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② 大空花憐の事件簿 女性連続誘拐事件

ギチギチ…


「ん…ふぅ……」


数分もしないうちに私は男の手によって縛られた。後手に縛られ、胸の上下に縄を通されていた。簡易的な後手縛りではあったが、1人の女性を拘束するには充分に足りる縛りだった。


「ほご…んふ……」


口にはボールギャグを嵌められ、人としての言葉を奪われていた。そして黒いボールギャグの穴からは私の涎がタラァと滴り落ちていた。


「ほご…ほごぉ……(首…キツい…)」


私の首には革製の首輪が装着され、そこから伸びたリードが車の天井に括り付けられていた。緊縛と首輪で私の動きは完全に封じられてしまった。


「まるで家畜だな。」


「んむぅ……!」


私を縛り上げた男が私を見下しながら呟いた。


「これだけたわわに実っているんだ。高く売れるぞ。」


「ほごぁ…!(触らないで…!)」


ムニュムニュと私の胸を揉みしだく。もちろん私に抵抗することなどできなかった。男が私の胸から手を離すのを待つことしかできなかった。


「むぐぅ…(でもこの人さっき…『売れる』って…)」


私のように誘拐された女の子たちは何処かで監禁されていて、ブローカーを通じて売られているというの…。そうなると思っているより大きな組織が後ろについていそうね。


「お楽しみは収容所についてからだな。」


男はそういうと運転席に移動し車を動かした。私は外を眺めながらこれからの作戦について考えていた。


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「降りるぞ。」


「んむぅ…(強く引っ張らないでよ…)」


私は首輪から伸びるリードを引っ張られ、車から降りた。

そこは郊外の廃ビルだった。一年位前に商業施設が撤退し、残ったビルは解体されないまま放置されていた。なんでも解体費用が嵩むためなのだという。


「いくぞ。」


「うむぅ…」


私はリードを引かれるがまま、男に連行された。


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「おら!ここに入っとけ!」


「んぐ…!(いた…!)」


檻で仕切られた牢屋のような場所に乱雑に入れられた。縄で縛られているため受け身も取れずに倒れてしまった。


「大人しくしてろよ。排泄がしたくなったら守衛に言うんだな。」


そういうとガチャリと牢屋の鍵を閉めて男は立ち去った。

私が入れられた牢屋はビルの中層に存在していた。そして牢屋は守衛の男によって見張られていた。


「んむぅ…(縄抜けしようものなら…酷いことされそうね…)」


兎にも角にもここから逃げ出して助けを呼ばないといけない。そんな私に手段を選んでいる場合などなかった。


「ほごぉ…!ほごぉ!!」


「ん…どうした?」


「んー!!んー!!!」


「うるせぇぞ。」


「ほご…んむーー!!」


「仕方ねぇな」


守衛は牢屋の鍵を開け、私のボールギャグを外した。


「ん…ぷは……あ、ありがとうございます…」


「騒ぎやがって。なんだ、クソでもしたいのか?」


「ち…違います…。その…縄が……」


「縄なら緩めないぞ。」


私は羞恥心を捨て去って続けた。


「縄が緩んでて…ギチギチに縛り直してほしいんです…!」


「は…?」


守衛は呆気に取られている。私は続ける。


「キツくないと興奮できないの…!たくさん縄をかけて!」


「…凄え変態だな。仕方ない、縛り直してやるよ。」


誘いに乗り、守衛は私の縄を緩めた。


「…(今だ!)」


縄が緩んだ一瞬の隙をついて縄抜けを成功させる。


「おい!何して…ゲフ……」


「ふぅ…」


守衛の鳩尾を殴り、失神させることに成功した。


「あとは逃げるだけね……。」


縄の跡が残る手首を摩りながら牢屋を出た。



「(逃げると言っても連れてこられた道を戻るだけなんだけどね…)」


連行されてきた道を辿り、廃ビル一階のエントランスまで戻らなければならない。

周囲を警戒しながら階段を下っていった。


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「(この扉の先がエントランスね…。)」


扉に張り付き様子を伺う。

そして深呼吸をしてから扉を開けた。


「遅かったじゃないか。」


「っ……!?」


エントランスで待っていたのは私をここまで連行してきた男だった。


「良いプロモーション動画が撮れたよ。」


「…どういうことよ……」


「ふふふ、君が脱獄する映像は監視カメラで撮影させてもらったよ。」


男は不敵に笑っていた。

男は続けた。


「縛られても諦めず脱獄しようとする精神力の高さを見せつけてもらったよ。そういう心の強い女は高く売れるのさ。」


「…でも私はあなたを倒してここから逃げるわ。」


私は必死に平静を取り繕う。


「ほう?」


「さっきはわざと捕まってあげたけど…今度はそうはいかないわよ……」


「君の実力は分かってるさ。警察官の大空花憐さん。」


「っ……どうしてそれを…!?」


私の情報が知られている…!?

どうして…

全て筒抜けになっているんじゃ……


「ふふふ。」


男は不敵な笑顔を浮かべたままだ。


「それでも…あなたさえ倒せば……!」


強行突破するしかない…。


「それができるかな?」


「それはどういう意味よ…」


「こういうことさ。」


パチンッ


男が指を鳴らすとエントランスの白い壁紙をスクリーン代わりに映像が映し出された。


『んぅ…!』

『んーー!!!』

『もが…もが…』

『むーーー!!!』

『ほご…ほごぉ…』

『ん……んぐ…』


映像にはたくさんの女性が映っていた。

身体を縛られて、目には目隠し、口には噛ませ猿轡をされていた。


「…まさか……そんな…」


「そう、これまでに攫ってきた女たちさ。」


スーツを着た女性もいれば、小学校の制服を着た女の子までいた。


「っ……」


私は言葉を失った。


「まとめて買いたいっていうお客様がいて、ずっと此処に保管していたんだよ。」


「………!?」


「売れてなくて助かったよ。脅迫の道具に使えるとは思ってもいなかったからね。」


「脅迫……。」


いつの間にか身体の力は抜け落ちていた。

私がこの男に刃向かえばこの女性たちは酷い目に遭わされる。そしてこの男も単独犯ではない。先程の守衛のように仲間がいて私のことを見ている。


「さぁ、取るべき行動が分かったかな?」


男は麻縄の束を手に、私に問いかけた。


私には選択肢などなかった。


「くそ……」


私は両手を後手に組んで男に向けた。

そして歯を食いしばりながら言った。


「降参します……。私を……縛ってください…」

Comments

ありがとうございます! 久しぶりに王道なdidを描きたくて… 気に入ってもらえたのなら幸いです!

のべ

脱出してから再度捕らわれる流れと、たくさんの女性を人質にとる点が素晴らしいです!

セノジ

オークション形式になるのでたくさんお金を用意しておいてくださいね! 調教してお待ちしております!

のべ

こりゃあ買いたくなりますね…!

チュール


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