『おじゃましまーす…また散らかってる…』
マンションの一室、にっしーと一緒に部屋の玄関を上がるわたし。
久しぶりに来たにっしーの部屋は汚部屋というほどではないが脱ぎっぱなしの衣服や空のペットボトルや空き缶などで散乱していた。
『独り身の男の部屋の中ではマシな方だと思うがなぁ…』
独り身の男の部屋なんて他に上がったことなんかないからわからないけど冬也の部屋はだいたいいつも綺麗に片付いてるけどな…部屋が散らかりすぎると冬也のおばさんが勝手に部屋に入って掃除がてら色々と発掘しにくるそうな…それが嫌だからけっこうマメに片付けてるらしい。わたしも普段穿かないエッチな下着や引き出しの奥に隠してあるローターとかのおもちゃが家族にバレたらと思うと…あわわ……まぁ、ウチは両親共働きで家事全般わたしの担当だからそういうリスクは少ないんだけどね…
『千夏、きょうは泊まっていけるのか?』
『うん。友達んち泊まりに行くって言っといた。』
自分ちの家事とついでに両親が旅行で留守という冬也のためにお昼ご飯を午前中に作り置きしといてやった。
リビングに入り荷物を降ろすと同時に服を脱ぎ始める。
『流れるように脱ぐなぁ~』
『え?…あぁ…この部屋来る度にヌードデッサンさせられるから、もうこの部屋では裸になるって習慣付いちゃったのかも…どーせその後いつも最後までするし…わたし、この部屋で服着てる方が稀じゃない?』
『たしかに…きょうはヌードデッサンとかそういうのは無しで。』
『まぁいいけど。どーせぬいじゃったんならもうこのままでもいいよね。それとも、もう見飽きた?』
『相変わらず綺麗だよ。上は幼い少女らしさ。下はムッチリ安産型の大人の女性らしさ。そのふたつを両立させたアンバランスさがまたなんとも…』
『お風呂のなぞなぞみたいに言うなっ!ロリコン変態教師め…上も着々と育ってきてるでしょーが!』
ソファとテレビがある部屋の隣の寝室では無数のわたしをモデルとしたヌードデッサンのキャンバスが部屋の片隅にまとめて立てかけてあった。その中のひとつ、最初にヌードデッサンをした絵と今の自分の体を見比べて言った。
今より胸が慎ましやかで下半身の陰部には産毛のような薄い下の毛が描かれている。まだ処女だった頃の姿だ。
『…千夏…』
にっしーが後ろから覆い被さる様に抱きつき、わたしの体を弄ろうとしてくる。
『待って…片付けるから。』
『片付けなんかいいのに。』
『やだよ。こんな散らかった部屋に泊まるなんて』
『…』
にっしーの手をやんわり解き、裸の上にエプロンをかける。
『ささっと片付けてご飯の用意までしとくか。待ってて、そのぐらいちょちょいのちょいよ♪』