千夏と西谷がこれまで何処でどんな行為をしてきたか最初から最後まで細かく聞かされた…
全てを聞かされた俺は身も心も虚ろで放心状態になっていた。
『…幻滅したでしょ?…わたしってこんな女なんだぁ…』
千夏が膝を抱えて俯きながら弱々しく言う。
『…だからごめん…水泳部で助けてくれた時はかっこよかったし好きって言ってくれたことも嬉しかったけど…わたし達、やっぱり……』
…まさか千夏と西谷がこれほどまでの関係を築いていたなんて…
何だったら普通に付き合っている恋人同士より変態的で深く強い繋がりを感じる…
二人して倫理的なタブーを犯して秘密を共有しているってことも関係しているのか…?
このふたりの間に割って入ることなんて俺にできるんだろうか…
現状、フラれているわけだが見苦しく追い縋ってみるか?
そもそも身も心も西谷という中年オヤジに染められてしまった女をこの先ずっと好きでいられるのか…?
くっ…俺は…
どうすればっっ…………!!
【千夏をあきらめる】→car√
【千夏をあきらめない】→can√
《千夏をあきらめる》
『………わかった…』
一言、それだけ言って顔を伏せる俺を見て、瞳を潤ませ膝を抱えてうずくまりながら返事をする千夏…
『…うん………うん…』
『心配すんな。お前達ふたりの関係を外にバラすなんてことしないから。これまで通り、ただの幼馴染の関係のままってことにしようぜ。』
『…うん。…わかった…じゃああたし、帰るね…』
『…お、おう…話聞かせてくれてありがとな。』
『…うん。…バイバイ』
最後は俺の顔を見ることなく千夏は去っていった。
とんすけさん
2025-07-07 00:37:19 +0000 UTCゲンキ@あんよ&ノクタ書き
2025-07-05 20:25:31 +0000 UTC