お久しぶりです!お世話になっております。
この1ヶ月間は、先日お知らせした「喫茶ニュー魔王城」
書籍化のための描き下ろしを仕上げておりました。
38ページ今の全力を出し切った原稿になったと思いますので、
お手に取っていただけましたら幸いです〜。
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さて、この「漫画の描きかた」も
いよいよ終わりに近づいてきました。
前回の仕上げ編①はこちら

お疲れ様です! 1週間ぶりになりますが、いよいよ 漫画の仕上げに移っていきたいと思います。 これまでの漫画の描き方はこちらから↓↓ https://s-k-k.fanbox.cc/tags/%E5%B1%B1%E6%9C%AC%E5%9B%9B%E8%A7%92%E3%81%AE%E6%BC%AB%E7%94%BB%E3%81%AE%E6%8F%8F%E3%81%8D%E3%81%8B%E3%81%9F グレースケールでの仕上げ さて、白...
前回お知らせした通り、今回は
・白黒原稿におけるグレースケールの方針
について書いていきます!
前回、「グレースケールの多用には気をつけよう」
と書きましたが、上図のようにいっぱい塗っちゃってるページも
自分の漫画にはよくあります。まず前提として、
①線とベタだけで表現できるにこしたことはない
好みにもよりますが、完全に線とベタだけ=白と黒で表現できたほうが
読みやすくなり、画面もグッと引き締まります。そのためには、
・最初からベタの部分を設計する。キャラデザや背景のパーツにベタを組み込む
(キャラなら黒い髪や服、背景なら黒い物品や面・穴など)
・キャラや背景の影を増やす。=ベタで塗り潰せる
・演出でベタを増やす。(上図のように黒い背景を置くなど)
といった工夫で原稿に黒い部分をを増やせます。
ただカラーイラストから入った自分は、モノクロの明度(Value)設計に
まだまだ無自覚なのかなと感じています…。
もっと思い切りが欲しい。
②前提をふまえつつ、明度の範囲を制限してグレーを用いる
前提をふまえつつ、とはいえ塗りまくって階調増やしてえよな〜!
という気持ちもあるかと思います。
そういう場合は、使う明度の範囲を意識して制限します。
具体的にはこうです。↓
・明度50〜95の範囲で気持ち明るめに塗る
・50以下で濃淡表現を多用しない、ピンポイントあるいは面的に使う
・印刷で潰れる可能性のある範囲を知る
以上を意識することで、グレースケールを使った画面でも
紙に印刷した時、端末で見る時の両方で
見やすさを担保することができると思います。
実際、最初に貼った画像においても
このように、ほとんどが明度(B)50以上の値を使っており、
B50未満のグレーは要所要所にしか使われていないことが
わかると思います。
(装備のファーや斧、一番下の鉄球ぐらいにしか使っていない)
③隣接するパーツの明度に差をつける
さらに、グレーを塗る際は
隣り合ったパーツが同化して見えないように
それぞれのグレーの明度に差をつけることを心がけています。
上図の赤丸で、それぞれ隣り合ったパーツの明度を示してみました。
逆に言うと、線画だけでは同化して見える部分も
グレーで塗るなどして明度に差をつければ、
しっかり分離して見えるということですね。
白黒原稿でグレーやトーンを塗る理由の半分くらいはここにあるかもしれません。
なおここまでグレースケールのみについて述べてきましたが、
トーンの濃度についても概ね同じことが言えると思います。
クリスタのトーン変換・線数85 (+webでのモアレ防止にガウスぼかし使用)
④それでもわかりづらかったらホワイトで切っちゃう
例えば下のページのように、
多少トーンやグレーでわかりづらくなっても
キャラを白い線(ホワイト)でふちどってしまえば、
最低限何が描いているかはわかるかと思います。
キャラの下にホワイトを敷いてキャラを浮き立たせることは、
しばしば使う手法です。
やや強引ですが、これで解決するやり方もアリかなと!
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というわけで今回は少し短めの記事になりますが、
原稿をグレーやトーンで塗る際に気をつけていること
についてお送りしました。
次回は仕上げ作業に便利なブラシ・トーンのうち、
クリスタの公式サイトですぐダウンロードできるものを
紹介したいと思います!次こそ最終回ですかね。
ひきつづき単行本の校正・特典作業などで
ゆっくりペースの更新になるかと思いますが
お付き合いいただけますと幸いです。
それではここまでお読みいただきありがとうございました。
次回もよろしくお願いいたします!