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【敗北】アルトリア・アヴァロン&モルガン


南国に発生した特異点、ルルハワ――否、ハワトリア。この地でサーヴァントたちが次々に行方不明となる事件が発生していた。

事態の解明に乗り出したマスターは、装いを変えた二人のサーヴァントと共に、とある闇組織……施設に原因があることを突き止めた。

「どうやら他のサーヴァントはこちらに囚われているようですね、我が夫」

「しかし警備が厳重です。今の私はバーサーカーなので正面突破もアリですが、潜入捜査がベストでしょう」

モルガンとA・A、見るも艶やかなニ騎の水着英霊は、互いに一瞥するとマスターの反応を窺った。

潜入捜査――なるほど確かに、それが最善手かもしれない。

目的の施設は、ある種の娼館で――サーヴァントをどうやら捕獲し、働かせているらしい。

人質がいる以上、滅多な行動は取れない。

内部から隙を窺い、解放を試みるべきだというのが二人の意見だった。

「安心してください、我が夫。私を誰だと思っていますか?」

「女性である我々なら、働かせてほしいと言えば問題なく潜入することができるでしょう。中に入ってしまえばあとは簡単です」

自信満々に語る二人。

何とも頼もしい限りだった。

マスターである少年は二人を送り出し、その行方を見守る。まさかこれが最後の会話となるとも知らずに――




「ん、っ……ふうっ、ンンっ……❤」

「んぐっ……ふううっ……んんぅ……❤」

「ははは、まさかこんな上物が手に入るとはなぁ。それも二体――今日はツイてるぜ」

「ンっ……んん、ンっ……❤」

「ンンンっっ……❤」

全身を拘束され、怪しげな装置に成すすべなく犯されるモルガンとA・A。

施設への潜入に問題なく成功したはずの二人がどうしてこうなっているのか……そこにはあるサーヴァントの企みが隠れていた。

「ふふっ、モルガンさんもA・Aさんもそんな恥ずかしい格好で囚われちゃうとか、哀れすぎてBBちゃんも気の毒に思っちゃいます、なーんて」

「ッ……!」

「ん、くっ……」

「私の息が掛かった英霊娼館に自ら身売りに来るとかそれなんて◯魔忍? 残念ながらそんな丸わかりな潜入工作はお見通しのBBちゃんなのでした❤」

「支配人には感謝してるぜ。そのおかげで俺らすげー儲かってるからよ」

闇組織の背後に隠れていた存在。カルデア屈指のトラブルメーカー・BBによって、彼女たちの潜入捜査には先手が打たれていた。

結果、本来超級のサーヴァントであるはずの二人は捉えられ、今まさに「調教」が行われていた。

「さてと……後は自由にお任せします。BBちゃんはこのルルハワ……いえハワトリアを面白おかしく盛り上げることができればそれで十分なので。特異点成立の障害になりそうだった二人をこうして無力化できたのはとってもラッキーでしたが❤」

そう言ってBBは去っていった。

その姿を唯一動かせる眦で追っていく二人は、きっと少女を睨み上げた。

(っ、油断しました……まさか彼女が、こんな策略を仕掛けてくるとは……っ)

(しかし、この拘束は一体――何の目的があって私たちを……)

訝しむ二人。

すると男はただ一言「洗脳だ」と告げた。

「洗脳、だと……?」

「くっ、何を馬鹿な……!」

「捕まえてきたサーヴァントはまずこうやって霊基から作り替えてやってんだ。今にテメェらもチンポ無しじゃ生きられねえ淫乱雌奴隷にしてやるよ」

モルガンとアルトリア、二人は驚愕と敵意を露わにする。

サーヴァントの洗脳――そんな馬鹿げた策略を口にした男への侮蔑と、その無謀さに呆れ返った視線。

たとえBBの企みによって動きを封じられていようと、そんなことはあり得ないと二人は思考をシンクロさせた。

だがその瞬間――

「ンッ、んんんんんぅッ――❤」

「はっあ、ぐっ……ンンううっ……❤」

「あっ……あっ……これは、なにっ……❤ こんな、感覚……わたしは、知らな――」

「ぁ、ぐっ……そこは、っ……❤ 霊基が、書き換えられていく……っ❤」

「ソイツは肉体だけでなく、霊基にも直接働きかけるからな。精神力でどうにかなるもんじゃねえよ」

「なっ、あ……っ❤」

「くっ……卑怯な、真似を……ッ❤」

「まあまあ、ゆっくり味わってけよ。テメェらが正気でいられる、最後の時間を」

自分では制御できないほどの快感。

男の言葉が正真であると頷けるほどにそれは凄まじく、またそれがほんの戯れ……ウォーミングアップにすぎないことを二人は思い知るのだった。

「ンン、ふううっ❤ んぐっ、ふうっ……ンぶっ、ンン、んううううぅぅぅっ❤」

「オッ、おおっ❤ んっお、ほおっ……オおおおおっ❤」

数時間が経過した頃、モルガンとアルトリア、二人の意識はもうほとんどが堕ちかけていた。

ただでさえ自由の効かない状態。

そこに間断なく与えられる無秩序な快楽。

流石の二人でも、理性を保つのは難しかった。

「だいぶ良いツラになってきやがったな。あと一押しってところか?」

「な、めっ……るなっ……❤ この程度で、私を支配しようなどと、っ……」

「そうですっ……❤ 見くびってもらっては、困りますっ……❤ これくらい、何ともっ――」

「んぐっ、おおおっ❤ おっ、ンぅっ❤ あっあ、これはっ……書き換え、られてくっ……❤ 私の、全てが……マスターとの思い出が、っ……❤」

「やっめ、ンンっ❤ 消えていく、っ……❤ 我が夫の……姿が……っ❤ このままではっ……あっあ、はあっアアアっ❤」

彼女たちの理性を必死に繋ぎ止めていたもの……すなわちマスターとの絆。それが今まさに侵食されようとしている。

怒涛のような快楽によって上書きされる思い出。

それらを全て手放してしまった時が、二人が完全に堕ちる瞬間だろう――と。

「ンオッお、おおっ❤ イッ、イクッ❤ こんな、モノで……っ❤ ぜ、全身がおまんこになったみたいにっ……❤ あっあ、気持ち良すぎて死んでしまいますっ❤」

「すみま、せんっ、我が夫っ……❤ 私は、ここまでです……っ❤ せ、せめて貴方だけでも無事にっ……❤ 私はこのまま終わりますっ……❤」

「オラッ、仕上げといくぞ雌豚共! テメェの英霊人生に別れを告げやがれ!」

「ああああッ❤ イキますっ❤ イクイクイクっ❤ 粛清防御貫通してオナホ妖精にクラスチェンジしますっ❤」

「おっ、おほっ❤ 気持ち良すぎるっ❤ 女王などと偉そうにしていてすみませんっ❤ 所詮は私も、一匹の雌にすぎないと……ようやく理解しましたっ❤」

許容量を超え、ついに快楽に屈した二人。

およそ彼女たちの口から出るはずのない降参宣言が告げられると、それは決定的な瞬間として訪れた。

「おっオオおおおおおおっ――❤」

「んんおおっ❤ ほおっ、んぅおおおおっ❤」

「はー……はー……❤」

「はっ……はっ……はっ……❤」

「ハッ、ようやく堕ちたか。まあ他のクソ雑魚サーヴァントに比べりゃもった方だな」

「だがこれで契約書き換えは完了だ。晴れてお前らは俺のモノ……腹の紋様がその証だ。これからたっぷり使ってやっから楽しみにしてな」

「あ……あ……❤」

「はぁぁ……❤」

意識もうつろな二人に、男の言葉はほとんど届いていない。

だがそれでも、自分たちが終わってしまったことを……マスターとの絆が完全に途絶えてしまったことは、確かに感じ取っていた。




……その後。

「はあっ、はあっ、はあっ……!」

俺は走っていた。

潜入した二人から一向に連絡が来ない。そのことに不安を抱いて、半ば強引に救出に向かったところ、自分はそれを目の当たりにしてしまった。

「よく来たな。こいつらの元飼い主さんよ」

「モルガン……アルトリア……なんで……っ」

自分が目にしたもの、それは。

屈強な雄を前にして恭しく膝を突き、彼のペニスへ愛おしそうに口付けする二人の姿だった。

「わりーけど、コイツらもう俺のだから。ほら、テメェらからもさっさと説明してやれよ」

「あっ、はい……❤ マスター……」

「我が夫……❤」

「私たちは、見ての通り……このお方に身を捧げました。もう貴方のサーヴァントではありません❤」

「より優れた雄に惹かれるのは雌として当然のこと……貴方よりも雄として優秀なこのお方こそ、我らの主に相応しいのですから……❤」

「ははっ、よく言った。褒美に後でたっぷりハメ倒してやるよ」

「あっ……は、はいっ……❤」

「お願いします、我が主人……っ❤」

「………………」

清廉にして可憐。優雅にして苛烈。

サーヴァントとして一線を画した存在であるモルガンとAA。かつての二人の姿はもう何処にも存在しない。

あるのはただ、己のサーヴァントが奪われたというこれ以上ない敗北感だけ。

自分は、崩れ落ちるようにしてその場に膝を付くのだった。


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