SamuKata
TAKO UNAGI
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ロボメイドカフェ(オマケ編)

 最後のご主人様を見送った頃には、もう何度絶頂に達したか分からなくなっていた。もう少しで解放される。期待感と共に不安も込み上げる。この後の流れもかなりきついものではあるのだ。  簡単な掃除を終えると、メイド達はフロアの真ん中に集まり、オペレーターの会話に従ってキャラクターの演技を続けていた。オペレーターの練習時間とのことで、30分ほど、なすがままに指示に従う。内容はいつもまちまちで、ミニゲームでやるような神経衰弱をすることもあれば、王様ゲームでちょっと過激な罰ゲームが試されることもあった。 「お疲れ様〜。今日は何して遊ぶ?」  口火を切ったのは、元気なレモンだ。よく見ると動きのキレが落ちている。元気な演技をさせられる分、体力の消耗も激しいキャラクターだ。 「どうしよっか。誰か、やりたいことある人いる?」  サクラがみんなを見渡す。 「はい。」  ルリが手を挙げた。 「みんなが良かったらなんだけど、マニュアルモードでレースしてみない?今日一回も勝てなかったから悔しくて。」  ルリはそう言ってから、慌てたように首を横に振りかけた。ルリは突然、何かに耐えるように体を縮めて震え出した。 「あー。ルリちゃん、セリフと違う動きしようとしたぁ!おっしおき!おっしおき!」  レモンが囃し立てる。ルリは、必死に首を縦に振っていたが、次第に身体をくねらせたかとおもうと、大きくびくびくっと震えた。 「ごめんなさい、ちょっとバグが発生したみたい。もう大丈夫。それで、みんなはレースでいい?」  皆一様に頷いたが、内心はルリのように首を横にふりたいのだ。マニュアルモードとは、AIに任せず、オペレーターのコントロールでロボメイドを動かすということなのだ。中の人の惨状を知らない人間がただレースに勝とうと操作すれば、どんな目に遭うかは想像に難くない。だが、誰もそれを止められるわけもなく、ぞろぞろとレースのコースへと入っていく。悩ましい振動が帰ってきた。 「みんな準備オッケー?」  サクラが聞くと、口々に皆返事する。スタートの合図と共に強烈な刺激が下半身に走る。容赦なく突起が気持ちいいところをぐりぐりと往復する。思わず太ももをぎゅっと閉じて、ブレーキがかかるが、オペレーターはアクセルをさらに踏み込むだけだ。レーンの幅はギリギリでつくられているから、転倒することもできない。股間を押さえるようにかがみ込むような姿勢になるが、硬いスカートはそれすら許してくれない。早く終わって、と頭の中で繰り返し叫ぶ。 「やった。やっと勝てた。」  ルリの声がするが、喜ぶ仕草は全く追いついていない。他のメイドも悔しがったり、ルリを祝福したりと忙しい。私もなんとかセリフについていこうとするが、もう限界だ。 「そろそろ帰ろっか。」  サクラの言葉に安堵する。オペレーターの仕事はここまでだ。ぐちゃぐちゃになった股間をなるべく刺激しないようにゆっくりとバックヤードへと向かうロボットの列に私も並んだ。  格納庫呼ばれる場所だ。緑の充電ユニットにそのまま前から突っ込んで、ガチャリと機体が固定される。他の子達も続々と専用のユニットに接続している。一日中私の胸を弄っていた爪もようやく動きを止めた。 「お疲れ様でした。本日の評価を行います。しばらくお待ちください。」  汗もよだれもそれ以外の体液も限界まで出尽くしている。一刻も早く脱いで解放されたい。頭の中はもうそれだけだった。 「成績を発表します。一位ユキ、二位レモン、三位サクラ、四位ワカナ、五位ルリ。それでは成績上位機から、メンテナンスを始めてください。」  ガチャリと音を立ててスカートのロックが外れた。あぁ、ようやく脚が解放された。立ち上がり、ユニットの外に出る。残されたスカートからは湯気が立っていた。二足歩行のロボット姿になると、まだ完全に着ぐるみを着たままなのに、ほんの少し涼しい。  そのわずかな涼しさのせいで、早く脱ぎたいと、焦る気持ちを掻き立てられる。皆同じ思いらしく、ユキの周りに集まっていく。一位のロボットから人間に戻ることができるのだ。接客でもらったコインの数や、レースの成績、オペレーターの指示への従順さなど、色々な評価の結果なのだろう。  早くもユキはグローブを外している。汗でずっしりと重くなったそれをサクラが受け取った。手袋から出てきた手はタイツに包まれている。その指でマスクの留め具を外すと、少しマスクが前後に開いて、顎のところに溜まっていた液体が流れ出した。マスクが外れて、タイツに包まれた頭が出てきた。ぽっかり空いた穴から出ている顔は真っ赤で、汗で濡れて光っている。今度はレモンがマスクを受け取ってシャワールームへと向かった。肩と胸の装甲、ブーツ、スカート、エプロン。次々に外されていくパーツを受け取って私もシャワールームに向かう。戻ってきたサクラとすれ違った。グローブの洗浄が終わったのだろう。マスクの裏側を洗っているレモンの隣に行き、私も機体の裏側にこびりついた汗を洗い流していく。  すぐに、全身タイツ姿のユキがシャワールームに入ってきた。隣にはロボットのままのルリが蛇腹のパーツを抱えて、後ろには同じく着ぐるみのまま、サクラが付いてきている。ユキは器用に背中のチャックを下ろして、タイツを脱ぎ捨てた。びちゃっと音を立てて、床に落ちたそれをサクラが拾い上げて、水洗いしていく。ユキはロボット達をよそにシャワーを浴び始めた。広いシャワールームだが、すぐに湯気で満たされた。暑い。早く片付けを終わらせないと。自分が脱ぐ番はまだまだ巡ってこない。ユキの着ぐるみを全て洗い終え、乾燥用のケースに入れると、次はレモンの番だ。今度はメイド三体がかりで脱がせる。作業量は同じなのに、人数は減っているからなかなか洗い終わらない。そうこうしているうちに、ユキがシャワーを終えて戻ってきた。手にはドリンクが握られている。思わず私は唾を飲み込んだ。 「みんな、お疲れ様!お片付けありがとね〜。」  もう上がっていいはずなのに、先に脱いだ子が残っているメイドにちょっかいをかけるのが常だった。ルリの後ろにぴったりくっついて、指を股間の隙間に這わせ始めた。 「うわぁ、めっちゃ濡れてるじゃん。クールキャラなのにこんなにしちゃダメだよ〜、ほらほら。」  ようやく解放されたそこに生々しい刺激が再び送り込まれて、ルリは身体をびくびく震わせていた。 「ワカナちゃんまで手止まってるよ〜。」  急に後ろから抱きつかれて、体勢を崩しそうになる。レモンだ。 「うんうん。いじってもらえなくて寂しかったんだよね〜。」  レモンの手が私の閉じた太ももの間をこじ開けていく。必死に首を振る。 「ワカナちゃんもここ、ぬるぬるだよ?あ、びくってしたぁ。ほら、早く洗わないと。サクラちゃん待ってるよ。」  シャワールームの熱気と、生き物みたいに気持ちいいところで蠢くレモンの指が私の集中を乱す。  ようやく作業が終わり、直立で待っているサクラのところに行く。私もルリも激しい呼吸を隠すのはもう諦めていた。硬いマスクからぼうっと惚けたようなサクラの顔が出てきた。全裸になったユキとレモンがシャワールームに連れて行った。  ルリと2人で黙々とサクラの機体を洗う。シャワールームにはサクラの嬌声が響いていた。キャラクター性で成績の差がつかないように演者はローテするのだが、どの機体でも私は良くて3位だった。さっき出て行った顔ぶれから考えると、今日のルリは私といつもビリを争っている子だ。少し顔が熱くなる。こうして最後に一緒になるたびに、少しずつ仲良くなっていたのだが、何度も恥ずかしいところを曝け出すたびに距離が近くなって、お互いに好きになってしまった。  そもそも、ルリはツンデレで、クールなキャラだから、ご主人様の好みは分かれるのだ。うまく演技できる子ならともかく基本的には不利な機体だった。今日のルリには厳しかっただろう。でも、最後まで残れるようにわざと点数を稼がないようにしたのではないか、と少し期待してしまう。  もうへとへとだが、洗浄は手を抜けない。明日になるまで次に着るのがどのキャラか分からないのだ。前日にビリだった機体を着たとき、ひどい臭いだったこともある。  ケースにサクラの機体を全て格納し終え、ようやく私の番だ。外したマスクをルリが受け取ってくれる。 「ぷはぁ。はぁ、はぁ。ま、待って。」  洗いに行こうとするルリを呼び止める。ルリはびくっとして恐る恐る私の方を振り返る。最後に残されると、よくイタズラの的にされるので、反射的に何かされると思ったのかもしれない。 「一緒に脱いじゃお。」  私はそう言って、ルリからマスクをもう一度受け取る。その辺に置いてしまってもいいのだが、なんとなく照れ臭くて、再びマスクを被った。一度綺麗な空気を吸った後だと、私の汗やらよだれやらで汚れたマスクの臭いは一層酷いものに感じたが、顔を見られるよりはマシ、そんな気がした。  首を傾げているルリから装甲を外していく。察してくれたのか、ルリも私の装甲を外してくれる。タイツとマスクだけになった状態で、ルリはシャワーのところに2人分の装甲を運んでいった。私はその隙に、飲み物を冷蔵庫から取り出して、ルリのところに戻った。  マスクの顎のところのロックを外すと、口元のパーツをスライドさせることができる。開いたところは、柔らかい布の膜があるのだが、そこにスリットが入っており、ストローを差し込むと、水分補給ができるのだ。冷たい液体が体に染み込んでいく。  羨ましそうに私を見ているルリの顎をいじって、同じように口元を開ける。そしてストローを差し込んでやると、勢いよく中の飲み物を吸い上げている。間接キスとかは気にしていないのかな。  十分に飲ませてあげてから、ストローを引き抜くと、無機質なロボットの口元からキラキラとルリの唾液が糸を引いた。私はそっとルリを抱きしめた。柔らかい胸を私の二つの膨らみで押し潰していく。固くなった先端がお互いの肉に埋め込まれていく。散々いじくり回されたそこが、温かい液体が詰まった風船に揉まれて疼く。ゆっくりと触れ合ったプラスチックのマスクが硬い音を立てた。私の腰に回されたルリの腕に少し力が入る。  私は精一杯舌を伸ばして、口元のスリットから舌先を出した。そのままルリの口元に近づいてツンツンと、舌先でルリの口のスリットをつつく。布越しに柔らかい感触がしたかと思うと、ぬるりとしたものが舌先に触れた。心臓が跳ねる。くりくりと舌を動かすと、ルリの口から出たそれもくねくねと艶めかしく絡んでくる。開きっぱなしの口から唾液が垂れて、マスクの中に溜まっている。ロボットのまま外に触れられる唯一の隙間で、私たちは夢中で愛し合った。  私が柔らかいルリのお尻を撫であげると、通気性のない口元の布が収縮した。息を呑むほど感じているルリの様子が分かってしまうと、もう歯止めは効かない。  ボディソープを出して、ルリの体に塗りたくる。シャワーを浴びてもいないのに、すぐに泡立つ。くすぐったそうに身悶えするルリの体を余すところなく撫でまわす。首筋や脇の下を私の手が通るたびにびくんびくんと体が反応する。面白くてついイタズラしたくなる。ぬるぬるの手で乳首をこすると、ルリは大きくのけ反った。しかし、逃げることはない。仕返しとばかりに泡だらけの体を私に擦り付ける。お互いの胸をぴたりとくっつけて、押しつけたまま上下に動かす。固くなった先端同士がこりこりと擦れて気持ちいい。  何も考えられなくなってきた。立っているのもやっとなのに、やめたくない。そっと膝立ちになり、ルリも同じ態勢になった。すると、ルリはもっと体を近づけて、太ももを私の股の間にぐりぐりとねじ込んできた。ルリが応えてくれるのがただただ嬉しい。私も太ももをルリの脚の間に差し込んで、互いの足が交互に絡み合った。少し体を捻って、また胸同士をくっつける。まるでロボットが合体しているみたいだと、マスクの中で笑みが溢れる。  どちらからともなく動き始める。抱き合ったまま上下に体を擦り合わせる。仕事中なのに。いけないことをしているような感覚が、込み上げ、恥ずかしさで顔が熱くなる。仕方ないよね。ちゃんと洗わないといけないんだから。フロアで散々いじめられたところを、ルリの太ももが、柔らかく、優しく慰められていく。  もどかしい快感がどんどん溜まっていく。破裂することなく、動けば動くほどに膨らんでいく。喘ぐような呼吸音が混ざり合っていく。それでも声はあげない。私たちはロボットだから。  小刻みに揺れていた体が次第に時折びくっびくっと跳ねる。その度、ルリの脚が深く私に食い込んで気持ちよさが加速していく。  風船がはじけた。呼吸が苦しいのに、目の前が真っ白になって、全身が痺れて、ただただ幸せだった。  どれくらい抱き合っていたのだろう。ようやく呼吸が落ち着いてくると、私たちはどちらともなく絡み合った体をほどいて、向かい合って座った。  私のマスクにルリの手が伸びてくる。優しい手つきで頬を撫でてから、そっとマスクが外される。新鮮な空気が肺を満たす。ルリはワカナのマスクを膝に置いてじっと私を見つめている。  私もルリと同ようにマスクを外してあげた。頬を撫でると、神経など通っていないはずなのに、くすぐったそうに体が反応している。そっとマスクを持ち上げて1日ぶりにルリの顔を、と言っても昨日はルリではなかったその顔を曝け出した。蕩けた顔は汗とよだれにまみれていた。外したルリのマスクの内側からは、むわっと熱気が立ち上っている。おもむろに顔を近づけて思い切りマスクの中の空気を吸い込んだ。シャンプーの匂い、汗の臭い、ルリのあらゆる臭いが全て詰まっている気がした。 「あぁぅ、あの、嗅がないでぇ‥。」  かすれた声でルリがもじもじとしている。真っ赤なその顔がたまらなく愛おしくて、ルリのマスクを膝に置いて、丸くくり抜かれたタイツから覗くその唇に口付けした。  んっ、と小さく息が漏れて、熱くてぬるぬるした舌が絡み合う。痺れた脳髄の余韻を少しでも留めようと、私たちはお互いを貪った。明日、私はワカナではないし、ルリも明日は別の子だ。どうせ明日も成績が悪ければまた会えるのに、なんとなくただ寂しかった。混じり合った唾液が糸を引いて2人を繋いでいた。


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