ドカッ!
勢いよく蹴飛ばされ、路地裏の壁に叩きつけられる男。
「ガハッ、、、クソォっ、、、」
胃液が勢いよく出る。
以前黒嶺に叩きのめされたチンピラ・毒島だ。
過去、黒嶺に勇んでかかっていったものの全く歯が立たず、
それどころか顔面に屁を何発も放たれ気絶させられた。
またその時持っていた金品は全て黒嶺に押収(強奪)され、
苦渋を飲む結果となった。
今回はその屈辱のリベンジか、
夜道を歩く黒嶺に奇襲をかけたのだ。
しかし特殊捜査官の黒嶺はいち早く気配を察知。
頭の後ろに目がついているかのような
動きで攻撃をかわし、みぞおちを狙った蹴り一発で毒島を
壁側に追い詰めてしまった。
余裕の表情を浮かべたこの女は前回同様、両手をポケットに入れたまま、
棒付きキャンディを舐めている。
実力差は極めて明確だ。
「ふふっ、
後ろから急に襲いかかってくるなんて、
やり方がせこいですね〜。
しかも逆にやられちゃうとか笑
どこまでカッコ悪いんですか?笑」
腹を抱えうずくまる毒島を直下に見下ろし、
ニヤニヤと嘲笑を浮かべながら話しかける黒嶺。
「てゆーか、
前回あんなにボコボコにしたのに
よくまた来ましたね〜。弱いくせに。
ドMなんですか?笑」
腰を曲げ、小さい子供に話しかけるように顔を近くまで寄せる。
「あ、そういえばあの時、お尻見せてあげましたね。
ふふっ、また見たくなったんですか?笑
まぁ私のお尻、おっきくてセクシーですからね〜。
気持ちは分からなくもないですけどね〜笑」
うずくまって反撃出来ないでいるのを良いことに、
好き放題煽る。
「(、、、く、、、くそッ、、、!)」
反撃をしたいが、身体が動かない。
未だ溜飲が下がらず、
ただ奥歯を強く噛み締めるのみだ。
「まあ、なんでもいいです。
前回毒島さんすぐダウンしちゃって
物足りなかったので。
今回はせいぜい頑張って下さいね?」
スッと立ち上がり、くるりと体を翻す黒嶺。
そして、、、
ギュムゥゥッ!!!
「!?」
タイトスカートをはちきらんばかりの
巨尻を、勢いよく毒島の顔面に押し付けた。
ギュゥゥゥ、、、と音を立て、
壁と尻の間で顔面を圧迫する。
「ほら、大サービスですよ〜笑
女の子のお尻に顔うずめられてよかったですね〜笑」
「(い、、、息が、、、ッ!)」
「ほら、ぐ〜りぐ〜り笑」
ブリブリと尻を左右にグラインド。
溢れんばかりの尻肉がミチミチと顔を圧迫し、凄まじい質量が襲いかかる。
「〜〜〜!!?」
毒島はたまらず両手で尻を掴み、押し返そうとした。
しかし黒嶺の尻は全く動かない。
大地に深く根を張った極太の大樹のような存在感だ。
そしてそれが奇しくも、自ら自爆スイッチを押す選択となった。
「ちょっと〜。そんなに強くお尻掴まないでくださいよ〜。
痛いじゃないですか〜。」
怪しげに、ニヤリと口角を上げる黒嶺。
「ーーーそうやって、、、
あんまり刺激されちゃうと、、、」
ピタッ、、、と、グラインドが止まる。
「(ま、、、まさか、、、)」
鼻先で銃口が「ひくっ、、、」と動くのがわかった。
毒島の脳裏に戦慄が走る。
「(や、、、やめっ、、、!)」
ブゥゥゥーーーッ!!!!
「(!!????)」
嘆願届かず。
人気のない夜の路地裏に、
下品な轟音が響く。
「(くっ、、、、せぇぇぇぇ〜〜〜っ!!???)」
鼻腔に勢いよく流れ込む黒嶺の屁。
欧米人にも全く引けを取らない巨大でグラマラスな
尻から放たれたとは思えない下品な臭いだ。
「ほら〜。
出ちゃったじゃないですか〜笑」
本人は軽く放ったつもりのようだが、
今回はゼロ距離。
前回よりも濃厚で強烈な臭いが嗅覚を襲う。
「(う、、、、うぉぇ、、、、っ、、、)」
途端に強い吐き気と目眩、そして全身がビクビクと震え出す。
「あはは。苦しそうですね〜。
じゃあ特別に、新鮮な空気をプレゼント〜。笑」
「(、、、え、、、?)」
ブリィィィ〜〜〜〜〜ッッッ!!!!
「(〜〜〜!!!???)」
新鮮な空気、もとい、屁が炸裂した。
一発目よりも湿り気のある、
ねっとりと顔にへばりつくような臭いだ。
「は〜い。いっぱい吸って下さいね〜。
吸わないと死んじゃいますからね〜笑」
「カハッ、、、ゴハォッ、、、」
意思は呼吸を止めんとするが、
身体がそうさせてくれない。
呼吸は荒く、意思に反して
激しく息を吸ってしまう。
「ふふっ笑
ちゃんと吸えてえらいですね〜笑」
「ウォぇぇ、、、っ(し、、、死ぬ、、、!)]
「あれ?もうダウンしそう。
はあ、、、前回から全然成長してないんですね。
ちょっと期待したのに。
ねぇ、何でそんなに弱いんですか〜?笑」
再度ブリブリと尻で顔面をグラインドする黒嶺。
「まあいいや。今日はお金も持ってないみたいだし、
そろそろトドメ、さしちゃいますね〜。」
脳裏に前回事切れた時の記憶が蘇る。
また屁で気絶させられ、汚い地面に、惨めに晒されるのか。
「(くそっ、、、このまま終わってたまるか、、、!)」
と、最後の力を振り絞らんとしたその時、、、
「んっ笑」
ブリブリブリブブゥゥゥゥ〜〜〜〜〜ッッ!!!!!
「(、、、、、、、、、、。)」
1.2発目より多少力んだだけにも関わらず、
わずかに大気が揺れるほどの一発。
炸裂した強烈な一撃に
男は何も出来ず、
気を失った。
「ーーーふぅ。こんなもんかな。
さーて、どんなお顔になったかな?」
軽く息を吐き、尻をスッと上げて振り返り、下を見る。
そこには身体を小刻みに震わせ、
白目を剥きながら泡を吹いている惨めな敗北者の姿があった。
「ぷっ笑
なかなか面白いお顔になりましたね、毒島さ〜ん笑
私のお尻、そんなに良かったですか?笑」
吹き出しながら白々しいセリフを吐く黒嶺。
今回はご満悦のようだ。
「、、、じゃ、私このあとまだ仕事あるのでもう行きますね〜。
毒島さんもこんな所で寝てちゃ
風邪ひきますから、
早くおうちに帰って、
ねんねして下さいね〜笑」
適当な声かけをし、表通りへ歩き出す黒嶺。
今宵の月の元に、
餌食になるのは幾人か。