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絵を描く・練習するときに自分が考えてたこと

 最近絵を描いていて、今までどうやって絵を描いてきたか思い返すことがあったのでまとめました。


 自分が絵を練習するときに考えたり感じたこと、自分のしている練習法を覚えてる限り共有する形で残します。毒にも薬にもなりません。

あくまで自分用に自分の経験を書くだけです。あえて対象をとるなら「最近描き始めました、上達したいけど何すればいいか分かりません。」みたいな人向けです。


 技術的な話や方法論については、某さいとう先生の動画とか、某珈琲紳士先生の有料配信等を見た方が絶対良いです。

 あの方々はかなり的確に練習法や絵の要素について言語化されていて、とても参考になります。(珈琲紳士先生の有料については自分は半年くらい入ってましたが今は入ってません。)あと、ちょっと前に数カ月でめちゃめちゃ上手くなった方が、ブログか何かでその時の経験を共有してましたが、あの投稿もかなり参考になると思います。

 あとは各々自分の尊敬する方がメイキング等を上げたら絶対見ましょう。上手い人達の製作過程が見られる機会はかなり貴重です。


①自分が絵を描く目的を把握する

 これについては、SNSとかで議論してるところを結構見る?んじゃないかと思います。上手い絵を描いてちやほやされたいだとか、絵を描くのが楽しいだとか、表現したいものがあるとか、仕事にしてお金を稼ぎたいだとか、人によっていろいろです。

(よくこれでカテゴリー分けとかされてますが、正直分類は意味がないと思ってます。

みんな描きたいものを楽しく上手く描いて、ちやほやされてお金が稼げるならそれに越したことはないと思います。)

 ただ、目的によって練習するべき要素が変わるので、自分が絵を描く目的の中で一番大きいものを自覚した方が良いと思います。(目的が途中で変わったり言語化できなくてもいいですが、見失うことだけはしないようにした方が良いです。)


 私は、自分で見た時にこれ良いな...と思える絵を描けるようになるということを一番大きな目的・目標にしています(成人向けの絵においてはこの限りではないです)。


②上手さを定義する

 絵を練習するにあたってまず必要なのは、自分にとって上手い絵とは何かを定義することだと思います。基本的に「上手い絵=自分の絵を描く目的をより達成している絵」という考えで問題ないと思います。

 自分は「シルエットやデッサンがしっかりとしていてライティングや色使いによる情報量がある」絵を上手い絵に定義しています(成人向けの絵においてはこの限りではないです)。

 要は一般的に想像されるであろう"上手い絵"です。これが自分の絵を描きたい理由をおおよそ満たすものだと思っています(デザインに関しても思うところはありますが、言語化できるレベルにないので言及しません)。

③はじめにしたこと

 どういう絵が上手い絵なのかを定義した後、自分が定義した上手い絵に合致する絵を描く人のSNSやらyoutubeやら、その人の絵を見られる場所をとにかくフォローしました。

 そうやってフォローした人がリツイート等で共有してくれる絵は、高確率でまた目的に合致すると思うので、そうした人を見つけたらまたとにかくフォローします。

200人くらいフォローすれば、頻繁に自分の好きな絵がタイムライン等に表示される状態になります。

 「上手い絵」の定義に合致してないと思っても、良い絵だ!と思った絵を描く人もフォローしました。良いと感じたということは、まだ言語化出来てないだけで、その絵の中に自分の求める上手さがあります。


 上記でフォローした人でも、すべての絵が完璧に「良い・上手い」に当てはまる訳ではないと思います。(もしあなたにそんな人がいたら、その人はあなたにとっての神です。やったね)

 フォローしたあとは、フォローすることになったきっかけの絵やら過去の絵やら、とにかく琴線に触れた絵を保存したりブクマしていつでも見れる状態にします。

 こうして上手い絵を観察したり集めたりしていくと、数十枚~何百枚くらい見たところで漠然と何か描きたくなります。上手い人のゲームプレイを見てると自分もやりたくなってくるあれです。何を描くかは明確にはなっていなくても、描きたいと思ったということは、そのきっかけになった絵のようなものが描きたいんじゃないでしょうか。

 自分の場合、描きたいとなってない場合は描きませんでした。何はなくとも、模写やらデッサンやら練習すればいいのでは?と思うかもしれませんが、あれらは上達の手段であって目的ではないと思っています。目的のない練習は経験上全く身になりません。

④するべき練習

 ここからがするべき練習を把握する段階です。

 とりあえず1枚、こういうのが描きたいなぁと思って描いてみた絵を見ると、まっっったく描きたかったクオリティになってません。

 たとえば、セクシーな体つきの女の子が描きたかった時の話だと、頑張って描いた絵は全くセクシーではないし、何ならギャグのような体型で激萎えしました。

 だいたい絵を描き始めてすぐやめる人は、この理想と現実の乖離で萎えて筆を折る印象があります。

 これについては、正直自分のメンタルコントロールで何とかするしかないです。他人と比べないとか、過去の自分と比較するとか、自分は上手いと思いこむとか、まあ良く言われている方法を使います。


 とにかく、思ってた理想と実際描けたものが全然違うとなった時、比較の元になった絵、線、塗りがあるはずです。(この時、比較元の絵は特定の1枚じゃなくてもいいです。線はこの絵、塗りはこの絵、といったように良いとこどりで理想のキメラを作ります。なんなら体のパーツ毎に理想とする人が分かれていた時期もありました。トレースとか模写とかいうのではなく、あくまで自分の好みを理解するための比較元です。)

 そうしたものと比較して、足のラインにこの絵みたいなセクシーさが無いなとか、そもそも形が上手く描けていないといったような、一番目につく改善点を洗い出します。そこから模写やらデッサンやら解剖学の出番です。


 ここで意識したのは、最初に把握した自分の目的に合わせて、一番重要だと思う要素に注目することです。自分の理想の絵に必要なのは塗りなのか、線なのか、シルエットなのかデッサンなのか、とにかく自己分析しました。ここをちゃんとしないと、いくら描いても上手くならない沼にハマりかねません。

 例えば、光の当たり具合による雰囲気が表現したいことの中で最も大事なら、線やシルエットよりはライティングをはじめとした塗りを重点的に練習した方が良いと思います。はつらつとしたキャラクターを表現したいなら、塗りよりはシルエットやポーズが重要になると思います。

 とにかく課題をなるべく細分化して明確に捉え、その課題に適した練習内容を選択します。線が綺麗に引けないとかは力加減に慣れたら何とかなると思っているので気にしません。

⑤自分の具体的な練習法

 では具体的に自分は何を練習したかですが、受動的な練習と能動的な練習を行いました。

 受動的な練習とは、だいたい④で言ったようなことです。毎日Twitterで流れてくる上手い絵を見て、こういう絵良いな~とかこのボディライン好きだな~と思ったものがあったら、とにかく脳内で何度もそのラインを引いてみたり、作業工程を予想しておいて、次に絵を描くときに実践します。

 作業工程の予想については、イラストソフト等の加工知識が必要になることも多いと思うので、そういった知識はここで学習します。もしメイキング動画や、レイヤー情報の残っているPSD等の配布があれば、加工や工程の学習にかなり役に立つので活用するといいと思います。

 あとは常に自分が今出来ていないことは何かを考えます。例えば、カメラに向けて腕を伸ばしたときの肘の部分描けないなとか、腕を上げた時の肩の形がわからないなとかそういった小さな課題を日頃から自覚しておきます。こうすることで、自分に出来ていないことが出来ている人の絵を見た時に、このアングル、ライティング、塗りetcはこう表現すると良いのか、と気付くことができます。

 こういった受動的な練習に併せて、能動的な練習も行います。

 能動的な練習というのは、よく想像されるデッサンやクロッキーと言った練習然とした練習です。自分はこういった練習とした練習はあまり行わなず、作品を描く中でついでに練習することが多いです。(もちろん練習とした練習でデッサンやクロッキーを行う人達の方が上達の速度も練習としての質も高いですが、自分の性格的に面白くないと続かないので、楽しいことのついでに行っていました。)

 自分は定義した上手さ・目的の達成のために最低限人体を良い感じに描く必要があると考えたので、解剖学の本を読んでおおまかな筋肉の付き方を調べたり、上手い人が行った人体練習を見て省略やデフォルメの仕方を勉強しました。(個人的なおすすめは、たとえばkrenzさんをはじめとする海外イラストレーターの方々です。)


 こういう練習や意識付けを、人体の構造、絵の構図、肌の塗り、髪の塗りetcetc...といったように、一度に1,2個とにかく細かく設定して行っていきました。設定したすべての項目において正直まだまだ先は長いしやるべきことは多いですが、描き始めた頃よりはだいぶ良くなったかなと思います。


⑥まとめ

 長々と書いてきましたが、自分がやったことをまとめると

「目標を設定して課題を洗い出し、その課題を達成しているお手本を観察して、自分で実践してみて、お手本と比べてさらに課題を洗い出す」

 の繰り返しです。一般的にPDCAサイクルって言われてるものですね。

 正直この方法は、上達速度の点で見れば最善からは程遠い練習法ではあると思います。モチベーションや体力をそこそこ維持しながらそこそこの速度で上達する(かもしれない)安定チャートです。人によって適正は違うので、自分に合った練習サイクルを探してみてください。

⑦おわりに 

 具体例や図を全く使わなかったので自分でもかなり読みづらそうなものになってしまいましたが、あくまで自分のために考えをまとめたいという趣旨の物なので何卒ご容赦頂ければと思います。(あと、SNSで具体的な数字が出る方法みたいなそういうものでもありません。その辺は某さいとう先生がyoutubeにアップしている動画がかなり参考になると思うのでそちらを見てみてください。)

 自分用ではあるものの、この投稿が何かの参考になったなら幸いです。

 



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