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探偵サークル物語【第9話】その①~⑤

「むぐぅ……!」


くぐもった声が密室に響く。その声の主は若い女性だった。その女性は縛られた状態で椅子に固定されており身動きを取れない状態だった。女性は後ろ手に縛られており胸の上下には縄が巻かれ、その大きな胸が強調されていた。そして両足は椅子の足に固定するように縛り付けられており身動きを取るのは不可能だった。口には赤いボールギャグを嵌められており、声を発することすらできなかった。


「どうだ。協力する気になったか?」


椅子に座るその若い女性を見下ろすように男が告げる。


「むぐ…むぐぅ…!」


女性は首を横に振る。


「そうか…」


そういうと男はポケットの中から取り出したスイッチの電源を入れる。


〈カチッ〉


〈ブィィィィィン〉


「んーー!!!」


女性は太腿をピクピク動かしている。


〈ブィィィィィン〉


先程のスイッチは女性の股間に入れられたローターのスイッチだった。秘部への刺激は女性を快楽へと誘う。


〈ブィィィィィン〉


「女一人につき1000万だ。」


〈ブィィィィィン〉


「協力するか?」


〈ブィィィィィン〉


〈ブィィィィィン〉


〈ブィィィィィン〉


「む…ぐ…(コクリ…)」


____________________________________



「むふふ〜みんな集まったね!」


大学のお昼休み、探偵サークルの部室で秋山霞はその小さな胸を張りながら偉そうに語っていた。


「はぁ…私たちをいきなり集めたけど、要件はなんなのよ?」


かなり面倒くさそうにかすみに話しかけるのは春風椿、今日もまたその大きな胸の前で腕を組みながら嘆息する。


「まぁまぁ、こうやってお昼に集まってご飯を食べるのも楽しいですよ」


すかさずフォローを入れたのは高橋みかん、相変わらずの包容力で雰囲気を落ち着かせる。


「どーせかすみのことだから緊縛大会開催!みたいな感じだろー」


椅子をギッコンバッタンしながら話しているのは有働佳奈、その性格ゆえに思ったことをすぐに伝えるのが彼女の魅力だったり、難点だったり…。


「ち、違うよ…!佳奈ちゃん…大学ではそういうこと言わないでよ〜」


かすみは顔を真っ赤にしながら佳奈に告げた。佳奈もニシシと笑いながら「はーい」と返事をする。


「ところでかすみちゃん、私もなさなわで今日呼ばれたのか気になってるんだけど…?」


みかんは申し訳なさそうに霞に尋ねる。


「むふふ、よく聞いてくれました!」


「最初に聞いたのは私だけどね」


ツバキのツッコミを華麗にかわし、かすみは高らかに宣言した。


「今週末はみんなでお泊まり合宿するよ〜!」


「「はい?」」


あまりに突拍子のないことを告げられかすみ以外の3人は首を傾げる。


「合宿って…そんないきなり…」


「あれ?みんな今週末予定あったの?」


「いや…私は別にないけど…」


「私もありませんけど…」


「ボクも暇だなー」


「よし!行けるね!」


かすみは親指を立てながら言った。


「いやいやいや、お金とかはどうするのよ?」


「お金の心配は要りませんよ〜」


そういうとかすみはバッグの中から4枚のチケットを取り出した。


「無料券…?」


「ここなんて書いてある?」


かすみはチケットのある箇所を指さす。


「えーっと…か、貸切!?」


「す、すごいです!」


「なんだ…かすみ…ついに盗みを…」


「ち、違うよ!朝部室に来たら置いてあったんだよ!」


かすみは焦りながら訂正を加えた。


「部室に…?」


ツバキは眉を顰める。


「なんで私たちの部室に置いていったんでしょう…」


みかんも同様に不審に思っていた。


「もしかしたら…なにかの罠なんじゃ…」


ツバキがそういうと、みかんと佳奈は「えっ…」と驚き固まってしまう。


「大丈夫!これを見て!」


かすみが取り出したのは一枚の便箋だった。


「チケットと一緒にこれもあったんだよ。」


その便箋には次のように記されてあった。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

親愛なる後輩の皆様へ

日頃から難事件を解決してくれている誇らしい後輩の皆さんを我が温泉旅館に招待します。

奈和亭 女将 日浦香月

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


「私たちの先輩ってこと?」


「うん。調べてみたところによると…この日浦香月(ひうら かつき)さんっていうのは3年前にこの大学を卒業した後に、潰れた廃旅館を買い取って“奈和亭”を創業したらしいよ」


「大学卒業後すぐに旅館の経営ですか…!」


「へーすごいやつもいるもんだな〜」


3人は少し驚きながらも尊敬の気持ちを持っていた。


「なるほど…大々的にニュースにはなってないけど、私たちってかなりいろんな事件に首を突っ込んでたから大学関係者には伝わってた感じなのかもね」


「そーゆーことだね。まぁ今まで頑張ってきたご褒美ってことでさ、みんなで行かない?」


「うん!みんなとお泊まり楽しみです!」


「タダ飯食えるなら行くぞー!」


みかんと佳奈はノリノリだ。


「ツバキは?」


「せっかくだしお言葉に甘えさせてもらおうかしら」


「よし!それなら詳しい日程はまた後で連絡するね!」


「えぇ」「はい」「おう」


「それじゃあ今日のところは解散!」


____________________________________


「やっと着いた〜」


その週末、探偵サークルの4人は電車とバスを乗り継いで“奈和亭”までたどり着いた。“奈和亭”は周りを緑で囲まれた山の中にあり、侘び寂びを感じさせる旅館だった。


「お待ちしておりました〜」


旅館に入ると早速女将が挨拶をしてくれる。高そうな着物をきた女将(日浦香月)は深々と頭を下げた。


「えっと…日浦さん、今日はお招きいただきありがとうございます。」


ツバキは女将に対して深々と頭を下げる。


「いえいえ、可愛い後輩たちが大活躍していると聞きまして是非ともおもてなしをと思いまして…」


「そんな…私たちなんて…」


「噂はかねがね聞いておりますよ。たくさんの事件を解決に導いたとか…」


「いや…解決というか…毎回巻き込まれて縛られて…」


「え…?縛られて…?」


「あ…いやなんでもないです!!!」


「ふふ、愉快なお客様です。」


そしてツバキたちは女将に対して自己紹介を始めた。


「春風椿って言います。よろしくお願いします。」


「私は秋山霞です!」


「高橋みかんです。よろしくお願いします。」


「有働佳奈、よろしく!」


「はい、女将の日浦香月です。どうぞよろしくお願いします。」


一通り挨拶を終えると女将は従業員の男たちを呼び出し、ツバキたちの荷物を客室まで運ばせた。どうやらこの旅館は女将と数人の男の従業員で経営しているらしい。


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ツバキたち4人が案内されたのはかなり広めの和室だった。畳の井草の匂いが部屋には充満していたが嫌な香りではなくどこか心地よい香りだった。かなり古いためものなのか天井には木の梁が設置されていた。そのほかには簡易的なトイレと洗面所が設置されていた。


〈ギチギチ…ギチギチ…〉


その和室に縄の音が響く。麻縄が擦れるときに鳴るギチギチとした音が和室の中を支配していた。


〈ギチギチ…ギチギチ…〉


「や…めなさい…よ…」


ツバキの声だった。浴衣姿のツバキの身体には現在、麻縄が巻き付けられていた。


「いや…」


ツバキは後ろ手に縛られ胸の上下に縄を巻かれている最中だった。


「ツバキさん…」「ツバキ…」


そんな縛られゆくツバキを見つめるのはすでに縛られ横になっているみかんと佳奈だった。みかんと佳奈は二人とも後ろ手に縛られ胸の上下に縄をかけられていた。そして腰に巻かれた縄から股間に麻縄が通され“股縄”まで施されていた。


〈ギチギチ…ギチギチ…〉


「やめ…て…」


〈ギチギチ…ギチギチ…〉


そう告げてもツバキにかけられる縄が緩むことはなかった。そして耐えかねたツバキは怒りを込めた声で告げた。


「やめなさいよ…かすみ…!!」


そう、ツバキたち3人を縛り上げた犯人は秋山霞その人だった。


「え〜〜やめないよ〜」


かすみはニヤニヤ笑いながらツバキを縛り続ける。


「浴衣に着替えるなり佳奈さんとみかんさんを一人ずつ洗面所に呼び出して…二人をこんな目に…」


「えへへ〜上手でしょ〜」


「そういうことをいってるんじゃないの!」


ツバキの剣幕を見てすかさずみかんはフォローを入れる。


「あはは…私は大丈夫ですよ。ちょっとだけキツイけどかすみちゃんの縛りは痛くないですし。」


「でしょ〜」


「でも…この…股縄は…苦手かな…」


「何事も慣れだよみかんちゃん。ほら佳奈ちゃんなんて股縄がないとダメな身体なわけだし。」


一同の視線は佳奈の方に向けられる。


「な、ななな、何言ってんだよ!」


佳奈は明らかに動揺していた。口では否定しているものの股縄が擦れるように腰をクネクネと動かし幸せそうな笑顔を浮かべていた。


「佳奈…うん。大丈夫。そんな佳奈でも大好きだからね。」


「おいこらみかん!なに誤解してんだ!」


「むふふ〜縄で育まれる友情ってやつだねー」


「違うと思うわよ…」


いつのまにかツバキの上半身の拘束を終えたかすみは、新たな縄をツバキの腰に巻いていく。


「やっぱり私にも股縄をするのね…」


「えへへへ、当たり前だよ〜。ほれ」


〈ギュゥゥ〉


「ひゃん…!」


ツバキの股間に股縄が食い込み声が漏れ出てしまう。浴衣を着ているため縄の感触が布一枚を隔てて股間に伝わる。その刺激はツバキやみかんたちを快楽に目覚めさせるには十分だった。


「あれれ〜気持ちいいのかな?」


「ち、違うわよ!」


気丈に振る舞うツバキであったが身体は嘘をつけない。


〈ギュ…〉


「ぁ…キツ…」


股縄を留める際にキュッと引っ張られただけで身体がビクッと反応してしまう。


「ツバキもみんなと一緒に横になってね〜」


「ちょ…押さないで…!」


〈キュッ〉


「ひゃぅ…!」


横に倒された拍子に股縄が食い込み秘部を刺激する。


「むふふ〜これで3人とも囚われの身ってことだね」


縛られて横になっている3人を見下ろすようにかすみは呟いた。


「それで…これは一体どういうことなのよ…!」


「そうですよ…いきなり縛られて…股縄まで…!」


「流石のボクもちょっとキツイし…かすみ、説明しろ!」


「むぅ〜仕方ないね〜」


かすみはニマニマ笑いながら3人に告げた。


「これはね縄抜け訓練合宿なんだよ!」


「「はい〜〜??」」


3人は首を傾げる。当たり前だ。そんなことは縛られた今聞いたことだった。


「ちゃんと私は“合宿”って言ってたよね〜」


「うぅ…たしかに言ってたけど…」


「それって…詐欺に近いような……」


ツバキとみかんは、かすみの横暴な論に難色を示す。


「そうだそうだ!詐欺だぞ!!」


佳奈も同調するように声を上げる。だが、そんな佳奈を見つめてかすみは微笑む。


「佳奈ちゃんは本当に嫌がってるのかなぁ?」


「な、なんだよ…」


かすみは佳奈の股縄をクイッと引っ張る。


「ぁん…!」


先ほどまでの威勢の良い声とは真逆の女の子の喘ぎ声が佳奈の口から発せられる。


「私にはそうは見えないけどなぁ〜」


〈クイッ…クイッ…〉


「ぁん…や、やめろぉ…」


「縄抜けやる?」


「や、やる!やらから!」


その言葉を聞くと佳奈の股縄から手を離し、ツバキとみかんの方に向き直る。


「ツバキとみかんちゃんは?」


もはやその言葉は“脅迫”に近いものであった。かすみは頬を赤く染めながらツバキとみかんの股縄を掴んでいた。


「分かったわよ。縄抜けするわ。」


「私も頑張ります。」


「ありがと。」


〈クイッ〉


「ひゃぁ…!」「はぅ…!」


お礼と同時に股縄を引っ張られ声が漏れ出る二人。


「かすみぃ…!」「かすみちゃん…!」


2人はかすみを上目遣いで睨んでいた。


「よーし、それじゃあ制限時間は10分だよ!それじゃあよーい…」


「ちょっと待ちなさいよ!」


ツバキはかすみの言葉を妨げるように声を発した。


「どうしたの?」


「制限時間内に縄抜けできたら何かご褒美みたいなのはあるのかしら?」


「え〜仕方ないなぁ…。それじゃあ時間内に解けたら私を好きにして良し!」


「かすみちゃんを好きにするって?」


「煮るなり焼くなり好きにして良いよ〜」


「ふ〜ん。それなら縛っても良いってことか?」


「縛るなり吊るすなり何しても良いよ〜(まぁ私がギッチギチに縛ったから解けるわけないけどね〜)」


それを聞いた3人はニヤリと微笑む。


「ふ〜ん…分かったわ。2人とも良いわね?」


「了解ですよ、10分もあれば…ねぇ佳奈…?」


「おう。目にモノを見せてやるぞ…!」


3人の不気味さにかすみは冷や汗を流す。


「やる気になって良かったよ…。そ、それじゃあよーい…スタート!(解けないよね…?)」


かすみは号令と同時にタイマーをスタートさせる。


〈シュババ…!〉


ツバキたちはスタートを確認するとすぐさま3人で集まった。


「後手縛りを1人で縄抜けするのは難しいわよね。」


「幸い下半身は自由に使えるので背中合わせになって縄を解くのが良いと思います。」


「分かったわ。佳奈さん、この縛りの解き方とか分かるかしら?」


「おう。かすみの後手縛りは何回も受けてきたし、縛り方も習ったことあるから解けそうだぞ。」


3人は早々と話し合いを進めていた。それを見つめるかすみの額からは冷や汗が流れていた。


「(あれ…縄抜けできちゃいそうなんだけど…どうして…縛りすぎてみんな慣れちゃったの…)」


あまりの手際の良さにかすみの心拍数はみるみる上昇していく。


「これかしら…?」


「もう少し上…それだ!その縄を引っ張ってみろ。」


「頑張って…2人とも…!」


ツバキとみかんが背中合わせになり、ツバキが後ろ手でみかんの縄を解こうとしていた。そして縛りの構造を知っている佳奈がそれをみながら指示を出していた。


「み、みんな…ちょっと提案があるんだけど…」


「「黙ってて!!」」


「ひゃう…」


かすみは一喝され小さくなってしまう。


そして数分とたたないうちに…


〈ハラリ…〉


「解けました!」


「やったわね!」


「早くボクたちの縄も解いてくれ!」


みかんは2人の縄を解きにかかる。


「そんな……」


1人震えるかすみ。かすみの持つタイマーはまだ5分も経っていなかった。


「解きました!」


「ありがとう、みかんさん。」


「これで自由の身だ!」


縄を解いた3人はかすみを取り囲むように佇む。霞はその中央に力なくお尻をつき涙目で3人を見つめている。


「覚悟しなさいよ…」


「倍返ししてやるからな…!」


「チェックメイトってやつですね。」


3人はニヤリと笑う。


「あ…あぁ…」


かすみは恐怖で顔が真っ青になっていた。

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大浴場の更衣室。

4人とも服を脱ぎ、身体にタオルを巻いていた。ツバキとみかんはその大きな胸がタオル越しにもよく伝わっていた。佳奈は胸は小さいもののその引き締まった身体はアスリートそのものだった。そしてかすみはと言うと…


「うぅ…」


身体にバスタオルを巻いた状態で小さく震えていた。その瞳には少しだけ涙も映っていた。


「さぁ…約束通りにやってもらおうかしら。」


「……本気…?」


「当たり前よ。」


ツバキはニヤリと微笑みながら告げる。


「佳奈ちゃんも…?」


「ったりめぇだろ!男に二言は無いんだぞ!」


「私…女だけど…。」


そして最後の助けを求めるべくみかんに向けて口を開いた。


「みかんちゃんは…そんなことないよね…!」


「かすみちゃん…約束は約束だよ」


「そんな……」


かすみは落胆する。


「覚悟を決めなさい…。」


ツバキはニヤリと微笑みながら告げる。そしてその横には麻縄を持った佳奈の姿もあった。


「うぅ……」


かすみは唇を一文字に噛みながらもゆっくりと手を後ろに回して告げた。


「…私を……縛ってください…」


「っ……!」


縛りを乞うかすみの後ろ姿は女性のツバキたちから見てもドキッとするほど美しかった。


「佳奈さん…縄を…。」


「え…お、おう…。」


ツバキは麻縄を譲り受ける。


「つ…ツバキが縛るの…?」


「……えぇ…、ダメかしら…?」


「…いや……なんか…新鮮だなぁって…」


「そうかもしれないわね。」


「…縛れるの…?」


「貴女にさんざん縛られたからね…」


「そっか…」


「…縛るわよ……」


「うん……お願い…。」


そしてツバキはかすみの後ろ手に縄をかけていく。


〈シュルリ…〉


「ん…!」


「痛かったかしら?」


「いや…ツバキに縛られると思うとちょっと緊張しちゃって…」


「可愛いところもあるじゃない。安心して身を委ねなさい。」


「うん…」


かすみが脱力したのを確認するとぐるぐると手首に縄を巻き付けていく。


〈ギチギチ…ギチギチ…〉


手首を縛り終えると、胸の上下にも縄を巻き付けていく。


〈ギチギチ…ギチギチ…〉


「んく…!」


「そんな声を出すにはまだ早いわよ」


ツバキは縄をかける手を緩めない。


〈ギチギチ…ギチギチ…〉


「ひ…胸縄も…」


かすみの首から胸にかけてV字になるように縄をかけていく。これによりかすみの小さな胸の形が強調されてしまう。


「バスタオルの上からなんだから恥ずかしがらないの」


「うぅ…布一枚だし…下着より恥ずかしいよ…」


「平気で自縛したまま学校とかくるくせにこういう時には恥ずかしがるのね」


「…ツバキのいじわる……」


かすみは赤面しながら俯く。バスタオルを巻いた上から縛っているとはいえ、かすみの胸の形は十分に伝わっていた。少し上半身を動かすと小さな胸はぷるんと震えていた。


「さぁ…仕上げといきましょうか。」


「え…」


ツバキは新たな縄を取り出しかすみの腰に巻きつけていく。その縄が何に使われるのか、縛りに精通しているかすみにはすぐに分かった。


「嘘…バスタオルの下…何も履いてないんだよ…」


「あら、ちゃんとバスタオルを噛ませるから心配ないわよ」


「そうは言っても…タオル一枚って…」


「いつも下着の上から自縛してるんだしつべこべ言わないの」


「うぅ…やっぱりイジワルだよ…」


涙目になるかすみを横目にツバキは縄をかすみの股間に通した。


〈ギュゥ…〉


「ひぃ…!」


股間に縄が食い込み思わず声が漏れ出るかすみ。


「ツバキぃ…キツすぎるよ…ぁ!」


布一枚を隔ててかすみの股間に縄の刺激が伝わる。声を出すまいと口を一文字に閉じるものの秘部に伝わる刺激には耐えることはできない。


「んぁ…ぁん!」


〈ギュゥ…〉


縄が緩まないようにギッチリと縄を止める。


「完成ね。」


手をパンパンと叩き、ふぅと汗を拭う。ツバキの目の前には縄で縛られ頬を赤く染めたかすみの姿があった。


「ぁん…股縄……ぁ…!」


かすみは立ったまま身体をクネクネと動かしていた。


「ん……ぁん…!キツい…よ…」


縄に悶えているかすみに対してツバキが口を開く。


「あらぁ…そんなに興奮しちゃってどうしたの?」


「…ひどいよ……こんなギチギチに縛るなんて…!」


「ふーん。私には貴女が喜んでいるようにしか見えないけどね。」


「っ……!」


「さっきから必死に動いているけど本当に縄抜けのためかしら?」


「っ…!?」


「股縄が気持ちよくてわざと動いてるんじゃない?」


「…そんなこと……」


ツバキはかすみの背後に回り込み、かすみの小さな胸を触りながら続けた。


「どうなの…?」


「っ………(コクリ)」


かすみは小さく頷いた。ツバキはクスッと微笑み、かすみの耳元で囁いた。


「可愛らしい変態さんね…」


「っ…!!」


かすみの顔が一気に紅潮していく。そしてツバキの手がかすみの股間に伸びようとしたその時だった。



「おーい、そろそろ良いか〜変態二人組さんよ〜」



「ふぇ?」


佳奈の声でツバキは我に帰る。


「ったく、ボクたちもいるってのに二人の世界に入りやがって…。見てみろ、みかんなんか恥ずかしすぎて顔が真っ赤になってるんだぞ!」


佳奈の言うとおりみかんはまるでリンゴのように顔を真っ赤にして手で顔を覆っていた。


「あ…えぇっと…これは…」


ツバキは自分のしたことを思い出し頭を抱える。


「まさかツバキも縛りが好きな変態だったとはなぁ…」


「ちょっと待ちなさいよ!私は縛りが好きなんじゃないわ!今回のコレは…えっと…お仕置き…そうよお仕置きなのよ!」


「お仕置きって言っても限度があるだろ。」


「う…かすみを縛ってお風呂に入れようって3人で考えたじゃない…!」


「つってもツバキの縛り方とか言葉責めは…なぁ…。」


佳奈はみかんの方を見ながら同調を求めて告げた。


「……私も…ちょっとだけ…引いちゃいました…」


「みかんさんまで!?」


ツバキは冷や汗を流しながら必死に取り繕う。


「ち、違うの…!かすみを縛ってたら…もっと虐めたいなぁ…もっと辱めたいなぁって思って…それで仕方なくやっただけなのよ!」


「それって、ツバキさんがサディストってことなんじゃ…」


「っ!?」


「まぁ薄々感じてはいたけどなぁ…かすみを弄ってる時が1番楽しそうだったし。」


「私が…そんな…」


ツバキは頭を抱える。


「良いんじゃないか?ドMとドSでいい変態コンビだと思うぞ」


「ちが…私は…そんなのじゃ…」


「そう言うならアレを見てみろよ。」


佳奈はツバキの後ろにいるかすみを指さした。


「…ん…!もっと…もっと縛ってぇ…!!」


かすみは床に横になりながら腰を動かし股縄を楽しんでいた。そして、自ら縄を求めていた。


「そんな…私が……」


「ま、そういうことだな。」


「うぅ…」


ツバキは落胆し、床に膝をつく。


「よし、そんじゃ風呂にでも入るか、みかん!」


「え…ツバキさんたちは?」


「アイツら立ち直るのに時間かかるだろ。ゆっくり湯船に浸かって待ってよーぜ。」


「う、うん!そうしよっか!」


佳奈とみかんは浴場へと向かっていった。


「私が…ドS…変態…」


「縛って…もっとぉ…!」


更衣室では2人の変態だけが取り残された。今日の醜態を温泉のお湯で水に流して欲しいと切に願うツバキなのであった。


______________________________


「ふぅ気持ちよかったですね〜」


「疲れも取れたぜ〜」


「身体の芯から温まったわね」


お風呂から上がり浴衣姿に着替えた一行は部屋に向けて旅館の中を歩いていた。


「うぅ…みんなに身体を洗われたり…縛られたまま入浴したりで…恥ずかしかったよ…」


皆、温泉で温まり頬を赤く染めていたがかすみだけは別の意味で頬を染めていた。

かすみはオシオキとして縛られた際の縄の跡が残る手首を摩っている。


「コレに懲りたら私たちを縛って楽しむことはやめることね」


「うぅ…みんながあんなに縄抜けが得意だとは思わなかったんだよぉ…」


「貴女がいつも縛るからね…慣れちゃったのよ。」


「確かになー、ことあるごとにかすみは縛ってくるし…慣れってのは恐ろしいぜ」


「あはは…私もかすみちゃんの縛りだったらなんとか抜けられるかもだね。」


「っ…次からは抜けられないようにギッチリ縛らないと…!」


「ったく変なところで前向きなんだから…」


相変わらずのかすみに頭を抱える一行。

そんな一行と女将がすれ違う。


「お湯加減はいかがでしたか?」


女将は尋ねる。


「日浦さん、とっても良いお湯でした」


「おう!気持ちよかったぜ!」


「とても広くてのびのびできました〜」


「そうですか、それは良かったです。」


女将はニコッと微笑み、続ける。


「ささやかながらではございますが、お部屋の方に冷たい牛乳を用意しておりますのでぜひともお飲みになってください。」


「本当ですか!ありがとうございます。」


「いえいえ、ほんのお気持ちですから…」


「お言葉に甘えて美味しくいただくことにしますね。」


「はい。ゆっくりと旅館を楽しんでくださいね。」


そう言って女将は去っていった。


「それじゃあ部屋に行って牛乳で乾杯しようか!」


「うん!!」


そうして四人は部屋に向かっていった。


____________________________________


「かんぱーい!!!」


〈ごくごくごく…〉


「ぷはぁ…」


ツバキたちは部屋に着くなりテーブルの上に置いてあった牛乳をゴクゴクと飲んだ。

冷えた牛乳は風呂上がりには最高で四人とも一気に飲み干していた。


「どうしてお風呂上がりの牛乳ってこんなに美味しいのかしらね?」


「なんでしょうね…私も子供の頃からお風呂あがりに飲んでたのに考えたことすらなかったです。」


「あら…?みかんさんも子供の頃から飲んでたの?」


「まさかツバキさんも…?」


「えぇ、牛乳が常備されていてね。物心ついた時にはもう日課になってたわ。」


「なるほどです。私の家も似たような感じですね〜」


ツバキとみかんの会話を冷たい目で見つめるのはかすみと佳奈。


「ふ〜ん…牛乳を飲めばそんなにおっきく育つってことね〜」


「ちょ…かすみ…?」


「い〜や、もっと秘密があるはずだぞ。胸を揉みしだいて確かめてみるか〜」


「か…佳奈まで…」


かすみと佳奈は手をワキワキしながらツバキとみかんを部屋の端まで追い詰める。


「むふふ…覚悟すると良いよ…」


かすみたちが襲いかかろうとしたその時…。


「あ…れ……」


かすみと佳奈はその場にペタリと座り込む。


「ふぁぁ…なんか眠たくなってきちゃったよ…」


かすみと佳奈は目を擦りながらウトウトしている。


「ったく…朝から張り切ってるから疲れちゃったのね。」


「うふふ、佳奈ったら昨日の夜から寝てなかったもんね。」


ツバキとみかんはホッと胸を撫で下ろす。


「安心したら私も眠くなってきちゃいました…」


気がつくとみかんまでもがウトウトしている。


「ちょっと…コレはいくらなんでも…」


ツバキは不信感を覚える。

だが、その時にはもう遅かった。 


「っ…わた…し…まで…」


強烈な眠気がツバキを襲う。


「み…ん……な…」


周りを見ると、かすみと佳奈、そしてみかんが完全に眠りに落ちていた。


「花憐……」


最後の力を振り絞りスマホを取り出し助けを求めようとする。


「あ…」


やっとの思いで起動させたスマホが何者かに取り上げられる。


「ひ…うら…さん…」


床に這いつくばったツバキが目にしたのは女将の日浦香月であった。


「ま…さか…」


ツバキは空っぽになった牛乳瓶を見つめる。


「な…わ……」


気を失う前、最後にツバキが見たものは大量の麻縄と女性用の六尺ふんどしだった。


____________________


幕間


「ま…さか…」


「な…わ……」


〈スー…スー…〉


真実にたどり着いたところでツバキは力尽きた。うつ伏せの体勢で寝息を立てながら寝ている。


「やっと寝ましたね…」


ツバキを含む探偵サークルメンバー全員が眠りに落ちたことを確認し、女将の日浦は行動を開始する。


「まずは…」


日浦が1番にすべきことはツバキたちを縛り上げることだった。日浦は持ってきた麻縄の束を解く。


「悪く思わないでくださいね…」


寝ているツバキの両腕を後手に組ませ、ツバキの両手首に縄をかけていく。


〈シュルリ…〉


〈ギチギチ…ギチギチ…〉


ぐるぐると縄が巻き付けられていくがツバキが起きる気配はない。


「すごい効き目ですね…」


牛乳に仕込んだ睡眠薬の効き目に感心する。最低でも1時間は深い眠りに落ちて相当の刺激がなければ起きることはまずないという。


「身体にも縄を巻いて…」


手首を縛り終えると次に身体に縄を巻きつけていく。


〈ギチギチ…ギチギチ…〉


胸の上下にかけられた縄はツバキの大きな胸を強調させる。


「ふぅ…」


日浦は手際良くツバキを縛り上げた。


〈シュルリ…〉


ツバキの身体を縛り終えたが、日浦は新たな縄の束を解きツバキにかけていく。


〈ギュゥ…〉


〈ギチギチ…ギチギチ…〉


〈ギチギチ…ギチギチ…〉


ツバキの後手に新たな縄を結びつける。


「よいしょ…と」


そしてその縄尻を天井の梁へ通す。


〈ギッ…ギッ…〉


〈ギィィ…〉


梁は通した縄を引っ張り上げるとツバキの身体はみるみる吊られていく。


「こんなものかしら…」


ツバキは足がぎりぎり地面につくくらいの高さまで吊り上げられた。また身体はお辞儀をするように腰から前傾姿勢になっていた。この姿勢によりお尻を突き出したような形で吊られていた。


「他の子たちも縛らないとですね…」


そうして日浦はかすみたちも同様に縛り上げ、吊り上げていった。


_______________________________


〈ギチギチ…ギチギチ…〉


〈ギチギチ…ギチギチ…〉


〈ギチギチ…ギチギチ…〉


〈ギチギチ…ギチギチ…〉


ツバキ、かすみ、みかん、佳奈の四人は日浦によって縛り上げられ横一列に吊られていた。縛られる際に身体を触られたことで浴衣がはだけ、下着と白い肌が露出していた。


「それじゃあ…ふんどしを…」


日浦は持ってきたふんどしに手をつける。


「まずは春風さん…」


日浦はツバキのパンツに手をかけ、パンツをずり下ろす。下着を剥ぎ取られたツバキの股間に六尺ふんどしが付けられていく。


〈シュルリ…〉


〈ギュゥ…〉


少女の股間を布一枚で包んでいく。秘部こそは布で隠れるもののお尻には布が食い込む。ふんどしをつけられゆく姿は股縄に酷似していた。


「ふぅ…」


ふんどしを付け終えると、日浦は脱がせたツバキのパンツを手に取る。


「お口も塞ぎますよ…」


最後に脱がせたパンツを丸めてツバキの口の中に入れる。


「んぐ…」


〈ギュゥ…〉


口に入れたパンツが出てこないように浴衣の帯でギュゥと締める。


「ん…」


ツバキは少々息苦しそうに声を漏らすもののまだ寝ていた。


「やっと一人目…」


これでようやくツバキの拘束が完成した。

ツバキは後手に縛られ胸の上下に縄をかけられていた。

そして天井の梁から吊るされ六尺ふんどしを付けられていた。口には履いていたパンツを詰め込まれ猿轡を施されている。


「残りの子たちにもふんどしを付けないと…」


そうしてツバキたちは日浦によって屈辱的な拘束を施されていった。


「ごめんなさい…」


日浦はボソッと呟いた。


______________________________


「むぐ…(…わたし…日浦さんに……)」


ツバキは目を覚ました。


「んぁぐ…!?(何よこれ…!?)」


ツバキは自身の姿に驚愕した。後手縛りを施された身体は無惨にも天井から吊るされていた。加えてお尻を突き出すような格好で吊られているため、恥辱がツバキを赤面させる。


「ん…ぅ…(うそ…ふんどし…?)」


そして股間にはふんどしが着けられていた。一枚の布越しで秘部に外気が触れる。


「むぅ…(パンツが取られてる…。もしかしてこの口の中に…?)」


自身の股間と外界を隔てているのが布一枚と確信する。そしておそらく自身の口に詰められているのは先ほどまで履いていた下着。更なる恥辱がツバキを襲う。


「むぐぐ…(そうだ…私たち日浦さんに…)」


眠る前の記憶を呼び起こす。眠りに落ちる私たちに縄を持って迫ってきた日浦。ツバキたちは日浦によって縛られてしまったのだ。


「んぅ!?(そうだ…みんなは!?)」


ツバキはあたりを見渡す。


「むぐ…」


「むぐぐ…」


「んむぅ…」


「(そっか…みんなも縛られて…)」


ツバキと並ぶように佳奈たちも拘束されていた。佳奈たちもふんどしを着けられお尻を突き出すように吊るされていた。佳奈たちは眠りから目覚めたツバキに視線を送っていた。


〈ギチギチ…ギチギチ…〉


3人とも縄抜けに挑んでいた。

それを見たツバキも縄抜けに挑む。


「むぅ!!(私も…!)」


〈ギチギチ…ギチギチ…〉


その様子を見たツバキも縄抜けに挑んだ。


「むふぅ…んむぅ…!(キツいわね…)」


縄はツバキの身体をギチギチに縛り付けていた。ツバキが身体を捩らせるたびに縄が鳴る。


「んぅ…(でもこの程度なら…)」


これまで多くの事件で縛られてきたツバキはその拘束の甘さに微々たる希望を見出した。


「んぐ…んぐぅ…!(よいしょっ…)」


〈ハラリ…〉


「んぐぐ!!!(解けた!!!)」


ツバキは縄抜けに成功した。


「ん…ぺっ…ケホ」


口からパンツの詰め物を出す。口の中に入れられていたパンツはぐっちょり濡れていた。


「いま解いてあげるから…!」


縄抜けに成功したツバキはかすみの縄を解きにかかった。


「日浦さんにやられたわ…。睡眠薬を入れられて…。」


ツバキは縄を解きながら自身の推理を言った。


「ぺっ…ケホケホ……。そんな…。」


詰め物を吐き出したかすみはショックを受けていた。


「とりあえず早くここから逃げるわよ…!」


「うん…!みかんちゃんたちの縄も解いてあげよう。」


かすみの縄を解き終わったとき、部屋の扉が開けられた。


「っ…!?」


一瞬の緊張が張り詰める。日浦が戻ってきたのだろうか。


「大丈夫ですか!?」


「っ!?」


部屋に入ってきたのは旅館の従業員の男たちだった。


「これは…どうして縛られて…?」


「日浦さんに…」


「なんと…!この子たちはオレたちに任せて君たち二人は女将のところへ!」


「は、はい!行くわよ、かすみ!」


「うん!」


そう言ってツバキとかすみは駆け出した。


「むぅぅぅ!!!」


「んぐぅぅぅ!!!」


佳奈とみかんの声が聞こえた気がするが二人は日浦を捕まえるために走った。


__________________________


「日浦さんの履き物…ここね…。」


「行くよ…。」


ツバキたちは女将の寝室にたどり着いた。


〈ガチャ…〉


「んぅぅぅ……」


「えっ…」


寝室にいたのは縛られた日浦だった。


その瞬間、ツバキの心の中に一つの不安が芽生えた。


どうしてあの男たちは「大丈夫ですか」と言って部屋に入ってきたのだろう。

最初から私たちが縛られていることを知っていたような。

まさか。


「かすみ!逃げるわよ!」


「へ…?」


事態を把握しきれていないかすみの腕を引っ張り振り返る。


「むぐぅ…。」


「んむぅ……。」


振り返るとみかんと佳奈の姿があった。

二人の身体の縄は解かれていなかった。彼女たちの後ろ手から伸びた縄尻を男たちに握られていた。


「大人しくしてもらおうか。」


男たちはニヤリと笑いながらツバキとかすみに告げた。その手には麻縄の束が握られていた。

Comments

セノジさん、コメントいただきありがとうございます^_^ 近日中には更新を再開しますので暫しお待ちください!

のべ

今までの話をまとめてくださりありがとうございます!再開を心待ちにしておりました!続きを楽しみにしております!

セノジ


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