ミドリ『何をしているんですか先輩。』
阿久井『なにって…ええと…ちょっと裸でシャワーを浴びてただけっていうかね…』
ミドリ『無理矢理女の子を襲って許されると思っているんですか!?』
阿久井『ちょま、別にそんな嫌がってたわけじゃ…合意の上…』
ミドリ『普通に犯罪ですよね?千夏ちゃん、警察に行こう。』
阿久井『ちょちょちょ待ってくれって!』
いきなりの展開に呆然としていた頭がやっと思考を開始した。
なんで冬也がここに?みんなも…
そんな疑問を持ちつつも目からは大粒の涙がポロポロと零れ落ちた。
安全な状況と判断して安心したとたんに緊張の糸が切れて一気に溢れ出た。
千夏『うっ…冬也ぁ…!』
冬也の胸にしがみ付いて顔をうずめて泣きじゃくるわたし。
シャワーで濡れた体のわたしを自分の服が濡れるのもおかまいなしに優しく抱き寄せてくれる冬也。
コウ『ち…千夏ちゃん…ごめんね…こんなことに巻き込んじゃって…本当に…ごめんね…』
あぁそうか…わたしとコウちゃんは中学からの友達だ。冬也とも同中で連絡先も知ってるからコウちゃんが冬也を呼んでくれたんだ…
千夏『ううん、わたしよりコウちゃんの方がずっと…』
コウちゃん…
きっとぐいぐい迫られて断りきれずに体を許しちゃったんだろうな…
それでもやっぱり嫌で…
でも簡単には解放させてもらえず…
それでも先輩達の最後の大会前で大事にはしたくないってずっと我慢してきたコウちゃんの気持ちを汲みたい…
一度泣き止んで少し落ち着いた。
ミドリ先輩は2人を警察に突き出そうと話している。
千夏『あ、あの…あんまり大事には…』
ミドリ『ああゆうの見逃してもつけあがるだけだよ?』
千夏『大会前ですし…わたしはもう平気なので…』
ミドリ『大会って…そんなのあなたが気にすることないんだよ?コウから聞いてアオバもミキも話してくれたけど常習的にいろんなコに半ば強引に手出してたって…そんなの許されるわけない…!』
ミキ『あ〜…わたしは…まぁ…割り切ったカンジなんだけどね〜…もう切れてるケド…』
アオバ『わたしは…ここにいるみんなには話したけど…その…正直…蒼太(男子水泳部部長)には知られたくない…ごめん、なさい…身勝手なことだとは思うけど…』
アオバ先輩は涙を浮かべてぐすっと鼻をすする。
コウ『わ、わたしは………』
コウちゃんは自らの足下に視線を向けたまま続く言葉が見当たらない様子で言葉に詰まっていた。
千夏『この人達を許す気はありません。でも大事になって大会自粛とかになるのも本意ではありません…先輩達に最後の大会に出てもらいたいってコウちゃんの願いを叶えてあげたいです!そのためにわたしがここに来たわけですし…
引き続きわたしにも手伝わせて下さい!』
コウ『千夏ちゃん…』
ミドリ『コウ…それに千夏ちゃん…』
ミドリ先輩が阿久井先輩に向き直る。
ミドリ『先輩、もう金輪際学校に近づかないでください…わたし達にも関わらないで。次来たら本当に警察につきだしますよ。』
阿久井『…はい…』
ミドリ『それと田中。』
二年田中『はいッッ……!!』
ミドリ『このことはこの場にいる人達以外は他言無用だよ。他の男子部員達にも。続けるか辞めるかは勝手だけど辞めるんなら大会後にしな。今辞めても余計な詮索されるからね。』
二年田中『はい…』
アオバ『ミドリ…』
ミドリ『千夏ちゃん本当に大丈夫?…とりあえずそのままシャワー浴びちゃいなよ…わたしたちも一度外出て他の男子たちが入ってこない様にするから。ほら!あんたたちもいい加減パンツ履いてさっさと隠しなさいよそんなもん!そんでもって出てく!!』
二年田中『は、はい…!』
ミドリ先輩がみんなを引き連れてシャワー室から出ていく。
未だ裸のままで冬也に寄り添われている状況に気付いた。
千夏『やっ…!』
冬也『…っと悪い…てか今更…』
急に恥ずかしくなってとっさにわたしは冬也から離れてその場にしゃがみ込んで体を隠す。
裸ぐらいなら気にしないけど…
冬也に見られてしまった…
他人とセックスしているところをだ…
わたしの口元や体にはまだ田中くんに出された精液が付着している…
下半身は自らの粘液まみれで太ももまでべったりだ…
こんな汚れた体を冬也に晒してしまったのだと今更ながらに気付く。
千夏『わたし、汚いから…』
冬也『そんなこと…』
助けてもらった時は普通の女の子の様に心がときめいた。
冬也のわたしに対する気持ちも前に寝たフリをした時に聞いちゃって知ってる…
けどそんな資格がないほど自分が淫らな女だってことを自覚する。
こんなわたしじゃもう…冬也には…
千夏『見ないで…こんな姿…ごめん…わたし、これだけじゃなく…』
しゃがんだまま弱々しくへたりこむわたし。
心も暗くなる。
これだけじゃなくわたしは担任の中年教師と毎日体を重ねている…
しかもそっちは合意の上でだ…
わたしの目線には冬也の足下があった。
急いで駆けつけたのか、土足厳禁のプールの施設内でかろうじて靴は脱いだみたいだけど靴下はそのまま履いたままでびしょびしょだ。
そんな光景を目の当たりにして鼻の奥がツンとしてまた泣きそうになった。
すると冬也もしゃがんでわたしの体を抱き締める。
冬也『お前が誰とどんなことをしてどんな関係だろうと俺はお前のこと…千夏のことが好きだよ。』
千夏『………!!!』
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その後、警察沙汰にはならなかったけど阿久井先輩は出禁になった。
あの場にいた人以外この事は秘密ということになった。
先輩方にとっては最後の大会も無事に終わってコウちゃんを中心にみんなして抱き合って喜びを分かち合った。
田中君は大会後ひっそりと部を辞めた。このことは誰にも喋らなかったみたい…まぁ先輩と一緒に女子を強姦しようとしたなんて自分から言えるはずないよね。元はと言えばうっかり裸でシャワーを浴びてたわたしも悪いんだけど…
冬也とは大会が終わった後にちゃんと話すことになった…
あき
2024-09-30 17:02:31 +0000 UTCmasaharu613
2024-09-28 15:50:22 +0000 UTCとんすけさん
2024-09-22 02:32:01 +0000 UTCゲンキ@あんよ&ノクタ書き
2024-09-21 20:48:29 +0000 UTCbryanvp
2024-09-21 17:35:47 +0000 UTC