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田村サブロウ@小説書き
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[R18]このすば_アクア4P二次創作_途中執筆過程2

 本記事は、「アクアだけキスしてはいけないハーレム4P(仮題)」の下書き段階の文章をそのまま投下したものになります。そのため、完成品とは内容が異なる場合がございます。


 その点を理解した上でそれでも読みたいという方は、どうぞご覧になってください。


 今回の二次創作の題材は、「この素晴らしい世界に祝福を!」という笑いあり冒険ありの異世界系ライトノベルです。


 その中に出てくるヒロイン3人、特にアクアという女神に着目します。


 カズマを異世界に引きずり込んだ発端であり、死後の失態を辱められたカズマが仕返しに無理やり異世界に道連れにした女神、それがアクアです。


 女神の神パワーとかでせいぜい俺を楽させてくれよ! というカズマの期待は早々に裏切られ、酒に酔うわゲロるわ空気が読めないわベソかくわの構ってちゃんなトラブルメーカー。ガワは完璧なのに性格に問題がありすぎて、二次創作する私としても取っ掛かりを見つけるのに苦労させられました。駄女神は伊達じゃない。


 それでは、ごゆるりと。


 前回の続きからです。








 ふと、カズマと屋敷のリビングで二人きりになったとある夜。


 ソファで横になりながら酒で良い感じのほろ酔い気分に浸っていたアクアは、ノリと勢いに任せてこんなことをカズマにぶっ込んだ。




「ねぇカズマさんカズマさん、ここ最近の性欲処理どうしてるの~?」


「うわ酒くさっ。俺もう寝るから、おやすみ」


「スルーしないでよぉ! せっかくの良い感じの酔いが醒めるでしょうよぉ!」




 早々にスルーしようとするカズマをアクアは引き止める。


 普段のカズマなら今の調子のアクアなど一顧だにしないが、今回いつもと違ったのは、アクアがほろ酔いの状態だったこと。


 泥酔ではない。そこまで意識は混濁していない。


 それでいて、自制心のブレーキがほどよく狂っている絶妙な酔い加減の中、アクアは去ろうとするカズマの背中にこう言った。




「なによう! 童貞のヒキニートのくせにぃ!」


 ピタッ、とカズマが立ち止まる。


「事と次第によっては、私がヌイてあげてもいいって思ってたのに~!」


 横顔だけ向けて、アクアを見る。




「あ、見たわね? 私を見たわね? ふふん、もっと見てもいいわよ、この女神アクア様の熟れた肢体を! この完璧なプロポーションを誇る艶やかな身体で、一晩くらいカズマにいい思いをさせてあげてもいいわ!」


「……」


「だけど、イエスの返事なら早くして! 私の気が変わらないうちに早く! 本来なら女神を抱くなんて不届きにも程があるけど、カズマが相手だからこそ特別に許してあげるんだからね? 馬小屋で隣同士で寝ていた頃、さすがに一度くらいはこの女神の熟れた肢体に触れてみたいって思ったでしょう? ほら~、ほら~!」




 酔いが回って頬を赤らめながらも言いたい放題アクアは言う。なんなら後頭部に両手を回して、張りのある胸を強調してみたり。


 するとどうだ、さっきまで去ろうとしていたカズマは顔を俯かせながらこちらに歩み寄ってきたではないか。


 むふー、とアクアはご満悦だ。


 カズマが顔を俯かせているせいか、目元は薄闇に隠れて見えにくい。おそらく赤面を隠すためだろう。照れているのだ、ういやつめ。


 それでも肉欲に抗えずにふらふら寄ってきるあたり、カズマさんはカズマさんだ。さすがヒキニート、性欲に正直だ。




「さあ、カズマさん♡ あなたの欲望を告白し、懺悔なさい♡」




 ソファでカズマが隣に座ってくると、アクアは彼の手を取る。


 顔に慈悲深い笑みを張り付けながら、内心では自分の美貌に悦に浸って。




「身も蓋もなく、思う存分エロい女体に溺れたいという肉欲ですか? 恋人のように尽くされて蕩けさせられたいという癒やし願望ですか? この美しくも気高いプリーストの肢体に、不相応にも劣情を抱いたことですか?」


「……」


「アクシズ教は、全てを許される教えです。そこに愛があり犯罪でない限り、全てが許されるのです。カズマ、あなたが抱いてしまった穢らわしい欲望も、私が許します。この私みずからの肉体をもって、あなたの欲を受け止めてあげましょう♡」


「………………」


「…………あの、カズマ、さん?」






 両手を広げて女神らしい歓迎のポーズを取ったまま、アクアは硬直する。調子づいていられたのは最初のうちだけだった。




 なにも、してこない。


 堂々とわかりやすく誘惑しているのに、カズマは微動だにしない。




 気まずい沈黙にアクアの表情が凝り固まる。私、なにか間違った? と、頭の中がてんやわんやになる。


 なぜカズマは無反応なのか。仮に誘惑に乗らないにしても、照れてやめろと言ったり、最悪でもスルーの塩対応ぐらいしてもいいのでは?


 依然としてカズマは顔を俯かせて、表情が見えないまま――いや。




 今、カズマは顔を上げた。


 薄闇に隠れた目元が、見えてきた。


 アクアを、哀れんでいる目だった。






「なんで、そんな……可哀想な人を見る目、してるのよ」


「いや、最初は何も知らないで有頂天になってるお前を鼻で笑ってやろうかと思ったんだが……ちょっと気の毒になって、罪悪感がな」


「誰が気の毒って?」


「お前」






 なんですって――とアクアが怒るより前に。




「俺さ、もう童貞じゃないんだ」


 カズマが爆弾を落とした。


◆To Be Continued

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