2024年始に伊香保温泉に行ってきました。毎年正月は温泉に行っているというだけで特にこだわりがあったわけではないのですが、大階段のある風景が想像以上に絵になり、思わぬ収穫だったのでこちらでも公開しておきます。
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伊香保温泉は群馬県に古くからある温泉街で、鉄分を多く含んだ「黄金の湯」で知られています。街の中心を365段ある石段が貫き、その左右にお土産物屋や饅頭屋、射的場などの遊戯場が並ぶ石段街が見所になっています。
石段の下は源泉が流れていて、その様子を石段の途中にある小満口(こまぐち)と呼ばれる窓から覗くことができます。また、与謝野晶子による詩が刻まれた石段もありました。正月だったので人が多く、昼はあまりまともな写真が撮れなかったのが心残りです。
石段の最上部には伊香保神社があり、多くの参拝客で賑わっています。境内は狭いものの、見晴らしのいい風景やユニークな像などが楽しめます。また、近くのロープウェイで行ける展望台へは、ここから歩いて登ることもできるようです。
展望台まで歩くのは大変なのでロープウェイで向かいました。晴れていれば最高の見晴らしになりそうでしたが残念ながら曇り空。それでも赤城山方面の開けた風景はなかなかの見応えでした。
近くには竹久夢二伊香保記念館(公式サイト)もあります。夢二の作品が多数展示されているほか、当時の風情を思わせるガラス作品を展示した「義山楼」を見学することも出来ます。
なお、伊香保には2005年の正月にも一度訪れたことがありました。ただ、このときは石段街まで行かず、ホテルに一泊して翌日は夢路記念館を訪れてすぐ帰ってしまったので、あまり印象は強くありませんでした。上の写真は当時の夢路記念館です。
ここまでは一般的な観光ですが、実際多くの時間を費やしたのは路地裏巡りです。温泉街は高低差のあるところが多く、メインの整備されている街並みよりちょっと裏のクセのある風景を歩くのが個人的に好きで、温泉街に来たらそういう所を重点的に歩くことにしています。伊香保は歴史のある温泉街ではあるもののかなり賑わっていて建物も比較的建て替えが進んでいるようで、そのカオスな感じが楽しかったです。
取り壊し中と思われるホテル。よく見ると大浴場の浴槽が見える。手前の階段もなかなかエモい。路地裏以外にもこういう風景を見つけると来てよかったと思います。
そして、夜にかなり良い景色になるのではと思って歩いてみたら大正解でした。提灯があちこちに吊るされた石段街は、『千と千尋の神隠し』の風景のようで見応えがあります。小雨模様で人並みも少なく、思う存分風景を楽しめました。
石段街だけでなく裏通りも、高低差から生まれる複雑な街並みが魅力的でした。個人的には石段街の歴史を感じる風景より、よりこういう新旧入り交じったカオスな街並みの方が好きかもしれません。
どういうわけか夜遅くまで営業している遊技場も多く、また裏通りに入った途端にスナックがあちこちにあって、夜の歓楽街らしさ全開で感動しました。また、裏道の奥には現地で働いている人のための住宅街があちこちにあり、華やかな表通りと表裏一体な雰囲気がまた良かったです。
なお、宿泊したのはお宿玉樹(公式サイト)さんです。露天風呂のある部屋からは伊香保の街並みが見下ろせますし、大浴場もいろいろあって楽しめました。お食事はかなり凝っていて、部屋に置かれた浴衣もサイズが豊富に用意されていたりと、とても行き届いた印象の旅館です。何より中庭があったりと入り組んだ旅館の構造が楽しく、館内を歩き回るだけで楽しいところでした。
最後に、掲載していない写真を含むデータを以下で配布します。なお、写真は SONYα7III もしくは iPhone15 Pro(夢路記念館の古い写真 602SH)で撮影したものを縮小しているので画質などにばらつきがあります。ご了承ください。
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