こんにちは!
今回は前回の続きで、中音域を活き活きと鳴らすためのテクニックについて書いていくよ。
ちなみに今回、今までで一番実践的なテクニックの回かもしれない…。
さて、具体的な話に移る前に、
そもそも中音域ってどこからどこまでの帯域を指して言ってるの?
というところを説明するね。
僕はだいたい200Hzから4000Hzくらいの範囲のことをざっくり中音域だと思ってる。
「範囲広っ!」って思ったよね。
これにもちゃんと理由あるから!
というのも、これは安いイヤホンやスマホのスピーカー、PC付属のスピーカー等日本のほとんどの再生装置が一番出してる帯域だから、
要するに一番リスナーに聴こえている音ってこと!
もちろん低域や超高域のコントロールも必須なんだけど、案外皆が疎かにしがちなのがこの中音域のコントロール。
しかも、「モコモコしてしまうから」とかで逆にカットされがちなんだよね。
確かに不必要な帯域が溜まっていくとノリが悪くなってしまうこともあるし、カットしたほうがいい音もある。
でも、安易にEQで中音域を下げるムーブをするのは危険!
中音域を下げてスッキリして聴こえても、それはただ音が細くなってるだけの可能性が…。
【実践を見る前に】
今までずっと言ってきたことをおさらいしよう!
1.小さい音量でミックスすること!
2.リファレンス曲を必ず用意して、聴き比べながら作業をしよう!
文章で説明されてもなかなか難しいと思うから、例を出してみるよ。
(ここから先はちゃんとした環境で聴いた方がいいかも!)
例えば、こういうドラムループを作ったとします!
で、これのキックの音量を変えずにもうちょっとEQで存在感を出したいなあ、と思ったとするじゃん。
【よくあるEQ処理の場合】
で、僕が以前やりがちだったのがこういうEQのかけ方なんだよね。
これこれ。キックの一番低音出てる60Hzくらいを上げて、あと高音を上げて〜〜って感じ。
このEQをキックに挿したらこんな感じに変化する。
予想通り主張は強くなったよね。
でも、こういうEQのかけ方は小さい音量で聴いた時ほとんど違いがわからないし、相対的に中音域が弱くなってスカスカのキックに聴こえてしまう危険性もあるってわけ。
じゃあEQでどこを上げればいいの??
【新しいEQ処理の場合】
僕が上げるべきだと思っているのはここ!!
200-400Hzあたりと、いわゆる皮鳴りの部分である1500-2000Hzあたりだね。
700-800Hzあたりは音の引き締めの為に少し下げている感じ。
実はリスナーがキックのどこを聴いているかって、120-400Hzの鳴りなんだよ!
だから超低音帯は上げずに、ここを上げてあげるとキックの存在感がグッと上がるよ。
このEQをキックに挿したバージョンはこれ!
もちろんこのEQ処理には好みがあるし、もしこの音は好きじゃない!って人でも、こういうEQのかけ方もあるんだな〜と思ってくれたら嬉しいな。
次に、このドラムループにベースを入れてみたとするよ。
ベースも同じようにこれから存在感をEQで上げていこう!
今までよりも中音域を意識して…。
こんな感じになった!
なんか今回キックとEQのかけ方が似てしまった…😂
でも要するにベースも中音域の主張が足りなかったってことだね!
ベースにこのEQをかけたバージョンはこちら!
キックとベース両方EQ外したバージョン↓と聴き比べてみてね。
drumbassloop_fanbox_AllRemoveEQ
と、いうわけで今回の実践はひとまずこれで終わり!
どうだろう、僕の伝えたかった感覚は伝わったかな…。
中音域は、サウンド一つ一つが活き活きと存在感を出せる帯域が必ずあるから、そこを適度に突いてあげることで曲全体が元気になると思うよ!
なにか分からないことがあったらなんでもコメントかDMでお待ちしています〜〜。
次は中音域を上げる時の注意点等を説明してきます!
ではまたー。