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② しばりしばられ 12

ギチギチ…


ギチギチ…


ギチギチ…


「ん……解けない…!」


咲椋は泥棒役の沙希によって縛られてしまった。後手に縛られ、胸の上下に縄を通されていた。腋のところでは閂を施され、シンプルだが咲椋の上半身は完全に拘束されていた。


「大人しくしててね。私は泥棒さんだからお金になりそうなもの探すから。」


そういうと沙希は部屋を物色し始めた。咲椋はここぞとばかりに縄抜けを試みた。


「ん……!…く……」


後手の縄を解こうとするものの縄が緩むことはない。結び目をギッチリ結ばれた沙希の縛りは簡単に解くことは不可能に近かった。それでも咲椋は縄抜けを諦めなかった。


「っ……、ん…」


力を入れてみても縄は身体に食い込んで緩まない。身体を揺らすと縄で強調された胸がぷるんと揺れた。


「そ、そうだ…大きな声で助けを呼べば…」


咲椋は沙希に聞こえるように呟いた。

その呟きを沙希が見逃すはずはなかった。


「たすけ…むぐぅ…!?」


沙希はハンカチを咲椋の口の中に詰め込んだ。そしてその口を塞ぐようにガムテープを貼り付けた。


「んーーー!」


「安心して。粘着力が弱いやつだから肌は傷つかないよ」


「んむぐ……」


咲椋は沙希を見つめた。本当に優しい先輩だと心から思った。“沙希”という頼りになる先輩でもあり、同好の“縛られ友達”を持って幸せだと思った。


「それはそうと…」


沙希は新たな麻縄の束を手に取り、咲椋の耳元で意地悪そうに呟いた。


「(センパイ!?…その縄……え…)」


まるで女王様みたいな沙希の表情に咲椋は驚いた。


「逃げようとした子にはオシオキしないとね」


沙希は咲椋の腰に縄を巻いていった。


「むぅ…(せ、センパイ?わたしスパッツで…えっと…その…すっごく恥ずかしい…)」


「んふふ、恥ずかしいよね〜、だから縄を通すんだよ。スパッツ少女の股縄なんて希少だよ〜」


「んーむぅ…?(うぅ…ちょっと楽しみだけど……服の上より隔てる布が薄いので痛くなったりはしないのかな?)」


「ちゃんとお手入れしてある縄だから心配しないで。光姫にした時も大丈夫って言ってたし」


「(みつき……たしかセンパイのお友達だっけ…。光姫先輩も縄好きなのかな…?)」


「だから、お股に通すね〜」


「んむ?!」


「えい!」


クイッ


「んぅぅぅ!(ダイレクトに縄の感触が伝わる)」


沙希の股縄は痛みを与えることはなく、快楽だけを咲椋に味わせていた。咲椋は無意識的に股縄を堪能しようと身体を捩っていた。すると沙希は設定を思い出したよう女王様のような高圧的な口調で告げた。


「咲椋ちゃんは縛られて誘拐されたのに気持ちよくなる変態さんなのかな?」


「っ!?」


咲椋は否定するように首を横に振った。


「ふーん。正直に答えたら股縄をクイクイしてあげようと思ってたのになぁ」


「むぅ……」


咲椋は物欲しそうに沙希を上目遣いで見つめた。


「じゃあ、最後にもう一回だけ聞くね。咲椋ちゃんは股縄で感じちゃう変態さんなのかな?」


「んむぅ…」


咲椋は何度も頷いた。それを確認した沙希は冷たい笑顔を浮かべながら咲椋に告げた。


「正直な変態さんにはご褒美をあげないとね。」


そういうと沙希は咲椋の股縄をクイクイと引っ張った。


「むぅぅ!」


「満足したら首を横に振って。それまではクイクイし続けてあげる。」


「むぅ…(もっと…)」


咲椋はそこからしばらくの間、沙希に股縄を弄られ続けた。


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「最高でした……センパイ、ありがとうございます…!」


咲椋は自由になった手首をさすりながら言った。


「あはは、満足してくれたみたいで嬉しいよ。」


沙希もまた満足した表情で返した。


「それにしてもセンパイって言葉の責め方が上手でビックリしちゃいました。」


「あー、あれね。アレは光姫の受け売りだよ」


「光姫さんって確かお友達の?」


「そうそう。光姫ってば最近責めるのも上手くなっちゃってね〜」


「責めるのも…?ということは受けもお上手なのですか?」


「そうだよ〜、なんで言うか…縛られ上手?反応とかも超可愛いんだ」


「わ…私も縛ってみたいなぁ…なんて…」


「それ良いね!友梨ちゃんも和奏ちゃんも優奏ちゃんも呼んでみんなで縛り合いっこしたいね。」


「センパイはこの“趣味”を公にできる友達が多くて羨ましいです…」


「咲椋ちゃんもその一人だよ。」


沙希は優しく語りかけた。


「私もその仲に入っても良いんですか?」


「当たり前だよ〜。私の友達は絶対受け入れてくれるよ。」


「嬉しいです…!」


沙希の友達と縛り合いをするのを楽しみにしつつも、咲椋は自身の下半身の疼きに耐えられず思い切って話を切り出してみた。


「えっと…センパイ…?」


「ん?どうしたの?」


「センパイって…ローター…とか持ってますよね?」


「うん!遠隔式のやつとかたくさんあるよ〜」


「私…使われてみたいです……!」


「もちろん良いに決まってるよ」


沙希は親指を立てて咲椋に返した。


「早速、今日の夜使ってみる?」


「え?」


「今日ね、家族がみんな出払ってていないんだ。お泊まり会しながらローターで遊んでみようよ!」


「ぜひ!」


咲椋は即答した。


「それじゃ、部屋の片付けとかしないとだね。夜ご飯とかも準備したいから夜に私のうちに来てもらっても良いかな?」


「はい!」


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ピンポーン


その日の晩、咲椋は沙希の家を訪ねた。


ピンポーン


「あれ?」


インターホンを鳴らしても沙希が出てこない。


「(まだ買い物中なのかな?)」


ガチャ


「開いてる」


玄関のドアは施錠されていなかった。沙希の家に入る。


「むぐぅ!?」


背後からハンカチを押し付けられた。ツンとする刺激臭を吸い込むと咲椋の意識は消えていった。


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「あれ……?」


咲椋は意識が戻ってきた。まだ身体が痺れたような感覚だった。


「目が覚めたみたいだね。」


声のする方を見ると沙希の姿があった。


「センパイ、どうして縛られて…!?」


沙希は縛られていた。胸の上下に縄を通した後手縛りを施されていた。


「咲椋ちゃんもだよ…」


「えっ!?」


咲椋は自身の姿を確認する。

咲椋の身体も赤い縄でギチギチに縛り上げられていた。


「ごめん……本物の泥棒が私の家に入ってたみたい……。」


強盗ごっこから数時間後、少女たちは本物の強盗に縛られてしまった。


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