5年生の頃の話です。
僕はサッカーのスポーツ少年団に所属していて、その日は4年生以下の大会に出場する弟の応援にやってきました。
僕の両親は仕事で一緒に行けないとのことで、代わりに仲良しだった4年生の研吾くん(以下研ちゃん)家族に連れていってもらうことになりました。
試合がおわり、結果は準優勝。
最後まで残っていたので、終了時刻は15時位だったと思います。真夏の一番暑い時間帯に解散するので、コーチのはからいで少し川遊びをすることになりました。川は試合会場の裏手にあって、僕も試合終わりにそこで遊んだことがあります。
その日は弟を見守るつもりでしたが、コーチに見つかってしまい後輩たちの目の前でドボンと投げ込まれてしまいました。
全身びしょ濡れになってしまい、そのあとは四年生以下の子たちと夢中で遊びました。
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帰る時間になって、川で遊んだ子たちが着替えをしている最中。僕は替えの服を持ってきていないことに気がつきました。試合に出る訳でもなかったし、ましてや川遊びをするなんて思ってもいませんでしたから。
弟の服を借りようと声をかけましたが、持っていたのはTシャツ一枚だけ。パンツとズボンの替えは当てがありませんでした。
すると全身びちょびちょの僕を見て、研ちゃんのお父さんが
「さすがにずぶ濡れだと車乗せられないから、下は裸で乗る?」
と、少しからかい気味に言ってきました。
5年生にもなって、弟や友達が一緒に乗る車で一人だけ「丸出し」は抵抗があり、顔を真っ赤にして立ち尽くしていると研ちゃんのお母さんが声をかけてくれました。
「研吾の服貸してあげようか?たぶん余裕あるから。」
少し待っていると、
「ごめんね、短パンは無かったけどパンツなら貸せるよ。これなら恥ずかしくないでしょ?」
そう言ってブリーフを渡してきました。
当時僕はブリーフを卒業していたため、およそ一年ぶりに見た股下の短いそれに恥ずかしさを覚えました。
それでも裸かこのパンツのどちらかを選ぶのであれば、まだブリーフの方がましです。僕は「ありがとうございます。」と俯きながら小声で答え、パンツを持って車の裏に隠れながら着替えました。
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時々サッカークラブの着替えで研ちゃんが履いているのを見たことがあったので、たぶん普段から穿いているパンツだと思います。
人の下着を借りた経験がなかったので、足を通すと不思議な感覚に包まれました。恥ずかしさなのか何なのか、とにかく言い表せないような感情が込み上げてきました。
少しキツイ弟のシャツとパンツ一枚で車に乗り込むと、研ちゃんは少し苦笑いで僕の格好を見てきました。
「なんで僕のパンツ穿いてるの?」と聞かれた僕は、
ズボンとパンツの着替えがなくて、研ちゃんのお母さんからパンツだけ貸してもらっった…と説明しました。
研ちゃんは
「じゃあ今度僕がパンツ忘れたら●●くんの貸してね。」と言いました。
自分の下着を貸すことに対して特に抵抗がないようで僕は安心しました。
車の中では特にこの格好をからかわれることはありませんでしたが、僕は終始緊張していて早く家に着けと頭の中で思うばかりで会話に集中できませんでした。
そして数十分後。
家に到着すると、僕はパンツ姿を近所の人に見られないよう車から玄関まで(10メートル位の距離ですが)猛ダッシュで駆け抜けました。正直、ここが一番恥ずかしかったです。
自分の部屋に行き、借りたパンツの上からズボンを穿いたあともう一度玄関に降りて研ちゃん家族のお見送りをしました。
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その日の夜、お風呂に入る時、脱衣所で研ちゃんから借りたパンツを改めて広げてみました。
自分が使ったあとですが、所々にヨレやシミがあり、研ちゃんのやんちゃさが染み付いているというか、本当によく履いているパンツなんだなと改めて感じます。
微かに香る柔軟剤から、研ちゃんのことを思い出すと、また股関が熱くなりました。
お風呂から上がる頃には洗濯機が回っており、僕がパンツを嗅いだのはその一回だけです。
次の練習でこっそり借りたパンツを返した時、研ちゃんはニコッと笑いました。20年近く経った今でも、彼の笑顔を鮮明に覚えています。