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しばりしばられ 9 その① 福音寺咲椋と横河原沙希

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【キャプション】

ふぇむとさんちの子たちを縛らせていただきました。

今回から新キャラクターが登場するので紹介させてください。

イラスト → (https://www.pixiv.net/artworks/87279364)

※イラストと本編は関係ありません ><

福音寺咲椋(ふくおんじ さくら)→ 市紅茶色の長髪の女の子

萱町茜(かやまち あかね)→ 金髪ショートの女の子

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夕暮れのグラウンド。そのグラウンドを古びた照明がジジジ…と音を立てながら照らしていた。この時期は試験前ということもありグラウンドは閑散としていた。そんなグラウンドを駆け抜ける1人の少女がいた。

「…はぁはぁ……」

グラウンドを駆け抜け、膝に手を置きながら息を切らす1人の少女。彼女は福音寺咲椋(ふくおんじ さくら)、陸上部に所属する一年生である。咲椋は市紅茶色の美しい長髪を持ち、紫色の髪留めを付けていた。

「ダメだ…タイムは縮まってないよ。」

ゴール地点でストップウォッチを握り、タイムを計測していた黄色の髪の少女は咲椋に告げた。

「はぁはぁ…そっか……」

「もう今日はやめといたら?たぶんこれ以上やっても記録は更新できないと思う。」

黄色の髪の少女は冷静に咲椋に告げた。彼女は萱町茜(かやまち あかね)、咲椋と同じく陸上部の一年生で、咲椋とは友達だった。ちなみに咲椋とは対照的に青色の髪留めをつけていた。

「……うん…。付き合わせちゃってごめんね…。」

「そうなこと言わないで。私は好きで付き合ってるんだから。」

そう言いながら茜はタオルを咲椋に手渡した。「ありがと」とタオルを受け取り咲椋は汗を拭った。

「もうちょっと走る?」

「今日はもうやめておくよ。」

「そっか。」

「少しだけランニングしてから帰るから、先に帰ってて良いよ。」

「分かった。じゃ、お先に。」

「うん。バイバイ茜。」

咲椋は茜を見送ると1人ランニングを始めた。

「はぁはぁ…」

「はぁはぁ…」

「はぁはぁ…」

ランニングをしながら咲椋は考え事をしていた。それは決してポジティブな考え事ではなかった。

記録が伸びないことへの焦り。

記録を伸ばせない自分への怒り。

自分への失望。

いろんな思いがぐるぐると頭の中を駆け巡った。

「うぐ……ぐす……ひぐ…」

気がつくと咲椋はグラウンドの隅にあるベンチで泣いていた。自分を責め続けた咲椋は今にでも消えてしまいたいとまで思っていた。

「えっと…大丈夫…?」

「…ぐす……はい……?」

顔を上げると地面に膝をつき咲椋を見つめる少女の姿があった。

「私でよかったらお話を聞くよ。」

それが福音寺咲椋と横河原沙希(よこがわら さき)との出会いだった。

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「(沙希さん…良い人だったなぁ…)」

咲椋は自室にて今日の夕方のことを思い出していた。あの後、咲椋は沙希に対して思いを打ち明けた。沙希はその話をたくさん聞いてくれた。それが咲椋にとってはとても嬉しかったのだ。悩みを否定することなく聞いてくれるだけで心の疲れは取れる。

「(明日のお茶の約束までしてくれるなんて…!)

明日が休日ということもあり咲椋は沙希からお出かけに誘われた。沙希は咲椋が元気になるために何かしてあげたいと思ったのだろう。その沙希の優しさに触れて咲椋の心はかなり楽になっていた。

「(え…うそ…もうこんな時間…!?)」

ふとスマホの時計を確認すると時刻は0時を迎えようとしていた。

「(そろそろ寝ないとね…)」

咲椋は椅子から立ち上がりパジャマを脱ぎ白い下着姿になった。

〈ガチャリ…〉

そして自室の部屋の鍵を施錠しクローゼットを開ける。

「えへへ…やっぱりコレがないと眠れないよ…」

咲椋がクローゼットから取り出したのは赤い麻縄の束だった。咲椋は麻縄の束を解く。その麻縄にはいくつかの結び目がつけられていた。そう…“亀甲縛り”をするための結び目が…。

〈シュルリ…〉

咲椋はその縄を首からかけ、縛りを始める。

〈ギュッ〉

結び目を既に作っているため、首から垂れる縄尻を股間に通し背中側に引っ張り上げる。

〈ギュゥゥ…〉

「ん…!」

この瞬間がたまらなく気持ちいい。股間に縄が通ったとき、咲椋は縛られゆく無力な自分を感じることができた。

〈ギチギチ…ギチギチ…〉

そこから首元まで縄を持ち上げ、身体に亀の甲羅のような六角形を作るにように縄を巡らせていく。

〈ギチギチ…ギチギチ…〉

だんだんと身体に縄が巻きついていき、咲椋は自分の身体が縄によって締め付けられる快感を感じていた。

「ぁ…気持ちいい…」

何回やっても縛られゆく感覚は至高だと心の中で思った。

〈ギチギチ…ギチギチ…〉

最後に余った縄を身体の後ろでまとめると、亀甲縛りが完成した。咲椋は姿見で赤い縄化粧を施された自身の身体を見つめる。

「(うん…今日も完璧…!)」

亀甲縛りの出来に満足しつつ、パジャマを身につける。亀甲縛りの上からパジャマを着ると当然のことながら側から見れば縛られていることなんて分かりはしない。

「(さぁて…お布団に入って…)」

咲椋は布団に入り電気を消した。そしてそのまま目を閉じてズボンの中に手を突っ込んだ。

〈ギュッ…ギュッ…〉

股間に繋がる縄を右手で引っ張る。そして左手は小ぶりな胸を揉んでいた。

「(私は悪い人に捕まって縛られてしまった…。悪い人が股縄を引っ張るけど…抵抗できないよ…)」

〈ギュッ…ギュッ…〉

〈ギュッ…ギュッ…〉

〈ギュッ…ギュッ…〉

次第に更けていく夜であったが、咲椋が眠りにつくのはかなり先のことであった。

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〈ジジジジジ…〉

「んぁ……?」

アラームの音で目を覚ました咲椋は枕元に置いてあったスマホを手に取りアラームを止める。そして目を擦りながら現在時刻を確認した。

「えっうそ!!遅刻しちゃう!!!」

昨晩遅くまで耽っていた咲椋は寝坊をかましてしまった。咲椋は飛び起きるとパジャマを脱ぎ、あらかじめ用意していた私服に着替え、身支度を整えると家を飛び出した。

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「はぁはぁ…(良かった…まだ沙希さんはついてないみたい…)」

集合場所の駅前に到着しあたりを確認するとまだ沙希の姿はなかった。初夏ということもあり小走りできた咲椋の額には汗が流れていた。

「ふぅ…」

ハンカチで汗を拭い、Tシャツをパタパタと動かして火照った身体に風を浴びせる。

「ひゃ…!」

そこで咲椋は気づいてしまった。Tシャツをパタパタとした時に胸元から素肌を覗くことができた。そしてその素肌には昨晩の亀甲縛りが施されていた。

「(うそ…亀甲縛りしたままきちゃった…)」

咲椋は自分の身体を確認する。

「(良かった…透けてはないみたいだね…)」

どうやら周りの人からは亀甲縛りを服の下に施していることは分からなかったことに一安心する。

「(早くトイレで解かないと…)」

咲椋が駅のトイレに向かおうとしたその時である。

「咲椋ちゃーん!お待たせー!」

「ひぅ…さ、沙希さん…」

沙希はおーいと手を振りながら駆け寄ってきた。

「少し待たせちゃったかな?」

「い、いえ…私も今着いたところですよ。」

「そっか、それなら良かったよ。」

他愛もない会話を繰り返す間も咲椋は自分の服の下の拘束が沙希にバレないか不安でいっぱいだった。

「咲椋ちゃん、すごい汗だけど大丈夫?」

「え…えっと…少し走ってきたので体が火照っちゃって…」

「そう…?体調悪かったらすぐに言ってね。」

「ご心配おかけします…」

咲椋はなんとかやり過ごしたものの、このままだと気付かれるのも時間の問題だと感じた。

「それじゃどこに行こうか?」

できるだけ人が少ない場所…

「公園はどうですか?」

「良いね!あの公園は緑も多いしきっと涼しいよ!」

「(良かった…とりあえず人目につかないところには行けそう…)」

咲椋は先に手を引かれながら近所の公園に向かった。

Comments

混ぜるな危険… いやはや沙希ちゃんには及びませんよ…!

のべ

危険な二人がついに… 咲椋ちゃんレベル高いっすね><

ふぇむと


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