こんにちは!お久しぶりです…
なんで期間が空いてしまったかというと、EPを作っていたんだよね。
RAY EPっていうんだけど、よかったら聴いてくれたら嬉しいな。
twitter post: 1394306716301365251
とまあ宣伝はこれくらいにして、今回は中音域についてのお話第三弾!
第二弾の時は、キックとベースを例に、中音域をEQブーストによって補強してサウンドを豊かにするっていう回だったね。
今回は別の切り口から、中音域の取り扱いについて書いていくよ。
EQブースト以外でも中音域を補強する方法はあるよ。
まずひとつはOverdriveなど歪ませるエフェクトを帯域指定してかけてあげるやり方!
(※Dry/Wetのバランスが大事だからよく調節して!)
場合によってはこっちのほうが自然になることもあるね。
そして2つ目は、音をレイヤー(重ねるという意味)させて補強するやり方!
特に曲の主役というべきシンセリードや、ドロップのぶっといベースなんかは
低音(もしくはサブベースの音)・中音域(サウンドを決定づける要素)・高音(音に広がりや綺羅びやかさを足す要素)の3つに分けて音を豊かにするのがプロの間では割と一般的だよ。
ちなみにこのレイヤーの重要性については、youtubeでKSHMRが詳細に語っているから是非観てみてね。
(英語だけど画面みてるだけでも参考になると思うよ。)
そして3つ目は…、高音域をカットすることで中音域を目立たせるやり方!
高音域をカットすれば中音域が目立つ?当たり前じゃん。なーんだ。
って思ったかもしれない。
考えたら当たり前だよね。でもやってない人が多いんだよ。
皆、高音域を目立たせようとばかりするからね。
これは当たり前の話でもあって、今までの自分の固定観念や思い込みを打破するという深い話にも繋がることなんだ。
まず前提として、EQはあくまで「相対的」に作用するということを覚えてほしい。
相対的というのは、たとえば中音域をブーストするのと、中音域"以外"をカットするのは同じ音になるということ。
たとえば、さっきのレイヤーの話でいうと、例えばリードシンセを低音・中音域・高音域の3つのサウンドに分けたとする。
でも、(昔の僕のように)多くの初心者は「中音域」のサウンドですら高音をブーストしようとしてしまうんだよね。その方がかっこよく聴こえてしまうから。
でも…、中音域担当の音なのに高音をブーストしてしまうということは、中音域が相対的に弱くなってしまうよね?
結局、音を3つも重ねたのに中音域が物足りないうるさいサウンドになってしまうということがあり得るんだよね。
ここで僕が言っておきたいのは、9000Hz以上のような「超高音域」はドラムのCrashやハイハット、FX等に任せて、ベースやリードのようなシンセで稼ごうとするのはやめよう!!ということだね。例外もあるかもしれないけど、基本はこの考え方。
ここでおすすめの中音域増強法は、キラキラ担当じゃない音(シンセやベース等なんでも)に対して、ゆるいハイカットEQをかけてあげて、ドラム類と一緒に慣らしても違和感を感じない程度に徐々にカット帯域を増やしていくというやり方。
最初こんな感じで↓
じわじわと高音域をカットしていく。↓
すると、ソロで聴いたときは高音が物足りなく感じても、ハットやCrashが鳴ってるドラム類と合わせて聴くとそこまで気にならない、むしろ丁度いいと感じることがあるんだよね。
ここで初めて高音域を出しすぎていたことに気づくというわけ。
低域は出しすぎにすぐ気づくけど、高音域ってなかなか詰め込みすぎなことに気づかないよね。
高音域もこまめに必要以上出しすぎないようにチェックすることで、相対的に中音域も豊かになっていいミックスができると思うよ。
最後に音域カットについて!!
さて、ここまで中音域の存在感を出していくことについて熱く(?)語ってきたわけだけど、当然アンバランスになると逆にモコモコしてカッコよく聴こえなくなってきちゃったりもする。
そこでカットEQも必要になってくるね。
で、正しいや間違いとかじゃないんだけど、ブーストのEQとカットのEQは分けて別々のEQで立ち上げてやる方が分かりやすくておすすめ。
順番はブーストEQ→カットEQの順で。プラグインの順番ってかなり大事だからそこも後々記事に載せようかな。
これからはかなり具体的な周波数の値とかが出てくる僕のテクニックの話になっちゃうけど、全部鵜呑みにしないでとりあえず試してみるかって程度で聞いてね。
カットするとスッキリしやすい帯域は、130-140Hz付近、250-300Hz付近、500Hz付近が多い。
あくまで僕の耳で判断した主観的な意見だけど、もしサウンドの抜けが悪くて気になっちゃう時は、(特にベースなんかは)ここらへんの帯域を少しカットしてみることをおすすめするよ。
また、カットする時はDynamic EQと呼ばれるEQとマルチバンドコンプレッサーのいいとこ取りみたいなプラグインを使うとEQより自然に帯域が抑えられるからおすすめ。
OZONEのDynamic EQは視覚的にも分かりやすくてよく使っている。
あと、DynamicEQを使うなら、超高音域付近を軽く抑えてあげるとEQよりさらに自然に中音域の存在感が増してくれるから、積極的に使っていこう!
代用品としては、マルチバンドコンプレッサーで超高音域だけ軽く抑えてあげるだけでも効果はあるよ。
というわけで中音域の話はこれで終わり!
かなり長くなってしまった。
何かわからないことや困ったことがあったらいつでも質問してください!
ではまた!