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月華の世界 最終話 「月の光」

やっと完結できました。 セリフなしの絵が見やすいバージョンはこちら https://tsuruse852.fanbox.cc/posts/6614726 この回はどちらかというと千春の世界って感じの内容でしたね。 最初は5ページぐらいで終わる予定だったんですけど色々と描写を増やしたら8ページになりました。 「欲しいもの」とか、今までのエピソードで出てきたワードも無事に回収できて、良かったです。 2話で欲しいものについての質問が出た時に、ずっと最終話のこのシーンに繋げようと決めてました。なので目的は達成です。 そして今回は千春の過去が初めて本格的に出てきました。 千春はお母さんとすごく仲が良かったというわけではなさそうですが、記憶の中にある母の姿は優しい雰囲気ですよね。 多分「大好きな存在」というよりは、自分の親なのに「綺麗すぎてうまく触れられない存在」みたいに思っていたのではないかと思います。神経質で過保護で変わり者とか言われていますが「薄味の物しか食べない」「牛丼すら体に悪いと思ってる」「娘が大きくなっても手を繋いで歩いてる」みたいなとこを見ると、確かにちょっと変わってるような気はしますね。5話のおまけ回で処理班の人に千春が「神経質」と言われているシーンがあります。芯の性格が似ているのかもしれませんね。 この回の感想で「千春は解放された」というようなコメントを見かけて、確かにこれは解放の物語だったのかもしれないと思いました。 千春にとって母が死んだことは今でも受け入れがたい悲痛な現実であり、できることなら時間を巻き戻したいはずです。しかしそれがきっかけで千春の裏稼業の才能が開花したんです。血は苦手だけど、月華と出会うまで一人で事務所を立ち上げ、ビジネスの基盤となる人材集め(処理班)や物資の調達などをやってきた実績があるのです。 結構前の回で千春は「私は金を稼ぐ才能がある」と自分で言っているシーンがあります。それはもう、とても楽しそうに。 これは千春が初めて自分の意思でやりたいと思って始めたことなんです。 私はずっと、千春の行動理念を考える時「世界平和を願うだけなら警察になる方が筋が通っているのでは?」と、自分の考えた物語に矛盾を感じていました。 でも、この人がこの世界で生きる理由は「もう誰にも従わない、自分が正しいと思う生き方をしたいから」だったんだなって、気付きました。 きっと月華ちゃんはそういうところに惚れたんですね。 この二人は桜ちゃんと出会った後もこの仕事を続けています。 これからは、4人の新しい話を書いていきます。 では、長い間月華の世界にお付き合いいただきありがとうございました。 いつか2章もやれるように頑張ります。

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