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深度と支配はより進み

瞼をゆっくりと持ち上げると、視界にぼんやりとした天井が映り込む。見慣れた自室のはずなのに、どこか違和感があるように思える。頭の奥が鈍く重く、霞がかったような感覚が広がっている。昨夜、何があったのか──記憶を辿ろうとしても、靄がかかったようにぼやけていて掴めない。


「……う、ん……?」


ベッドの上で身を起こそうとすると、全身が鉛のように重い。普段なら、リラクゼーションを受けた翌朝は信じられないほど体が軽く、調子が良いはずなのに……。今日はなぜこんなにも違うのか。


「これ……なんで……こんなに……体が……。昨日は……えっと……」


無意識に呟きながら、ふと鼻腔をくすぐる甘い香りに気づく。アロマだ。昨夜もこの香りを焚いて眠りについたのは覚えている。それは確かに自分の習慣だったはずなのに──どうしてだろう。今この香りを吸い込むたびに、妙なざわつきが胸の奥に広がる。


頭の中がふわふわと揺れるような感覚。これまで何度も嗅いで慣れ親しんだ香りのはずなのに、今朝はどうにも落ち着かない。


「ふ、ぅ……」


一つ深呼吸をして気を取り直そうとする。考えても答えが出るわけではないし、仕事の時間は迫っている。日々の任務を果たさなければならない。それが自分の責務だ。だが、ベッドから足を下ろした瞬間──


「ん、ぁ……っ?!……っっ……っ!」


突如、腹部の奥からじんわりと甘い刺激が湧き上がる。思わず膝がガクンと折れ、その場に崩れ落ちそうになるのをベッドの縁に手をついて辛うじて支える。


「な、にこれ……っ」


甘い疼きは一瞬で収まったものの、その余韻が下腹部に重く残り、呼吸を浅くさせる。不快ではない。むしろほんのりと心地よくて……。


「っ、く……」


心臓が早鐘のように鳴り響く中、その感覚を振り払うように頭を振って再び深呼吸をして無理やり立ち上がる。体はまだ重く、妙な倦怠感が抜けない。それでもなんとか着替えを済ませ、廊下に出て歩き出す。だが、数歩進むか進まないかのうちに、背後から響いた低い声に全身が硬直した。


「やぁ初夏──」


その声が耳に届いた瞬間、心臓が跳ね上がる。何かが胸の奥で弾けたような感覚とともに、先ほどベッドから立ち上がったときの甘い刺激が再び駆け抜ける。全身から力が抜けそうになるが、崩れ落ちることはなく、ただ立ち尽くすことしかできない。


(なん、で……こんな……私の体、一体どうなって……)


内から生まれる甘い熱に苛まれ、頭がまともに働かない。その間にも、彼の足音が近づいてくる。硬い床を踏みしめる音が、一歩ごとに体を小さく震えさせた。


そして、ついに彼の存在感が背後に迫る。肩に置かれた手の重み。その瞬間、雷に打たれたような感覚が全身を駆け巡る。


「今日はいつもより遅いようだが、体調でも悪いのかね? 少し顔が赤いように見えるが」


耳元で低く響く声。その言葉に込められた嘲笑めいた優しさが、私の意識を曖昧にする。覗き込まれる視線はねっとりと私の心を撫で回すようで、本来なら嫌悪を抱くはずなのに、胸の奥が熱を持ってじんわりと広がる。


「っ、ぅ……い、いえ……大丈夫、です……」


何とか言葉を返すものの、瞬間、鼻腔を満たす濃密な香りが私の体を侵食していく。ドレアクス様の独特な香り──いつものアロマよりも数倍濃厚なそれが、私の頭を一気にぼやけさせる。


「それならいいのだが、一旦私の部屋に来ると良い。何かあっては教練どころではなくなってしまうだろう? それに──」


間を置いて放たれた言葉。


「朝には必ず私の部屋に来るように指示を出しただろう……?」


「っ──っぁ、ぁ……」


そうだった──確かに……ドレアクス様からそう言われていた。私は教練へ向かう前にまず彼の部屋に行かなくてはならない。それが彼の指示。私はどうしてそれを忘れて……? 忘れて、……?


「ふ、ぁ…………」


浮かびかけた疑問は、彼の香りによって霧散する。思考が薄れていき、彼の腕に軽く支えられるまま、私は歩き出す。何も疑問に思わない。それが、当然のことなのだから。


そうして気づけば、私はドレアクス様の部屋の扉の前に立っていた。


「さぁ入るがいい」


本来なら自分で開ける立場ではないだろうドレアクス様の手で扉が開かれると、濃密な甘い香りが一気に鼻腔を満たした。部屋の中に一歩足を踏み入れると、その香りの厚みが増し、まるで全身を包み込むようだった。外気とはまるで異なる、重く濃厚な空気。その中に漂う甘美な香りが、私の意識をじんわりと蝕んでいく。


(あ……この……にお、い……)


覚えのある香りだ。何度も嗅ぎ、慣れ親しんだはずなのに、今はまるで別物のように私の中へ深く染み込んでくる。体が緩む。思考がふわりと浮かび上がり、現実感が薄れていく。


「入ったら、扉を閉めるのを忘れるな。香りが外に漏れると困るからな」


ドレアクス様の低い声が、部屋の空気に混じるようにして私の耳に届いた。言われるがまま、ゆっくりと振り返り、扉を閉じる。閉まった扉が、私を現実から完全に切り離したような気がした。


「ふぅ……」


自然と漏れたため息。胸の奥がじんわりと温かくなり、その感覚が腹の奥へと広がっていく。全身がじんわりと熱を帯び、甘い痺れが指先まで伝わるようだった。


「さて、初夏よ。今朝も例のことを始めようか。何をするのか、覚えているな?」


ドレアクス様の問いに、私の心はかすかな動揺を見せた。覚えている……はずだ。けれど、その具体的な内容が頭の中に浮かばない。ただ、彼の声に含まれる響きが私の意識を揺さぶり、体が自ら答えを探し始める。


「……わ、たし……」


口を開くが、声は掠れて思うように出てこない。ドレアクス様の目が私を見据える。視線が絡むたび、脳が蕩けるような感覚が広がっていく。


「そうだ、思い出せ。お前はここで何をするのか、何をされるのか……そして、それがどれほど大切なことなのか」


甘く、低い声。その言葉が、私の体の奥深くまで染み渡る。胸がきゅっと締め付けられ、呼吸が浅くなる。香りと声が、まるで絡み合い、私を深い霧の中へと誘っていくようだった。


「……私は……私の……」


再び言葉を紡ぐ。脳の奥にある靄が少しずつ晴れていき、彼の言葉が私の中で形を成す。そして、その内容を受け入れる準備が整った瞬間、私は静かに、でも確実に口を開いた。


「ドレアクス様のご命令通りに……私の、くり、とりす……を……もっと、感じるように……してください……。」


自分で言葉にしながら、全身が羞恥と快感で熱くなる。スカートをたくし上げ、下着をずらすと、そこにある小さな突起を意識してしまう。自らの指先で軽く触れるだけで、体が跳ねそうになるほど敏感になったその部分を、彼の前に差し出した。


「くく、正解だ、初夏よ」


ドレアクス様の声は、優しさと冷徹さが入り混じり、私の意識を心地よい霧の中へと包み込む。その瞬間、私は完全に自分を明け渡したのだと理解した。抵抗という概念が頭の中からすっかり消え去り、命令の重みが私の全身に沁み渡る。


「……はい……ありがとう、ござい……ます……」


露出された部分が空気に触れるたび、ひやりとした感覚が皮膚を伝い、それがまた妙な熱を生む。羞恥の意識は、霧散したようにほとんど感じられない。ただ、「これでいいのだ」と確信する甘い快楽の波が、頭を満たしていた。







「そうだ、よくできたな。まずは、始める前に褒美をくれてやろう。」


私はそう言って、目の前で無様を晒す初夏に細長い触手を差し向ける。その先端が彼女の口と鼻を優しく覆い、瞬間、先日と同じように粘液を霧状に放出した。


「ん、ぅ……っっっ❤!? んっ……んんっ……❤」


逃げ場のないガスの供給に、初夏の体がびくりと大きく跳ね上がった後、力なく首を傾げる。だが、倒れることなく、その場でスカートをたくし上げた手を震わせながらも秘所を晒し続ける。その健気なまでの姿勢が、命令の影響であることは明白だが、それでも滑稽で愛おしい。


「本当にお前は私の臭いが好きなようだな。ならば、そのままお前が懇願した通り、クリトリスを開発してやろう。」


私はそう告げながら、細い触手を二本彼女の晒された秘所へ差し向ける。膨らみ始めた小さな蕾へと触手の先端を向け、慎重にその針を突き立てる。


「~~~~~~~~~!!??!?!?」


最も敏感な部位に針が触れるたび、初夏は目を見開き、全身を激しく痙攣させる。しかし、それで意識を取り戻すこともなく、再び鼻腔を満たす臭いに蕩けた瞳を浮かべる。私の粘液が彼女の中に静かに注ぎ込まれ始める。


「ん……んっ❤ ん、ぁっ❤ んん……っっ❤」


ドクン、ドクンと脈打つたびに、粘液が蕾に染み渡っていく。反応は明白だ。彼女の体は震え、吐き出された蜜が結合部から滴り落ちていく。この粘液はただ嗅ぐだけで極限の快感を与える効果を持つ。それを直接、肉の蕾に注ぎ込めば──。


「んーーーーっ❤!? んっ❤!? ふぅっ❤!? ぁあっ❤!? っ──────────❤っっ!?」


声はますます余裕を失い、口を塞いでいなければ響き渡るほどの悲鳴に近い嬌声を上げていただろう。その体の反応は、既に加速的に淫らへと変わりつつあることを伝えてくれる。


「くく……まだ始めたばかりだというのに、ここまで乱れるとはな。そんなことではこれから保たんぞ?」



そうしてクリトリス開発は続けられていく──



──10分後。

注ぎ込む粘液が蕾にじわじわと染み込んでいく様子は実に美しい。触手の先端がクリトリスを包み込むたび、初夏の体が反応する。脈打つたびに、彼女の声は抑えきれないものになり、口元を塞がれていても漏れでる声はもともと快楽にまみれた艶がかったものだが、それがどんどん強くなる。


「んっ……ぁ❤……ん……んんっ❤……っんぁ……❤」


粘液が馴染むにつれ、蕾はゆっくりと膨らみ始め、色づきが濃くなっていく。その変化を間近で観察するのは、まさに悦楽そのものだ。彼女の体は私の思惑通り、いや、それ以上に敏感になっている。次第に腰をかすかに揺らし始め、蜜を滴らせる動きが自然と増えていく。




──30分経過

触手の動きが少しずつ変化する。粘液を注ぎ込むだけでなく、クリトリス全体をぐにぐにと撫で回すように動かし始める。すると、初夏の反応はさらに過激なものになる。


「んお゛っ❤……っ❤!? んっ……んふぉっ❤!? ぉ……おぉっ❤……っ……ん❤」


腰が勝手に跳ね上がるような動きになり、膝を折り曲げて耐えようとするが、耐え切れるわけがない。滴り落ちる蜜が床に小さな音を立てるたび、初夏の体は新たな悦びを迎え入れているのがわかる。

触手の針が蕾の奥深くまで押し込まれ、さらに粘液を注ぎ込むと、膨張した蕾はピクピクと震え始める。体全体で感じていることが伝わってきて、私自身の支配欲が一層満たされていく。




──1時間経過

膨らみきった蕾が、触手の動きに合わせて跳ね上がり、蜜を何度も吹き出す。体は痙攣を繰り返し、まともに立っているのが奇跡といえるほどだ。


「んぁっ❤……っっ❤ お゛……ぉっ❤ ぁ……んぁっ……❤❤……」


初夏の表情は快感に染まり、もともと虚ろだったのに快楽の熱にうかされたことでより焦点を失っている。身体は何度も絶頂を迎え、再び快楽の渦に引きずり込まれる。息も絶え絶えで、言葉を発する余裕などない。私は触手を動かすたびに、彼女の反応を観察し、次第に満足感を得ていく。


「ふふ……十分に仕上がったな。実にいい出来だ。」



触手を引き抜くと、膨らんだ蕾が震えながら粘液を滴らせ、初夏の秘所全体が私のしたことを雄弁に物語っていた。床に落ちた蜜と粘液の混ざり合う音が、先ほどまでの時間の密度をさらに強調する。私は満足げに彼女を見下ろした。


「よく耐えたな、初夏よ。これから毎朝これをしてやるからな。期待しておけ。お前の体はまだまだ発展途上なのだからな」


そう言いながら、私は触手を軽く振り払い、彼女の汗に濡れた顔に視線を向けた。その瞳は完全に私に屈服し、虚ろながらも甘い光を湛えている。


「ふ今日のところは一旦ここまでにしておいてやる。これ以上続ければ、お前の体がどうなるか予想もつかんからな。だが……」


私は初夏の頬に触れる。彼女はかすかに体を跳ね上げ震えながら、その感触を受け入れている。


「次はもっと深くまでお前を支配する準備をしておけ。今の反応ではまだ物足りないからな。」


「っ……ぁ……は……い……」



その言葉にも、初夏の体が小さく震えるのを見届けた後、私は彼女を促すように部屋の扉を指さした。


「さあ、脱いだ下着をはきなおしてから退室するがいい。そして……今日の業務をいつも通り行え。扉を出た瞬間、お前は意識を取り戻す。ここであったことは、今は思い出すなよ。もっとも……今日の開発のせいで、まともに下着を履き続けることができんために、結びついてしまうか?」


その質問に初夏が答えられるはずもなければ、緩慢な動きで下着をはき直す。瞬間、初夏の腰がビクンと驚きと、快楽によって跳ね上がった。始める前よりも肥大化し、勃起し続けるようになった肉の豆が布にこすれてしまったのだろう。今のように意識が殆ど無い状態でこの反応なのだ。扉を出て正体を取り戻したら一体どうなるか。直接見ることができないことが残念だが、焦るときではない。


歩くたびに快感が走り体を硬直させながら、初夏はふらつきながらも命令に従い外へと歩き出す。その背中は、完全に支配された証としてわずかに傾き、どこか儚げだ。だがその姿さえ、私にはこの上なく愉快で愛おしいものに映る。


扉が閉まり、部屋の中が再び静寂に包まれる。私は一つ深い息をついてから、微笑を浮かべた。










ガチャリ──扉が閉まる音が響いた瞬間、それまで膜が掛かっていた思考が急に晴れていく感覚を覚えた。霧が晴れるように視界も鮮明になる。


「……あれ……私、いつの間に……」


ぼんやりと呟く。気づけばドレアクス様の部屋を出て廊下に立っていた。だが、どうやってここまで来たのか、その記憶が曖昧だった。確か、あの部屋で──


「……何かを……していた……はず……」


胸の奥にじんわりとした感覚が広がる。大切なことを忘れているような気がして、無理に思い出そうとするものの、記憶は靄の中。考えを巡らせるたび、腹部の奥が熱を帯びていき、体に力が入らなくなる。


「っ、……ぅ……はぁ……っ」


体を軽く震わせながら頭を振り、なんとか立て直そうとする。しかし、意識をはっきりさせるために深呼吸をした途端、部屋の中に残された甘い香りが鼻腔を満たし、再び頭がぼんやりとしていく。


(だめ……考えすぎると……なんだか……変な感じ……)


窓から差し込む陽の光を確認し、時間が思った以上に経過していることに気づく。教練の時間だ。遅れるわけにはいかない。体の違和感を抱えつつも、私は足を踏み出した。


その瞬間、鋭い甘い刺激が下腹部を貫き──


「っ、あぁっ……❤」


思わず足を止めてしまう。腰が抜けそうになるのをどうにか堪え、壁に手をついた。息が乱れ、全身が火照るようだ。


「なん、で……っ……これ……何が……っ」


立て直そうと再び足を進めようとするが、そのたびに小さな刺激が腹の奥を突き上げる。それが、妙に心地よくて──。


「っ……もう……時間が……」


頭を振り、気合いを入れ直すと、自らの力で防御膜を張った。甘い感覚をほんのわずかに抑え込み、ようやく足を前に出すことができる。こんな状態ではあるものの、教練場へ向かわなければならない。それが、私の役目だから。


──────


兵士たちが整列し、視線をこちらに向けている。私は彼らの顔を見渡し、緊張感を持って言葉を放った。


「今日は特に連携を重視した動きを確認する。位置取りを間違えれば、それだけで全滅する。分かったな?」


「はいっ!」


勢いよく返ってくる声に、私も気合いが入る。指導に集中すれば、この不可解な感覚も和らぐかもしれない。そう思いながら、私は高所に上り、兵士たちの動きを観察し始めた。


教練は順調だった。兵士たちは一ヶ月の指導で見違えるほど成長している。だが──。


(今は……いいとして……模擬戦は大丈夫だろうか……)


模擬戦で何かあれば、今日の不可解な感覚が露呈する可能性がある。その不安が心をよぎる中、教練が終了した。



「初夏殿、本日も指導ありがとうございました。」


団の代表が挨拶をする。教練終了後の恒例のやり取りだが、その後には必ず模擬戦が控えている。


「では、模擬戦を始めます。私たち五組が挑ませていただきます!」


挨拶を終えた兵士たちが、気合いの入った声を上げる。私は微笑んで応じたものの、腹部に残る甘い違和感が不安を掻き立てる。それを抑え込みながら私自身も戦闘の準備を進める。いつも通りであれば、特に苦も無く私が勝っていた。訓練を続けてきたことで彼らも強くはなっているが、まだ実力はそこまで高くはない。

高くはないのだが……


いけない……ただでさえ集中しなくてはいけないのに他のことに思考を割くリソースは今の私にはないのだ。今はただ、訓練をしっかりと終わらせることを考えようとし、私は自前の武器である私の身長と同じ程度の長さの棍を構えた。

最初の対戦相手が向かってくる。その眼差しには自信が満ちており、彼の動きはこれまでの教練で鍛え上げた成果を物語っていた。


(大丈夫……私はまだ……戦える……!)


剣を構え、彼の攻撃を受け流す。だが、動くたびに股間から甘い刺激が駆け抜け、防御膜が緩むのを感じる。体勢を立て直すたび、刺激が増していく。


「っ、あ……っ!」


相手の剣がかすめるたびに膝が震え、何度もバランスを崩しかけた。終盤、渾身の力を振り絞り、辛うじて棍を振り抜く。相手の武器が宙に舞い、私の勝利が決まった。


「ありがとうございます……しかし、なんだか……」


しかし、勝利の余韻に浸る間もなく、兵士たちの疑念の視線が突き刺さる。


「今日の調子はいつもより苦戦しているようでしたね動きもどこか悪いように見えましたし……」


息を整えながら、私は何とか平静を装った。こんな私でも説明しづらいことへ疑念を持たれてしまってはいただけない。


「……問題ありません。続けてください。」


そう言うと入れ替わりですぐに次の相手が前に出る。今度の対戦相手は慎重な構えを見せていたが、その目には鋭い闘志が宿っている。


「行きます!」


鋭い掛け声とともに間合いを詰めてくる相手に応じ、私も棍を構え直す。だが、最初の一歩を踏み出した瞬間、防御膜が完全に破れた。


「っ、んぁ……っ❤!」


鋭い甘い刺激が股間を突き抜け、思わず体が痙攣する。棍を握る手が一瞬だけ緩む。その隙を相手は見逃さなかった。軽快な動きで間合いを詰め、一撃を叩き込む。


「あ、あれ?」


「っ、く……!」


反応する間もなく棍が吹き飛ばされ、膝を突く形で地面に崩れ落ちてしまった。最悪なことに生まれた甘い刺激が足に伝搬してしまって、力がうまく込められない。そんな私の様子と勝ってしまったことへの困惑で兵士は自分の武器と私を交互に見ることしかできていなかった。


「すみません。今回は、私の負け……ですね……それでは次を……続けてください……」


声が震えたのを悟られないように、私は棍を拾い、それを支えにしながら、でもそれがバレないように立ち上がり次の相手を待つ。




三人目の対戦相手が登場すると、すでに体の異変が限界に近づいているのを感じていた。棍を構える手が微かに震え、視界がぼやける。


(どうして……こんな……)


相手が剣を振り下ろす。反射的に身を引こうとするものの、甘い刺激が股間を貫くたびに足がもつれ、バランスを崩してしまう。


「っ、ぁ……っ❤!」


剣が肩口をかすめると同時に、防御膜の効果が完全に消失した。甘い波が体中を駆け巡り、力が抜けていく。次の瞬間、足を払われ、背中から地面に倒れ込んだ。


「……初夏殿、大丈夫ですか……?」


目を開けると、相手が心配そうに私を見下ろしていた。


「っ……す、すみま、せん。こんな早い決着で……私の、負けです。つ、次を……」


合わなくなりそうな歯を食いしばりながら何とか立ち上がり、次の兵士へと声を掛ける。困惑を隠せない様子で、兵士たちは交代して私の前で構える。

すぐにやらなくてはと言い聞かせて何とか立ち上がり構えるのだが──


そうして私は最初以外すべて負けてしまうという失態をおかしてしまったのだった



模擬戦がすべて終わり、疲労困憊の中、私は立ち上がることもままならない状態で膝をついたままだった。汗が額からぽたぽたと滴り、視界は揺れている。こんな状態が、ただただ自分が妙な快感を覚えてしまいそれに翻弄されてしまったからというのがあまりにも笑えない状況と言えた。


「初夏殿、本日もお疲れさまでした。しかし……」


代表である兵士の一人が私に歩み寄る。表情は硬く、普段のような敬意を込めたものではなく、どこか困惑と苛立ちを含んでいた。


「どうにも今日は調子が悪かったように見えます。初夏殿が最初以外に全敗というのは……いくらなんでも信じがたい。何かあったのではありませんか?」


その問いかけに、私は反射的に顔を上げたものの、すぐに視線を逸らしてしまった。何も言葉が出ない。自分でも何が起きているのか理解できていないからだ。


「……っ……申し訳ありません。次回は、このようなことがないようにいたします……」


掠れた声で何とか返答するが、それが彼らを納得させるには至らなかったようだ。背後から別の兵士の声が飛んでくる。


「今日は……どうにも違いましたよね。初夏殿にしては、どこか集中していないような……。いえ、勝手な推測ですが、こんな姿を見るのは初めてで……。」


周囲からもざわざわと声が漏れ始める。「さすがに様子が変だった」「あの負け方ははさすがに……」「何かあったにしてもあれじゃあ……」と、それぞれが口々に疑問を呈し始めた。


代表の兵士は一度周囲に手を挙げて黙らせると、私に向き直り、重々しい声で言った。


「初夏殿。我々はあなたを信頼しています。しかし、この結果は看過できません。このままでは、指導者としての威厳にも関わります。……ですので、ここでのことは、ドレアクス様に報告させていただきます。」


その名前を聞いた瞬間、私は息を飲んだ。


「っ──それは……いえ、確かに、必要なこと、ですね……」


思わずそれを止めようとするのだが、実際悪いのは私だ。ならばこれを報告しないのは失敗を隠蔽しようとしていることになる。だから、止めることはできない。

心のどこかで、この結果をドレアクス様に知られるべきではないという考えが浮かぶのだが……それがどうしてなのか、自分でもわからない。だが、抗うべきだという感覚だけが強くあったが、私は飲み込み甘んじて受け入れるようにした。


「安心してください、私たちはあなたを責めるつもりではありません。ただ、適切な対応を取る必要があるだけです。」


冷静な声色で告げられる言葉に、私は押し黙るしかなかった。あまりにもひどい負け方をしたという結果が何よりも雄弁に物語っているのだから。


「では、失礼します。」


代表の兵士がその場を離れた後、周囲の兵士たちもそれに続いて解散していく。私はその場に残され、崩れ落ちるように膝をつき、震える手で地面に触れた。


(どうして……こんなことに……)


胸の奥に押し寄せる罪悪感と焦燥感、そしてなぜか絡みつくような悦びの感覚に、私はただ立ち尽くすしかなかった。






夜になり、私はいつものように報告をするためにドレアクス様の部屋を訪れていた。普段であれば、特に気負うことなく起きた出来事を報告して退室するだけで済むのだが、今日は違っていた。


部屋の中央に置かれた豪奢な椅子にどっしりと座るドレアクス様。その前に立つ私は、まるで裁きを待つ罪人のように背筋を伸ばし、緊張を隠せないでいた。


「さて……本日の教練の話は聞いているが、何があったのか話してもらえるかな?」


ドレアクス様はいつものように穏やかながらも威圧感を漂わせる声で問いかける。その声音に、私は胸の奥がズキリとした痛みに襲われる感覚を覚えた。


「……はい……その、ただの……体調不良です」


何とか声を絞り出すが、それはあまりにも情けない言い訳だった。本当は──動くたびに股間部から奇妙な刺激が走り、まともに動けなくなったのが原因だ。しかし、それを口にするなどできるはずもない。


その一言に、ドレアクス様は大きなため息をついた。その音が重く部屋に響き渡り、私の心にじわじわと圧力をかける。


「ふむ、そうか。調子が悪かったか。なるほど、それなら仕方がないのかもしれない。かもしれないが……初夏よ。これは仕事だ。仕事であるのならば、体調を整えるのもお前の責任ではないのか?」


正論だった。どれだけ言い訳を重ねても、それが覆ることはない。


「お前には相応の依頼料を払っている。それに見合う働きをするのがプロというものだろう。そうは思わないか?」


「……っ……申し開きは──」


視線を落としたまま謝罪を言いかけたそのときだった。


「それとも、それらを差し引いてもなお、敗北することが目的になっていたのではないか?」


──何を言っているのか、理解が追いつかない。


「……そ、そんなこと……っ」


反論しようとした瞬間、不意に部屋の空気が変わった。それは例の臭い──濃厚で甘ったるく、それでいて脳を直接揺さぶるようなものだった。吸い込んでしまった途端、思考が霧散していく。


(わたし……負けることが……目的だった……? そんなはず……ない……)


否定しようとする心とは裏腹に、頭の奥にドレアクス様の声が染み込んでくる。


「違うというのか? だがお前は望んでもおかしくないはずだ。お前は敗北し、屈服し、支配されることに悦びを覚えるマゾ雌なのだからな」


「まぞ……めす……っ、ぁ……ぁ……わたし……は……」


ゾクリとお腹の奥が怪しい刺激を生んで、ぞわぞわと震えてしまう。体の奥底に火が灯ったように疼き出し、それを抑えようとしても収まらない。入り込んでくる。染み渡ってしまう……ドレアクス様の声が。言葉が、真実になっていこうとする。


「実際、負けそうになったとき、お前は興奮しただろう? 気持ちよくなっただろう?」


その問いに、私は本能的に拒否しようとする。だが、記憶の中には確かに……敗北を目前にして走ったあの奇妙な快感が残っている。そして、思い出してしまう。動くたびに下着が擦れて秘所に快楽が広がった感覚を──。


「負けそうになったとき、快楽を……覚えて……でも、あれは……違って……でも……」


頭の中がぐるぐると同じ言葉を繰り返し、まとまらない思考が渦を巻く。そのたびに、太ももの内側を濡らす感覚が増していく。臭いが強くなるたび、胸元にまで熱が広がり、息遣いも荒くなっていく。


「もう一度聞くぞ? お前は負けそうになったとき、興奮したな?」


「……っ……は……い……」


「気持ちよくなっただろう?」


「……っ……っ……は……い……」


その瞬間、私の心に最後の砦のようなものが崩れ落ちる音がした。同時に、秘所から無意識に蜜が滴り落ちる感覚が、羞恥心をさらに煽っていく。だが、それ以上に……心の奥底で湧き上がる何かがそれを押し流していく。


「くくく……であれば、また一つお前に楔を打ち込んでやろう。一層の支配を受けるための楔をな」


触手が私の口元を塞ぎ、濃厚な臭いが一気に押し寄せてきた。鼻腔を埋め尽くす香りに、思考が次々と溶かされていく。頭がぼんやりと霞み、瞳が熱を帯びてかすかに潤む。


(あぁ……っ……だめ、とけ……る……とろけ、て……しまぅ……)


言葉にならない吐息混じりの声が、部屋の静寂に溶けていく。自分の理性が溶け出していくのがわかる。体が熱くなり、ぞくぞくとした感覚が背筋を駆け上がるたびに、身体の奥から甘い痺れが湧き上がる。かぽっと触手が剥がされると、触手と唇の間を私の涎とが合わさった糸が引かれて消えて落ちていった。


「さあ、服を脱げ。そしてあの言葉を言うがいい」


命令に抗う力は……そもそもその思考が私には残っていなかった。ただ、機械的に従うように動いている──いや、それすらも自分の意思のように錯覚してしまうほど、体が勝手に動いていく。服を全て脱ぎ捨て、露わになった肌は汗でしっとりと光っていた。


「わたしを……ドレアクス様の手……で……支配……してくだ、さい……」



──────



ぎこちなくはあるが、それでも命令に忠実に動くようになった初夏。その姿を見るたび、私はついつい笑いを堪えることができなくなる。美しく、従順で、健気。何度目であっても、その魅力は私を飽きさせない。そして、いつものように彼女の体を頭の先からつま先までじっくりと眺める。


顔立ちは申し分なく整っており、絵画のような美しさだが、それ以上に私を惹きつけるのは、その見事な体つきだ。特に、この二つの大きな胸がたまらない。私の手には収まりきるものの、兵士たち程度のサイズの虚魔の手では到底抱えきれないだろう。圧倒的な存在感を放つその胸は、見る者すべてを圧倒する官能の象徴だ。


腰つきも程よい肉付きで、触れたときの柔らかさは病みつきになる。そして、均整の取れた腰から続く大きな尻。完璧な曲線とでも言おうか。これまで手に入れてきたどのコレクションよりも魅惑的だ。見るたびに、触れるたびに、私は満足感と征服欲を満たされる。


しかも、この体を使って楽しむことができるのだから、実に贅沢な話だ。次回の品評会で披露する際、他の者たちがどのような反応を示すのか、今から楽しみでならない。


だが、眺めるだけでは物足りない。宣言通り、そして彼女が求める通りに、今日も開発を進めてやるとしよう。



「そうだな……まだ成果を見るには早いかもしれんが、今朝から始めた肉の豆がどのように成長しているのか、見せてもらおうか」


「……は……い……」



虚ろな声で返事をすると、初夏は命令に従い、ベッドに上り、足を広げ自らの秘所を指で開く。ぬちゃりと湿った音を立てて開かれる媚肉の扉。その奥では、彼女の肉豆が恥じらいもなく顔をのぞかせていた。蜜がとろりと流れ出し、シーツを濡らしながら雌の香りを漂わせている。



「刺激を受け続けていたとはいえ、これほどまでに腫れ上がり勃起しているとはな。布が擦れる程度では満足できなかったのか?」


「ふ、ぁ……ぁ……」



私の言葉に反応するように、初夏の秘所がぷしゅっと潮を吹き、甘い声を漏らす。その姿に私は笑みを浮かべた。



「まったく、まだ触れてもいないというのに、実に良い反応をする。そんなに期待されているのなら仕方がない。今からその期待に応えてやろう」



触手が肉豆へと近づく。微細な振動を繰り返しながら、それは彼女の張り詰めた肉蕾を的確に捉えた。針のように細い先端がぬるりと表面を撫でるたびに、初夏の全身がピクリ、ピクリと反射的に跳ねる。その動きはあまりにも敏感すぎる彼女の反応を雄弁に物語っていた。



「ここが、お前の最も敏感な場所……しっかり反応しているな。」



その声に促されるように、触手はさらに深く入り込む。針の先がクリトリスの表面をかすめ、軽く押し込まれると、その瞬間、彼女の背筋が弓なりに反る。細い針が肉蕾を貫くように突き刺さると、痛みではなく甘美な刺激が彼女の神経を焼き尽くしていく。



「ひぅっ❤!? あっ❤!? っあぁぁ❤っ……!」



初夏の瞳はすでに焦点を失い、唇からはとめどない喘ぎ声が漏れる。彼女の体が求めているのは明らかだった。


触手の針先からじゅるじゅると粘液が注ぎ込まれる。改造された粘液はクリトリスの奥深くまで染み込み、感覚をさらに敏感にしていく。肉蕾が注がれるたびにわずかに腫れ上がり、そのサイズが目に見えて膨張していく。初夏の腰が反射的に跳ね上がり、甘い悲鳴が響き渡る。



「ぅ、っ❤……ぁ、あっ、っ❤! ぁぉ、ぉ……ぉ……っ❤」



触手がクリトリスを締め上げ、じゅぼじゅぼと注がれる粘液に初夏が壊れたように反応する。その姿に私は、思わず喉の奥から笑みが漏れるのを感じていた。



「本当に、たまらないな……お前は」



ヒクヒクと震えるその小さな蕾は、粘液の効果で見る間に敏感さを増し、わずかな刺激にも激しく反応を返している。そんな様子を見ているだけで私の興奮もまた高まっていく。


だが、私は目の前に広がるもう一つの魅力的な光景を見逃してはいなかった。触手で暴かれた肉蕾だけでなく、その下の秘所からは溢れる蜜がぷちゅり、ぷちゅりと涎を垂らし、甘い香りを辺りに漂わせている。さらに、その少し上にある二つの大きな胸。肉感的な膨らみが張り詰め、乳首が高く勃起しているのがはっきりとわかる。



「下ばかり構っているのももったいないな。お前のこの胸も、存分に開発してやるとしよう」



そう言いながら、新たな触手を伸ばす。初夏の体は既に粘液と快感に侵されており、胸の先端も期待に震えるように反応を見せている。その光景を見て、私はさらに愉悦を覚えた。



「さて……どんな反応を見せてくれるか、楽しみだ」



細い針が乳首へと突き刺さる。じゅるじゅると注がれる粘液は乳腺へと染み渡り、胸全体がじんじんと熱を帯びていく。触手はそのまま彼女の乳房全体を掴むように巻き付け、ぎゅむ、ぎゅぽ、と揉みしだきながら粘液を馴染ませていく。



「っあ❤!? あっ❤ ひぅ❤!? ぁ、❤ ……っ❤……っっっ❤!」



初夏の喘ぎ声が、先ほどよりも高く、切羽詰まったものになっていく。乳房の張りが目に見えて強くなり、甘く白い母乳がじゅるりと溢れ出していく。


触手はその動きを一層激しくし、ぎゅぽぎゅぽと音を立てながら初夏の胸を吸い上げる。乳首をしっかりと咥え込んだ触手が、まるで家畜の搾乳のように、容赦なく乳腺を刺激し母乳を搾り出していく。白濁の甘い液体が触手の中へと吸い込まれるたび、初夏の体はびくんびくんと跳ね上がり、そのたびに高まる快楽の波に飲み込まれていった。



「ん……っ❤ あ、ぁ❤ っあぁぁっ❤!! ひっ……ぅ❤!!」



下の肉豆も同様に容赦なく締め上げられ、じゅぽじゅぽと粘液が注ぎ込まれるたび、敏感な蕾が形を変え、さらに腫れ上がる。その様子に私はますます愉悦を覚え、触手の動きをさらに加速させた。



「お前の体は本当に素晴らしい……どこを触れても、この反応だ。」



触手が乳房をぎゅむぎゅむと揉みしだき、絞り出す。胸から搾り取られる母乳が触手の隙間から溢れ、滴り落ちてベッドを濡らす。下からは蜜がとろとろと流れ出し、どちらがより淫らか区別もつかないほどだった。



「んぉぉぉ❤!? っあ、っっ❤❤!?!? ひぐっ❤……っあぁぁあ❤❤❤!!」



初夏の体が限界に近づく。秘所の蜜が一際激しく溢れ出し、触手が吸い付いていた乳房も、搾り取られるたびに張り詰めた弾力を失い、汗と母乳で濡れそぼっていく。


そして――。



「────────────っ❤❤❤!!!??」



全身を大きく反らし、背中を弓なりに引きつらせた初夏は、喉の奥から絞り出すような嬌声を漏らしながら最高潮に達した。肉の豆と敏感な乳首に同時に与えられる快楽の連続は、彼女を果てるまで追い込み、完全に支配される快楽の深淵へと叩き落とした。



「ふ、ぁ……ぁ❤ はぁ……っ❤……っ❤」



果てた後も、痙攣するようにびくんびくんと体が震え、秘所からは潮が溢れ、母乳もなお触手に吸い取られていた。力尽きた彼女は、ベッドへと倒れ込み、四肢を投げ出して息も絶え絶えの状態になる。


しかし、私はそんな状態で満足するつもりはなかった。



「おやおや……倒れるとはどういうつもりだ? 立って見せろという命令を、忘れたか?」



低い声で呟きながら、私はベッドに上がり、その巨体を揺らして彼女の横へと移動する。倒れ込んだ彼女の足を掴み、持ち上げると、秘所をあらわにする。



「っぁ……❤ っ、ぅ……ぁ……っ❤」



甘く乱れた声が漏れる。蜜で濡れそぼった秘所は淫らに開かれ、先程の責めの痕跡がありありと残っている。その奥深くへ、私は自らの象徴を押し当てた。



「さて……ここからが本番だ。お前の雌穴を、完全に征服してやろう」



彼女の秘肉をこじ開けるように、一気に最奥まで突き進む。柔らかくも締め付ける感触が、私の征服欲をさらに高め子宮口辺りの柔らかな肉をぐりっとえぐってしまった。






「────っぁ❤────お゛❤!?」



初夏の腹部がぽっこりと膨らむほどの突き込みに、彼女の口から快楽を伴った濁った悲鳴が漏れ出した。思わずこぼれた潮と母乳が飛び散り、甘い香りと淫らな匂いが空間を満たす。秘肉はぶちゅっぶちゅっと音を立てて蜜を溢れさせ、最早その存在全てが悦びを発する器と化している。



(やはり素晴らしい……)



この一ヶ月間、注ぎ込んできた粘液、臭い、触手による責めが、初夏の体を徹底的に改造し、従順な雌へと作り上げてきた。弱点とも言える肉の豆を開発され、意識が朦朧としている状態でのこの快楽。まるで快感の檻に閉じ込められたかのように、初夏の体はもはや支配への悦びに忠実だった。



「ここまで素直に悦びを示されるとはな。素晴らしいぞ、初夏よ」



私は初夏の体の反応を楽しむように、腰を動かす。秘所を引き抜き、ずるりと擦り上げるたびに、内壁がきゅぅっと締め付けてくる。そのたびにぐちゅっ、ぢゅるっと淫らな音が響き渡る。



「っひゃぁ❤!? んぉ❤!? っ、ん……ぁ゛❤!」



無意識に突き出された舌が空気を求めて震える。絶頂の波が幾重にも押し寄せ、彼女の意識を何度もさらっていく。だが、私は止まらない。それどころか、さらなる高みへと引き上げるべく、触手を胸元に向けた。

触手が乳房に絡みつき、乳房をぎゅっと押し潰すように包み込む。柔らかな肉がしっとりとした触感で触手に絡みつき、吸引のたびにぷちゅぷちゅと音を立てて母乳を絞り出す。乳首はイボに擦られ、ぬるりと粘液が塗り込まれていくたび、ますます硬く尖っていく。



「ぁっ……❤ んっ、んぁ❤!? あぁぁっ❤!!!」



甘い声とともに、初夏の胸が触手の動きに従順に応える。白濁した母乳が弧を描きながら噴き上がり、触手の口に吸い込まれる。その感触を楽しむように私はさらに吸引の速度を上げ、ぎゅむっぎゅむっと乳房全体を揉みしだいた。

その間も、肉豆への責めは止まらない。触手が根元をさらに強く縛り、滴る粘液を吸収しながら、先端を舌のようにねっとりと舐め回す。軽く吸引するたびに、きゅぽっきゅぽっと音がいやらしく響き、初夏の体が反射的に震え、腰が跳ね上がる。



「んぁぁっ❤!? ひぐっ❤!? ぁあぁぁっ❤!? あぁぁぁぁっ❤!!!」



触手を巧みに操り、胸、肉豆、秘所へ同時に責めを加えた。乳房を吸い上げる触手がぎゅぽぎゅぽと音を立てるたび、母乳が滴り落ちる。肉豆を縛る触手はこりゅこりゅと舐め上げ、肉槍を持って秘所を執拗に突き上げては、どちゅどちゅと音を響かせている。



「ひゃぁ❤!? あぁぁ❤!?!? あ゛ぁぁぁっ❤!!!」



快感の波が同時に押し寄せ、初夏の全身が限界まで引きつる。彼女の指先はシーツを掴み、快楽に耐えようとするが、その努力すら嘲笑うかのように、触手たちはさらに勢いを増す。



「くくく! 無意識に耐えようとする姿は実に健気だが、そんなものは無意味だとわからせてやろう……さぁ受け取れ!」



私は腰を大きく振り上げ、最後の一撃を放つ。その瞬間、初夏の体は弓なりに反り返り、秘所からぶしゅっと勢いよく潮が吹き出す。最奥に粘液を注ぎ込むたび、彼女の腹部がぼこぼこと膨らみ、絶対的な支配の証を刻む。


「っぁっ❤!! あぁぁぁぁっ❤!!!」



どびゅっ、どびゅるっと粘液が勢いよく注がれるたび、初夏の腹部がぼこりぼこりと膨らんでいく。その様子は、まさに支配の証そのもの。粘液が秘所の隙間から溢れ出し、ベッドを汚していくが、そんなことは些細なことだった。



「────っっ!?!?❤!??!? ア──っ❤っ────!?!?❤!?」




全身を徹底的に責め抜かれた初夏は、完全に快楽に飲み込まれたままに全身をバラバラに痙攣させながら、絶頂へと押し上げられた。



「……っ❤っ、──っ❤っ、ぁ❤ っぉ❤……っぁ……っ❤」



暫くの間、達したことによって体を限界までそらし、快楽に打ちのめされていたが、それもようやく収まったようで、四肢を投げ出しベッドに沈み込むように完全に弛緩し、不規則に痙攣をしていた。未だにものを抜いていないためにその痙攣が心地よく伝わりまだ私を楽しませてくれようとしている。


「くく……まぁ一度注いだだけで終わりになってはお前も物足りなかろう。さぁ続きを始めようじゃないか」


そういいながら私は初夏の腰を掴み、引き寄せる。


「っぉ──っ……っ❤!?」


初夏の弱々しい喘ぎ声を合図にして、第二ラウンドが始まった。




それから一体どれだけ繋がり続け、責め続けただろうか。

少なくとも、外が明るさを取り戻してきていることから、最低でも五時間以上は続けていたことになる。その間ほとんど休むことなく責め立て続けた。ただの人間であれば不可能だっただろうが、我々は虚魔だ。その気になれば一晩どころか無限に近い稼働を可能にする。それを持って徹底的に、体位を変え、責め方を変え、初夏の体に快楽を叩き込んだ。何度注ぎ込み、何度ぶっかけたことか。汗と涎と粘液とで全身を装飾した姿がその激しさを物語っていた。


「ぁ……っ………………っ、っ……ぉ…………っ…………っ」


今は初夏と抱き合うように……いや、私の懐で包み込むようないわゆる対面座位で完全に密着し、初夏をゆさゆさと揺さぶっていた。私の腕の中でぐったりとし、首も座らせられないほど消耗したまま、今なお私の責め苦を受けている初夏の半開きの口からは非常に弱々しいこの密着距離でなければ聞こえないほどの嬌声が漏れている。それ以上に大きな、ぐぶっぐぽっという音が響き、私たちの結合部付近をはいきらなかった汁が溢れて汚していたがお構いなしに、粘液でいっぱいになって膨れた腹の奥を責め続けていた。

これから、今回の仕上げをするために……



「くく、どうした、もう終わりか? このままではまた私に負けることになるぞ?」


「ぁ……っ…………ぁ……ぉ……っ……ぁ……ま……け……っ……っ」


「あぁだがお前はそれを望んでいるマゾ雌だったな。完全に力を抜いているのも支配してほしいからだろう?」


「ま……ぞっぁ、っ……ぉっ……ぁ……ぁ……っ」


下から突き上げながら快楽を引き出して、これまで刷り込んできたワードを使うと、弛緩しているはずだと言うのに初夏の雌の穴がきゅうきゅうと戦慄き締め付けてきた。ほぼ無意識でありながらそれでも発情し悦んでいるのだろう。これまでの成果が確実に出ている証拠だと言えた。

ならばこそ、ここでまた一つ、楔を打ち込もうと思う。



「あぁそうだ。マゾ雌だ。お前はこれから戦って勝ちそうになった瞬間に敗北をし、支配されることを想像してしまい絶対に勝てなくなる。負けそうになっても同様にその先を想像してしまうようになるのだ。それが我らのような虚魔であれば、特にな」


「ぉ……ぉ、ぉ……っ……わら、ひ……は……」


「お前は、敗北し、こうして支配され快楽で組み敷かれ、屈服されることを望むのだ……わかったな?」


「ぁ、ぁ……ぁ……ぁ、ぁ……ぉ、ぅ……っぁ………………は……い…………っっっ❤……っ❤」


返事をした瞬間、初夏の全身がびくびくっと痙攣をした。

刷り込みは完了した。完全に成功したかはまだわからないが、これからまた、一週間ほどは経過を見る必要はあるが、おそらく問題はないだろうと考えている。

これまでの経緯から考えて、こいつは潜在的に支配されることを望んでいる節がある。それがどういうものから来ているかはわからないが、こちらにとっては都合が良いだけのこと。そのおかげで支配と屈服を進めることができているのだから。


「くく……よし……では手始めに、また今から敗北させてやろう。そして支配されるがいい……」


「……っ❤ ……っ、❤っ……❤ ────────────っ❤────」


そうして私はとどめとして、初夏のだらしなく開かれた唇を塞ぐ。

びくんっと一つ震えてからすぐに、力が抜けていくのを感じた。雌の屈服穴以外の脱力を。それは雌の袋を支配してほしいという初夏の訴えだろうとし、私は応えるべく最奥に注ぎ込んだ。


初夏はこれで、また一つ敗北したのだ────



深度と支配はより進み 深度と支配はより進み

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