「へっ!?」 まさか、あの偽名がバレていたとは思ってなかった。 「あ、やっぱり嘘だったんだ。引っかかったね」 「しまっ──。いや、違うそうじゃなくって!」 気が動転してもはや上手い言い訳さえ浮かばない。 「じゃあ、ちょっとお仕置き」 蒼はヌルヌルの手を亀頭に滑らせ、亀頭とカリクビを握ってクチュクチュと揉んだ。 「ぐぁぁぁっ!!?やめっ!?そこはっっ!!?んぁぁぁあああっ!!?」 ヌルヌルとした指や手のひらの肉が亀頭とカリクビを同時に揉み、擦り、カイトの竿は一気に熱く硬くなる。 絶対に射精してはならないというのに。 カイトは歯を食いしばってなんとかその快楽刺激を押し殺そうと試みる。 「無駄だよ」 蒼は亀頭を握ったままクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュ!!!っと素早く上下に亀頭をシゴく。 「ひあっ!?あああああああああああああああああああああっ!?」 暴力的なまでの快楽刺激が亀頭とカリクビを襲う。 タマが一気に収縮する。 「これまで何本の竿、握ってきたと思ってんの? どういうふうにやられるのが効果的なのか…実験までしたんだから…私の手コキ…耐えられるわけないでしょ」 蒼はため息をつきながら、ぱんぱんに膨れ上がった亀頭から手を離し、竿の真ん中のあたりを握った。 「ふーっ!!ふーっ!!やっっやめっっ…」 「ほぉらお客様…そろそろフィニッシュの時間ですよ」 蒼はおどけた口調でそう言って、竿の中間から亀頭にかけてのラインをなめらかにしかし激しくクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュ!!!っと扱き上げた。 「ふあっ!!?うわぁぁぁぁぁぁぁああああああああああああああああああああ!!?やばいっ!!?やばいっ!!やばぃぃぃぃっ!!!」 怒涛の快楽刺激がカイトの竿を犯す。 竿は限界まで反り立ち、タマはぐんぐん上に上昇していく。 「はいっおわりっ」 蒼が空いていた手の指の先──爪でタマをこちょこちょ優しく撫で回した。 その瞬間──カイトの先っぽからそれは溢れ出した。 カイトの力の抜けた情けない声と共に、大量の濃厚な精液が勢いよく飛ぶ。 「あっ…ああっ…くそっ…」 カイトの頭は、快楽刺激の余韻に満たされ、思考が完全に停止していた。 だがその真っ白な頭にすぐに危険信号が灯った。 亀頭。 イキたてほやほやの亀頭に、蒼の手のひらが触れた。 「はっ!?」 カイトは目をひん剥いた。 己の亀頭を、あの恐ろしい蒼のヌルヌルの手が覆い尽くしている。 「捕まえた」 蒼は舌舐めずりをし、片手で竿を握って固定し、もう片方の手で亀頭を完全に包み込む。 それだけで、亀頭に最悪のくすぐったさがじんわりと広がった。 「ひっ!!?ま、待ってっ…!!それはっっ──」 「まずは嘘ついてごめんなさい、でしょ」 蒼はそう言って、手首をしなやかに捻り、グシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャっと亀頭を磨き回した。 「はっ!?ふわぁぁぁぁぁぁぁああああああああああああああ!!!?っ!!?あっ!!?あは!!?あはは!?あはははははははははは!?ちょっ!!?っっっっ!!?やっっ!!?うわぁぁぁぁぁぁあああああ!!?」 亀頭を突き刺すような鋭いくすぐったさがいくつも炸裂し、カイトは眼を剥いたまま悲痛な笑い声を撒き散らす。 指先でこちょこちょされているわけでもないのに、とんでもないくらいくすぐったい。 「ほら、ごめんなさいは?」 蒼は再度そう言って、包み込んだ亀頭を丁寧にかつサディスティックに撫で回す。 グリグリグリグリっ! グシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャ!! 「あははははは!?はっ!!?ははははははははははははははははは!!?ごめんなさいっ!!ごめんなさぃぃぃぃぃっ!!許してっ!!許してっ!!!許してぇぇぇぇぇっ!!!」 亀頭グリグリこちょこちょはカイトの僅かに残っていたプライドなどを容易くぶち壊した。 蒼の手首がぐりんぐりんと捻られ、手のひらや指の腹が亀頭を滑るたび、狂気的なまでのくすぐったさが亀頭に降り注ぐ。 「いひはははははははははははははは!!やばいっ!!やばぃっ!!!やばぃぃっ!!!ゆるしっっっ!!?てぇぇぇぇ!!!あへへへへはははははははははははははははははははははっ!!?」 カイトは舌をべろりと垂らし、ひたすらに注がれ続ける亀頭へのくすぐったさに身を揺らす。 髪が乱れ、涙が止まらない。 擦られ過ぎた亀頭からさらさらとした液体が噴き出すと、蒼はそこで手を止めた。 カイトは既にへろへろで、手足はぴくぴく小刻みに痙攣している。 それでもくすぐりの悪魔は愉しげに笑い、あろうことか再度その手指爪にローションを追加した。 悪魔は、最後の食事を済ませるつもりだ。 「それじゃあお楽しみの…ここ」 蒼は、イキたて吹き立てほやほやのカイトのタマを細く長い指で包囲する。 「はぁはぁっ!!もう無理っ…無理…死ぬ…死ぬっ…」 ここからが本番だなんて──。 ──死んだ方がマシだ。 朦朧とした意識の中、カイトはそう思った。 こちょりっ! 「ぎゃっ!!?」 爪の先がタマを引っ掻き下ろし、鋭利なくすぐったさがカイトの意識を覚醒させた。 くっきりとした鳥肌が全身に刻まれる。 「はぁはぁっ!!やめっ…やめてっ…くださいっ…なんでも…するからっ…」 たった一撃で意識が覚醒し、鳥肌が立つほどのこちょこちょを何度も浴びるなんて──想像もしたくない。 「なんでもする?」 蒼はニコリと笑った。 「はぁはぁっ!!しますっ!!なんでも!!」 「いいよ。じゃあ許してあげるね」 蒼は意外にもカイトの要求を飲んだ。 しかし。 「それじゃあ──」 蒼の指関節が曲がる。 「──タマをくすぐり殺して良いよね」 「はっ!?」 「なんでもするんでしょ?」 「い、いやそれはっ…」 カイトの全身からだらだらと冷や汗が溢れ出す。 それらは全身に塗り込まれたローションに弾かれて、つるつると皮膚を滑り落ちる。 「へぇ…約束破るんだね。悪い子だ。悪い子には…」 蒼のこちょこちょ処刑指がタマに襲いかかる。 「やめてっ!!!お願いだからっっ──」 カイトの叫びはすぐに、悶絶の笑い声に書き換えられた。 「こちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょぉー!!」 細くて長い十の指が暴れ、爪の先でヌルヌルのタマをこちょこちょこちょこちょこちょこちょイジメ抜く。 「はっ!?うわっ!?ちょっ!?だめっ!?死ぬっ!?うわぁぁぁぁぁぁああああはははははははははははははははははははは!!?これっ!?これっ!!これやばっ!?これやばぁぁぁぁぁあああああああっ!!!」 カイトは頭を振り回し、意味もなく指をわなわなとさせ、喉を鳴らす。 カイトの身体が、激しくベッドの上をバウンドした。 くすぐったいという刺激──その原液のような刺激がタマに容赦なく刷り込まれていく。 「逃げられないよぉー。指で囲ってるからねー。こちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょぉー!!」 指の檻で包囲されたタマを、爪の先が容赦なくくすぐりシゴく。 「ぎゃは!?はははははははははははははははははははははははは!!?ごめんなさィッ!!ごめんなさぃっ!!ごめんなさぃぃぃぃぃぃぃっ!!!もうやめでっっ!!やめぇぇぇぇぇぇぇ!!!!」 強烈で非人道的なまでのくすぐったさがタマに休みなく刻み込まれ、カイトは気絶と覚醒を交互に繰り返していた。 くすぐりによって呼吸が乱れ、陸地であるにも関わらずカイトは何度も溺れそうになる。 「それじゃあ…私の言うこと全部聞いて生きていく?」 蒼はタマの表面に爪の先だけを器用にこちょこちょ滑らせながら問う。 「ひははははははははははははははははは!!?それはっ!!?それはっっ!!っっはははははははははははははは!!?いひひひひははははははははははは!!!」 「あれ?まだこちょこちょが足りないかなぁ? こちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょぉー!!!」 蒼は、指を素早くスピードアップさせ、それでいて的確にこそばゆいポイントを突いてタマをこちょぐり回した。 「はぎゃぁぁぁぁぁぁあああああああああああああああああああああっ!!?わかっだ!!わかりましだっ!!!したがいっっ!!ますっっ!!からぁぁぁぁぁぁぁああああああ!!!」 笑いの地獄の渦の中、カイトは誓ってしまった。 この、くすぐりを餌にする悪魔の奴隷となることを──。


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