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【二次創作】住乃絵紫苑が幼馴染のあなたに嫉妬して、大胆な誘惑からラブラブ初エッチまでもつれ込む話

【ドルフィンウェーブ二次創作】 本編とちょっと違う世界線のお話。紫苑と一緒に帰っていた”幼馴染の”あなたは、他の女の子に色目を使っていることがバレて嫉妬されてしまう。いつもは素直じゃない彼女も、今日ばかりは積極的に誘惑してきて……。 ───── Pixivリクエスト作品になります。 ゲーム「ドルフィンウェーブ」のプレイヤーキャラクターの代わりに、等身大の幼馴染くんがヒロインとイチャラブする所を書かせていただきました。 一応こちらにも投稿させていただきますが、全編無料公開です。 ご依頼ありがとうございました! ーーーーー 「紫苑ちゃん、ごめん! お待たせ!」 「ん。ちょっと遅かったね」  彼女はそう言って僕を一瞥した。あえてその場でお喋りを始めることもなく、先へ先へと歩き出す。僕は重く肩にのしかかるカバンをグイッとかけ直し、慌ててその後を追った。  こういうときの紫苑ちゃんは足が速くなる。夕陽に照らされた靴箱を横目に通過して、人のまばらな玄関を抜けて、すぐに校門を飛び出してしまった。外に出ると夏の日差しがまだ生暖かく感じる。 「ごめんね。でも、先に行ってくれてもよかったのに」  早歩きをしながら、少し前を行く夏服の背中に改めて謝る。それから彼女はようやくスピードを落とした。はぁっとため息をついて、整った横顔が勢いよくこちらに向いてくる。 「そんなことしないよ。……一人で帰るなってヘリーさんに言われてるんだから」  鋭く言い切ったかと思えば、サッとそっぽを向いて声を落とす。苛立っているように見えるけれど、そうじゃないことを僕は知っている。  なぜなら、僕らは子どもの頃から見知っている幼なじみだから。  彼女とは子どもの頃からこんな感じだ。当たりがキツくなりがちだけど、根は凄く優しい女の子。そんな素直じゃない性格に恋をしているくらいだ。 『紫苑ちゃん、そういう態度も可愛いよ!』  ……なんて、大それたことは流石に言えないけど。ちょっと自意識過剰すぎるし、変なこと言っていまの心地良い距離感を壊したくない。  だから僕はその代わりに、いま名前が出た人のことを話題にした。 「そう言えば、ヘリーさんが今日学園に来てたよ」 「ああ。試着し放題のGalateaブランド体験企画、だっけ」 「紫苑ちゃんは行かなかったの? モデルさんでしょ」 「あたしが行ったらSHIONの正体がバレちゃうでしょ……」  それもそうだった。  同級生な上に家まで隣だから意識はしていないんだけど、彼女はコッソリと、あくまでコッソリとモデルの仕事をしているのだ。  上司であるヘリーさんはその点しっかりしている。例えば、一人で帰らせないようにと僕に根回しをしてきたのも彼女だ。  他にも素性がバレないように、仕事中は派手めな茶髪のウィッグを着けさせていたりする。普段のサッパリしたウルフカットが魅力なのになと思っていたけど、実際見てみると惚れ直すほど可愛くて驚いた。紫苑ちゃんのお母さんと二人で盛り上がってしまったくらいだ。 「……そうだね。学園内で目立つのはまずいね」 「そういうこと」  まあ、学園の皆にSHIONのことがバレたら……僕も困る。凄く困る。  紫苑ちゃんのカワイさが瞬く間に知れ渡ってモテモテになってしまうだろうから……! 「ちょっと……なに変な顔してんの」 「ごめん。なんでもない」  フフッ、と笑う顔が可愛らしくてまた変な顔になりそうだった。 「ヘリーさんと話したりとかした?」 「目立たないように、ちょっとだけ。今度ハンバーガー奢るねって言われた」 「幼なじみと帰ってるだけなのに、またそんなこと言って……」  紫苑ちゃんが額に手をやるのも分かる気がする。ヘリーさんは大のハンバーガー好きで、なにか用事があるときはお気に入りのお店で食事をするついでに呼んでくるのだ。  僕自身は胃にくる重たいものがそこまで好きじゃないんだけど、あの人が目を輝かせてバーガーをパクついている姿は嫌いじゃない。むしろ普段キチンとしている女性が少女みたいにご飯を頬張っているところにドキドキしてしまう。    ──そんな時、妙なことを思い出した。  『アナタ、シオンとはどれくらい進んでいるの?』  『えぇっ!?』  先日ヘリーさんと会って紫苑ちゃんの学校生活について話していたら、急にこしょこしょと囁いてきたんだ。  思わず大声を出してしまったのは突然のコイバナに驚いただけじゃない。その……真横からぐいぐい近付いてきたヘリーさんが、可愛すぎたんだ。  『幼馴染なのは知っているけれど、普段イチャイチャしているところを見ないじゃない。ワタシはね、若い子同士もっと仲良さそうにしても良いんじゃないかと思うのだけど。そのあたりどうなの? ねえねえ』    ツートンカラーの鮮やかな髪の毛からふわりと大人の香りがする。横顔も肌も息を呑むくらいに綺麗で、なんでこの人モデルじゃなくてデザイナーをやっているんだろうって不思議に思ってしまう。  おまけに心臓に悪かったのは、胴のラインから引っ張り出されたような巨乳がぷにぷにと腕に当たってくること。厚いパーカーを着ているけれど、その胸元から谷間が覗いて余計にムラムラくる。その溝はあまりにも深かった。頭を突っ込んでもすっぽり包んでもらえそうな、包容力抜群のおっぱい……。スケベな想像が止まらなくなる……。  『……アナタ、シオンを差し置いてワタシを見つめるなんて……どういうつもり?』  無言で顔と胸をチラチラ見ていると、とうとう挙動不審がバレてしまったみたいで怪訝な顔をされた。  『あっ!? あぁっと……す、すみません! ヘリーさんが可愛くてつい……!』  眉根を寄せたヘリーさんに大慌てで謝ると、彼女はわなわなと肩を震わせた。何がなんだかわからないまま、余計に怒られてしまって……  『なっ……! アナタね、そういう事はシオンに言ってあげなさい! そういう悪い口は……こうよっ!』  ヘリーさんは顔を赤らめると、いきなり僕のトレーにあったポテトを何本も掴んで口に突っ込んできた。どんどん詰め込まれてモガモガ苦しんで、Sサイズの箱がカラになるまで彼女は止まらなかった。  今にして思えば、おっぱいをジロジロ見てしまった罰だったのかもしれないけれど……あれは正直ご褒美だった。ヘリーさんがいろいろ言いながら食べ物を運んでくるたびに、あの爆乳がゆっさゆっさ揺れまくっていたから。  ……おっぱい。グラビアアイドルみたいな特大のおっぱい……。あれを僕の好きにできたとしたら……いや、待て待て! お世話になってる人になんてことを考えているんだ! 駄目だ駄目だ! エロいこと考えたらダメだぞ……ああ、でもそう思えば思うほどヘリーさんが美化されていって……!  「……あのさ、気持ち悪い顔しながら歩くのやめてくれる?」  「ぎゃあぁ!?」  「大声出すのもやめて」  現実に引き戻されると同時に、紫苑ちゃんにまた呆れられてしまった。ムラムラが相当顔に出ていたらしい。  「あんたってすぐスケベなこと考えるよね」  「ばれてる……?」  「認めないでよ。最低」  「うぅ……」  鋭く責めるような目を向けられる。ちょうど信号待ちで立ち止まってしまい、沈黙を突きつけられるのが辛い。でも僕が悪いからな。紫苑ちゃんの上司にエッチな目を向けるなんてそりゃあ気持ち悪いよ……。  な、なんとか話題を切り替えてごまかさないと……!  「えっと……そういえばっ、今度ジェットバトルの大会があるんだよね!?」    これだ! 紫苑ちゃんも選手として活躍しているスポーツの話題! これなら彼女も普通におしゃべりをする気分になってくれるに違いない!  「え。そうだけど、私その話したっけ」  「僕だってワダツミの生徒なんだからニュースくらい見てるよ。紫苑ちゃんも出場するんでしょ」  「ふーん……よく知ってるじゃん」  「マシンに乗ってるときの紫苑ちゃんって凄くかっこいいよね。凛々しいっていうかさ。水しぶきを上げて走り出すクールな横顔! 流石モデルだよね!」  「そ、そう? 褒めすぎだって……」  紫苑ちゃんは腕を組んでそっぽを向いた。耳が赤くなっているような気もする。  普段たくさんの人に美貌を見せつけているはずなのに、時々こうやって恥ずかしがるのが本当に好きだ。僕だけが見られる等身大の姿なのかなって思うと幼馴染の特権があるようで嬉しくなってしまう。  青になった信号を渡りだした僕らは、少しずつジェットバトルの話に盛り上がっていった。  射撃練習を先生に見てもらった話。選手仲間とヘリーさんのお店でパーティーをした時のことや、マシンについての座学の話……。自分の打ち込む競技について語る紫苑ちゃんの横顔は、しっかりその生活を楽しんでいるように見えた。  「自分が選手になるまであまり意識してなかったんだけど、ジェットバトルって本当にたくさんお金が動いてるんだよね」  「へ~。まあ学校ぐるみで選手を育成してるくらいだもんね」  「そう。勝ったときの賞金も高額だし、マシンとかユニフォームとか色んなものにお金がかかってる。あんたは学園のトレーニングルームって使ったことある?」  「僕はまだないなぁ」  「そっか。あれも何千万円ってお金をかけて作られたものらしいよ」  「えぇ~……!?」  「ワダツミはジェットバトル関係の補助金が多いけど、私たちの授業料も地味に入ってると思うから。卒業するまでにもっと使ったほうがいいんじゃない」  僕は感心しきりだ。学生として勉強してるだけの男と違って、モデルや選手として現場で活躍してる紫苑ちゃんは見る目が違うなあ。それなのに自慢っぽくないのがまたカッコいい。  「そういえば、KIRISHIMAの学生組の子たちはよくトレーニングルームを使ってるみたいだね」  「学校にいる間も鍛えられるのは便利なんだよね。私はこういう身分だから、堂々と使えなくて残念」  「あ~。確かに……」  「ところでさ」  「なに?」  「なんであんたがそんなこと知ってるわけ?」  「え゛」  思い返してみると、初めて話をしたのは全くの偶然からだった。  『あのぉ~……助けてください~……』  『なっ何だ? どこから……?!』  『こっちです……更衣室の中です……』  その女の子──咲宮さんはたまたま通りがかった僕に声をかけたらしく、女子更衣室からピョコンと頭を出してきた。  以前にも姿を見たことはあったけれど、改めて間近で見てみるとサイドテールにまとめた赤髪の艶やかさに目を奪われる。二重まぶたが大きく動く元気な女の子って感じで、ヘリーさんとかその道の人が見つけたら放っておかなさそうだ。  『あの、紫苑ちゃんのお友達ですよね……?』  『そうだけど……えっ、咲宮さんと紫苑ちゃんって知り合い?』  『いつもお世話になっております……あなたなら安心して頼めるかと思いまして……』  なんだこの腰の低さは。信用してくれたのは嬉しいけど、咲宮さんってこういう感じの子だっけ? それに見た目にも何か違和感が……。  『えっと……なんで頭だけ出してるの?』  『それは~……えっとぉ~……着替えの入ったカバンを、教室に忘れてしまったんです……』  咲宮さんはカァッと真っ赤になってうつむいた。忘れ物くらい誰にでもあることだと思うけど……着替え? 着替えを忘れたの? 女の子の着替えってつまり……そういうことだよな……  『待って待って待って。それを僕に取りに行けってこと?』  『す、すみません……こんど食堂のパフェを奢りますから……!』  『いやお礼とかは別にいいんだけどさ、いま体操服とか着てるなら自分で取りに行ったらいいんじゃない……?』  『それが……その……今は汗でスケスケなので……』  …………………………。  『分かったごめん!! すぐ取りに行ってくるから!!』  僕は駆け出した。そのまま突っ立っていたら、股間に集まる熱を抑えることが出来なくなりそうだったから。そっちはダメだ。血流を足へ送るんだ。考えるな……あの咲宮さんが、スケスケ体操服で過ごしている姿なんて想像するんじゃない……!!  選手の皆がトレーニングに汗水流すなんて当たり前じゃないか! 健康的なことなんだからエッチな目を向けちゃダメなんだ! ダメだぞ。咲宮さんの透けブラとか想像したらダメだぞ! ばゆんばゆんって爆乳揺らしながらランニングしてるのとか考えたら本当に……やばいから……!  ──そんな具合で猛ダッシュしていると、すぐに教室へ辿り着いた。咲宮さんのカバンは無防備に机の上へ置きっぱなしで、思わずその中の『着替え』を覗いてみたい衝動に駆られたけれど……幸い理性が勝った。魔が差したのを誤魔化すように再びの猛ダッシュ。僕は犯罪者になることなく咲宮さんを助けるのに成功したのだった。  …………という話をオブラートに包んで説明すると、紫苑ちゃんがこう言った。  「あんた、今かなり話を端折ったでしょ」  「え゛?! いや違うよ! 初めて会った時の話をしただけじゃん!」   「体操服が透けてるって言われて、おっぱい見えるかな~ってムラムラしながら走り出したとこが抜けてる」  「なっ……何でそこまで……んっンン゛、考え過ぎだよ!?」  まずい。何だか雲行きが怪しくなってきた。  「実を言うとさ、その話って入華たちからもう聞いてるんだよね」  「は!?」    「着替えを取りに行ってもらったら凄く大急ぎで走っていったって。お礼にみちるさんと一緒に食堂へ連れて行ったら、そこでもやたら緊張してるみたいだったってさ」  「うっ……」  「入華もみちるさんも巨乳だもんね? ジロジロ見ていやらしいこと考えてたんでしょ。谷間に生クリームが落ちてエッチだな~とか……そんな感じ?」  おかしいな。紫苑ちゃんの距離が物凄く近いような気がする。  「えと……し、紫苑ちゃん! そろそろいつものラーメン屋だよ。今日も入って──」  「今日は、いい。誤魔化さないで」  「ごめんなさい……」  彼女との距離はどんどん縮まり、ついには腕を組んでくるまでになった。  細さを保ちつつも競技選手らしい筋肉質な腕が絡みつく。ギュッと抱き寄せるように力を込めてくる。とうとう僕の身体が彼女に触れた。そのとき感覚で分かったのは、カッコいいウルフカットの黒髪が首筋に当たること……人肌の温もり……それから、彼女のおっぱいの柔らかさだった……。  「紫苑ちゃん……? ち……近いよ……」  「逃げたら許さないから」  しばらくして、僕は彼女が確信犯なんだと気付かされた。当たっているというより当ててきている。夏服の生地をパツパツにするような豊満な乳房。それが布越しに腕へ擦り付けられる。ぐにぐに。むにむに。バランスボールに沈み込むような心地よさ……。  夕焼けに汗ばんだ女の子の香りと、次々に形を変えるおっぱいの感触と……それを浴びせかけられているうちに頭がくらくらしてきた。ずっとそれを味わっていたくて、歩くスピードが遅くなってしまう。  「ふぅん……♡ やっぱり、おっぱい好きなんだね……♡」  「え……あ……」  「前から気付いてたよ……あんたが女の子のおっぱいチラチラ見てるの。ドキドキして、えっちなこと想像して、それがすぐ顔に出てさ……凄く分かりやすかったんだよね。まあ一番ハッキリ分かったのは、ヘリーさんから話を聞いたときなんだけど」  それも知られてたのか……! あぁ、やばい……押し付けられすぎて塀にカバンを擦りそうな勢いだ。ギュッギュッて紫苑ちゃんがぶつかってくる……  「や……やっぱり気付かれて……」  「当たり前でしょ。ヘリーさん、自分が身長低いのに巨乳なの気にしてるんだから。……あ、いまドキッてしたでしょ♡」  なんだかもう何もかもお見通しのような気がする。僕が気圧されていると、紫苑ちゃんは堰を切ったように耳元で話し続けた。  「そうだよね……私なんかと違って、周りに居る知り合いの人たちのほうが可愛いよね? み~んなおっぱい大きいし、性格も明るいし……先週、桐利とばったり会ったときもそうだったでしょ。ランニングして汗かいてる首筋とか谷間とか……チラチラ見てるのばればれだったよ……♡」  ラーメン屋を過ぎればすぐそこのはずなのに、自分の家がすごく遠く感じる。ほとんどまともに歩けていない。紫苑ちゃんの横乳と……色気のある囁き声に集中したくなってしまう……。  「変態……♡ おっぱい大好きなくせに、ジロジロ見るだけでなんにもしない意気地なし……♡ 今だってそう。幼馴染がこんなに巨乳ぐにぐにしてあげてるのに触ってこないじゃん……」  僕らはとうとう道端に立ち止まった。腕を組むのはやめて、真正面から向き合うような姿勢で壁に押し付けられる。胸板にバストの先端が乗ってお椀のように潰れていく。紫苑ちゃんの身長が僕より少しだけ高いのは知っていたけれど、今はなんだかその背がずっとずっと大きく見えた……。  紫苑ちゃんはどうしてこんなことをするんだろう。ドキドキする。興奮する。だけど、分からない。どうして僕にこんなことをしてくれるのか。紫苑ちゃんが何を考えているのか……。  そうやって流されるままにしていたら、彼女はフッと寂しそうに笑った。  「……ううん、私はやっぱり違うんだよね。ちょっと背伸びしてもあんたには好きになってもらえない。他の子みたいに可愛くないから。素直じゃないから……」  ──あ。  「変なことしてごめん。今日のことは忘れて。あと……もう一緒に帰るのは──」  「待って……」 ぎゅうぅぅぅっ……!  「ひゃっ……♡ ちょ、ちょっと……なにして……♡」  「ごめん。紫苑ちゃん、ごめん……」  僕は紫苑ちゃんを抱きすくめた。精一杯背伸びをして、驚いて仰け反った身体をしっかりと腕で支える。僕から離れていかないように。あんな悲しそうな表情をさせないように。  「好きだよ。紫苑ちゃんのことが好き」  「…………っ♡」  「カッコいい所も、素直じゃない所も、目つきも声も身体つきも全部好き。もちろん胸も……」  怖くて隠していた気持ちを全部伝えた。今までだって顔には出ていたかもしれないけど、直接言えたことなんてなかったから。いつだって彼女にだけは心底照れてしまって、女の子として扱ってあげることが出来ていなかったから……。  僕は臆病なせいで逆に紫苑ちゃんを傷つけていたんだ。  「ごめんね。紫苑ちゃんにばっかり無理させてごめん。僕のほうこそ、紫苑ちゃんにどう思われるかなって不安で黙ってて」  「…………」  「正直になるから、あんな顔もうしないで。ごめん……」  強く強く抱きしめ続けていると、しばらく黙っていた紫苑ちゃんがそっと呟いた。  「……そこまで言うなら……今から、私の家に来て……♡」 ─────  それからは二人ともほとんど無言だった。どちらともなく手を繋いで歩いて、紫苑ちゃんの家に入って……数分だけの時間がやけに長く感じる。玄関先の、紫苑ちゃんの家のにおいを吸っただけでムラムラする。  手に汗がにじむ。股間が張ってくる。顔に出るどころの話じゃない。期待しているのがあからさまだ。  恥ずかしくなって、靴を脱ぐのをいいことに一度手を離した。だけどフローリングへ上がった途端にまた手を掴まれる。横を見ると、紫苑ちゃんが湿った息を吐きながら僕を見つめていた。  「……興奮してる?」  「紫苑ちゃんこそ……」  「だって……嬉しいから……」  そっと顔を逸らすのがとてつもなく可愛らしい。さっきのは僕の気を引きたくて頑張ってくれたんだなって、向けられた気持ちの大きさに心臓が高鳴ってしまう。  僕も嬉しくなって彼女の顔を見つめていると、ゆっくり目だけを向けてきた。  「私の部屋に行こう……」  「う、うん」  思えばもう長いこと紫苑ちゃんの部屋には入っていなかった。彼女がモデルの仕事を始めた頃からだろうか。忙しくなって遊ぶ機会が減ったのもあるけれど、それ以上に僕の気が引けて家で遊ぼうなんて言えなくなったのが大きい気がする。  だから僕は、その部屋に入ってすぐに飛び上がりそうになった。  ……紫苑ちゃんの、香りに包まれてる。  「どうしたの……♡ そんなところで突っ立って……」  「だって、凄くいいにおいがするから……っ」  鼻から幸せが抜けてくるような感覚だった。目に見える景色は以前とそれほど変わっていないと思う。ベッドがあって、机があって、クローゼットがあって。変わったのは僕の方だ。幼馴染のことを一人の女の子だと思い始めた、そのせいで強く意識してしまうんだ。  「ふぅん……あんた、それ他の人に言ったらセクハラだからね……♡」  「ご……ごめん」  「……ばか。私にしか言わないでってこと……♡」  とうに夕焼けも沈んでくる時間だった。電気を点けないままの一室には陽射しも入らなくなって、どんどん暗くなってくる。そんな中で愛を囁かれたら、気持ちが高まって仕方がない。身体が視覚の代わりを求めて余計鋭敏になる。  「ふふ……分かったならいいよ。荷物置いて、座って……ベッドにね」  「……うん」  ベッドサイドに腰掛けると、フッと沈んだ掛け布団からまた愛しいにおいが舞い上がってくるような気がした。なんだか部屋の中のもの全部が劇薬みたいだ。……どんどん身体が熱くなってくる。もうスラックスが苦しい。股間のモノが必死に張り詰めてる……。  「紫苑ちゃん……座らないの」  「……見てて」  「えっ」 ぱさっ……  紫苑ちゃんは暗闇の中で背を向けると、ひどく無造作にスカートを脱ぎ捨てた。  腰周りがあらわになる。スポーツ選手らしく引き締まってはいるけれど、それでもなおむっちりとした肉感を醸し出す安産型のお尻。それがセクシーなピンク色の下着に包まれていることまで良くわかった。  暗い中だと言うのにハッキリ見えるような気がするのは、それほど僕の身体が紫苑ちゃんに夢中だからなんだろう。  「……見える? ねぇ……♡ 教えて……♡」  たおやかに腰をくねらせる彼女の背中は、いつになく妖艶な雰囲気だった。まるで向こう側にカメラがあるかのようにポーズを取っている。下着姿で。僕にお尻を向けて。撮られるためじゃなく、僕に見せつけるために……。  「み……見えるよ。紫苑ちゃんのパンツ……見える」  「そっか……♡ じゃあ、私には見えないから……あんたのアソコがどうなってるのかも教えて……?」  「……大きくなってるよ……紫苑ちゃんのこと考えて、すごく膨らんでる……興奮してる……! あぁ……!」  僕がムラムラを告白すると、彼女がシャツのボタンを外し始めるのが分かった。そんな小さな音でさえ感じ取れるだなんて。身体にフィットする涼しげな格好が、不思議と熱を帯びて見える。1つ……2つ……3つ……瞬く間にソレが脱ぎ捨てられる。下着と同じピンク色のブラジャーがすらりとした背中の上に浮かび上がる。  「うあぁ……。紫苑ちゃん……凄く可愛いよ……」  「…………そう♡ じゃあ、これはどうかな……♡」  紫苑ちゃんの腕が背中へ伸びてくる。うそ、と息を呑むうちにホックが外れた。 ぶるんッ……!  その時、ブラジャーが弾け飛んだんだと思う。紫苑ちゃんの身体が魅力的すぎて。いやらしすぎて。僕がつい目線を送ってた他の女の子たちの誰にだって負けない……。彼女は今まで、それをきついブラジャーで巧妙に隠していたんだろうか。  本当にすごい。紫苑ちゃんの大きく膨らんだおっぱいが、背中側からなのにチラチラ見えてる……  「大きい……」  「そうだよ……85cm、あるから……♡」  紫苑ちゃんはなおも挑発的にポーズを取り、ブラジャーと制服を失って解放された乳房を淫らに揺らした。お尻を突き出すように上体を曲げ、ふっくらした乳頭を垂れ下げるような姿勢。腕組みをして、華奢な背中から飛び出した横乳を波打たせる動き。次々に繰り出される誘惑のどれもが僕の脳髄に突き刺さる。  はぁ、はぁと熱く荒い息が出た。触りたい。めちゃくちゃにしたい。大好きな紫苑ちゃんの身体を気持ち良くしたい。僕のものにしたい……!  「……息、聞こえてるよ♡」  「うぅ……、紫苑ちゃん……! 紫苑ちゃん……っ」  「しょうがないな……♡ いいよ、こっち来て……♡」  たまらず立ち上がって紫苑ちゃんの背後に近づく。僕に負けず劣らず、彼女も艷やかに息を吐いていることが分かった。綺麗な肌が汗ばんでいる。あの香りをさらに強く感じる。全部全部愛したくなる。触りたくてもう我慢できない……!  後ろから抱きつくような形で密着すると、じっとりした湿り気に自分の感覚が吸い込まれていくようだった。すべすべのお腹に指を這わせていくたび、もっともっとと身体が暴走する。触れる範囲がどんどん広くなる。腰へ。腋のほうへ。太腿へ……がむしゃらに愛撫する。そのうち、紫苑ちゃんの身体がビクッと震えた。  「んぁ……っ♡ 熱い……♡」  彼女の手が僕の股間に触れる。そうして僕も震えた。無我夢中で抱きついているうちに、お尻へ肉棒を挟むような姿勢になっていたんだ。暖かい。柔らかい。その上手に包まれたら、スラックス越しでもイってしまいそうになる。次第に手の動きが正確になって、じぃぃぃ……とチャックを降ろしてくれて……。  「ふぅぅぅ……♡ カチカチじゃん……♡ ばか……♡」  トランクスの中からペニスが飛び出してきた。意思を持って動いているのかと思うくらいに力強く勃起していた。硬い棒を受け止めた紫苑ちゃんのお尻が震えることも、パンツの生地のざらつきさえもハッキリと知覚できる。血管の一本一本まで敏感だ。……気持ち良い。気持ち良い……!  「あっ♡ ん……ふぅっ……、こするなぁっ……♡」  「そんなこと言って……分かってるよ! 嬉しいんでしょ……っ! はぁ……はぁ、はぁ……! そっちも、腰、動かしてるくせに……! 紫苑ちゃん……! 好きだ……!」  「ん、ぁう……♡ あぁっ♡ 腰、はぁ、硬いぃ……♡」  「カッコよくてクールな女の子だと思ってた……紫苑ちゃんのこと……! どこでこんなこと覚えたの? 僕をムラムラさせて……!」  ヘコヘコと腰を動かして擦り付けるのに夢中になっていると、紫苑ちゃんが軽く振り返ってくる。  「……おっぱいも触ってくれたら、教えてあげる……♡」  「~~~~っ!」 むぎゅうぅっ……! もみもみ……すりっ……むにゅん! むみゅ……っ!  「ふぁ……♡ つよい……♡」  「教えて……いっぱい触ってあげるから……知りたいよ、紫苑ちゃんのこと……」  「う……うん……♡ あっ♡ そこ……んん……♡」  紫苑ちゃんが語ってくれたのは、申し訳なく思うほどいじらしい体験だった。  発端は僕がヘリーさんに可愛いって面と向かって言ったときのことだ。あの人は紫苑ちゃんにそのことを話しただけじゃなくて、僕らのすれ違いをどうにかしようと一念発起してくれたらしい。  『素直になれないなら、いっそカラダで伝えちゃいましょう? ほら、こんな下着はどうかしら!』  『へ……ヘリーさん! 私にはそういうの、似合わないって……』  『ダメダメ。男性を魅了するなら、普段見えないところまで拘るものよ!』  そんな具合に選ばれたのが今履いている可愛らしい下着……と床に転がったブラジャー。内心すごくドキドキしながら見せてくれたんだなって、凄く嬉しくなってしまう。彼女自身もわざわざランジェリーを用意した事に興奮しているみたいで、話しているうちにおっぱいの先っぽがむくむくと硬くしこってきた。  それから彼女が言うには、ヴィーナさん──神出鬼没で有名な社会人選手の人だ──が下着選びに乱入してきて……  『愛の波動を感じるわ……! これは屈折した愛の気配ね!』  『はぁっ!? ちょっ、ここ試着室……!』  『いいえスミノエ、今からここを彼との愛の巣だと思ってちょうだい。私がその大きすぎる愛の伝え方を教えてあげるから!』  「……え、ちょっと待って。それってヴィーナさんと」  「し、してないッ! んぁっ♡ ちょっ、手、止めないで……っ♡ じんじんしてるの……♡ 辛いから……♡」  「ご……ごめん」  さらっと言ってきたけれど、触ってっておねだりしてくる表情が凄く淫らだった。紫苑ちゃんってこんな顔もするんだ。おっぱいを揉まれて、乳首をスリスリされて……じんじん、するんだ。可愛い……!  「はぁぁ……っ♡ そこ……良いよ……♡ んん……こんなことは、流石にされなかったけど、代わりに……ぁんっ♡ いろいろ、ジェスチャーとか、言葉で教えてもらった……」  「いろいろって……」  「それは……いろいろ……♡ もうっ、恥ずかしいこと言わせるなぁ……♡」  曖昧に言われると却って気になる。もしかしてさっき服を脱いでいたり、わざと暗いままカラダを見せつけてきたり、そういうのも教わったことだったんだろうか。……きっと恥ずかしかっただろうな。それなのに頑張ってシてくれるなんて……!  もう紫苑ちゃんの気持ちに応えずにはいられないよ……! ぐぐ……! ずるるるぅっ!  「ひあぁっ!? 熱いってぇ……!」  「紫苑ちゃんの方こそ……! おまんこ、熱いよ……っ!」  「だ、だから言うなぁ……っ♡」  腰を滑らせて、こぽこぽと液体を分泌させる秘所へチンポをくっつける。パンツ越しだけれど、それでも確かに彼女が感じていることが分かった。じゅわぁっと愛液が染みてくるような触感があったから。  僕は本能的に腰を振った。ムチムチした太腿の肉厚さと、アソコのぬるぬるを全力で味わう。お尻の谷間に腰を受け止められて、根元まで突き込んで。引き抜く動きでカリ首を土手にこすらせて。ぱんぱん。ぱんぱん……次第に水分を含んだ音が大きくなる。夢中になっていく。  「あぁっ♡ は、激しっ♡ 待ってぇっ……♡」  そうは言うけれど、彼女の方だって腰を振るのが止まらない。気持ち良い部分を的確に僕のペニスへこすりつけているみたいだ。  僕も負けじと力強くおっぱいを掴む。きゅっと乳首を摘んであげる。しつこくしつこく、乳首の周りから先端まで敏感なところをいじめる。ビクンと震えて逃げようとしても止められない。もっと喘ぎ声が聞きたい。もっと気持ち良くしたい。  乱暴なんじゃないかと思うくらいに力を込めて、がっしりと抱きしめながら腰を振った。グググッと角度をつけて、下から上へ突くような動きをする。彼女の反応で、こうしたらアソコの入り口が思いっきり擦れてイイんだって分かったから。それともこの硬くしこっている感覚は、クリトリスが出てきちゃってるんだろうか。  女性の一番敏感なところだって知識が脳裏に浮かんだとき、僕はもう他の何も考えられずにソコを擦っていた。 グチュッ!  「あぁっ♡」 グチュ、ぐちゅ、くちくちゅぐちゅぐちグチュゥッ……!  「待っ♡ あ♡ だめ、だめだめだめっ……♡」 びくぅんっ……! ビクビクッ! びくぅ~っ……!  「あぁああぁ……っ♡」    そうして、紫苑ちゃんは僕の腕の中で果てた。小刻みに痙攣するような動きから、蕩けた快楽の波が伝わってくる。ギュゥッとお股を締めてくるせいで僕の方もウッと声が漏れた。みちみちと暖かいお肉に包まれて心地良すぎる……。  「紫苑ちゃん……はぁ、はぁ……可愛いよ……」    「あぅ……♡ んん……♡ 好き……♡ 好き♡ 好きぃ……♡」  普段の彼女からは想像もつかないほど幸せそうな声。今の紫苑ちゃんと一緒にいたら、いくら好きになっても足りないみたいだ。熱に浮かされたような心地で紫苑ちゃんの裸体を抱きとめていると、彼女がふっと呟いた。  「……次は……一緒に、イきたいな……」 ムクムクムクッ……! ビキッ! ビキビキ……!  「ぇ……あ、ぅそ……♡ なんで、もっと大きくなって……♡」    「紫苑ちゃん……それ、今やろう」    「えっ……? ま、待って! 避妊とかっ……ぁ゛あぁあっ!♡」 ズブブブブブ……! びくっ! びくびくびくっ……!  「はぁ……! はぁ……! はぁあ……っ! 膣内(なか)……きっつ……!」    パンツをずらして挿入した瞬間、さっきとは段違いの快楽に打ちのめされる。肉棒が丸ごと包まれているんだから気持ち良いのは当たり前だけど、その上うねうね動いてくるなんて信じられない。チンポを上に動かしても下に動かしても、左右に前後にしてもしっかりと肉厚なおまんこのヒダで受け止めてもらえる。一瞬たりともスキマを作るまいと絡みついてくる。気持ち良すぎる……!  「ふうぅぅぅ……っ♡ ば、ばか……♡ いきなり……っ、奥までするなぁ……♡ 初めてだったのにぃ……♡」  「あっ! ごめん……紫苑ちゃんが好きすぎて、我慢……できなかった。痛かったよね……?」  若干冷静さを取り戻せたのも束の間、紫苑ちゃんの返事で僕の暴走が更に激しくなってしまう。  「………………気持ち、良かったよ……♡ さっきみたいに……軽く、イっちゃったみたい……♡」  「ッ……あぁっ、紫苑……! 紫苑っ!」  「ひぁぁっ?!♡」 パンッ! パンッ! パンッ! パンッ……!  「ふっ、太いぃ♡ お腹の中ごりごりきてるぅぅっ!」  「感じて! もっと感じて……! 愛してる! 愛してるよ……紫苑……!!」  「わ、分かってるっ♡ 分かってるから♡ あんたが私のこと大好きなのは、わかったからぁあっ♡ あぁっ! そこっ、そこ突くのだめぇっ♡」  腰を打ち付け、チンポを出し入れするほどに彼女のカラダは淫らになっていった。性器がくっついたスキマから、じゅぶじゅぶと泡立ったような液体が溢れ出してくる。強く掴んだ腰がガクガクと震えている。普段しっかりとした姿勢で立っている姿は跡形もなく、もはや壁に手を突いてなんとか支えているような状態だった。  僕も彼女も初めてなのに、こんなに感じてしまうのはどうしてなんだろう。今までずっと気持ちを我慢してきたから? それとも…………カラダの相性がいいから? そうだとしたら嬉しすぎる。幸せすぎる。だって、僕が彼女に相応しいってことだから……! パンッ! パンパンパンッ! パン!パンパン!パンパンパンパン……!  「んあっ♡ あっ♡ あっあっ!♡ 激しいよぉっ……!♡」  「紫苑っ……! イってるよね! さっきから……何度も……!」  「そ、それはぁ……あぁっ♡ いっ、イってる♡ イってるうぅっ!」  バチュバチュと長いストロークで膣内をこすってあげると、紫苑がまた淫らな声を上げた。さっきよりも大声で、叫ぶように快楽を教えてくれる。それと同時にチンポの締め付けがキツくなる。口でも膣でも愛情をたっぷり表現してくれるのが嬉しくてたまらなくて、僕の腰振りはますます激しくなった。  やっぱりこれだ。根元から先端まで全部を味わわせるような動きが好きみたいだ。バチュンッ!と奥の方を狙って突いてあげると、自分でもゴリゴリとお肉を削るような感覚がある。そのたびに彼女は嗚咽を漏らすような、心底気持ち良さげな喘ぎ声を出す。そうすると壁に突いた手の下で巨乳がゆっさゆっさと揺れていて、ぷっくり充血した乳首がチラチラ見えて征服感を覚えた。  「…………!! 紫苑……! 紫苑の身体……僕のものだ! 誰にも渡さないっ! 離したくないよ……!!」  「ひっ♡ あっ♡ 太いっ♡ もっと太くなってるぅ♡ 好きぃっ……♡」  「言って、紫苑、僕に言って……! 僕のものだって言ってよ……!!」 パチュパチュパチュパチュパチュ……ッ!  前のめりに腰を振るうちに、どんどんお腹の奥に力が溜まっていくような気がした。表面でこすっていたときの絶頂感なんて比べ物にならない。一生忘れられなさそうな、そんな爆発。それがチンポの根元に集まってる。  「うあぁぁっ♡ 好きっ♡ あなたのことが好きぃっ♡ 私の全部っ、あなたのものだからぁっ♡ きてっ♡ きてぇ~っ♡」  それとともに紫苑ちゃんの締付けももっと激しくなって、ギチギチって音が聞こえそうなほど肉棒に奉仕されて、先端が奥の壁みたいなところに触れて……。  「ぁあ゛あぁぁッ……!!!」 ドッチュウゥゥゥ~~~ッ……!!! びゅぐっ! びゅるるるるるっ……びゅうぅぅ~~~~~~っ……!!!!  「んぁぁぁぁあ~~~~~っ♡」  膣内の奥底を、部屋の壁にくっつけるような勢いで突き込んだ。それと同時にあの爆発感が解放されて、ドクドクドクドク……オナニーなんかじゃ経験したことないような気持ち良すぎる射精が始まる。大好きな人の大事なところに、自分の精液を流し込む快感。幸福。愛情……いろんなものが綯い交ぜになって、僕はグリグリと亀頭を押し付けながら力いっぱい腰を掴んだ……。 どぴゅっ……どぴゅどぷどくっ……! びゅるるるぅ~……っ!  「紫苑……紫苑、紫苑……」  「あぁぁ……♡ 好き……っ♡ んぁっ♡ 好きぃ……♡」  僕らはずっとずっと、愛を囁き合いながら長い絶頂を味わっていた。そのうち、どちらともなく唇を重ねて……。 ちゅっ……ちゅ、ちゅっ……れろれろ……っ  「ん……♡ あったかい……♡ すき♡ もっと……♡」  「紫苑……はぁ、はぁ……」  そうして、上も下も繋がったまま……お互いの絶頂が収まったことに気が付くまで、いつまでも続くファーストキスを楽しんだ……。 ずるるるる……ごぽっ! ごぽぽぽ……っ  「うぁ……♡ す、すごい量……溢れてきてる♡ もう……♡」  ようやく落ち着いてきて、ペニスを膣から引き抜くと精液と愛液の混じったものがドポッとこぼれてきた。確かに避妊してなかったなって急にヤバイことをした実感が湧いてくるけれど、それでも僕は彼女のアソコから目が離せない。  「ご……ごめん、つい中に出しちゃって……でも、うわぁ……エッロ……」  「と、とりあえず拭くから……♡ 恥ずかしいから、じろじろ見んな……♡」  紫苑ちゃんはそう言って、少し普段の男勝りな口調を取り戻す。ベッドの奥にティッシュ箱が転がっているのを見つけると、よろよろとそっちに向かっていった。  いやここは男として自分でケアをしてあげるべきだろ! と自分を叱りかけたのだけれど、僕のイチモツはその優しさ以上に単純で貪欲だった。  ティッシュで身体を拭く紫苑ちゃんの姿が、おそろしく卑猥に見えたんだ。  「ふぅ~……♡ もう、ほんとに出しすぎ……♡ 赤ちゃん出来ちゃうじゃん……♡」  散々イって力が抜けてきたからか、ベッドに乗った彼女は四つん這いのような姿勢になっていた。お尻を突き出しているのはもちろん、クッションみたいに潰れているおっぱいがいやらしい。興奮冷めやらぬ乳首がビンビンに勃起しているのも分かるし、拭ききれなかった汚れが谷間にツツツ……と垂れていくのも……。 …………すり……すりすり……  「ん……♡ ちょ、ちょっと……♡ 硬いの、当たってるんだけど……♡」  「ごめん……もう一回……しても、いい……?」  チンポを太ももに当ててアピールすると、紫苑ちゃんはぐぐっと体勢を変えて振り返ってきた。やっぱり怒られるのかなと思いきや、その反応がまた可愛らしくて……  「…………さっきは後ろからだったから、今度は……前からがいい♡ …………一回でも二回でも、同じだし…………このまま……生で……しよ…………♡」  「~~~~~っ!!! 紫苑ちゃんっ……!!!」  「きゃぁっ♡」  それから、僕らの逢瀬は夜が更けるまで続いた……。 ─────  「やっぱり、この二人ちょっと顔つきが変わったわよね?」  「わたくしもそう思うわ! 素晴らしい愛の形ね~!」  「「…………」」  数日後、僕らは一緒に歩いているところをヘリーさんとヴィーナさんに見つかった。この二人が揃って過ごしているのも珍しいのに、なんでよりによってこんなタイミングで……!  「試着室からアナタの声が聞こえてきたときはどうしようかと思ったけれど。この展開はヴィーナのおかげかしら!」  「うふふっ、ヘリオンのセンスと愛があっての賜物じゃないかしら。もちろん一番大事なのは、スミノエの愛、だけど……」  しばらく黙っていた紫苑ちゃんも、二人のお節介な言葉で顔を真っ赤にしている。  「そ……そういうことじゃないから! こいつのことは大事な友達っていうか……二人の考え過ぎ……!」  「あら、スミノエたちが仲睦まじく恋人繋ぎをしていたから勘違いしてしまったわ。彼のことを友達としか思っていないなら、わたくしが連れて行っちゃおうかしら……♪」  グルリと僕の身体を眺め回すヴィーナさんの目つきは、なんだか獲物を品定めする蛇のようで寒気がした。この人は本当に何者なんだ。  若干の危機感を覚えていると、手をわきわきさせながら近付いてくるヴィーナさんを他所に、紫苑ちゃんがグッと僕の腕を引いてきた。  「も……もういいでしょ。私たち、行くところがあるから……!」  「そうなの? つれない反応ね」  「ヴィーナ。こういうときは、二人の愛を邪魔しないほうがいいんじゃない? どこへ向かうのかは知らないけれど~♪」  「バレンタインデーのチョコ買いに行くだけッ!!!」  紫苑ちゃんは通行人が振り向くくらいの大声で言い返して、さっさと僕を連行していくのだった。  「あの……なんかごめん。僕と一緒にいると詮索されるみたいだね」  「そうね。あの人たちに一瞬感謝した私がバカだった」  「あはは……」  「でも……うん。やっぱり、ちょっとだけお礼が言いたい気分」  「え?」  紫苑ちゃんがフッと立ち止まり、僕の手の平を優しく握り込む。  「さっきね……あんたがもう他の人に色目使ってないの、分かったし……あんたの彼女として……堂々としていられたって思うから……」  ──そう言って僕を見つめる表情が、写真に残したいほど可愛らしくて……。    僕は紫苑ちゃんの幼馴染になれたことを、心の底から幸せに思うのだった。


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