SamuKata
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0db

こんにちは!


今回は…リクエスト記事です!

リクエストありがとうございます。


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よくYoutubeで0dBは超えるな!みたいな動画をよく見ます。反面Trapなど電子音楽ではキックとかドラムトラックの時点で0dBを余裕で超えてるようなプロジェクトも多々見られます...

改めて電子音楽における0dBのあり方について解説していただけたら幸いです。

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「結局、楽曲制作中に0dbを超えても良いの?悪いの?」というのが要約した率直な疑問だと思うのですが


結論から言います!

トラック単体では超えても全然OK、だけどマスターを書き出す時は最後にClipperかLimiterを挿そう(でもそれすらしなくていい場合もあるよ)



順に解説していきます


基礎

dB (デシベル)って一応専門用語なのに、当然のようにyoutubeや本に書かれたりしてるのが面白いですよね。

僕は高校生の頃初めてDAWに触れた時、このdbって何の単位なんだろうって思っていました。僕もこれから解説する時は初心を忘れないように心がけたいと想います。


詳しく言うと、dBという単位はdBFS(デシベル・フルスケール)というデジタル世界だけの基準なんです。

デジタル信号のオーディオの「最大値」を0とする単位なので、

その値を大幅に超えるとマスター書き出し時にデジタルクリップを起こして不快な音になってしまうのです。


なので書き出しの際は0dBは超えないようにしましょうというのが基本のルールになります。



DAW内では超えても全然OK

ところが、トラック単体だとキックが+10dbまでブチ上がっていようが

808が余裕で0を超えていようが全く問題がないんです。デジタルクリップは起こりません。耳で聴いた感じ、全然音は悪くなってないように聴こえます。どういうことなのでしょうか。


この0dBを超えていても全く問題ない理由についてですが、

これはDAWの内部ミキシングエンジンが浮動小数点(32bitや64bit)で処理してるからです!wav書き出しのオプションで32bitっていう選択肢がありますよね。アレです。DAW内部のエンジンは32bitです。つまり32bitで書き出すと全く劣化無し!


浮動小数点って用語がとっつきにくい感じですが、簡単にいうと「一時的に0dBを超えていても、最終的にマスターで収まっていればセーフ」っていうルールで動いてる仕組みのことです。

だから0dBを超えていても、クリッパーのようにピークが削れたりしないのです。

爆音のトラックをDAW内のResampling機能で波形化しても、クリップ起こさないですよね?波形の音量を下げてもぺったんこにならずにダイナミクスは保たれていることがわかります。これが32bitの強みです!



見えないクリッパー

じゃあ、各トラックは0dB超えてOKだけど、

マスタートラックに関しては0dB超えるとアウトってこと?

絶対リミッターとかクリッパーを挿さないといけないってこと?



まあ、そうです。そうなんですけど、一つ覚えて損はないことがあります。



少なくともAbleton Liveでは、マスターチャンネルに例え何も挿してなかったとしても、内部でハードクリッパーが強制的にかかっています

これはスピーカーやヘッドホンといった再生装置に支障をきたさないためのブレーキとしての措置だと想います。

マスターチャンネルでは余裕で0dBを超えてたとしても、その後で見えないクリッパーを通しているので実際にはピークは0dBで抑えられているということですね。


そして、Ableton Liveではこの見えないハードクリッパーを通した状態の音を書き出すことが可能です!


それは24bitのwavで書き出しを行った場合です。16bitのwavやmp3ではこのクリッパーは適用されずに書き出されてしまうので注意してください。


なので、海外のアーティストのプロジェクト解説動画とかでマスターが0超えて真っ赤になっていたり、マスターに何も刺さっていないのに音源はクリアで変なデジタルクリップは起こっていない理由はこれです。

24bitのwavで音源を書き出せば0dBで綺麗にピークが取り除かれるのです。



デジタルクリップは本当に避けたほうが良い

とはいえ、マスターにリミッターもクリッパーも挿してない、内部ハードクリッパーも通さない設定で書き出す(ガチで0dB超えまくってる状態で書き出す)のは本当に止めたほうが良いです。


というか、実際に書き出してみるとわかります。普通にバリバリ鳴って結構不快な音になっちゃうのでこれは止めたほうがいいと直感的に思うでしょう。



でも完璧にこだわりすぎなくても大丈夫です。

クリッパーやリミッターをマスターに挿してwavやmp3で書き出しても、時々0dBを超えてしまうことはあります。しかし極僅かなクリップであればほとんど音に影響はありません。

古い価値観だと、この僅かな0dB超えも絶対にタブーだからピークを-1dBにして書き出しましょうとか書いてある本もありますが、今は基本的に何かしらで0dBで抑えていれば全然OKです。

耳で聴いて良ければOKです




理屈より体感

というわけで、基本的にはマスターで0dBを超えないような保険をかけていれば、

DAW内でどれだけデカい音を出しても大丈夫です。

キックをブチ上げて、ベースをブチ上げて、全てのフェーダーを上げて…、それで理想の音が鳴っていたら、全然OKです。


音が潰れるまで音量を上げても、最後にClipperを指していれば0dBから超えることはないので、思う存分上げてもらって大丈夫です。


……。



少し極端なことを言いましたが、でも半分真面目にそう思っています。

一番ダメなのは、「各トラックやグループで0dB超えてるの見つけてビビってボリューム下げる」ことです!

参考にする曲のドラムの音と自分の曲のドラムを聴き比べて、キックとスネアの音量を同じくらいまでブチ上げましょう。

そのあと、Bassも、Leadも、ボーカルも、参考曲と同じくらいまで音量を上げればいいんです。それがミックスです。


マスターにリミッターやクリッパーが刺さっているなら全てOKです。


たまに、Kickの音量のピークは-6dBにしましょうとか語ってる謎のyoutuberいますけど、全部無視していいです。音の構成バランスは曲の数だけ存在するので。


大事なのは、耳で聴いてかっこよく鳴っているか、そしてエナジーが保たれているかということです。



というわけで、今回は0dBを超えることについての話でした。

他にも聞きたいことがあればなんでも聞いて下さい!


ではまた〜〜



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