お疲れ様です。
いつもご支援ありがとうございます!
今回からいよいよ原稿のペン入れ〜仕上げ作業に
入っていきたいと思います。
CLIP STUDIO PAINTのアセットから普段使っている
便利なペン、ブラシなどもどんどん紹介していく予定です!
ペン入れ・仕上げ工程は3回ほどに分けて書いていく予定です。
・キャラクターのペン入れ
・背景と吹き出し・効果類のペン入れ
・仕上げ(ベタ・ホワイト・トーン作業)
今回は一番最初のキャラクターのペン入れ工程について
説明していきます!
原稿例を出しますと、
↑この絵の(2話より)
↑ここらへんまでになります。
メニューの「ページ管理」→「作品基本設定を変更」を開き
基本表現色をカラー→モノクロに変更しておきます。
これで以降作る新規レイヤーが最初からモノクロレイヤーになります。
ほとんどのペン入れ用ペンはモノクロレイヤーでないと
想定した挙動にならないので注意が必要です。
(この挙動を逆手に取ったペンもあります)
また、一般的なペン入れはベクターレイヤーで行うのが
多数派だと思うのですが、今のところ自分はラスターレイヤーで
ペン入れすることが多いです。
やたら線を重ねたり削ったりと描き方が基本的に汚いので、
ラスターでいいのかなという現状です。
何十ページも描いた下描きを前にしたとき
どこからペン入れしていいかわから〜ん!となりがちですが、
基本は以下のような順序を設けて描いていけば問題ありません。
①パーツ分け(輪郭&大きいパーツ→小さいパーツ)
↓
②ディティール入れ
↓
③ハッチング(細かい斜線の影)
下描き編でも触れましたが、まず大まかなパーツから
線を入れていき、徐々に細かいパーツ、ディティールへと
移行していくことで比較的混乱することなく
ペン入れを進めることができます。
①パーツ分け
まずキャラクターのシルエット、顔や髪、
服(この場合シャツやエプロン、バンダナ)
といった外側の大まかなパーツを太いペン(15~20ptなど)で描いてから、
細かいパーツやシルエットと関係ない部分を
細いペン(6~10ptなど)で描いていきます。
大雑把ですが下図の赤色部分が大まかなパーツ線、
緑色部分が細かいパーツ線になります。
ベタで塗ることが確定している部分はここで
ベタ入れしたりします(髪の後ろ部分やエプロンの輪っかの影、胸板の影など)。
またこのパーツ分けだけの線で絵を見るとキャラのシルエット、
デッサン狂いなどがわかりやすいという利点もあります。
②ディティール入れ
ここでのディティールとは立体表現などのパーツと関係ない部分、
あるいはパーツの境界があいまいな部分、といった
シルエットの内側を構成する線全般を指します。
具体的に言うと
・筋肉の隆起 ・服のしわ
・細かいすじ(髪、浮いた血管、毛) ・立体の凹凸、分割線
この辺りを指します。
これも細いペン(6~10ptなど)で描き、かつパーツ分けとは別の
ペンを使う場合もあります。
下図の青色部分がディテールに相当します。
白黒に戻すとこう。
便宜上3つの線に分けましたが、もちろんパーツ兼ディティールのような
中間状態もあると思うので、実際の作業はこの3つの状態が
グラデーション上に混じり合っていることも意識しつつ
ペン入れをします。
横着なので基本1レイヤーで描いていますが、
顔のパーツだけは別レイヤーで描くことも多いです。
(髪と顔パーツが干渉するキャラがいるため)
③ハッチング入れ
基本的に上記工程まででもペン入れは十分なのですが、
迫力や描き込み感を出したい、細かいタッチを入れたい
などといった時にハッチングを用います。
ハッチングは極細(2〜5ptなど)のペンで描きます。
修正しやすさを考慮してハッチングは
通常の線画レイヤーとは別のレイヤーに描きます。
ちょっとしたベタもハッチングと一緒に入れることが多いです。
合体すると最初に示した絵になります。
これら主に3工程を経てキャラのペン入れは完成しますが、
1コマ1コマ絵を完成させるのではなく、
作業進捗や自身の体力、MPなどを考慮して
パーツ分け(大まかな線)だけ先に数ページ分やってしまう、
細かい線やディティールは後回しにしてしまう
(場合によってはディティールやハッチングは描かないコマも作る)
といった工程別に進めてしまうやり方も楽なのでおすすめです。
それではここからは
クリスタで自分が使っているペンを紹介していきます!
ダイエクストの俺が考えた最強のブラシセット(線画ペン) (100CP)
by ダイエクスト先生
筆圧感知、テクスチャ感、抜け感などのバランスが高水準でまとまっていて
使いやすく、基本のペンとして愛用しています。
サイズを変えればディティールやハッチング用として使っても問題ないので、
使い分けが煩雑という方はこのペン一種でも大丈夫かもしれません。
ペン入れ汎用ブラシ(無料)
by チョモラン先生
「ペン入れ」を人気順で検索したらトップに出てくる線です。
筆圧などの変化が大きい分、けっこう玄人向けなのかな?
と自分的には感じたので細部の描き込みに使っています。
またこのペンの最大の特徴として、いったんグレーレイヤーで描き始めてから
(1ストロークでOK)レイヤーをモノクロに変更すると、
いい感じのカスレ感が表現できるという特徴があります。
(最後にレイヤープロパティから「プレビュー中の表現色を適用」で
ラスタライズする必要あり)
これがいい感じにディティールとハッチングの中間ぐらいの
ニュアンスを表現できるため、双方の用途に使えるペンと言えます。
さらペン&ざかペン(無料)
by Hmm...先生
https://assets.clip-studio.com/ja-jp/detail?id=1711220
描き始めと描き終わりの筆圧が一番強いという
今風でオシャレな線が描けるペンです。
ひとまず服の皺、鎧など無機物のディティールに
向いている気がするので使い始めました。
さらペンの方が多く使っていると思います。
上記3種のペンを1~5ptに細くしたものを使います。
かすれ感を出したいならチョモラン先生のペンを、
抜きなどを少なくしたい場合はさらペンを…といった感じで、
ここは好みで大丈夫かなと思います。
ミリペン(デフォルト)
均一な太さが出せるペンです。
まだ思った通りの太さの線を完璧に出せなかったり、
変に細いタッチになってしまうことが多いため
上からミリペンで描いて補強したりします。
ざっくり、ざっくり2(デフォルト)
デフォルトの2値消しゴムで問題ないかと思います!
ペン入れの工程としては以上になります。
ぶっちゃけ自分はまだ線画の修練が甘いのと、
イラストレーター時代は太い線・細い線の
2種のみで綺麗な線画を作く、というイラストを描くことが多かったため
モノクロ線画に直接技法を転用できていないという部分が
あるかと思います。(言い訳)
とりあえず未熟ということは自覚しつつ、
使うブラシの数を絞ることで絵柄の安定を
図っているというスタイルになっています。
次回以降はここに背景や効果類を足していくことで、
よりマンガっぽい画面を作っていきたいと思います。
それでは、ここまでお読みいただきありがとうございました!
次回もよろしくお願いいたします。
山本四角
2024-05-04 15:46:06 +0000 UTCムタくん
2024-05-04 04:27:57 +0000 UTC山本四角
2024-05-04 00:04:58 +0000 UTCムタくん
2024-05-03 12:03:50 +0000 UTC