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田村サブロウ@小説書き
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[R18]このすば_アクア4P二次創作_途中執筆過程3

 本記事は、「アクアだけキスしてはいけないハーレム4P(仮題)」の下書き段階の文章をそのまま投下したものになります。そのため、完成品とは内容が異なる場合がございます。


 その点を理解した上でそれでも読みたいという方は、どうぞご覧になってください。


 今回の二次創作の題材は、「この素晴らしい世界に祝福を!」という笑いあり冒険ありの異世界系ライトノベルです。


 その中に出てくるヒロイン3人、特にアクアという女神に着目します。


 カズマを異世界に引きずり込んだ発端であり、死後の失態を辱められたカズマが仕返しに無理やり異世界に道連れにした女神、それがアクアです。


 女神の神パワーとかでせいぜい俺を楽させてくれよ! というカズマの期待は早々に裏切られ、酒に酔うわゲロるわ空気が読めないわベソかくわの構ってちゃんなトラブルメーカー。ガワは完璧なのに性格に問題がありすぎて、二次創作する私としても取っ掛かりを見つけるのに苦労させられました。駄女神は伊達じゃない。


 それでは、ごゆるりと。


 前回の続きからです。








「なんで、そんな……可哀想な人を見る目、してるのよ」


「いや、最初は何も知らないで有頂天になってるお前を鼻で笑ってやろうかと思ったんだが……ちょっと気の毒になって、罪悪感がな」


「誰が気の毒って?」


「お前」






 なんですって――とアクアが怒るより前に。




「俺さ、もう童貞じゃないんだ」


 カズマが爆弾を落とした。


 アクアを愕然とさせる爆弾を。




 それも一発だけにとどまらず、連続での爆撃となった。




「思う存分エロい身体に溺れたいか、ってお前は言ったけど……そういうのはダクネスで間に合ってる」


「――」


「恋人のように尽くされて蕩けさせられたいか、というのも……めぐみんで間に合ってる。満足してる」


「――」


「だから、まぁ、俺からアクアに手を出すことはまず無いし、今後もあり得ない。さすがにこれ以上、異性関係をややこしくできない。ダクネスとめぐみんに悪いし」


「――」


「なにより……ただの友達としてならいいけど、お前相手に劣情とか、恋愛感情とかは……悪い、無いんだ。『本当』に、ない」






 具体的、かつ丁寧に語られたカズマのアクアへの心情に、アクアは目を見張ったまま言葉を失っていた。


 いやいや、そんなまさか――と笑い飛ばしたいのに、できない。カズマの目尻を下げた申し訳無さそうな顔が、真に迫りすぎている。




 長い付き合いだ。カズマが本当のことを言っているのをアクアは肌でわかってしまう。


 言葉を咀嚼するのと共に、酒の回ったアクアの頭が加熱される。




(なんで振られたみたいになってるの? なにも恋人関係になれって言ったわけじゃないのに。体だけの関係ですら駄目? カズマのくせに、カズマのくせに――!)




 目尻に熱い雫が滲み、アクアの全身がふるふる震えだす。


 それを見て、気まずそうに抜き足差し足と去ろうとするカズマ。


 背を向けるカズマを後ろからアクアは睨みつけ、次の瞬間、アクアはカズマに飛びかかった!




「わあああああああああああーーーーっっっ!!」


「ああ、やっぱりこうなったか! わかりやすいなあ! お前ってやつはどうしてこう、不満を爆発させるのをもう少しおとなしめにできないんだ! こらっ、抱きつくな! そんなことしても俺はお前になびかねーぞ!」


「うあああああああ! カズマさんカズマさん! お願いだから捨てないでー!!」


「人聞きの悪いこと言うじゃねえ! 離せって!」


「私にも鼻の下伸ばしてよぉ~!」


「すまん、それはマジで無理」


「うわあああああああああああ!!」




 ――――――


 ――――


 ――




 * * *




「――って事があったのよ。私の女としての魅力が完全否定されたのよ! ねえ、酷いと思わない!?」


「クルセイダーをここに移動、王手。ウィザードとの二騎狙いだ」


「むっ。ダクネス、腕を上げましたね」


「ああああああああああ!!」




 自分を無視して盤上遊戯に興じるダクネスとめぐみんにアクアは泣き喚いた。最後まで話を聞いてもらえたかどうかすら怪しい。




 ダクネスとめぐみんに義理立てして、アクアからの誘惑をカズマは拒んだ。


 言ってしまえばそれだけの、カズマを褒めこそしても責める理由のない話で、ダクネスとめぐみんの同情を買えるはずもなかった。




「あんまりよ~! 私、女神なのに! 仮にも私、女神なのに~!」


「惚れた腫れたの話で誰もが都合よくいったら苦労はないですよ。でも確かに、カズマはアクアだけにはデレませんね」


「うむ。アクア、お前はカズマとは一番古い付き合いなのだろう? 出会ったばかりの頃とかは、異性として意識されていたんじゃないか?」


「それが、サッパリ……。ああもう、こんなことなら馬小屋時代にサクッとカズマの貞操を奪っておくんだったわ! あの頃ならまだ女として見てもらえたのに~!」




 頭を抱えるアクアを見て、ダクネスとめぐみんは気まずそうに目をそらした。


 いや、どうだろうなぁ……と、両者の顔に描いてある。


 普段の駄女神ぶりを鑑みて、カズマがアクアを女として意識する光景は、かなり想像しづらい。ああ見えてカズマは異性の性格をかなり重視している。




「まぁ、カズマを襲うことは諦めてください。私とダクネスの二人で、カズマのお相手は満席です。あなたの席まで用意できませんよ」


「そんな! もう少し考えてぇ! 仲間はずれの疎外感って地味にキツイの! ねぇダクネス、めぐみんを入れてくれたのなら、私だって入れてくれてもいいじゃな~い!」


「うう、それを言われると返す言葉が無い……」




 痛いところを突かれて眉をひそめるダクネスがめぐみんを一瞥すると、めぐみんは表情を厳しくしながら首を横に振った。彼女は反対のようだ。


 となると、この場で最も冷静なダクネスが仲裁人となる都合上、ダクネスの立ち位置は賛成派となるか。一方的な展開にしないために。




「お願いよぉ……ダクネスもめぐみんもどっちも妊娠できてなくて、恨みっこ無しって約束したのが空振りになって、ピリピリする気持ちはわかるけど」


「「(イラッ)」」




 今のアクアの余計な一言で、一瞬、ダクネスも反対に天秤が傾いた。


◆To Be Continued

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