朝の街はいつものように喧騒に包まれていた。車のクラクション、小鳥のさえずりが耳に飛び込んでくる。
そんな中、警官である俺は巡回に立っていた。
深夜番だった為か疲労が滲む声を漏らす。
「……はあ、今日は朝から人が多いな」
聞こえた物音に俺は裏路地にたどり着き見渡した瞬間
背後から鋭い痛み。
「いっつッ…あ゛……ッ!? な……んだ……?」
脇腹に、チクリと針の刺さる感覚。すぐ背後から、コツコツと靴音が響く。
振り返ると、そこには長い耳と黒いマント。
黒衣を翻し、科学者のような雰囲気を纏った兎獣人が立っていた。
トパーズの瞳に灯る赤が、嘲るような光を宿している。
ちらりと横目をよこし、鼻先で笑うと、何も言わずに背を向けた。
その足元には、転がる使い捨ての注射器。
刻まれていたのは、豚の顔とV字が重なった特徴的なエンブレム。
”オインカーズ”だ。
「な……待てッ!!」
異様な熱が、体の芯から吹き上がる。
呼吸が乱れ、制服の下にじんわりと汗がにじみ始めた。
強く噛み締めた歯が、ガリッという音と共に砕け、口内に鉄の味が広がる。
視界がぐにゃりと歪み、俺は地面に膝をつく。
「ッ、く……何だこれ……体が……ッ!?」
胸の奥がどくん、と脈打った瞬間、体の内側で何かが軋む音がした。
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人チンじゃないチンもいいっすよね…
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梅太郎
2025-04-16 13:54:37 +0000 UTC