お疲れ様です、架糸です
今月描いたエルフさんですが、実は試験的にラフ工程で3Dを使用していました
メイキングというほどではないですが、制作過程を軽くご紹介いたします
いつものようにざっくりとラフを作成します
ぼんやりと、樹木の上に座っているようなイメージですね
Blenderという無料の3D制作ソフトで、素体となるモデルを作成します。
すっごい適当
途中まで真面目に作ったけど肩~手にかけて力尽きたのがよくわかります。
ラフ用のモデルなので、このへんはもっとざっくりでも大丈夫だったと思います。
ただし、後述する楽器等とのサイズ感だけは合わせるようにします。
ここは今回の制作で最も重要なポイントです
ベースのラフモデル。ESP Forest
前提として、私はこのベースの実物に触れたことがありません
なので、メーカーの公式サイトなどからスケール長(サイズ感)などを参照してモデリングします。
楽器のイラストは人物と楽器のサイズ感を合わせるのが地味に難しいのですが、
3Dでラフを作ればこの問題をクリアすることができるというわけです
Blenderのカメラには画角に下絵を投影できる機能があるので、これを活用します
まず、出力サイズを実際に制作するイラストのサイズに合わせておきます
そして、カメラのプロパティから先ほどの大ラフを下絵として設定します。
不透明度を下げておきます
こうなりました。
あとはカメラを操作して、下絵とパースを合わせておきます。
アイレベルとカメラの傾きがだいたい合っていれば大丈夫でしょう
先ほど用意したモデルと下絵を重ね合わせて、ざっくりポーズを合わせます
肩のあたりの破綻が哀愁を誘いますが、肩は真面目に作っても破綻しやすい場所なので、適当くらいで丁度よかったのかもしれないと、自分に言い聞かせます
ベースもこの時点で持たせてあげます
背景となる樹木の形もざっくり作っておきます。
Blenderには粘土をこねるようにモデリングできるスカプルト機能があるので、このような有機的なものを作る際に助かります。
座っている姿勢などが立体的に破綻していないか確認しながら進めます
・・・ちょっと苦しそうだけど、ギリギリOKということにします!
胸をベースに少し乗せているのがポイントです
立体でポーズを調整すると、こういう試行錯誤もやりやすくなります
ライトを配置します
メインとなる太陽光が頭上にあるほか、後方や前方にもスポットライトをいくつか配置します
後方のライトは物の輪郭を立たせるために、
前方のライトはディティールが暗く潰れないように浮き上がらせるために使用します
胸の形など、見せたい部分が強調できるよう意識するのがポイントです
画面にメリハリがつきましたね
せっかくなのでアンプも作って配置します
TRACE ELLIOTのELFというアンプです
思わずニッコリしてしまいますね
ベースに弦がなかったので追加します
あくまでもラフ用途でのモデルですので、ここまでする必要はなかったかもしれませんが、ラフモデルをある程度ちゃんと作っておくと、後々別の絵を描く際にも役立ちます。使いまわしが効くのが3Dのいいところですね
大ラフの構図もよかったのですが、もう少し下から見上げている感じも欲しかったので、改めて構図を検討し直します
この時、「ビュー」の設定画面から「カメラをビューに」にチェックを入れておくと、カメラの位置設定がやりやすいと思います
良い感じに構図が決まったら、レンダリングします
先ほどレンダリングした3Dイメージをクリスタに読み込んだら、それをアタリにしてカラーラフを作成していきます。全体の明度バランスを崩さないよう意識して進めていくのがポイントです。ある程度ライトでシミュレーションしてあるので、やはり画面づくりが楽になります
ただ、3Dの形にこだわりすぎないことも大事です。
3Dは形を綺麗に作れますが、そのままだと固い印象になりがちです
特に人物はそのままなぞったりせず、大まかな指標として捉えるようにしましょう
あとはひたすら清書して完成です。
Blender、最初はVRCモデルとか作れるようになりたいと思って触り始めたんですが、クッソ難しいんですよね。モデラーやアニメーターの人は本当にすごいです
でも、こういう使い方だったらモデルを正確に作り込まなくても十分に活用できるので、みなさんも 気軽にBlenderを使いましょう…(白目)
中途半端な感じで申し訳ないですが、今回の記事が少しでも参考になれば幸いです。
今月は本当に更新ができなくて申し訳ありませんでした…
それではまた来月!