SamuKata
owl
owl

fanbox


イラストレーターになった経緯と仕事の苦悩の話

イラストレーターになった経緯と仕事の苦悩



なんだか大層なタイトルですが、OWLのぶっちゃけブログ(仮題)で書いてほしいものありますか?と聞いたところ


″なぜこうゆう仕事に就こうと思ったか。仕事に就いてからの最初の苦悩。仕事とゲームの繋がりなど個人的に知りたいです。″


というリプライを頂いたので、あまり自分のことを話さないOWLにしては珍しく自分のことを話してみようかな、と思います。



■なぜこの仕事に就こうと思ったか


まずはっきり言っておきたいことは、OWLは別にイラストレーターになりたかったわけではない、ということです。

絵を描くのは好きでしたけどね、イラストレーターになるぞ!と思っていたわけでは全然ありません。


これはよくある話だと思うんですが、OWLは小さいころから漫画家になりたくて、20歳頃までは真面目に漫画を描いて投稿し、某集A社さんの雑誌で賞を受賞したり

デビューしたりしていたんですね。(なので、簡単な漫画は描けるのはそのせいです。)

ただこのデビューした時に痛感したことなのですが、漫画を描くってすごくエネルギーがいることなんですよね。

決められた期間で話を考えて、読めるクオリティまで落とし込み、ネームを切り、イラストを描く、これは正直死にます。

この漫画製作時代、2週間毎日2時間睡眠をした時がありましたが、トーンを貼りすぎて視界の全てがガチでドットで見えました。

果たしてそんな人が他にいるでしょうか。いたら仲良くなれそうです。

この時、布団でゆっくり眠れることが人生の何気ない…そして最上級の幸せだと、自分の中の幸せハードルが最低限にまで更新するという人生の価値観を変えられたおかげで今どんな状況でも、まぁ布団で今日もゆっくり寝られるしいいか、と毎日を幸せに感じられています。人生の転機なわけです。毎日ゆっくり起きてきていたら「あ、今日も幸せそうだな」と思ってあげてください。


話を戻しますが、何せイラストでもそうなんですが、OWLは絵を描くのは早いけどそもそもなかなかアイデア(ラフ)が浮かばない人なんですね。

その性質は漫画の話つくりにも言えることだったんです。

とにかく、なかなか、ぽんと出てこない。

担当編集さんはなぜかOWLにめちゃくちゃ期待をしてくださっていたので毎日電話がかかってきてたんですが、逆にそれが多大なプレッシャーで

どんどん筆が進まなくなり、ついに「自分、漫画家向いてないわ…」という境地に陥りました。

後に周りの漫画家さんや作家さんから、そんな風に相手から電話くれる編集者なんて10年に1度も出会えない、絶対手を放しちゃだめな存在だった

と言われましたが、当時のOWLにその期待を背負えるほどの自信も技術もなく、ただただひたすらに負担で、そして商業誌で漫画を描く実力は自分にはない

という現実が突き付けられただけでした。

なので、今漫画を仕事にしていたり趣味で描いている方を心から尊敬しています。

今となっては向いてないって早めにわかってよかったなという気持ちでいっぱいなのと、体力的にも精神的にも生活リズム的にも自分にめちゃくちゃ合ってなかったなと思っているので、全く漫画家への憧れはありません。漫画に関してはOWLは消費者側でいるのが一番向いていていいです。


そんなわけで早々に漫画の道に見切りをつけたのですが、じゃあどうしようかなとなった時、すぐにイラストレーターになろうと思ったわけではありません。

漫画家はもうやりたいと思っていないし、どうしようかなぁと思っていました。

OWLは中学生の頃から雑誌の挿絵を描いて対価を頂いていたりしたのですが、その雑誌でお世話になっていた編集者さんが

ゲームのキャラクターデザインを担当しているイラストレーターさんが、多忙すぎてイラスト制作を手伝ってくれる人を探してるんだけど色塗り上手いから手が空いてたら手伝ってあげてくれないか?という話を持ってきてくれて、ひとまずやってみることになったんですね。

これはゲーム業界の職種のひとつ、グラフィッカー(彩色担当)というポジションなのですが、そこでアニメ塗りとSD絵(※スーパーデフォルメの略。俗に言うちびキャラ絵のこと)のイロハを叩き込まれ、アニメ塗りが得意になります。(Twitterに上げているアニメ塗りっぽいものは、ぼかしを多用しているので厳密にはアニメ塗りではありません。"アニメ塗り風"です)

そしてその人の仕事を見ているうちに、キャラクターデザイン、楽しそうじゃんとなり、ポートフォリオ(作品集)を作って自分も応募してみました。そこでなぜか経歴がないのに拾って頂き、そこで初めてキャラクターデザイナー、イラストレーターになった、という経緯があります。(グラフィッカーさせて頂いたイラストレーター様とその作品の会社が、ゲーム業界ではめちゃくちゃ有名なところだったおかげは多分にあると思います)

今思うと、たまたま応募した今お世話になっているお仕事先がイラストレーター部門というのを新設したばかりで人がいなかったというのはすごくラッキーだったし、本当に偶然によるところが大きいです。

個人的にはそうならないように、いらうとレーターになりたい!という意思がすでにある学生さんたちは、学校を出てイラスト業務に携われる会社にまず入ることの方が将来的にも安泰だしいいですよ!



■2つめの仕事に就いてからの最初の苦悩


これはよく覚えてます。

「クオリティを保ったまま納期に間に合わせること」です。

前述したとおり、中学生の頃から雑誌の挿絵的なお仕事は頂いていたのですがそれまでは1枚の絵を出された指示に沿って割と好きに描いていいという内容だったので、そこまで苦労したことはありませんでした。

でも使い切りの1枚絵と、今後そのキャラクターを動かして、派生させて使っていくであろう1人のキャラクターを生み出すのは全く別なんですね。

楽勝だとは思っていませんでしたが、グラフィッカーをしながらキャラクターが生まれる工程を見ていたし、話を聞いたりしていたし、それに自分も趣味で創作は描くわけだし

まぁできるだろうと思っていましたが、めちゃくちゃ難しかったです。

どうしたらいいかわからなくて泣きながら描いてました。笑

納期最終日に提出した時に、まぁ最初だし、十分です、と新人イラストレーターの実力をわかってたみたいな返事を頂きました。

その時編集者さんに、毎年フリーランスのイラストレーターを目指す新人さんの半分は発注したのに音沙汰がなくなったりできませんでしたって返事が返ってくるのでちゃんと仕上げてくれただけですごいですと言ってもらったのが今でも印象的ですね。

あのプレッシャーはやってみないとわからないと思います。在宅業、簡単そうに見えてプレッシャーえぐいなと痛感しました。慣れた今となっては全然平気ですけどね。

さすがに2回目からはもう経験していたので、わからないことはすぐに聞いたりして最初よりはましにできたと思います。

初回があまりにハードだったので、だいぶそれで強くしてもらった気がします。あれ以上のことがない限りは、もう。笑



■3つめ、仕事とゲームの繋がり…

これってOWLが仕事でどんなゲームを作ってるかってことなんでしょうか??もし違ったらごめんなさい!

基本的に守秘義務があるので会社名やタイトルを出すことはできませんが、きっとOWLがキャラクターデザインしているゲームを遊んだことがある人はこの中にいると思います。

CMもしているので、気づかないうちにOWLの商業作品と出会っているかもしれませんね。

主にソーシャルゲームのキャラクターデザイン(デザインまでなので、その後のイラスト担当はいろんな人がやってたりします)とか背景だけを描いたりとか。

イラストレーターと言っても、色んな担当がある、ということですね。

ゲームの中だけでも、キャラクターデザイナー、イラストレーター、グラフィッカー、クリーチャー専門のイラストレーター、背景専門のイラストレーターなどなど。。。


ざっと話しましたがこんな感じで毎日ゲームに合うキャラクターを考えて日々過ごしています。

日本人は瞳の作り的に派手な装飾、彩色のあるキャラクターを好むんだそうで、その影響でソシャゲのキャラクターたちはあんなに華美だったりするんですね。

全部パーツ分けして描くイラストレーターさんは大変だと思います。

逆に西洋はThe・ファンタジーみたいなものよりゴシックなものの方がウケますね。そういうのが好きな方は海外で活躍する方が向いてるのかも?(とはいえ、表現の自由は日本が一番保障されていますが)


今日は長々とここまでお付き合いいただいてありがとうございました!

良いお絵描きライフを~!



イラストレーターになった経緯と仕事の苦悩の話

More Creators