倍音への理解でクオリティを上げる①
Added 2020-07-29 17:23:16 +0000 UTCこんにちは。
2回くらいにわけて書こうと思ってる今回のテーマ。
倍音!
倍音ってなんだろう?wikipediaにはこう書いているね。
https://ja.wikipedia.org/wiki/倍音
>倍音とは、楽音の音高とされる周波数に対し、2以上の整数倍の周波数を持つ音の成分。1倍の音、すなわち楽音の音高とされる成分を基音と呼ぶ。
つまり、基本となる音階の1~数オクターブ上の音が一緒に入ってるってことね!
これのコントロールがめっちゃ大事って話をします。
突然ですが問題です!倍音ってどういう時に鳴るでしょう?
一番よくあるのは"歪ませた時"だね。
たとえばエレキギターとか。あれもう倍音の塊みたいなもんだよね。
録音した生音っていうのはポロンポロン言ってるただの弦の音だけど、あれをエフェクターとアンプにつないでギュワンギュワンいわせてるわけだよね。
エレキギターみたいな歪みだけじゃなくて、アナログ機材に必要以上に音を突っ込んだ時とかの、いわゆる"音割れ"も倍音を発生させるよね!この歪みは逆に気持ち良いみたいな風潮で意図的にさせたりしてるよね。
特にダンスミュージックでは、"倍音"をどう活かすかが結構大事になってくるよ。
たとえばキック。
ただキックを鳴らすだけの場合と、サチュレーター(意図的にアナログ的歪みを発生させるエフェクト)を挿して鳴らすキックを聴き比べてみて。
たとえばベース。
ただのサイン波のサブベースと、ディストーションやオーバードライブを挿して歪ませたサブベースを聴き比べてみて。
この歪みによる倍音、すごく大きいメリットがいくつかある反面、デメリットもあるからわけて解説していくね。
歪ませるメリット① 高音域が強化され、小さい音量で聴いても存在感を出せる
これは誰でも感じたと思う!
特にキックにサチュレーターを挿すっていうのはもう結構定番のテクニックで、歪ませることによって、高音成分がほとんどないキックでも聴き取りやすく鳴って元気のあるサウンドになるよ!
あえてがっつり歪ませるのもアリだね。
歪ませるメリット② 倍音によって中音域が強調される
とくにオーバードライブ系のプラグインは、挿すと中音域が強く鳴る傾向があるね。
この中音域ってすごく重要で、派手な音を鳴らそうとするとついついドンシャリな音に鳴ってしまうんだけど、実は曲の力強さを決めてるのは中音域の存在感だったりするんだよね。
とくに最近のserumなんかのシンセとか、ダブステップ系のドラムとかは中音域がスカスカになりがちだから、歪みによる補完が大事!
歪ませるメリット③ 音がかっこよくなる
サウンドデザイン的に、普通の音を意図的にがっつり歪ませることもよくある。
たとえば普通のシンセにディレイとリバーブを普通に足してあげて、その後にディストーションを極端にかけると予想外なおもしろサウンドが生まれたりする…w
それを鳴らして一旦wavに書き出して、また波形切ってみるとか、めちゃクリエイティブなことができたりするよ!
次はデメリット。
歪ませるデメリット① 音にパンチがなくなる
これどういうことがというと、一番わかりやすいのがサブベースにめっちゃディストーションとかかけた時だよね。
たしかに倍音はたくさん鳴って聞きやすくはなったけど、代わりに腹にズシンとくるような超低音はほとんど感じなくなっちゃってると思う。
だから超低音を担当してるトラックには歪ませすぎ注意だね。
歪ませるデメリット② 音の繊細さがなくなる
たとえば高価なオーケストラ音源でがんばってベロシティやアーティキュレーションを書いたとして、それにがっつりオーバードライブかけちゃったらもう今までの努力は水の泡だよね。ベタ打ちと全部違いわかんなくなっちゃう。裏を返すと、歪みによって細かい音のニュアンスとかが無くなっちゃうんだよね。
だから生音系プラグインには極力歪みはかけないか、かけたとしても相当歪ませる量に気をつけるね。
まあ、開き直って逆にオーケストラ音源にめっちゃディストーションかけまくるぜ!って意図なら逆にアリかもね。
このメリットとデメリットを両方理解して、うまく歪みを使いこなせれば、さらにサウンドがパワーアップできると思う!
次は、デメリットの部分をうまく回避する方法を書いていきます〜〜