我慢強い子にこそ飯を奢ろう。
初めましての方は初めまして、そうでない方はこんにちは。1003です。
今回はお題箱にいただいたこちらの漫画についてのお話→
https://www.pixiv.net/artworks/102917924
お題は『大盛りご飯とたくさんのおかずでいっぱい食べる柳瀬美由紀ちゃんをお願いします!』
またも14歳組ということで楽しく描きました。
それでは解釈付き漫画がこちら。
字が見にくかったらすみません。指摘があるまで変わりません。
赤い字で書かれたものについては深く説明していきます。
・たくさん食べるなら〜
今回のお題を見て何も悩むことなく「Pの奢り!」と決めたので、どのお店で食べるのかを検討しました。
で、たくさん食べるなら中華かなと。
おうちがカニ工場なこともあってお魚とかカニにもしたかったんですけど、あんまご飯食べられなさそうだと思ったのでやめました。
・同じ構図を並べることで〜
ここはずっとご飯を食べている、というシーンにしたかったので繰り返しているイメージで同じ構図を続けています。
アニメーションを作るイメージなのかも。
コマの中で食べているものやポーズを変えているのは時間の経過、行動の変化を見せるためです。
光のお寝坊漫画の解説(#2)で描いた「時間をとめる話」とは逆ですね。
・効果音はコマをまたがせる
上の内容の続きになりますが、これも時間経過のアピールです。
アニメーション、という言葉を使いましたが、まさにこの効果音が三つのコマを連続させる要だと考えています。
効果音を跨がせると二つのコマがつながっているように見えるんですよね。
あと、コマを小さくしていくのもテクニックです。
漫画を読み慣れている人はコマが大きいものほど重要、小さいものほど些細なコマであると共通認識があります。
最初は「美味しいものを食べて喜んでいる」コマですが、その後もずっと同じ情報が続くので重要度が下がるわけです。多分そんな感じのテクニックなんじゃないですかね、わかんないですけど。
シンプルにコマ割りを単調にしない、という思惑もあります。
こっちの方が大切なのかも。
これで1ページ目は終わり!
どんどんいきましょう。
・食べ切ったことを示すためにフカン
フカンとは「高いところから見下ろすアングル」のこと。
食べた後のお皿の中を見せるためにこの構図になっています。
このコマでは食べ終わって一区切り、というコマなので見せたい動きとしては「カタン」だけ。なのですが、空っぽのお皿があるとわかりやすいよなあ、ということでこの構図になりました。
もうひとつギミックがあるのですがそれはこの次で→
・いい笑顔です
可愛いアイドルが一番可愛いのは火を見るよりも明らかで朗らか。
つまり最後のコマがこの笑顔で終わるのはこの世で最も尊ぶべき純粋なハッピーエンドを目指した結果だということです。
で、先ほど話した最後のギミックというのは手前の2コマで(というかこのページで)美由紀ちゃんの顔を出さないことです。
何かを強調しようと思ったらやり方は二つで「力技」か「ギャップ」かです。
今回はギャップのために顔を見せずに置いときました。
期待を煽ったとも言う。
以上で解説は終わりです。
読んでくださってありがとうございます。
「1003あたまのなか」第三回でございました。
今回は漫画のギミック面を結構話した気がするなあ。
次回もよろしくお願いします。
それではまた!