僕は中学の時ソフトテニス部に所属しており、
そこそこ強豪校だったので頻繁に練習試合を行ってました。
ある日の、他校に出向いた練習試合での出来事です。
その時僕は中学二年生。新人戦に向け、新しい体制になったばかりの時期。
あるあるだと思うのですが、他校での練習はトイレの場所がわからないことが多いです。その日もそんな感じでした。
僕がプレイヤー、
後輩の1年生 寛人(ひろと)くん【仮名】が副審をしている試合がありました。
寛人くんはまだ成長期前というか、中1というよりは小学7年生と言った方がしっくり来るようなまだまだ幼さの残る子。
テニスの試合では5ゲーム制で最大2回のコートチェンジがあります。
身内の試合だと、代わり際にちょっかいを掛けたりすることはよくあり、僕はどちらかと言うとちょっかいを掛ける方でした。
僕は団体メンバーで、寛人くんは中学始めの初心者。
練習でも同じコートで取り組むことが少なかったので、同校と言えど多少の壁はあったと思います。ミスしないよう緊張しているのが伝わってきました。
「よっ!」と声をかけても
「お疲れ様です...」と返事を返されるくらいだと思ったので、緊張をほぐそうと軽くいたずらしようと思ったのです。
顧問のいない校内戦では他の子のズボンを下げたこともありますが、さすがに他校もいるところでそんなことはできません。
なので僕は、彼の脇腹を突然握ってみよう!と思い付きました。
やったことある人はわかると思いますが、苦手な人は結構びくっと反応します。
気づかれないように背後から近づくと、寛人君は緊張なのかちょっと歯を食い縛っているように見えました。そっと近づく僕に全く気がつかず、寧ろそれどころじゃないように見えました。
ポジションが取れたので、僕は隙をついて両脇に手を伸ばし、無防備なお腹をぎゅっと揉みました。
うわっと驚いて声を出した瞬間。
「ぶぅぅーーっ!ビュッ!」
(最後、水っぽい感じ)
僕の顔の前で、寛人くんは特大のおならをしてしまいました。
僕もペアも大笑いで、ごめんごめんと軽く謝った位で許してくれましたが、彼は泣きそうな顔をしていました。
試合中に寛人くんを見ると、しっかり審判しているものの時々お腹をさすったり、お尻の方を気にしている様子。
表情もいつもより険しいようにも見えました。
なんだかかわいそうな気がして、試合が終わったら謝ろうと思っていました。
中学生にとって、みんなの前で盛大におならをしてしまうことは格好のいじられ材料であり…ましてや先輩のいたずらが原因なんて、怒りをぶつける先もなく自分で圧し殺すしかないはず。
それで悔しい表情だったのだと思います。
試合中、集中してゲームに取り組みますがとうしても寛人くんの挙動が気になってしまいます。
上下白のユニフォームで、仕切りにお尻を気にしている様子。
試合が終わったあと寛人くんを探しましたが、すでにコートから出ていたようで近くにはいませんでした。
荷物を置いた場所も確認しましたが、どこにもいません。
コーチの所へ報告したりする決まりがあったので、なんだかんだ忙しく、僕はしばらく寛人くんを見つけることができませんでした。
寛人くんと次にあったのは2~3時間位経ってからだと思います。
他のペアの試合の応援中で、
コート上とは違いウィンブレを履いていました。
「さっきはごめんね!」
「いえ、大丈夫です!ちょっとビックリしただけです」
この時のことは鮮明に覚えているのですが…
寛人君はテニスに対する情熱が熱いタイプだったようで、あの時のプレーがすごいだのと色々感想を言ってくれました。
でも、なんだかこの話に触れてほしくない様にも見えました。
この日の練習試合は無事終わり、帰り際の着替えの時。
偶然にも対角正面位に寛人くんがおり、僕は様子を眺めていました。
僕の学校は、練習試合であっても制服で行き来するという決まりがありました。
大体の生徒が、パンいちになって汗拭きシートや制汗スプレーを使ってから着替えます。
しかし彼は、白いハーパンのままズボンを履いていました。
行きでハーパンを履く子は居ても、帰り際に汗まみれのままズボンを履く子は珍しいので目立ちます。
ズボンに足を通す瞬間、ハーパンの裾の中から肌色が見えました。
普通は奥まで肌色ではなく、パンツが見えるはずです。
そう、寛人くんはノーパンだったのです。
真意は聞けていないのですが…
恐らくあの時、大きい方が漏れてしまったのではないかと思います。
なんだかとても申し訳ない気持ちでしたが、掘り返してしまう方がかわいそうだと思い、その日は触れずに帰りました。
その後も練習の際、僕が回りにちょっかいを掛けることは多くありましたが、心なしか寛人くんのガードはあの日以来かなり固くなったように思えました。
それから半年以上経った頃。
3年が引退する時期になりましたが、僕は地方大会があったので他のメンバーよりも長く残っていました。
実質代替わりがあり、寛人くんは部内の中心メンバーになる程の力をつけており、僕との関係も以前よりだいぶ良好になっていました。
そしてある練習の日。
偶然彼とトイレで二人きりになり、ふと当時のことを思いだして聞いてみることにしました。
「あの時さ、もしかして漏らしてた?」
「...はい、実はすごくお腹壊してて。う○ち漏れちゃって焦りました。
帰りはノーパンだったんですよ。」
やはり僕の予想が当たっていました。
「まじか...。てことはあの時…俺は顔の目の前で、後輩にうんこ漏らされたのか(笑)」
「そんな言い方やめてくださいよ!でも事実ですw」
…僕が原因で、中1にうんちを漏らさせてしまったという
青春の淡い思い出でした。