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ドロップのクオリティを1段階上げるtips③



今回もドロップのクオリティを1段階上げるtipsを紹介していくよ。

でも今日は「(相対的に)ドロップのクオリティを1段階上げるtips」なんだよね。

つまりドロップ以外について触れていきます!

実はドロップのクオリティはドロップに入る前に半分決まっているからね。



さっきからこの人何言ってるんだ?と思っているかもしれないけど、

かなり効果絶大だからこのまま聞いて欲しい!!!お願い…!!


1. ドロップが最大音量となるように注意を払う

自分の曲の2mixを書き出して、その波形を観察したことはあるかな。

波形の大きさはそのまま音量の大きさを指すんだけど、ドロップの部分が一番大きくなるようにするのが重要なんだ。


もちろんほとんどの場合は最終的にリミッターでガンガン潰していく運命にあるんだけど、この2mix、つまりリミッターでピークが潰れていない状態のデータでドロップで平均音量が高い状態がキープされている、ということが重要なんだよね。

(これはWinglessの2mixデータ。赤線で囲ったドロップの時点で最大音量となっている)


もしイントロやブレイク、ビルドアップの時点でドロップの音量と変わらないようにミックスされていたら、どんなに素晴らしいドロップだったとしても魅力半減してしまうと思うよ。

なぜなら人間の耳は相対的に大きい音に対して迫力を感じるようにできているから。


音量がデカいのが良いとされているのはあくまで↑のように音量管理がちゃんとされているという前提の話であって、全ての曲の展開が同じ音量だったら、最悪リスナーに音量を下げられて終わる話。そして最終的にリスナーに届くのは全くメリハリの無い平坦なサウンドだね。


そうならないために、曲全体のマクロなダイナミクスを考えたときは、ドロップは他パートよりは一段階大きい音量を出さないといけないよね。

つまりブレイクやビルドアップで必要以上にデカい音量を出す必要はまったくない。

むしろドロップの音量を基準に考えて少し小さい音量にとどめたほうがいいね。


この曲全体のマクロなダイナミクスのコントロールは、最終的にリミッターで全体的にピークを潰して上げるような処理をしても依然として強い影響を与えるよ。


2. ビルドアップの音量デカくなりすぎ問題

ここで強敵が出現!


普通に作ってたら瞬間的にとはいえドロップより全然音量がでかくなってしまうパート、それはビルドアップです!


なぜならどう考えてもドロップより猛烈な量の音がぶち込まれることになるからね。


軽く定番の音を考えてみても

- 強烈に連打されるキック

- 強烈に連打されるスネア

- だんだん音がでかくなるRiser

- だんだん音がでかくなるホワイトノイズ

- 細かくループ化されるシンセとボーカル


容易に音がでかくなるね。

まあ、そもそもビルドアップって「これからドロップが来ますよ〜〜〜!!」ってリスナーやクラブにいるお客さんに煽るために存在するから、ビルドアップで音がだんだんでかくなるのは別に悪いことじゃないね。音が大きくなるのは注目浴びることになるし。


でもここで大事なことは、あくまでビルドアップはビルドアップであって、一番音量が大きいパートであるべきなのはあくまでもドロップだということ!!

SoundCloudに上がっている曲とかで、たまにビルドアップがめちゃくちゃ音量デカくなりすぎてドロップで音量が下がったように聴こえてしまう曲あるよね。

聴いてる側からすると、ドロップだ!というのは認識できるんだけど、ビルドアップのバカデカ音量のせいで盛り下がったように感じてしまうんだよね。本末転倒……。。



余談

ちなみにちょっと今回の趣旨から脱線するけど、(厳しいようなこと言うけど)ビルドアップは適当に作ったらダメだよ。

たまに「ビルドアップってピッチ上げればいいんでしょ?」と言わんばかりに全楽器のピッチをキュイーン↑って上げてるだけの曲あるけど、そういうダサいビルドアップはドロップの魅力にも直接影響してくるから気をつけてね。



今回伝えたいこと!: ビルドアップの音量制御でドロップを主役にする!!


ではどうすればいいか?


頑張って音を詰め込んたビルドアップの音を消す必要は全く無いよ!!

ただ、ボリュームオートメーションを書いてあげる。


海外のyoutubeの解説動画とかで、マスターチャンネルのボリュームを下げるオートメーション書いてる人とかいるけど、個人的にマスターで曲全体の音量を下げたら「いかにも」な下がり方に感じてしまう場合があるからオススメしないよ。


というわけで個人的なやり方を教えます!


①ドラム・ベース・上モノ(シンセとか)みたいにトラックをいくつかのグループにまとめる。


そのままの意味だね。グループ化はしておくと色々と便利だからしてない人はぜひこの機会にグループ化してみよう!



②各グループに音量(Gain)調節ブラグインを挿す


これポイント!!フェーダーを動かすんじゃなくて、あくまで音量(Gain)調節プラグインを挿して、そのプラグインのGainオートメーションで書く!


Ableton LiveだとUtilityだね!

今はフリープラグインでも同じようなシンプルなプラグインあるよ。


てか今までそんな声を大にして言ってなかったけど音量コントロールでフェーダーを使わない、というのは僕的には基本中の基本!!

未だにフェーダーで音量オートメーション書いてる人は今すぐ切り替えて!!



一応理由説明すると、フェーダーでボリューム書いちゃったら後から音量下げたりできないからね。

あと、Gainプラグインだと2段挿し3段挿しと音量レイヤーなるものができるから、グルーヴ出す為のオートメーション場面ごとの音量オートメーションの二種類みたいな書き分けができるね。



③ビルドアップ開始からドロップ直前のタイミングにかけてオートメーションをグループごとに書く


例えばドラムならドラムグループのGainのオートメーションを、(曲によるけど)3-4dbくらい下げる感じで書く。


↑音が一番詰め込まれてるタイミングが一番音量下がるピークになるようにね。


シンセ類も同様にやんわり違和感なく音量下がるような感じで書く。↓



ベースについては、結構低音成分がデカいからボリューム調節じゃなくてハイパスフィルターをだんだんかけてあげるほうが自然なビルドアップになるよ!


ちなみに、音量が直前で戻っているのはドロップ直前の"キメ"の部分(海外ではpredropとか言われる)だからだよ。



ここまで処理ができたら、ドロップがかなり迫力ある感じに聴こえてきたと思う!

ドロップのかっこよさはドロップ以外のセクションによって更に引き立てられる、という話でした。


ではまた!

ドロップのクオリティを1段階上げるtips③ ドロップのクオリティを1段階上げるtips③ ドロップのクオリティを1段階上げるtips③

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