こんにちは!
気分転換になんjのスレタイみたいなタイトルにしてみました。
今回はマルチバンドコンプレッサーについて!
EQとコンプはまあまあ使ってるけど、マルチバンドコンプレッサーはほとんど活躍させたことない…という人のための記事だよ。
マルチバンドコンプレッサーを「こういう時に使おう!」という具体的な場面や、簡単な使い方を書いていきます。
ちなみに、今回例として使うのはFabfilterのPro-MBです
一番画面がわかりやすいからね。
Fabfilterのプラグインはどれも超優秀だから、値段は高いけど絶対に持っていて損はないはず!!
ブラックフライデーのセールが狙い目だよ。
ちなみに今はどのDAWを買ってもデフォルトでマルチバンドコンプレッサーは入ってると思うよ。
Abletonにもちゃんと"Multiband Dynamics"として3バンドのやつがある。
(OTT専用マシンとか言わない)
マルチバンドコンプレッサーはその名の通り、マルチバンドつまり帯域別にバラバラの設定のコンプレッサーがかけられるプラグインなんだけど、
原則僕は3バンド4バンドも使ったりはしません。
多くても2つ。
理由は
3バンド以上も使わなきゃいけないようならその前の音作りの調整したほうが早い
バルチバンドコンプ前提のサウンドになるのが嫌だ、あと設定凝りすぎて時間泥棒になる
みたいな感じ。
あくまで僕はこんな↓Pro-MBの公式商品画像のような使い方はしてないよ
(あえて3バンド以上使うとしたらプリセット使う時くらいかな)
そう、別にマルチバンドコンプレッサーだからって何バンドも複雑に設定しなきゃいけないわけじゃなくて、自分の理想のサウンドする為にちょっとだけ力を借りるくらいで充分。
そんなマルチバンドコンプレッサーの簡単な使い方を書いていきます!
「カイジさん…
このサンプル音は良いんだけど、もう少し高音が欲しいんです…
ここはEQ…?いや……OTTかな…?」
「カイジさん、この曲なんか中音域が足りないなあ…
足したほうがいいすかね…?オーバードライブ…」
バカっ……!
しなくていいっ……!そんなことっ……!!
あるんだっ……!!方法がっ………!!!
このマルチバンドコンプで……!
やりかたは簡単!
例えば高音が欲しいなら高音の帯域バンドを立ち上げ、そのRatioを1.00:1
つまりコンプレッサー自体がかからないようにする!
そしてその音量だけを上げる!!
中音域でも同じ!
欲しい帯域を選択してRatioは1:1、
そしてただ!上げる!!音量だけっ…!!
「ありがとうございます…!!ありがとうございますっ……!!!」
僥倖…!!
起死回生……!!!
死の淵からの復活……!!
(ごめんなさい、現在カイジにハマっています)
でも冗談ではなくこの使い方は結構使っていて、
特に生ボーカルのミックスの初期段階では絶対使ってるよ。
EQよりも自然に、他の帯域を変化させずに周波数バランスが整うと思ってます。
マルチバンドコンプ初めての人はまずこの方法をマスターしよう!
「助けてください…カイジさん…!
せっかく渾身の2mixが完成したのに…!!
いざマスタリングで音量を上げると…暴れるんですっ……!ローミッド……!!
音圧上げた途端っ……!!破綻っ……!
最早…もこもこっ……!!!」
寝ぼけるなっ……!
そういう時こそ…
マルチバンドだろうがっ…!!
抑えろっ…!ピンポイントでっ……!!
こういう経験をした人は多い…はず!
例えばベース、ドラム等の低音成分が多い曲(まあダンスミュージックは全般かも)は、
マスタリングでリファレンスに揃えようとリミッターを使って音量を上げる時にローからローミッドあたりが暴れてイメージと違う結果になることがあるよ。
そういった予期しない低音の暴走を防ぐ為にとても便利なのはマルチバンドコンプレッサー!
これはあくまで一例だけど、こんな風に気になる帯域だけをかる~く抑えてあげるだけでも、仕上がりが全然違うよ!
あとは個人的には、トラック数が増えるとどうしても渋滞しがちな700-800hzあたりを軽く抑えるのにも使ってるかな。
抑える帯域に対してかかるコンプレッションだけど、これは普通のコンプと同じように調整していけばOK!
よくわからなければThreshold(どれだけ音がでかくなるとコンプさせるか)だけ弄って他のボタンは触らないのが無難。
慣れてからRatioやアタック、リリースも弄ってみよう。
コンプレッサーの使い方についての記事も前に上げてるからよかったら見てね。
あと、
EQで削るという手段もあるけど、
EQはずっと「削りっぱなし」の状態を維持するのに対して
マルチバンドコンプレッサーは「出過ぎた瞬間だけ抑える」から他の帯域に不必要な影響が出にくい。
だからマスタリングのような仕上げの繊細な作業では結構マルチバンドコンプレッサーで帯域コントロールしてるよ。
「もう無理ですっ……カイジさん……!
とにかくシンセを派手にしすぎたせいでっ…!
抜けてこないんです…ボーカルっ……!!
いくら高音上げてもっ…!
でも……この派手なシンセはいわば完成形……
いわばこの曲の…アイコニックっ……!
なのにハイカットなんかしたら…台無しっ…!
それでも……前に出したいんですっ……!ボーカルもっ……!」
示すっ......!
オレが...勝ちへの道を示すっ......!
抑えなきゃ誰かの養分……
そうさ…!抑えりゃ良いんだっ……!!
ボーカルが歌う時だけ……シンセの高音っ……!!!
マルチバンドコンプレッサーには大抵のものにサイドチェイン機能があって、
もちろん特定の帯域バンドのみにサイドチェインコンプをかけることができるよ!
具体的には「曖昧アティチュード」やみたいな、
サビでもシンセがガンガンなってて、さらにボーカルも主張が強い曲で使ってるマルチバンドコンプレッサーの使い方!
こういう曲は普通シンセとボーカルの高音がぶつかってボーカルもシンセも抜けて聴こえないという
厳しい状況になりがちなんだけど、
マルチバンドコンプレッサーのサイドチェインを使えば超自然にボーカルとシンセを両立させられるというわけ!
(サイドチェインのやり方はDAWによって違うから調べてね!)
ポイントは3つ!
1.シンセのグループにマルチバンドコンプレッサーを挿す!
2.ボーカルグループをサイドチェインさせる設定をする!
3. シンセのマルチバンドコンプに(例えば)1000hz以上の帯域バンドを作成して、ボーカルが自然に前に出るくらいまで軽〜くサイドチェインコンプさせる!
これによって、ボーカルが歌っている間はシンセの高音が軽く押さえられるから、主役のボーカルの邪魔にならない!
しかもボーカルが歌わないときはコンプは一切かからないからデメリットゼロ!
この方法はボーカルだけじゃなくて、例えばリードシンセや派手なベースを他のトラックとのバランスを崩さずに前に出したい時にも有効だよ!
もし今まで使ってなかったら、この機会に気軽にマルチバンドコンプを使ってみてね!
ではまた〜〜