SamuKata
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水湧学園スキー教室、年頃な妹・姉達後編。 下痢ピー野糞、亜月ちゃん

 スキー教室最終日となる3日目、生徒達はスキー場入口のレストハウスで昼食を食べていた。 午前中のスキー講習が終わると午後からは各自自由行動なので、みんなテンション高めで昼食を食べながらスキー場のマップを見て「ここ一緒に滑ろうよ!」「みんなで上級者コース滑ろうぜ!」「私疲れちゃったからもうスキーはいいや・・・」「頂上まで行こうぜ!」 ・・・と、大いに盛り上がっていた。

 そんな昼食時間の終わり際になんと!店側がカップのアイスクリームを1人1個無料でサービスしてくれた! そんな太っ腹な店の経営者に学園一同大いに感謝すると、アイスクリームボックスへ生徒が殺到した。 殺到した中の1人である亜月は、アイスカップが入ったクーラーボックスの前で喜びながら


「えぇーーと・・・ 何にしようかなーー? チョコレート、バニラ、ミカン味のシャーベット、抹茶もあるーー! 迷っちゃうなーー!」


 なんて言いながら迷っていた。 そして亜月の後ろには、兄である総司が並んでいて、その後ろにも数人の生徒や教師が並んでいた。 グズグズとアイスを迷ってクーラーボックスを占拠する亜月に対して、兄は


「なぁ亜月、早く選べよ・・・ みんな待ってるんだからよ」


 亜月は不機嫌な顔になりながら


「わかってるよー、じゃあチョコレートでいいかな・・・」


 と言って、チョコレートのカップアイスを手に取り、自席で美味しそうにアイスを食べた。 実際このアイスカップはとても美味しく、亜月はパクパクと止まらずにスプーンを進め、あっと言う間に中身がなくなってしまった・・・。 亜月はちょっとがっかりしながら


(はぁー・・・ もうなくなっちゃった・・・。 もっと食べたいなぁ・・・)


 亜月は大好きな食べ物を目の前にすると無我夢中でガツガツ食べる習性があり、周りを見ると生徒のみんなはまだアイスカップを食べていた。 亜月はその光景を見つめ物欲しそうに


(シャーベットも抹茶も美味しそうだなぁーー・・・。 食べたいなぁー・・・。 あ、そうだ! 食べたいなら買えばいいじゃない!)


 そんなことを思い出した・・・。 実はレストハウスでの食事は、決められたもの以外食べてはいけないというルールはなく、自身のお小遣いを使ってある程度自由に飲み食いできる・・・。 ある程度という意味は、お小遣が持てる上限が学校側から決めており、中学生は1000円、小学生は500円という形で決められていた。


(まだ一度もお小遣い使ってないし・・・ アイスの値段は1個230円だから・・・ 流石に3個は買い過ぎだよね・・・。 よし! シャーベットと抹茶アイス買っちゃお!)


 なんて思うと亜月は立ち上がって売り場へ移動し、アイスカップの抹茶・ミカン味シャーベット2つを手に取ると、売店でお金を支払った。 そして、自席に戻ると幸せそうにアイスカップ2つペロリと平らげた! 亜月の自席後ろを通った総司は、3つ空になったアイスカップを目にすると、心配というか軽く説教をし


「お・・・ お前、アイス食べすぎだろ! いくら親に注意されないからって、少しは自重しろよ・・・!」


 そんな事を聞いた亜月は少しうざそうに、はいはいという表情をしながら


「別にいいじゃない。 てか、兄貴には関係ないでしょ・・・ 私のお小遣いで買ったんだから」


「いやいや、お前はただでさえ腹悪くするんだから・・・ て、おいちょっと待てって!」


「はいはい、大丈夫です! これ位へいきへいき!」


 総司は説教を続けようとしたが、亜月は説教を遮りながら席を立つと、空になったアイスカップ3つをゴミ箱に捨てに行った。 総司はまったくっ・・・なんて表情をしながらその場を去ると、先生が昼食時間の終わりを告げた。 学園一同再び外へと移動し、先生達は生徒に自由滑走のルールーとマナーを細かく念を押して説明し、それが終わると生徒達は思い思いにリフトに乗りゲレンデを滑走した。 もちろん亜月もその1人だ・・・。


 人は過ちを繰り返す・・・ 有名なテレビゲームにこんな格言があるが、何が言いたいのかと言うと、亜月のお腹はキンキンに冷えた3カップのアイスが放り込まれ、すでに腸内はちょっとした嫌な異変が起こっていた・・・。 その異変は今すぐ感じとる事はできず、時間が経つにつれじわじわと苦しさを増し、気づいた頃には一瞬で耐え難い腹痛へと変わるのだった・・・! そう、あの時、遠足で行った水湧ヶ原のように・・・


・・・


 そして午後の自由時間になると生徒各自リフトに乗り、好きなコースを滑っていった。 先生の事前注意に従い生徒達は、スピードや人との距離を置きながら、安全に楽しく滑っていて、亜月もその中の1人である。 亜月はスキー講習で同じ上級クラスだった小学6年生の男子・中学2年の先輩女子2人と共に、技を競いながら滑っていた。 やはり上級クラスなだけあって、初級コースから上級コースまで転倒することなく華麗な滑りを披露していた。 そしてスキー場の中腹地点に着くと、また頂上に向かうリフトに乗るため、再び列に並んだ。 リフトの座席に乗る直前、その時である! 亜月のお腹に鈍い痛みが走った! 亜月はお腹を抑えながら


(あれ・・・ 何か、お腹が痛いなぁ! でも、今トイレに行くのは、ちょっとできないなぁ・・・)


 進みが遅い列に並んで、ようやくリフトに乗ろうとしたのに、トイレに戻ってまた列に並び直すというのはめんどくさく、なんだかもったいない感じがした。 そして


(一緒に滑ってた子達はもうリフトに乗っちゃったし・・・ いきなり私がいなくなったら心配するよね・・・。 やっぱトイレするのは・・・ 滑ってからにしよう・・・!)


 何て思いながら見知らぬ男の人と一緒に、頂上へ向かうリフトへと乗り込んだ・・・。 





それが絶望の始まりだった・・・!


 

 

 亜月は、一緒にリフトに乗った隣人をチラッと横見すると


(うーん・・・? あれ?)


 隣人をよーく見ると、一緒に乗った男の人は兄である総司だった・・・! スキーウェア・帽子・ゴーグルで顔・体系が隠され、一瞬分からないでいた・・・。 亜月は隣に乗ったのが兄であるのがわかると、軽くしゃべりながらリフトに乗る時間を過ごそうとした。


・・・


 だが、リフトが3分の1まで進んだ頃には会話は尽きしまい、2人とも黙って乗っていた。 そして会話が途切れたもう1つの理由が・・・ 亜月の腹痛は徐々に鈍く強い痛みを発するようになり、顔を歪めお尻の穴を閉め、痛みを我慢しながら乗っていた・・・。 この進む速度が遅いリフトに対し

 

(ここのリフトってノロノロ遅いんだよね・・・ 早く着かないかな・・・!)


 そして突然! 亜月達というか、リフトの乗客全体に身も凍り付くような



ピュウウウウゥゥゥゥ!!!



 と、強い突風が長い時間吹き荒れた! 強い突風により周辺の木や地面に蓄積されていた粉雪が力強く舞い、鎌田兄妹とリフトの乗客は、顔面に粉雪を叩きつけられ


亜月「うわぁぁ! すごい風!」

総司「うおぉぉ! ペッ! ペッ! 口に雪入った!」


 なんて言いながらリフトに乗った・・・ 突風は止むことはなく、辺りは白い霧というか白いモヤで何も見えなくなった。 そんなこともあってか、なんとリフトは


ゴオオォォンン・・・↓↓


 ピタッ・・・ と停止した。 鎌田兄妹の座席は、制止と風の影響でブランブランと揺られると


総司「うん? なんだ? 何かあったのか?」

亜月「はぁーー!? 何で止まるの!?」

総司「いや、何で大声を出す・・・。 たぶん、突風かなんかでリフトのトラブルがあったんだろ? つか、お前顔色悪いけど大丈夫か?」


 亜月は兄の心配を適当にあしらうと


(もう・・・! ただでさえノロノロ遅いのに、止まるって何事よ!? こっちは大変な目にあってるのに!!)


 亜月は腹痛を抑えながら、不安と不機嫌をミックスしたような表情で、リフトが動くのを待った・・・。 やがて風が止むと


ゴオオォォンン・・・↑↑!


 と、リフトは動き出したが、リフトの柱に付いている拡声器から


『あーー、突風注意報によりーー、只今からリフトは遅めの運行にて営業させてもらいます。 ご不便をおかけししますが、ひき続きスキーをお楽しみくださいーー』


 言った通り、リフトは先ほどよりも更にノロノロ運転で動き出した・・・。 亜月はその運転に


(最っ悪!! ふざけんじゃないわよ!! こんなノロノロ進んでたら、いつ天辺に着くかわからないじゃない!? もう!! もう、どどうすれば・・・)


 亜月は少し涙目になりながら、心の声でリフトの遅さに猛クレームをいれたのであった・・・。 


・・・


 リフトがようやく半分の距離まで行くと、いよいよ亜月の腹痛はジンジンジンと痛みを強くしていった・・・ 亜月はリフトのバーに左手でもたれながら、右手でお腹を温めたが、根本的な解決にはならなかった。 その亜月の様子に、総司は大いに心配しながら


「なあ、お前どうしたんだ・・・? さっきから変だぞ? なんか調子悪そうだし、顔色も変だしよ?」


 亜月は腹痛のことを内緒にしておきたかった・・・ 特に兄には・・・。 だが、こうなってしまったらもう打ち明けるしかなかった。 そして、小さな声で


「ぁたい・・・」


 総司はもちろん聞き取れず


「え? 何だって?」


 亜月は小さな声でもう一度


「ぁがいたい・・・」


「はっきり言えよ!? 聞こえないっつーの!」


 すると亜月は大きな声で


「お腹が痛いの!!」


 と言った・・・ 総司は心配しながら少し考えこみ


「お腹が痛い・・・? それってもしかして・・・ いつも暴食でやらかす腹痛か!?」


 亜月はバツが悪そうに、小さな声で嘘を言い


「ち・・・ たぶん・・・ 違う・・・」


 総司は長年同じ屋根の下で暮らしている兄妹のためか、亜月の様子は手に取るようにわかった。 総司は亜月の嘘を見抜き、軽く説教をした


「そりゃさぁ・・・! 昼にアイスカップ3つも食えば腹壊すに決まってんだろ! 何でお前はいつも自制っつーのができないんだよ! そんなんだから母親に何歳になってもクドクド言われて、挙句の果てにこんな閉鎖的な状況でetc!」


 兄貴の説教はまったくの正論で、亜月にとっては図星を突かれるような言葉を幾つも浴びせられた・・・ これが兄である総司に腹痛を秘密にしたかった理由である。 だが亜月も好きでこんな状況に陥ったわけじゃなく、不機嫌になりながら総司の説教を遮るように大声で


「好きでお腹痛くなったんじゃないもん!! て言うか!! ちょっとお腹が痛くなっただけだって!!」


 と言うと、総司は はぁーー・・・ と、ため息をつきながら・・・


(まーたいつも通りの下痢ピーかよ・・・)


 と思いながら言った・・・ 実を言うと、このようなトラブルは初めてではなく、旅行や外食や親戚のイベント等でケーキやフルーツやアイス等をどか食いし、腹を痛めてトイレに籠るというのは結構よくあるのだ。 状況によってひどい時はお漏らしや野糞、といった行為もしばしある・・・ まあ、これは亜月が小さい頃の話だが・・・。 総司は説教をやめ亜月に


「とりあえずよお、リフトに乗り終えるまでは我慢できるんだよな? 漏らすなんてことは、当然ないんだよな?」


 亜月はちょっと恥ずかしく怒りながら


「当たり前じゃん・・・! でも、頂上に着いたら・・・ すぐにトイレ行かないと・・・」


「そうだよな・・・ じゃあそうしろ。 うん? 待てよ? そういえば頂上辺りにトイレなんかあったっけ? 中2の頃、あそこで小便したくなってトイレ探したけど、それらしい建物はなかったぞ?」


 なんて総司が言うと、亜月は『そうだった!』みたいな表情になり、少し不安そうな顔で


「トイレがないなんて事ないでしょ? なかったらリフト管理所のトイレ借りるから・・・」


 総司はやれやれなんて表情をしながら


「まあ、そうするしかねーなー」


 そう言うと亜月は総司に


「ねえ、私と一緒に滑ってる子と先輩が上で待ってると思うけど、私はこのまま真っすぐトイレに向かうから、その人達には調子が悪いから先に滑っててって伝えといて・・・」


「おう・・・ わかった。 で? 誰と一緒に滑ってんだ?」


 こんな話をし終えると、亜月は耐え難い腹痛を耐えながら、ようやくリフトの到着場が見えてきた。


・・・


 亜月と総司はリフトから降りて少し滑走すると、亜月はコース直前の柵辺りに倒れこんでしまった! 顔色がさらに悪くなってる亜月に、総司はすぐさま具合を尋ねるが、どうも中腹地点のトイレまで我慢できないようだった! すると、先ほどまで亜月と一緒に滑っていたと言う2人が兄妹の所へ近づいてきた。 その2人は亜月の様子を見て、すぐさま心配の声を上げたが、総司はこの2人にこう説明し


「ああ・・・ ちょっとリフトに揺られて、気持ち悪くなっちゃったみたいでさぁ・・・。 あ、別に大したことないし、ちょっと休めばすぐ良くなるって言ってたから、先に滑っててくれってさ。 そうだよな? 亜月?」


 亜月は弱々しくコクコクとうなづくと、2人は


先輩女子「そうなの? それならいいんだけど・・・ じゃあ亜月ちゃん、私達はもう滑っちゃうから、体が良くなったら携帯で連絡してまた一緒に滑ろ。 無理しちゃダメだよ」


男子「早く元気になってねー」


 と言い残して、中級車コースの坂をスイーーッと滑って行った。 総司は心配しながら


「じゃあ俺、リフトの管理所でここら辺にトイレがあるか聞いてみるよ。 トイレがなかったら・・・ その時考えよう。 な?」


 亜月はお腹を抑え具合が悪そうに、小さく頷いた。 総司はスキー板とストックをを外し、リフトの管理所へとドスドス走って向かった。 ・・・リフトの管理所に着いたわ良いが、そこは露出して錆び付きクルクル回転するリフトの大車輪と、その下に大人2人くらいが入れるような小屋が設置されているだけだった。 総司はその小屋の窓をノックし、管理所のおじさんにトイレがこの付近にあるかを聞いてみたが、おじさんの答えは


「この付近にトイレはねぇーなぁー。 トイレはこの下の、中腹地点にある建物に行かないと・・・ 俺も用便する時はそこ使うし・・・。 まあ、小便の時はめんどくせえからこの付近の木陰でするけどな! フハハハハ!」


 それを聞いた総司は苦笑すると、お礼を言い先ほどの所へと戻ってきた。 そして亜月にトイレがないことを伝えると、亜月は


「えぇーー・・・」


 と言いながら、苦しそうに顔をさらに歪めた。 それに総司は


「しょうがないだろ・・・。 なんとかして、下の中腹地点まで行くしかねーよ・・・」


 亜月は苦しそうに、総司に聞こえるほどの小さな声で


「そこまで我慢できないよ!」


 総司も困ったように


「いやいや、我慢できなきゃどーすんだよ・・・!」


 すると亜月はスキー板の拘束具を手で外し、ストックを雪に指すと、すくっと立ち上がった。 そしてコースとは逆方向に走っていった! その行動に総司は混乱し、後を追いながら


「おいおい! どこ行くんだよ!」


 と言った。 兄妹はスキー板やストックをいったんそこに放置し、指定されたスキーコースから、人のいない逆方向の登山道へと走っていった。 雪深い登山道をちょっと進むと、雪に埋もれた階段が現れ、兄妹は転ばぬよう走って登り切ると、そこは


亜月「はぁ・・・ はぁ・・・」


総司「ハァハァ・・・ おい待てって! こんな所にトイレなんかねえって! 一体何しに・・・ うん? ここは・・・?」


 階段を登り切ると、そこはまさしく山の頂上で、直径数十メートル位の小さな土地には、台に乗った大きな石碑・展望台・祠・ベンチといった物が置かれていた。 360度どこを見渡しても黒青い空が広がる、冬の絶景ポイントだったが、雪深い道を掻き分けていく観光客はいないだろう。 どうやら亜月は人のいない所を探して、ここまで来たようだが、もうやることは一つだった・・・ 総司もそれを察し、亜月にこんなことを言い


「なあ、もうここら辺でしちゃえよ。 俺、階段のところで見張ってるからよ・・・ 人なんか来ないと思うけど」


 亜月は苦しそうな表情だが、ちょっとだけホッとしたような表情で


「じゃあ・・・ そうして・・・」


 すると亜月は大きな石碑の裏側付近に移動し、そこで身を隠しながら安全に野糞できる事を確認した・・・。 ついに石碑の裏側で用を足すことを決心し、そこに入り込もうとした瞬間、亜月は警戒した表情で総司に振り向き、こう言った。


「ねえ、絶対にこっち来ちゃダメだからね! 絶対だよ! わかった!?」


 それを聞いた総司はうざそうに、手のひらを上下させながら

 

「はいはい、わかったわかった! 早く済ませろよ・・・ 俺も寒いんだからさ」


 すると亜月はヒョコっと石碑の裏側へ行き、そこに蓄積した深い雪を掻き分けているようだった。 総司はその行為を表側の石碑で確認すると


(まったく、妹の野糞覗いて喜ぶ兄貴なんていねーよ・・・。 ふぅーーー! それにしても、寒いなぁーー!)


 総司は腕を組みながら石碑を見ると、そこに掘られている文字を読み始めた。


(水湧山頂上 標高二二五六メートル・・・ ひぃーー! そりゃ寒いわけだ! この寒さだと氷点下7℃くらいか? 亜月のやつ、こんな寒い中ケツ出して・・・ おまけに神様の祠だってあるのに・・・ まったく)


 思わず総司は苦笑してしまった。 続けて


(腹の調子悪そうだったし、結構時間掛かるかもな・・・ ベンチにでも座ってるか・・・)


 総司はベンチに積もった雪を払いのけると、石碑を背にし雄大な絶景を1人楽しんだ。 

 対する亜月は切羽詰まった表情で、慌てて手袋を外し、スキーウェアズボンのベルトを外し、ズボン・厚手のタイツ・パンツを同時に下し、露出した尻を真っ白な雪の地面に下した・・・。









 亜月は雄大な山地が連なる景色に尻をさらけ出し、超絶に恥ずかしくも少し心がホットし、排泄態勢へと移った・・・。 下痢便意が決壊寸前であったためか、力む事なくほんの少し肛門口を閉めるお尻の筋肉を緩めるだけで・・・


ビィーーー!! ビィチャブチャビチャ!!


 と、水が通ってる水道管に穴を開けたかのように、真っ茶色の下痢便が真っ白の雪の地面に落ちた。 下痢便の飛沫が飛び散り、まるで茶色の花が咲いたような地面になると、亜月は本格的に踏ん張り


「ウゥゥ! ウゥゥ! フ! フゥゥゥン! ウゥゥゥゥゥ・・・!」


 すると肛門口から、大量に勢いよく下痢便が








 ビチャ!ブチャ!ビチチ!ブチャブチャ!ビチャボチャブチャ!ブチチチィィ!


 お腹に溜まったガスと下痢便が混じり合ったような、そんな大きな排泄音が周辺を包み込み、当然その排泄音は総司の耳にも届いた。 亜月が昨日の夜に食べたすき焼き定食・・・ 今日の朝食にべた牛乳とシリアル、昼食に食べたラーメンといった消化の良い食事が、大量の下痢便となって白い雪の地面に注がれた・・・。 亜月は腸内に轟いていた大半の排泄物を外に放出させ、とりあえず一安心したが、お腹の腹痛は治らなかった。 まだ腸内の奥に引っ込んでいる排泄物も多少残っており、せっかくなのでそれも捻り出そうと亜月はまた力強く踏ん張り


「ウゥゥン・・・ フン! ウゥゥゥゥウウウン! プハァ・・・! フゥ! ウ、ウ、ウゥゥン!」


 と強い力み声を上げた。 それを聞いた総司は、別に聞こうとしてたてたわけじゃないが、その苦しそうな力み声を聞いて


(やっぱり下痢か・・・ そりゃアイスカップ3つも食べればな・・・。 家でお菓子食いまくってトイレでもそんな苦しい力み声あげれば、そりゃあカーチャンも家族も色々制限したくなるよ・・・)


 総司は前からそんな事を思ってはいたが、思春期の妹にトイレの力み声がどうのこうの何て言えるはずもなく、ただ見守るように黙っていた。 亜月は続けて先ほどと同じように、苦しい力み声を上げながら


(まだお腹が痛いなぁ・・・! もう! さっきみたいにブリブリ出てきてよ! これじゃあいつまで経っても・・・ ここでお尻出さなきゃ、いけないじゃない・・・!)


 先ほどと同じように強く力んで踏ん張っても、肛門口からは出の悪い湧き水のように下痢便がチロチロ湧き出るだけだった。 そして肛門からお尻へと下痢便がお尻の山の天辺に垂れ、ポタポタと雫となって落ちた・・・。 その垂れた下痢便は雪山の冷風で急激に冷やされ、人肌温度のお尻に、まるで氷でも付着したような感覚になり、亜月は


(冷た! もう最悪・・・! これ・・・ ティッシュでお尻全体拭かなきゃ・・・ 紙足りるかなぁ・・・? うん? ティッシュ? そういえば私ティッシュって・・・ 持ってきてる・・・ よね?)


 そう亜月は不安に感じると、メインに使ってる腰左右ポケットのチャックを開き、ガサゴソとティッシュを探り出そうとしたが、財布と小袋のお菓子しか見当たらなかった。 次に他のポケットを探り、ズボン左右前後のポケット、上着の腕・胸・裏地のポケット、ウェアに付いたすべてのポケットをしつこくガサゴソ探したが・・・ ない・・・ ポケットティッシュがない・・・。 


(え・・・ 嘘・・・ 嘘・・・! ない!? そんな・・・!)


 亜月は絶望した・・・。 そして、もう一度すべてのポケットに手を突っ込み


(いやいやいや・・・! この状況で持ってないなんてやめてーー! あ、やっぱない・・・。 あ! じゃあもう、ティッシュじゃなくてもいいわ! 何かハンカチとか、レシートとか紙状の物でもいいから! 何か・・・ 何か拭くもの!!)


 そう思い、すべてのポケットをガサゴソガサゴソ探したが、お尻を拭ける変わりの物すら存在しなかった・・・。 周りを見渡しても、こんな冬山の極寒の地でティッシュとなるような葉っぱは自生しておらず、亜月は再び絶望し


(終わった・・・。 あ、そうだった・・・ 確かハンカチはトイレの床に落としちゃったから、石鹸で洗ってバックの上に干してあるんだっけ・・・ あぁー・・・!!)


 亜月は絶望しながら、こう考え


(こんな事・・・ 頼みたくはなかったけど、兄貴にティッシュ貸してもらって・・・ ていうか兄貴もティッシュ持ってんのかな・・・? あぁーもう! お尻も凍り付いたみたいに冷たくなったし、寒い!! 考えても仕方がない! 恥ずかしがってる場合じゃない!)


 そして亜月はそのままの態勢で、兄貴を呼ぶのだった・・・。


・・・


 総司はボォーっとベンチに座りながら、3日後に開催するVtuber生ライブ配信する内容を考えてると


「き・・・ にき・・・ ちょっと・・・」


 総司は亜月の声が聞こえ、そこで座りながら対応した。


総司「うん? なんだよ? つか、早く終われよ。 俺寒いんだからよ」


亜月「そうなんだ・・・。 でさ、アレ貸してくれる?」


総司「うん? アレってなんだよ?」


亜月「ティッシュ/// 忘れちゃった・・・」


すると総司は呆れながら


「お前・・・ 野糞すんのにそんな大切なもの忘れていったのか・・・?」


 亜月は不愉快そうに


「うるさいなぁ! 忘れちゃったんだから・・・ 仕方ないじゃん! で、持ってるの? ティッシュ・・・?」


 総司は溜息をつきながら、スキーウェアからポケットティッシュを出した・・・。 総司は意外にもマメな性格で、普段から常にハンカチ・ポケットティッシュ・メモ帳と言った物を持ち歩く事を心掛けていた。 総司は


「ティッシュならあるぞ。 これを貸してほしいのか?」


 すると亜月は嬉しそうに


「あ! よかった持ってたんだ! 私持ってないから、それ貸してくれる!?」


 総司はベンチから立ち上がり、石碑に歩いて向かいながら


「じゃあ、新品のティッシュやるよ。 まったく、お前は女子なんだからこーゆー物は常に持参etc」


 何て言いながら歩いてると、石碑の土台から亜月の頭というか・・・ 上頭部が見えた・・・ 恐らく尻が拭けず野糞態勢のままなんだろう。 総司は亜月のいる石碑裏側に近づこうとすると、なんと亜月は


「あー!! ちょっと待って!! 近づかないで!!」


 と、怒鳴られて止められてしまった! 総司はわけがわからず


「はぁ!? 近づくなってどーゆーことだよ!? お前ティッシュ持ってないんだろ!?」


 亜月はちょっと申し訳なさそうに


「ごめん・・・。 あ、投げて渡してくれる? ちょっと私まだ・・・ お尻そのままなんだ・・・」


 総司はやれやれ何て顔をしながら、ポケットからティッシュを出し


「じゃあ、投げるからちゃんと取れよ! 1・2・3! ほれ!」


 総司から投げられたティッシュは ポーーン、と空中に舞った・・・ 本来であればそのまま空中に舞い、功を描くようにして石碑裏にいる亜月にポケットティッシュが届けられるはずだったが、その時急な突風が!!


ピュゥゥウウウウ!!


 と吹き、風に煽られたポケットティッシュは亜月から見て約左2メートル近くの所に ポテッ と置かれてしまった・・・。 


総司「あ・・・」

亜月「あ・・・!!」


 ティッシュが置かれてしまった場所は、総司も亜月も迂闊に取りに行けない場所へと置かれてしまった! 亜月は怒りながら


「もう! ちゃんと投げてよ!」


 総司は申し訳なさそうに、だがこう弁解し


「あぁーー、ごめん・・・。 でも! しょうがないだろ! 風が突然吹いたんだから・・・!」


 亜月は不機嫌になりながら


「もうしょうがないなぁ! じゃあ、ちょっと向こうに行って、向こう向いてて! あと、絶対にぜーーーったいに! こっち見ないでよ! わかった!?」


 総司はめんどくさそうに、ちょっと移動し


「はいはいわかったわかった! こっち向いてますって! 早くそれ取って、とっとと尻拭けよ!」


「言われなくても・・・!」


 亜月はそう言うと、お尻を丸出しでウンコ座りと言うのか、しゃがんだまま蟹のように移動し、台から兄の姿を確認し、兄が向こうを向いてるのを見計らって、急いで素早くティッシュを取ろうとした・・・!

 








 その時、総司が クルッ と振り返れば亜月のオマンコ・肛門が拝められたであろう。 だが、実際そんな事をすれば1週間はシカトされ、兄貴扱いもされないのは明白だった。 そして総司は実の妹のオマンコなんて拝んでも嬉しくはなく、嫌がる行為はしたくはなかった。 


・・・


 亜月はティッシュで尻を拭き、6枚くらい拭いた紙はここに散らかすのもアレなので、下界のほうにポイッと投げ捨ててしまった・・・。 それが終わると総司に合流し、元の場所へと戻っていった。 


 


 ・・・余談だがこの時亜月が出した下痢便排泄物は、冬の間極寒の外気と雪で丁寧に冷凍保存されてしまい、雪が溶けてなくなった5月頃になって、また姿を現した・・・。 その時、山に登った5人の自然学者やら動物学者がこの排泄物を見つけると、鹿のウンコだいやいや狐のウンコだまさか熊のウンコでは!?・・・ はたまたなぜこんな所で排泄物が? と議論し合いながら、下痢便を枝で突いたり、臭いを嗅いだりとしていた・・・。 亜月がこの場でこの光景を見ていたら、いったいどんな表情をするのだろうか?



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