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【性癖】緊縛王女

※続くかは神のみぞ知ります



ブラック王国の中心地に構える大きなお城。その中でも一際大きな一室から物語は始まる.....


_____________


「ローラ姫!今日こそは政治のお勉強をしてもらいますよ」


黒いタキシードスーツを着用した侍女“ナンシー”は主君に対して高圧的に言った。


「いーや!堅苦しいのはキライ!それより一緒に遊びましょ」


ローラ・ヴァン・ブラック、齢十にも満たない幼い少女がこの国の唯一の跡取り候補だった。


「ダメです。将来この国を担う姫様には今のうちから教養をつけてもらわないと困ります」


そんなローラの教育を任されているのがナンシーだった。真っ平らな胸とその口調、ショートヘアから男性と間違われることが多い彼女は何をやらせても完璧にこなす才色賢者だった。


「まったく…ナンシーったら身体だけじゃなく頭も硬いのね」


ローラはナンシーを揶揄う。


「姫…私だって女の端くれですよ、そんなことを言われたら傷つきます…」


自分の胸をさすりながら俯くナンシー。思ったよりも落ち込んだ様子にローラは焦ってて異性を加える。


「ご、ごめんなさい!そうね、ナンシーでもおっぱいは小さいけど膨らみはあるものね!」


ローラの発言に周りの護衛の視線がナンシーの胸に集まった。


「ッ…!?他の侍者もいるのですからそういう発言は……」


ナンシーは胸を隠すようにして顔を赤らめた。


「うふふ、やっと女の子らしい反応が見れたわ」


ローラはナンシーの反応を見て微笑んだ。


「まったく…ローラ姫は…」


やれやれと困りながらもナンシーは心の中で微笑んだ。


平和な日常。

ローラにとってもナンシーにとっても大切な日々だった。


だが


そんな日常は長く続かなかった。


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5年後....


ローラの父であるブラック王が始めた侵略戦争。友好国がブラック王国を裏切り、敗北は目前へと迫っていた。


「ローラ姫…もうこの国は終わりです…。せめて姫だけでもお逃げください…」


あの日常を過ごした一室でナンシーはローラに進言した。


「…私はこの国の皇女です。民が最後まで戦うのなら、私も最後まで戦います…!」


心も身体も成長したローラは気高く、そして覚悟を決めた表情でナンシーに告げた。


「ローラ姫…」


あの頃とは見違えるほどに成長したローラを見て、ナンシーは嬉しいような寂しいような気持ちになった。たとえ国が滅びようともローラと運命を共にしようと心に誓った。


ドガァ


静寂を破るように扉が壊された。

ローラとナンシーの大切な場所を破壊するように敵国の男の兵士たちが乱入してきた。


「誰だ貴様は!?」


ナンシーはローラの前に出て、彼女を守るように男たちを威圧した。


「ほう?多少はできそうだが…お前たち、そのメイドを取り押さえろ」


「「はっ!!」」


兵士長が命じると兵士たちはナンシーを取り囲み、彼女に襲いかかった。

最初は抵抗できていたナンシーだったが、圧倒的な“数”の差にはどうすることもできなかった。


「ぐ…数で制圧とは…」


ナンシーは腕を捻り上げるようにして組み伏せられてしまった。


「それこそ戦争の解答だぞ」


「くそ…」


ナンシーは床に押さえつけられたままローラを見守ることしかできなかった。


「お前が姫か?」


「いかにも…」


兵士長の質問に対してローラは屹然とした態度で答えた。


「俺はお前を捕らえに来た」


兵士長は麻縄の束をローラに見せつけた。


「敵の縄を受けるくらいなら自害します」


ローラは隠し持っていたナイフを自身の首元に突きつけた。


「お前が縄を受け入れるなら民の命は救われるとしたら?」


兵士長はニヤリと笑いながら言った。


「ッ!?」


「戦争ってのはそういうもんだ。戦っている男だけじゃない、女子供は兵士たちの慰み者になるぞ」


脅迫だった。

それは心優しいローラに拒否権がないことを表していた。


「……わかりました…」


ローラはナイフを床に置いた。


「ほう?」


兵士長に背を向けるようにローラは向き直り、静かに口を開いた。


「私に縄を…。それで民が助かるのだとしたら…」


ローラは両手を後ろに組んで縄を求めた。


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