【F/F】擽鬼夜行──霧雨女──#1
Added 2024-07-25 13:59:29 +0000 UTC1. 霧雨女 (F/F) ──雨に潜むのは幻魔か現魔か── ──2011年6月── 今日は教室中がざわざわとしていて落ち着きがない。 何か大きな事件があったわけでもないし、テストが待ち受けているわけでもない。 クラスメイトたちは、この後に控えている席替えに心を躍らせているのだ。 クラスメイトたちの抱く不安と期待が、教室中に染み渡っている。 "古賀 岬(こがみさき)"にとっては、席替えなんてどうだって良かった。 誰と隣になりたいとかそんなのはない。 親友の七子とはクラスが違うし、一緒だったとしても四六時中一緒にいる七子と隣になりたいとも思わない。 どれだけ離れていても七子と岬は一つなのだから。 だから。強いて言うなら、岬の生活の邪魔にならないような人間と近くになれば良いとだけ思っている。 それから、一番後ろの席ならなお良い。 そう思っていたのに。 席替えの結果は散々だった。 くじで席が決まり、クラスメイトたちがあーだこーだ誰々と近くになれたなれなかったと喚いている中、岬は一人早々に新しい席に荷物を移動させていた。 岬は一番後ろのしかも窓側の席に割り当てられた。席の位置としてはこれ以上ない条件が揃っている。 そこまでは良かった。 だが─── "尾国 俊介(おぐにしゅんすけ)"と隣になるなんて想定もしていなかった。 岬は尾国が大嫌いだった。 いや。大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大っっっ嫌いだった───。 尾国は、小学生みたいな顔をしたいわゆる童顔の少年で目はでっかくてキラキラしていてかなりの小顔である。毛も女の子みたいにサラサラしている。 そのルックスの良さと社交的な性格が影響してか尾国の異性からの評判は高い。 そのくせ、クラスの端っこにいるような岬などでは名前も覚えていないような男女とまで分け隔てなく接するのでクラスで尾国を嫌っている者は岬意外にいない。 だから、岬は余計に尾国が嫌いだった。 第一に、尾国はうるさい。 第二に────善人ぶってる。そう思う。 クラスの端っこにいる連中のことだって、どうせ心の中では見下しているくせに表向きは仲良く接しているのが気に食わない。 尾国みたいな人気者が、クラスの端っこ連中のことを本当に対等に見ているはずがないのだから。 新しい席についた岬はとにかく、右隣の尾国の方を見ず、頬杖をついて窓をじっと見つめていた。 校庭側の窓に岬の不機嫌そうな顔が映っている。長いまつ毛の揃った切長の目はギッと窓を睨んでいた。 ショートヘアの髪の毛が少し伸びてきている。 そろそろ切らないとな。なんて思っていた時だった。 「そっちになんか面白いものでもある?」 突然、幼さを感じさせるような少年の声が、周囲の声を遮断していた岬の耳に飛び込んできた。 岬の心臓が音を立てずに強く胸を打った。 その嫌いな声を、無視することも出来たのに、なんだかそれは出来なくて、岬は咄嗟に振り向いてしまった。 尾国が屈託のない笑みを岬に向けていた。 「いいねぇ窓際の席。これからの季節は暑いから余計に羨ましいぜ」 尾国はへらへらしながらそう言った。 「冷房。つくでしょ」 岬はそっけなく返事してまた頬杖をつき、ついでにため息もついた。振り向くだけでなくつい返事までしてしまった自分が嫌になった。 尾国「冷房なんてそうそうつかないだろー。だからこうして俺は毎日大量のうちわを持ってきてるわけだから」 尾国はカバンからうちわを何枚も重ねて輪ゴムで止めてあるヘンテコな改造うちわを取り出して見せた。 尾国「これいいだろ。家電量販店で配ってたやつ。何日も通って集めたんだよ」 「欲しかったら一枚くらいはあげるぜ」 尾国はニカニカ笑っている。岬はそんな尾国をちらりと見てからふんと鼻息を立てた。 それからすぐ、返事をしないのはなんだか気持ち悪くなって仕方なく、本当に仕方なく「わかった。いらないけど」と言おうと尾国の方を見た。 だが、既に尾国は別の席の生徒に楽しそうに話しかけていた。 うっざ。 そう思った。 ◯ 今年は梅雨が長いのだとは聞いていたが、まさか七月になっても雨が続くなんて岬は思っていなかった。 親友の七子は今日も学校に来ていなかった。七子が学校に来ないのはいつものことだが、彼女は天気が悪いとより一層欠席しがちになる。髪が濡れるのが嫌だとか、ジメジメしてるのが嫌だとかいうのが理由らしい。 岬は、そんな理由で学校をサボれる七子が羨ましかった。 岬だってそうしたい。 七子がいない学校なんて本当につまらないのだから。 けれど、学校を休むには祖母の許しを貰わないといけないし学校をサボるたびに祖母を説得したり騙したりするのは面倒だった。 祖母は優しい人だ。 岬の両親がいなくなって祖母が母親がわりに面倒を見てくれるようになった今も、岬から見た祖母の印象は変わらない。ずっとずっと優しいおばあちゃんのままだ。 欲しいものだって、相談すれば買ってくれた。この前は欲しかった携帯ゲーム機を、その前はケータイ電話を買うことも許してくれた。 岬は優しいおばあちゃんを悲しませたくない。 前に、七子が起こした騒動に岬が居合わせたことがきっかけで学校から祖母に電話が入った。祖母は別に、怒ったりはしなかったけれど、とても、とても悲しそうな顔をしていた。 祖母のそんな顔が見たくないから、悲しい思いをさせたくないから、岬はなんとか表に出るような問題は起こさないようにしていた。 だから、学校に来たら授業はサボらないようにしているし、時折、腹の立つ教師にだって出来るだけ口答えはしないようにしている。 本当は、教師にだって言い返したいし、居心地の悪い教室には一秒だってたくないのだけれど。 七子みたいに、全部吹っ切れて好き放題出来たら楽だろうなとも思う。でもそれは、岬が楽なだけで祖母にとっては悲しいことだ。祖母が悲しいことは、岬にとっても悲しいこと。だから、やっぱり今のままやっていくしかないのだろうと思う。 ホームルームが終わるベルの音が鳴るよりも前に昇降口まで辿り着けると得した気分になれる。うちの担任はホームルームが適当だから他のクラスよりも早く教室を出ることが出来る。それだけが取り柄の教師だ。 まだ人のいない昇降口の下駄箱を開け、ローファーを取り出し、履き替える。 開け放たれたままのガラス扉の向こうは薄暗く、雨が降っている。 ローファーの裏でコンクリートの地面を擦るようにゆっくりと歩きながら、傘をさす。 ぱらぱらと雨粒が紺色の傘を叩く。 校門に向かう途中にある体育館の前を通り過ぎる時、岬はちらりとその体育館を見た。 バレー部に属していた頃はいつも、このまま体育館に向かって着替えていたな。そんなことを思ったのだった。かったるい授業を終えてまたさらに何時間も部活に打ち込んでいたなんて今となっては考えられない。 七子のいない日は一人で帰るしかない。この中学で岬と帰る方向が同じなのは七子だけなのだ。他のクラスの友人を待つのもいいけれど、どのみちすぐに別れてしまうし、待っている間に他のクラスや学年の生徒たちで帰り道が騒々しくなるのは嫌だったので岬はいつもさっさと一人で帰る。 ───雨だし。 暑いくせに雨なんだから、さっさと帰ってシャワー浴びて、ごろごろしよ。 岬はいつもは通らない近道を通ることにした。 近道を通るには、帰り道に通る住宅街のはずれにある細いこみちを抜ける必要がある。 こみちには草木が生い茂っており、なぜか茂みの中に祠がある。その周りにもいくつか地蔵みたいな石が散らばっている。 人一人が通るのがやっとの狭さであるこみちを、傘を少し窄めながら進む。 10メートルほどのこみちを抜けると、車一台くらいなら通ることのできる広さの通路に出る。ここも、ひと気がない。 一見、住宅街のようだけれど人が住んでいそうな民家はないし、空き地がいくつかあるのと、使われていなさそうな倉庫みたいな建物が何軒かあるくらいだ。 不気味だ。でもここを通ると本当に早く帰ることができる。 この道のことを岬に教えたのは七子だったのだが、七子はここを通りたがらなかった。 岬はその理由を七子から聞いたことがない。 ──岬。そっちやめよ。あっちから帰ろ。 いつも七子はさりげなくそう言って遠回りをする。 ──岬。あの道、通るのやめなよ。危ないから。 七子はそうも言っていた。 確かにひと気のない通りは危ないけれど、一人で帰るのは退屈だし早く家に帰りたいから、岬は何度かここを通っていた。 けど。 今日みたいな日。今日みたいな雨の日に一人で通るのは、初めてだった。 湿ったアスファルトから香る雨水のにおいが漂う中、岬は早歩きでこの抜け道を進んだ。 駐車場にも見える砂利まみれの空き地。トタン屋根の倉庫。空き家。視界の端っこに映り込む光景はやはりどこか不気味に思えるものばかりだった。 岬が空き家のそばを通り過ぎた時だった。 岬は強い違和感を感じ、心臓が遅れて強く胸を打った。 傘を握る手の内側にじわりと汗が滲む。 視界の端。空き家のそばを通り過ぎた時、確かに視界の端っこに、人の姿があったような気がした。 岬は振り向かなかった。 振り向けなかった。 岬は歩みを止めることなく、自分が見たかもしれない者の姿を頭の中に再現しようと試みる。 映り込んだのは、黒い傘をさした女のような人影。それが確かにちょうど空き家の前のあたりを通り過ぎた時に映り込んだ気がしたのだ。 気のせいか。見間違いか。 そう思いたくていま、見たかもしれない者の姿を思い浮かべたのだが、何度思い返してもやはりあれは人影であるようにしか思えない。 人であったとして何が悪い?ここは屋外だ。公共の通り道だ。人がいるのは当たり前だ。いくら普段は人気がない場所だと言ってもたまには人がいることくらいは─── ──違う。 岬がなぜ、あそこに人がいることに違和感を覚えたのか。それは岬自身がよく分かっている。 岬が違和感を感じた理由それは─── ───岬が茂みのある細い道を抜けてこの通りに出た時、あの女は絶対にいなかったからだ。 岬がこの通りに来てから、誰かの足音を聞いた覚えはないし、人が動く気配を感じた覚えもない。 だから、あの女が岬がここに来てから動いた可能性は極めて低い。 ならば、あの女はずっと、岬がここに来るより前からあの空き家の前に立っていたということになる。 そんな女が、この通りを見渡せる場所から現れた岬の視界に収まらないはずがない。 幽霊? 岬の頭に浮かんだのはその二文字であった。 ずっと。さっき女が視界に入った時からずっとその二文字が頭に渦巻いていた。でもそれは封印していた。考えないようにしていた。 振り返ってもう一度確認しようか。そんなことを考えたが、もしそれで既に女がいなかったら?そしたらそれはもう本当に幽霊かもしれない。 振り返ってもまだあそこにいたらいたでそれはそれで怖い。それにもしあの女と目が合ったら……。 岬はまるで、怖い映画やテレビを見た後にシャンプーをしている時のような気分に襲われながら、とにかく早くこの通りを抜けようと早歩きで前に進んだ。 早く。早く。もっと一歩を大きく。大きく。焦る気持ちから脚を酷使してしまい、 脛の筋肉が疲弊し始める。 本当は走り出したかったけれど、そんなことをしたらあの女を刺激してしまうような気がした。 「ねえ」 雨音と岬の忙しない足音を掻き消すように、その声は岬の耳に響いた。 岬の片足の先が、ばしゃっと水溜りに突っ込む。 なんの前触れもなく突然、届いた女の高い声。 耳元で囁かれたのでないかと思うほどに、言葉を発する際に舌が動く音も、その前に唇を湿らせる音も、よく聞こえた。 見てはいけないと分かっていた。首を、声のする方に向けてはいけないと分かっていたけれど───岬は透き通るようなその声の方へ、瞳を向け、首を動かしてしまった。 真っ黒。 吸い込まれそうなくらい大きな黒い瞳。白眼を侵食した黒い瞳── ──それが岬を覗き込んでいた。 アスファルトの凹みに溜まった水に、片方のローファーを浸したまま、岬はいつのまにかすぐそばにいた女を見つめていた。 陶器のような白い肌。白いワンピース。黒い髪。黒い瞳。黒い傘。ほっそりとした大人の女が、まるで置き物みたいにそこにいた。 岬の遥か後ろにいたあの女が動いた気配などなかった。 物音などしなかった──はずだ。 「ねえ」 女の薄い水色の唇が動く。 「雨は好き?」 唇の向こうの闇から発せられた言葉は、岬の脳内では言葉として変換されなかった。 分からない。 目の前の女が何者であるかも処理できていない岬の脳では、それが発する言葉がそもそも言葉であるのかどうかさえも判断できていなかった。 腰は引けてしまい、膝も震えている。 女がかくんと首を傾げたその瞬間、岬は汗でぬめぬめの手で握っている傘を放り出し、女に背を向け走り出す。 水たまりに突っ込んでいた足が、溜まりから引き上げられてざばっと周囲に雨水を撒き散らす。 これまでのスポーツ経験で染み付いているはずの走り方も、今は恐怖でへろへろになって形がぐちゃぐちゃに崩れてしまっていた。 後方に振った岬の腕の手首を、冷たく柔らかい感触が包んだ。 それはぎゅっと手首を包み込み、岬の動きを止めてしまう。 「やっ───」 やっとのことで岬が絞り出した声はほとんど悲鳴のような小さく掠れた声だった。 「ねえ──」 女は表情を一切変えないまま、捕まえた岬の細い腕──前腕部をもう片方の人差し指の爪の先っちょでつぅーっとなぞり上げた。 「ひっ!?」 爪。他人の硬い爪の先端部の感触が前腕の裏側に走り、ゾゾッと寒気を含んだこしょばゆさが染み込んできた。 「ひぁっ!?」 腕どころか下半身からさえ力が抜けるような異様な刺激に襲われた岬は一瞬、へろりとバランスを崩す。 女が岬の手を引き、岬を自身の前まで引き寄せた。 再び、岬の視界に女の白い顔が飛び込んできた。 「雨は好き?」 女は岬を見つめじゅるりと舌で唇を舐め回すと、岬の雨で濡れた白い頬をべろりと舐め上げた。 異常なくらい冷たくて柔らかくてねとねとした舌が頬を舐め上げた途端に、岬の全身の筋力がひゅんと抜け、膝をついてしまう。 岬はそれでも女から離れようと腕を上げて抵抗する。白く細い指は震えていてまるで言うことを聞かない。 「私は雨が好き」 女は細かな雨音が重なったような声で呟く。 「みんなを夢の中へ連れて行けるから」 膝立ちでいることがやっとの状態である岬の頭に女の両手がのっかる。 ワシッと女の筋張った細く長い指が折り曲げられ、伸びた爪の先が岬の頭皮に突き立てられる。 爪の先が、頭皮の内側に張り巡らされている神経のようなものを捉えるのが、岬にも分かった。 「私の夢はとてもとても──よいところ」 女は、まるで岬の頭をマッサージするかのように指をワシワシさせてゾワゾワと爪の先で頭をくすぐる。 「んぁっ!?あっ…ひっ…ぇっ…!!?いいいいいっ!!!」 岬は自分でも驚くほど情けない声が勝手に漏れ出したことに驚いた。 だが、制御など出来なかった。頭皮に走るゾクゾクするくすぐったさは神経を震わせて無理やりに笑いを誘発させる。 ワシワシ…ワシワシ…爪で何かを泡立てるように、指の腹で頭皮を揉むように…不気味な指遣いが岬を襲う。 「えへっ…!?えへへへへへへへ…!!へへへへへへ…!!や、やめっ…ぇへっ…へへへへへへへへへへへ…!?ふひっ!?」 身体がとろけてしまうようなくすぐったさに完全に制された岬は呂律も回らなくなってきた。 顔の筋肉さえ弛緩して、唾液がたらたらと口から流れ落ちる。 岬の身体から完全に力が抜け、またその意識もはっきりとしなくなってきた時──突然、首に違和感が走り、岬の視界がぐらりと揺れた。 「うぇっ!?」 岬が呻き声を上げた時には、岬は地面に仰向けになって寝かされていた。起きあがろうとするが、首に何かがぎゅっと巻き付いていて起き上がれない。 岬の視界に、女の顔が入り込でくる。 女は岬を覗き込み、水色の唇を曲げて笑った。 女の生白い脚が交差するようにして岬の首を締め付けていた。これにより岬は首から上の動きを完全に封じられてしまった。 まるで、天敵に捕食された虫である。 「やめてよっ…!ねぇっ…!なんなのっ…!?」 岬は独り言のように焦りと怒りをぶちまける。 「まだ少し…足りていないね」 女は言って、自分の股の間に顔を挟まれている岬の首の周りや顎の周りを撫で始めた。 妙にツルツルした手のひらや指の腹の感触がくすぐったくて思わず首を窄めてしまいそうになるが、今の岬にそれは許されていない。 岬がくすぐったがっているのを見た女は、今度は指先と爪の先を首回りにゾワゾワコチョコチョ走らせた。 「いっ…!?ひっ…!!?」 不気味なこしょばゆさに全身にぶわっと鳥肌が立つ。 女の爪の先がゾワゾワ…コチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョ…と滑らかに首回りを這い回る。 「いひっ!!?いひひひひひひ!!?ちょっ!?ちょっとなにこれっっ…!?いひひひひひひひひはははははははははははははははははは!!?」 首の周りに張り巡らされている神経をゾクゾクと刺激するような嫌らしいくすぐったさに堪らず岬はぺちぺちと女の太ももや膝を叩き、両脚をばたばたとバタつかせる。しかし当然、逃げられない。 「じっくり…じっくり…」 女は息を荒くしながらそう吐き出し、細く長い指で岬の首回りを撫で回すようにくすぐりまくる。 ゾワゾワ…ゾワゾワ…コチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョ… 「はぇっ!?へぇへへへへへ!!?ぇへへへへへへへへへへへ!!?ぐひっ!?やめっっ!!ぇひ!?っひひひひひひひひひひひひひひひひひひ!!!んぃひひひひひひひひひひひひひひひひひ!!!ぎひっ!?」 岬の目から涙が絶え間なくどろどろと溢れ出して視界が濁る。それでも、首回りを這い回る細い指先と丸く尖った爪の先の硬い感触が送り込んでくるくすぐったさだけははっきりと感じている。 「ゆっくり…ゆっくり…夢の世界へ…」 ゾワゾワゾワゾワ… コチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョ… 「ぇへへ!?ぇへへへへへへへへへへへへへへへへへ!!!んぎぃぃっ!!っっひひひひひひひひ!!!いひひひひ!!!きひっ!!?ひひひひひひひ!!!離しっってっっ!!っっひひひひひひひ!!?」 ねっとりじっとりとしたこのコチョコチョ攻撃は、呼吸を乱すわけではない。 寒気を含んだ脳を震わせるようなこのくすぐったさをずっとずっと浴びせられ続けたら──気が狂う…と岬は本気でそう思った。 女の細くて長い指はコチョコチョと岬の小さな顎の下を細かくこそばしたり、耳の下あたりをコショコショと撫でるようにくすぐったりして岬を苦しめていく。 ゾワゾワゾワゾワゾワゾワゾワゾワゾワゾワゾワゾワゾワゾワゾワゾワゾワゾワゾワゾワ… コチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョ… 「くぅぅっっ!!!っっふふふ!!?ひひひひひひひ!!!もういいっ!!からっ!!やめてっ!!ぃぃひひひひひひひひひ!!!きひっ!!きひひひひひひひひひひひひひひひ!!!ぃひひひひははははははははははははははははは!!?」 大笑いするほどの激しいくすぐったさではないのに、笑わないと意識がくすぐったさに飲み込まれて気が狂う──そんな気がして岬は無理やり笑った。 「雨は好き?」 女は岬を覗き込み、唇を動かして問いかけた。 無論、指はその間も岬の首の周りや耳のあたりをコチョコチョくすぐっている。 「くふふふふふふっっ…!!ふひひひひひひひひひひひひひひひひひひ…!!!いひひひひ!!いひひひひ!!そんなのっ!!知らないぃぃっ!!っっひひひひひひひひひひひひっ!!?」 恐怖とくすぐったさで問いかけの意味を理解する余裕もない岬はただ叫んだ。 「そう──」 女が冷たくぼそりと言ったかと思うと、突然、首周りを這い回っていた十の指がふわりと首から離れた。 「───へっ──?」 苦しみからの一瞬の解放。 岬の長いまつ毛と瞳を濡らしていた涙がつるりと頬を伝って視界が晴れる。その視界に映ったのは、ウニョウニョウニョウニョウニョウニョウニョウニョウニョウニョウニョウニョウニョウニョウニョウニョウニョウニョ!!っと不気味な触手のように蠢き宙をくすぐるように移動する女の白い指だった。 指が向かっている先は、岬の肩の下あたり…そこにあるのは── ──腋の下だ。 「はっ!?やだっ───」 命の危機を察知した岬が腋を閉じようとするがもう遅かった。 女の白くて細くて長い十本の指先は腋の下に喰らい付き、ワシリと爪を立て神経を捉える。 「ぎあっっ!!?ちょっ…!?」 岬の顔いっぱいに苦悶の色が刻まれたその瞬間──女の指がコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョ!!!っと激しく暴れ出し、爪の先で神経を犯し始めた。 「ぎゃっ!!?やっ!!?いやぁぁぁぁぁあああああああああああああああああああああああああああああ!!?ダメダメダメダメっ!!!っひっ!?ひぁぁぁぁぁああああああああああああははははははははははははははははははははははははは!!!ワキっ!!!ワキぃぃぃぃぃぃっ!!?」 岬の腰がぐんと浮き、足でだんだんと地面を踏みつける。スカートから覗くムッチリとした肉付きの良い締まった太ももが揺れる。 「ねぇ…雨は好き?」 女はまた首を傾げる。指先は獰猛な蟲のようにコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョ!!!っと暴れて腋の下の神経を貪っている。 「ぶぎっ!!?ぎゃっはははははははははははははははははははははははははははははははははは!!?知らないだ!!!知らないってぇぇぇっ!!っっははははははははははは!!!やめっっ!!これ止めっっ!!ぇぇへへへへへへへははははははははははははははははははは!!?」 さっきの首回りコチョコチョとは打って変わってこの脇の下へのくすぐりはとにかく苦しい。呼吸は大きく乱れるし、激しく暴れてしまって余計に酸素を消耗してしまう。 「雨は好き?」 女はまた同じことを問いかけながら、岬の薄い制服シャツの上から腋の下をめちゃくそに掻き回す。女のくすぐったい爪の先が薄いシャツを貫通してほとんど直にワキを刺激する。 コチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョ!! 「あへへへへへへへへへ!!?止めてっ!!ぇぇははははははははははははははははははははははははははは!!!いいいからこれっっ!!止めてっっ!!ぇぇへへへへへはははははははははははははははははははははははははははははは!!けほっ!!っっひはははははははははははははははは!!!」 女の指と爪の先は、そう広くない腋の下の面積を余すことなくコチョコチョ蹂躙し、神経を貪っていく。 硬い爪の先が腋の下をコチョコチョ引っ掻くたび、ワキには悍ましいくすぐったさが走って岬を暴れさせる。 「雨は好き?好き?好き?好き?」 女は右へ左へ首を傾げては壊れたように同じ質問を繰り返す。 コチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョ…!! 「あっははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは!!!ひゃはははは!!はははははははははははははははははははははははははははは!!!やだっ!!!雨なんかっ!!雨なんか好きじゃなぃっ!!」 女への恐怖よりも、苛立ちが勝ったその瞬間、岬は叫んだ。 「嫌いなの?」 女の指がピタリと止まる。 「はぁはぁはぁっ…!!うぅっ…」 腋の下にはまだじんじんとしたくすぐったさの余韻が残っている。逃げ出そうにも身体はへろへろでもう動かない。 「悪い子」 女は太ももで岬の首を締め付けたまま、岬に覆い被さるようにしてぺろりとシャツを捲り上げる。 岬の、白くて薄いお腹が剥き出しになる。 「悪い子は…夢に連れていってあげない。悪い子はここで…お仕置きだ」 女の両手がガッと岬の腹部に降り立ち、素早く指関節が折り曲げられてくすぐったい爪の先が腹部の神経を捕まえる。 「ひあっ!!?」 ビクンと岬の身体が震える。 お腹に添えられているだけの爪。まだくすぐられてもいないのに岬は既にくすぐったさで笑い出してしまいそうだった。 これが動き出したら──そう考えると気が気ではなかった。 「待って…!!待って…もうコチョコチョはっ───」 岬が声を搾り上げて懇願したその時、女のこちょぐったい指が暴れ出した。 ワシャワシャワシャワシャワシャワシャワシャワシャワシャワシャワシャワシャワシャワシャワシャワシャワシャワシャ!!っと爪で腹部を掻き回し、 コチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョ!!!っと神経をくすぐり尽くす。 「くぁっ!!?あっ!!?いやっ!!?それっっっぃぁぁぁぁあああああああああああああああああああああああ!!?あは!?あははははははは!!?かはっ!!?ぇっ!?ぇほっ!!?かっ!!?ぁぁぁぁぁああああああああああああああああああああああ!!!あははは!?あへははははははははは!!?」 岬の喉の奥底から、これまでで最も甲高くて濁った悲鳴が絞り出された。疲弊していたはずの身体が、激しく激しく暴れ回る。 このお腹コチョコチョは、首回りくすぐりの時に感じた精神を蝕むようなくすぐったさと、腋の下くすぐりの際に感じた呼吸の乱れによるくすぐったさの両方を有していた。 「悪い子にはお仕置き地獄。悪い子にはぁ…お仕置きの地獄…コチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョ…」 女は黒すぎる瞳をぎょろぎょろさせながらコチョコチョ囁き続け、岬の弱いお腹をめちゃくちゃに掻き回す。 「ぇぇっっへへへへへへへへはははははははははははははは!!!んぁぁぁぁああ"っっ!!?ぅぅぅぅぅぅっっ!!!!うぅぅぅっっひっ!?っひひひははははははははははははははははははは!!!くるじっ!!?じぃっ!!!ぃぃひひひはははははははははははははは!!!ぁぁぁぁあああああはははははは!!?かはっ!かはっ!!けほっ!!?」 笑いたくなくて…岬は何度か唸ったりもした、怒鳴ろうともした…しかしそれらは徒労に終わり、全てくすぐったさにより笑い声に変換されてしまった。 女の爪の先が腹部にびっしりと張り巡らされた神経を味わうようにワシャワシャワシャワシャワシャワシャコチョコチョコチョコチョと掻きむしるたび、岬の横隔膜は悲鳴を上げ、苦しみに満ちた笑い声が絞り出される。 「くぁっ!!?あっ!!?あはっ!!!うっ!!?うははははははははははははははははははははははははははははははははははは!!?やめっっ!!もうやめでっっ!!っっへへへへへははははははははははははははははははははははははははははははははははは!!!くるしぃっ!!ぃひひひははははは!!!?」 コチョコチョによって無理やり息を吐き出さされ、酸素が空になっても、女は指を踊らせコチョコチョワシャワシャと腹部をくすぐり回し続ける。 無酸素の中で、岬は延々とこちょばされ苦しめられ続ける。まるで──溺れさせられながらくすぐられているようだった。 ワシャワシャワシャワシャワシャワシャワシャワシャワシャワシャワシャワシャワシャワシャワシャワシャ!! コチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョ!!! 「ぇぁっっっははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは!!!かはっ!!!こほっ!!?ごべんっっなざぃっっ!!ぃっ!!!ぃぁぁぁあははははははははははははははははは!!もうやめっっ!!ぇへへへへへへはははははははははは!!?くるひぃっっ」 身体はすっかり疲弊しきり、さっきまで元気よく暴れていた岬の身体はほとんど動かなくなっていた。それでも、腹をコチョコチョくすぐられれば腹部は震えて無理やり笑い声を発生させられる。 本当に。腹が捩れて死にそうだった。 くすぐりという激しい運動により熱くなった岬の体温を降り注ぐ雨水がなんとか湿らせている。 既に瀕死とも言えるほど疲弊した岬のその腹部にはまだ、女の悍ましい指が這い回っている。 「ぁぁぁぁああああ!!あは!!あへははははははははははははははは!!かはっ!!!はっ!!!はっ!!!かへへへ!!?もうっっ無理ぃっ!!ごめんなざぃっ!!!ぃぃぃぁぁあああああ!!」 終わりのないくすぐり地獄の刑により、いよいよ岬の意識が朦朧とし始めたその時。 岬の視界が──いや、身体ががくんと大きく揺れた。 何かがアスファルトを転がったのが視界の端っこに見えたかと思うと、突然、身体が軽くなった。 寝ているのか起きているのかも分かっていない岬の身体がぐんと引っ張り起こされる。 よろける。 靴が脱げそうになるが、岬を引っ張り起こした何かはそのまま構わず岬の手を引いて走り出した。 訳もわからないまま、岬は転びそうになりながらこの抜け道を駆け抜けた。 しばらく走った。どれだけ走ったのかは岬にも分からなかった。 はぁはぁはぁと切れた息の音が重なる。 岬の、ようやく安定した視界に映り込んだのは、やけに幼い顔つきをした男子生徒───尾国 俊介の姿であった。 〈続〉
Comments
ぺんだごんさんお久しぶりですー! いえいえ!お気になさらないでください! たまにでもこうして感想を頂けるのもまた幸せです! 実は今作は当初、別のタイトルだったのですが…『霧雨女』にして良かったです!!ありがとうございます! ホラー描写は難しくて…いっつもいっつも苦労して描くので、少しでも雰囲気や怖さを味わっていただけたならば嬉しいです! どんな人間にも、良かれ悪かれ人間らしい部分があると思います。『死擽』における古賀岬が完全なる悪だったかは議論の余地があると思いますが少なくとも大勢の命を奪ったと言う点ではあの時の古賀は悪の面が勝っていたと思います。 そんな古賀岬にもこういう(当たり前ですが)人間らしいところもあったんだと感じて頂けたならば何よりです! 通り飽きた通学路に少し刺激を求めてしまうのは良くないのかもしれないですね笑 なんの耐性もない人間が、あんなふうに無力化されてコチョコチョされ続けたら…普通にトラウマになりますね… ほんと、そうなる前に助けてもらえて良かったです…! ありがとうございます!やはりくすぐりには緩急が重要ですからね!古賀岬を襲った女もそれを弁えていたようです! そうですね…後編は前半とは違う雰囲気の作品になるかと思いますが、楽しんで頂ければ幸いですっ!
Kara
2024-08-03 15:08:01 +0000 UTCありがとうございます!! 雰囲気描写にはいつも以上に注意を払ったので褒めて頂けて最高です! おお!雨のBGMに加えて情景ぴったりの画像まで確認していただいて…!! よりどっぷりと浸っていただけたようでなによりです!! 未知の存在と遭遇した時、明らかに自分のいる世界とは別の存在と遭遇した時…人はすぐにはそれを受け入れられないものですね! 岬もそうだったのでしょう… くすぐり作品でのホラー描写は毎回、なかなか骨が折れますが喜んで頂けて良かったです! 女の擽りは攻撃というよりは、どちらかと言うと舐めて弄ぶような責めでしたね…いきなりハードにがしがしやるより、じっくりジワジワ責める方が岬みたいなタイプには効果的だったようです。 もしかすると岬が本気()で笑っている様子を描いたのはここが初めてだったと思います。 何度も読み返して頂けるかもしれない作品を書けたのは嬉しいですね…! そうですね…! 日常にくすぐりがあるというのは、やっぱり非現実ですから、退魔師やハクみたいなタイプが稀なんですよね笑 だから岬も基本的には普通の、くすぐりが日常にない世界に生きている人です。 だからこそ、今回の悲劇は岬にとってはかなり異質でショッキングな出来事だったことでしょう! 非日常がいきなり、日常に食い込んできたわけですから…岬はこの時、初めてくすぐり抜かれる苦しみを知った…のです! 古賀岬という登場人物が現れて二年ですか!長いような…意外と短いような…? そもそも『死擽』の最終回で岬へのくすぐりシーンを入れるはずだったのですが文字数の都合で入れられず… 思えば、他のくすぐりシーンを削ってでも入れるべきだったなぁと後悔しています。 結果、もう一年待たせてしまったので…笑 岬にとってはうっざい尾国俊介が一体、岬の人生に何かしら影響を与えるのかそうでもないのか…、このまま単なるうっざいやつで終わるのかどうかにもご期待ください!
Kara
2024-08-03 12:46:02 +0000 UTCKaraさんお久しぶりです!しばらくコメント出来ず申し訳ありません! 雨の中のくすぐりシーンはいつもと違う雰囲気で恐怖感も溢れ出ていました!雨女ではなく「霧雨女」‥‥めちゃめちゃいい響きです! 「視界の端っこに、人の姿があったような気がした。」この表現なかなか恐ろしかったです。まだはっきり分かっていないけど何かがいるという感じがして一気に雰囲気が変わりました。 今回あの古賀岬の過去の一部を覗くことが出来ましたね。あのような事件を起こしてしまうような人物とは思えないほど普通の女子高生だったのですね‥‥。帰り道いつもとは違う道から帰りたくなるのすごい分かります笑。でもこんな雨の日の中1人でルートを変えるのは危険すぎますね!霧雨女に出会ってしまったら普通の人間ならもう死ぬほどくすぐられてアウトですね!笑 普通の女子高生の岬からしたら今回の一件地獄以外のなにものでもない気がします。尾国俊介が来るのがあと少し遅かったら岬はどうなっていたのか‥‥。考えるだけだ恐ろしいです。 くすぐりシーンも初めのじれったいサワサワ責めから後半の地獄の脇責めめちゃくちゃ良かったです!前半なんとか堪えてるけど後半本気を出されて悶絶してしまうのすごいささります。 後編は助かったと思った2人にどんな恐怖が待っているのか楽しみです!
ぺんだごん
2024-07-28 17:31:19 +0000 UTC雰囲気よすぎ! この作品は、雨の音のBGMを流したり、通りにある建物などを画像検索して参照して、世界に最大限たっぷりと浸りながら読ませていただきました! たった一人でひと気のない道に入り込んだ岬が、異変を感じてから幽霊に遭遇するまでの濃厚なホラー描写が恐怖感と期待感を段々と高めていきました。 岬の腕や首耳周りから前戯のように擽りが始まって、期待が興奮に変わりました。 さらに腋の下などをくすぐられ、あのいつもムスッとしていた古賀岬が、幽霊の濃密なくすぐりのせいでたくさん笑わされて、ちゃんと年頃の女の子なんだという反応をさせられているのが最高でした! これは何度も何度も読み直すことになりそうです!! くすぐること、くすぐられることとは全く無縁の人生を送るタイプの人間がいて、例えば矢内ハクのこれまでの友人の一部は、くすぐりが関係するシーンにほとんど関わらなかったりします。 周りの人間や怪異はともかく、古賀さん自身もそっちに分類されるタイプの人間だと思っていたので、彼女がくすぐられるシーンが出たのは大歓喜でした! 『あの日の悶絶は思い出の中に〜高校編〜 くすぐり恐怖症』が2022年7月投稿で、当時から既に古賀さんと阿久津さんの関係性などに深い魅力を感じていたので、2年越しに夢が叶いました! 素晴らしくて、岬らしさのあるくすぐりシーンをありがとうございます! そして、尾国俊介とは、古賀岬の人生にどのような方向に影響してくる存在なのか、次話の展開がとても楽しみです!
(´・ω・`)
2024-07-27 12:31:03 +0000 UTC