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⑩ しばりしばられ 11

その⑨ → https://nobe.fanbox.cc/posts/4239215


「漁師小屋の中とは思えない……。」


私は思わず口に出してしまいました。

沙希さんたちを誘拐した組織のアジトである漁師小屋の内部は無機質な空間となっていました。壊れかけの外見と裏腹に内部は新築のにおいがして、埃やクモの巣の類は見当たりませんでした。掃除が行き届いている証拠です。


「予想通り外観はカモフラージュだったわね」


縄原は冷静に分析していました。腕を組みながら分析をする姿はとてもカッコよく見えました。


「えっと……そのサングラスは変装なのですか…?」


私は縄原に質問をしました。


「あら?何かおかしい?」


「い、いえ…いつもと違った雰囲気だったので…」


やはり市長という立場上、顔が割れているからという判断なのでしょう。組織の一員として潜入するなら当然の判断なのかもしれません。


「ふん……、得意の変装の術でもすれば良いのに…!」


優奏は縄原に突っかかります。確かに縄原の変装の術は素晴らしいのです。全く別の顔になることも可能なのです。それなのにサングラスだけの変装というのは私も気になっていました。変装の術を使っている時間もないのかもしれません。


「不満かしら?」


「別に…」


やはり優奏は縄原に対して警戒心を持っているようです。大人しく縛られたのですが警戒心を緩めないとは…さすが我が妹です。



「喜んで縛りを乞う姿はとても可愛かったわよ。」


「っ…喜んでないよ…!!」


「うふふ、それじゃあ身体に聞いてみましょうか?」


「へ…?」


そういうと縄原は手に持った縄尻をクイッと引っ張りました。


「んぁ!?」


「んひぃ…!」


縄原が持つ2本の縄尻は私たちの股縄に連結していました。秘部に食い込んだ股縄は私たちを執拗に責めました。


「…縄抜けして仕返ししてやる……」


「縄抜けはダメよ。せっかく侵入できたのに全てが水の泡になるわ。」


縄原は優奏を諌めるように再び縄を引きました。


「んぅ……」


「どうして私までぇ…」


縄原は私たちが感じている姿を見て悪い顔で微笑んでいました。やはりこの人は悪い人です…。


「和奏ちゃんの反応が可愛くてついつい虐めたくなるのよ。」


「ふぇ…可愛いって……」


この人は私を揶揄っているのでしょうか。宿敵であるこの人に良いように弄ばれている…。耐え難い屈辱です。ですが沙希さんたちを救うため仕方がないのです。でもなんでしょう…。縄原が揶揄うたびに心の奥が締め付けられる感じがします。


「変態…!女の子の股間に縄を通して弄ぶなんて……サイテーだよ…!」


「(それなら毎晩のように自分の股間に縄を通している妹ちゃんはド変態よね?)」


「そそそそ、そんなことしてないよ!」


「(ベッドの下に縄を隠すのはやめといたほうが良いと思うわよ〜)」


「プ、プライバシーの侵害だよ!!!」


なにやら優奏と縄原が言い争いをしています。優奏は顔を真っ赤にして冷や汗を流しながら必死に反論しています。縄原の精神的な口撃にも屈しないとは…流石なのです…!


「また股縄を引っ張られたくないならさっさと沙希ちゃんたちを救いに行くわよ。」


「は、はい!」


「うぅ…分かったよ…」


そうして私たちは地下へと続く階段を下って行きました。


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