本記事は、「めぐみんの好感度もカンストしていてえちえちする話(仮題)」の下書き段階の文章をそのまま投下したものになります。そのため、完成品とは内容が異なる場合がございます。
その点を理解した上でそれでも読みたいという方は、どうぞご覧になってください。
今回の二次創作の題材は、「この素晴らしい世界に祝福を!」という笑いあり冒険ありの異世界系ライトノベルです。
その中に出てくるめぐみんって爆裂魔法の使い手に着目していきます。
カズマより3歳年下の、愛らしい魔法使いの女の子。
スピンオフで主人公も務める、トップクラスの人気キャラです。
胸元の控えめなヒロインをエロい二次創作の題材として扱うのは初挑戦。
アニメを見た所、背の高さはカズマとそこまで差はないし、魔性な一面もあったりで、意外となんとかなる……かなぁ?
それでは、ごゆるりと。
前回の続きからです。
「……いつ、なんですか?」
今が頃合いと判断したのか。
「カズマが貞操を失ったのは、いつなんですか?」
めぐみんが、本題を切り出した。
薄々聞いてくると思っていた、俺が詰問されると覚悟していた本題を。
「結婚式をめちゃくちゃにした、あの日から一週間ほど後……くらいだ」
「そうなんですか? 私はてっきり、ダクネスの寝室に潜入しに行ったあの日だと思っていたんですが」
「あの日もそうなりかけた。けどダクネスが、『俺達と別れる前の最期の思い出』にする気マンマンの表情で……それを見て、思いとどまった」
「カズマらしいですね……」
「まぁ、我慢できなくてキスまではしちゃったけど」
「そこは言わなくていいでしょう。どうせなら、カッコいいままでいてくださいよ……」
お湯の温かさで心がほぐれているせいなのか、不思議と俺は強がりや虚勢で取り繕う気にはならなかった。
めぐみんも、詰問するというよりはゆったりと自然体に尋ねるような感じで、お互いにつつがなく言葉が交えられていた。
ここまでは。
「ちなみに……カズマが貞操を失った夜に、最初に襲ったのはカズマからですか? それともダクネスからですか?」
「……」
「正直に言って下さい」
初めて、俺は答えるのを尻込みした。
浴場の天井に向けている顔の方向を、俺はそのままにする。
めぐみんの目を見れない。
「正直に言うなら、ダクネスからだ。俺の部屋を尋ねてきたあいつは、酒に酔っていることを軽く口走って……俺を押し倒してきた」
「……」
「でも、どちらからでも似たようなものだ。俺だって、ダクネスに抱きつかれて、我慢できなくなって……それで……」
「……ダクネス、言ってましたよ。もともとカズマのことは憎からず思ってたけど、式場で助けられたあの一件が決定的だったと。好きだって感情が、爆発したって」
ここにいないクルセイダーに、まるで共感するように、しみじみと語るめぐみんの表情を、俺は直視できない。
「もしカズマと結ばれなかったら、ダクネスは生涯、独り身を貫くかもしれませんね」
「そ、そんなことないだろ。貴族として跡継ぎは必要だし、お見合いもダクネスなら引く手あまただろうし……」
「どこからの見合い話も、ぜ~んぶ断るダクネスの姿が容易に想像できますよ。カズマ……自分がいったい何をしたか、わかっているのですか?」
「……」
「悪い貴族の下衆な企みで、借金のカタに望まぬ結婚を強いられていた哀れなお嬢様を、カズマは結婚式に殴り込んで助けてしまったんですよ? 二十億エリスという大金をぶちまけて、お姫様抱っこで花嫁を攫って……どこの恋愛劇ですか。ロマンチックすぎますよ」
てっきりめぐみんに、ダクネスと一線を超えたことを責められると思っていた俺は、式場で俺がしでかした所業を並べられて、反応に困った。
改めて聞くと俺、とんでもないことしたんだなぁ。
と、しみじみ振り返る俺は、想定し損ねる。
責められるのは、ここからだと。
「ウェディングドレスに身を包んでいたダクネスが、あのとき、どんなに嬉しかったことか。……後になって、私がどんなに羨んだことか」
「あ……」
「ダクネスから、我慢できなくてカズマを抱いたと聞いて……それに納得した自分に、私は愕然としました。嫉妬すら起きないほど、嫉妬すらさせてくれないほど、カズマはかっこよくて……私は、醜くて」
絞り出すように声を震わせながら、ちゃぷ、とめぐみんは水面を揺らして、隣にいる俺の首に片腕を絡めてくる。
湯船に座る俺に正面からもたれてかかって、両腕を俺の背中に巻き付けて、縋りつくように俺の肩におでこを当ててくる。
……この雰囲気はやばい。
胸が苦しい。喉が渇く。
女の子の方から身を寄せて、体をあてがわれる、ハーレム漫画みたいな現状を、今は素直に喜べない。
嬉しい筈なのに、胸に痛みが湧き上がる。
哀願するような、蠱惑的な上目遣いで見つめてくるめぐみん。その濡れたまなざしを、俺は素直に受け止められない。
ためらいがある――その理由も、はっきりしている。
もう俺は、ダクネスを抱いてしまったから。
なのに。
「私も、抱いてくれませんか?」
めぐみんに、こんなことを言わせてしまうなんて。
「ダクネスだけずるいです。……私も、カズマに抱かれたい」
混浴が始まった時点で、こんな風に言われることを想像はしていた。
けど……実際に起こってみると、想像なんて役立たずもいいところだ。
一体なんて言えばいいんだ。
からっぽだ。頭が真っ白だ。
言葉に詰まる。居た堪れない空気に顔が引きつる。
「めぐみん……その……」
あの夜、関係を迫ってきたダクネスを、迂闊に抱いたツケがここで来た。
もっと後先を考えていれば。自分が誰が好きか、ちゃんとした答えを出していれば。
肉欲に溺れて、最も疎かにしてはいけない決意を疎かにしてしまった、その報い。
因果応報。自業自得。
異世界なんだから一夫多妻制とかになればいいのに。
都合よく、誰も選ぶことなく丸く収まればいいのに。
そんな俺の甘ったれた後悔と逡巡を、現実が汲んでくれることはもちろん無い。
無慈悲に時が過ぎて――
「ちなみにダクネスの許可は取っています」
…………。
「へ?」
めぐみん、いまなんと?