※この記事は自分の描いたエロ漫画の萌え語り、設定語りをする記事です。
理屈は抜きの邪魔という方は、この記事を読まなくても漫画の内容に支障はないようになってますので、見なくても大丈夫です!!!
いだ天ふにすけのエロ漫画を読むためには、こういう本編以外の記事も読まなきゃならない、ということは決してないので、各々が楽なタイミングでやめていただければと思います。
※無断転載禁止。
※成人向け漫画の解説記事です。そして数日無料公開した後に、300円支援者プラン記事になります。
ではスタート!
バウムクーヘン失踪エンドについては後述。
目次
1.「手紙」あらすじ、軽い登場人物紹介
2.手紙を軸に感情を読み解く
3.兄妹の気持ちは同じ
4.雑談
5.萌え語り
【あらすじ】
羽口翔は元気な大学生。
友達とわいわいして、楽しい充実した日々を送る。そんな彼女には誰にも言えない秘密があった。
それは、同じ大学に通う兄とのセックスがやめられないこと!!!!!
五月祭の公開告白で兄に告白する親友を見て、辛い気持ちを隠せない翔。
自分だって兄を好きなのは同じなのに、胸を張って言えない。
こんな後ろめたい関係は今日でやめよう。二人は最後のセックスに溺れていく…。
そして数年後、一通の手紙が綴られた。
【登場人物】
羽口翔 (はぐち しょう)
(以下妹)大学3年生。快活な性格。
兄との秘密の関係を周りに隠している。
羽口唯 (はぐち ゆい)
(以下兄)大学4年生。のんびり屋で人気者。
妹同様、関係については周りに隠している。
佐伯
妹の友達。兄の方にあこがれている。
堀ちゃん
妹の友達。恋愛話が大好き。本編に名前はでてきません。
この話は兄妹のどっちかがもう片方に向けた手紙をモノローグとしながら、
長い過去回想をする形で進んでいきます。
手紙の書き出しと一緒に兄妹が一緒にいた頃を振り返る
↓なんやかんやある
最後、時間軸が現在に戻り、どっちが手紙の書き主か分かる。
こんな感じです。あたりまえですがこの先ネタバレなのでまだ読んでない人はぜひ本編を先に読んでね。
ワンクッション挟んだところで再開していきます。
なんで声高々にわざわざ言うかというと、この手紙は最後の2ページに至るまでは妹が書いたものに見えるようにしてあるからです。
身も蓋もない言い方をすると叙述トリックがやってみたかったわけですが…。
これからモノローグとして散らばっている手紙をまとめ、それを元に書き手の兄の気持ちを読み解いていきましょう。
手紙の全文
拝啓あなたへ
結婚おめでとう。今日は式だし晴れだといいね。
最近よく思い出します。
一緒に暮らしてた時のこと、自分たちの秘密の関係のことも。
絶対に誰にも言えなかったよね。あんなにヤリ倒していたのに。
大学じゃめったに話しませんでしたね。お互いバレるのが怖かった。
でも本当は昼も夜もないくらいハメたくて、舐めてくっつけて擦ってましたね。
まず体の相性良かったし‼…今考えても信じられないくらい良かったな?
いつからか、二人とも気づいていたと思います。
外で少し目が合いそうになっただけであわてて逸らして、
そんなのやましいことでもなんでもないのに。
視線だけであなたのこと好きってバレそうで怖かった。
本当に好きだったよ‼佐伯(あの子)が羨ましかった。
同じようにステージで名前を呼べたらッて。もどかしくてあなたを恨んだし。
不幸になってしまえと思った。
結局人生賭ける勇気がなくて、二人とも別の場所で咲くことにしました。
あんなこと忘れて幸せになってほしい。これは本当。
だけど…だけど俺は。
あの日傷つけあった小さい針が今も翔に埋まっていて、
こんな素敵な日にすらお前をちくりと刺してくれたら…
とも思ってしまうのです。
情けなくてごめんな。
お兄ちゃんより。
↑こういう感じでモノローグとして散らばっている。
最後の方の「だけど俺は」からがこの手紙を書いたのは兄だと分かる部分です。
それまでは妹が書いている…と思わせるために頑張りました。
兄(書き手)の気持ちを読み解くにあたって、
・バレるのが怖かった秘密の関係とは?
・なんでこんな手紙を出したのか?
こちらの2つの観点から解説していきたいと思います。
・バレるのが怖かった秘密の関係とは?
手紙の中で自分たちの秘密の関係のことをよく思い出す、と書いてあります。
この「秘密」は次のページで妹が(だって誰にも言えないし‼兄妹でセックスしてるなんて‼)
と心中大声で叫んでいるのもあり分かりづらいのですが、肉体関係のことではありません。
↑心中大声の妹
↑それが分かるシーン。
ちなみにこれは妹の友達である佐伯が、ステージで兄に告白をしているところです。関係を隠している以上ステージ上で意中の相手に告白したりできないため、
この後の手紙でも「佐伯(あの子)が羨ましかった」とつづられています。
ちなみに兄はこの後佐伯の告白を断る形で好きな子がいることをほのめかし、
妹は自分のことだとピンときています。
二人は両想いなのですが、この日以前に気持ちを確かめ合ったことがありません。
兄妹間で肉体関係があることももちろん周りに隠したい事でしたが、それ以上に相手に好きを伝えることで明確に一線を越えてしまう勇気がないのです。
妹もお兄ちゃんが好きだ、といいつつ「こういうの今日でやめよ」とも続けています。自分たちには二人で人生を賭け、歩んでいく決心を付けられないと分かっているわけです。
(そして激しいラストセックスが始まる…)
・なんでこんな手紙を出したのか?
この手紙って兄妹同士の肉体関係から抜け出して別の人と結婚した妹に、わざわざ昔のことを思い出すようなものを送っているわけですよ。しかも結婚式当日に。
普通にひどいじゃん。なんでそんなことするの!?
手紙の後半にはこう書いてあります。
あんなこと忘れて幸せになってほしい。これは本当。
忘れて幸せになってほしい、と言いながら手紙を渡す意味とは⁉
(しかも読まなくていいけどね、てか燃やしてとか言ってる)
この文章はこう続きます。
だけど…だけど俺は。
あの日傷つけあった小さい針が今も翔に埋まっていて、
こんな素敵な日にすらお前をちくりと刺してくれたら…
とも思ってしまうのです。
情けなくてごめんな。
お兄ちゃんより。
幸せになってほしい気持ちもある、あんな風に後ろめたく思うような関係のことは忘れて、人生を歩んでほしい。
でも、自分はまだ前に進めてないのに、一抜けした妹のことが許せない気持ちもある。自分の手紙を読んで少しでもその顔が曇ってほしいと願ってしまう、そんな気持ちです。
(読まなくていい、燃やしてと言いながらも、妹は大切に手紙を読むだろうなということも分かっている)
(でもできるなら読まないで燃やしてほしいというのも本当だし、情けなくてごめんなと謝っているところを見るとそんな自分にうんざりしていそう)
↑兄がちくりと刺したい妹のきれいな花嫁姿です。兄から見てとにかく光…!という感じに描きました。
余談ですが今回単行本の隠れテーマを執着にしたくて、地味にそれに沿った話ばかり描いていたのですが、この兄妹の執着の答えはこれだ!です。
直前のシーンで外だし射精をするシーンですが、アシスタントさんへの背景指示で
「とにかく手前を暗く奥の大通りを明るく…明るい場所に行けない切なさみたいな感じをだしてほしいです!」としつこくお願いしました。妹は明るい方に行きましたがお兄ちゃんはまだここから前に進めていません。
兄の人生が止まったままで哀れ…ですが大丈夫です。
妹が兄と会話してるシーンでこういうセリフがあります。
↑これ
そのあとも兄の好きな人は自分だ、とすぐ気づきますし、
兄が泣いている気配を背中で感じたときも
↑こんな感じに考えていたり、
とにかく妹は兄の気持ちが分かるし、そのたびに共感しているのです。
分かる(理解できる)と分かる(共感できる)状態ですね。
さらに言うと兄妹の気持ちは常に同じであり、手紙に書かれていたことはそのまま妹の気持ちとしても問題ないのです。
手紙に書かれていた感情の例
・最近一緒に暮らしていた時のことをよく思い出す。
・あなたを好きとバレるのが怖くて外で目も合わせられなかった
・佐伯が羨ましかった。
・もどかしくてあなたを恨んで、不幸を願ってしまったこともある
・最近一緒に暮らしていた時のことをよく思い出す。
兄→過去にとらわれているため、よく思い出してしまう。
妹→結婚という人生の新しいステージに進むにあたり、過去のことがよく思い出される。
・あなたを好きとバレるのが怖くて外で目も合わせられなかった
↑妹が兄を見ている時、兄は妹を見ていない。
↑直後兄が妹を見るときは、妹が目をそらしている。
二人の目が人前で合うことはない。
・佐伯が羨ましかった。
兄も妹も、こんな風にステージで好きな人の名前を呼べるなんて羨ましい、と思っている。
・もどかしくてあなたを恨んで、不幸を願ってしまったこともある
↑書き手は兄だが、妹も相手に同じようなことを思ってる顔。
↑直後、後悔させてやると言って妹に激しい性行為を迫る兄。
(結局踏ん切りがつかず外出し射精で泣く羽目に)
この二人はどこまでも両想いなのに、一緒にいる道は選ばなかったのです。
ちなみに妹には、回りくどく話をして相手の気持ちを量ろうとする悪癖があります。
↑友達がお兄ちゃんのこと好きで不安だ、お兄ちゃんが好きなのは私だよね?と言いたいが非常に回りくどい様子。兄は妹の気持ちが分かるので、間接的な言い回しに若干いら立っている。
↑自分達はステージ上で名前を呼びあうことができないことに絶望し、関係の打ち切りを申し出る妹。その本心は自身の勇気のなさゆえだが、お兄ちゃんの人生が詰んじゃうからと言い訳をしている。
兄は気持ちが分かるのでキレるが、同じく勇気がないので一緒の就職先に来てほしいと最後まで言うことができない。
兄はこの悪癖を嫌っていますが、だからと言ってそれをカバーしてリードするようなことはできません。
この二人はどこまでも似たもの同士であり、もし結婚したのが兄だったら、妹が手紙を書いている事でしょう。
長くなってしまいましたし、一度話題を変えて雑談をしましょう。
これは結ばれそうだった二人が結ばれず、さらに片方が別の人とくっついてしまうことを指すネットスラングです。
かつていい感じだった人の結婚式に出席した後、引き出物のバウムクーヘンを一人家に持って帰って食べる、そんな光景から来ている言葉のようですが…。
これ、ものすごく良くないですか?
結婚式というしあわせな空間で際立ってしまう片方の切なさとか、その余韻が引き出物のバウムクーヘンから絶対に漂ってしまう帰宅後の雰囲気とか…そういうのがありありと感じられてすごく好きです。
(pixiv百科によるとカプが血縁関係の場合はバウムクーヘンエンドにならないと書いてあるんですが…嘘だ~!!)
そしてここにそのバウムクーヘンエンドをさらに進化させた切な系エンディング、
バウムクーヘン失踪エンドとは?
結ばれそうだった二人が結ばれず、片方の結婚式に参列したもう一方が、式中そんな素振りは一切見せなかったのにそのあと失踪してしまうエンド。
式で会話した時は普段と変わらなさそうに見えた、またねと言っていつもと同じように手を振っていた(そしてそのあと連絡が取れなくなる)などがあるとさらに良し。
もう似たような言葉があったらすみません。好きなんです、これが。
この漫画も最後妹の結婚式に参列する兄、で終わりましたが、バウムクーヘン失踪エンドをちょっと意識しています。
見てくださいこの日を境目に二度と会えなくなってしまいそうな陰りのある表情…!
ちなみに妹は地元(北海道)に戻り、兄は東京で就職したきり実家に帰っていなかったが、妹の結婚式ということで久しぶりに再会したという設定です。
妹の中にも兄と過ごした日々の思い出があり、一抜けで結婚してしまった罪悪感のようなものを持っているので、式に来てくれたのみならず手紙までくれた兄の優しさにジンとしています(手紙の内容をこの時点では知らないので)。
兄はもう妹には会わないつもりですが、去り際に妹の心を刺すのがせめてもの執着の終点だったのだと思います。
それはそれとして後日談の二人が会話してる漫画も描きたいな~(手のひらドリル)。
キャラデザの話
・前回の穴穴穴が湿度たっぷり暗い話だったらから爽やかフレッシュにしたいな~。
さらに最近あんまり描いてなかった攻め受けどっちも周りに好かれてる感じにしよう!(いだ天カプあるある、どっちかが周りにいい印象を持たれていない)
という考えからキャラデザしました。
・髪の毛白黒のツートーン、ほくろあり、すこし三白眼だけどきつくない目元、歯がとがってるなどの共通項を設けています。二人とも顔が可愛いという設定です。
妹の方は割と前に描いた落書きキャラデザを流用しました。
これの左上。この頭よさそうな眼鏡だけど取っつきやすそうな感じが気に入った。
もう少し練ったやつ。最終的に万人受けしてほしくてもうちょっとだけ目をキュルキュルにしてほくろを足しました。この時のあっさり顔もめっちゃ可愛いよね。
きゅるッとした。
ちなみに後ろ髪のぎざぎざがお気に入りです。これツインテほどいたらどうなるんだろう…真ん中グラデ?
・兄の迷走
爽やかで人に好かれそうなキャラデザ~のドツボにはまってしまいかなり苦労しました…。最終的に一番爽やかにできたからよかった。
・方言
今回二人でしゃべってる時には北海道弁をしゃべらせたい!と思い立ちあれこれやってみました。担当さんづてに玉ぼん先生、平丸あきら先生にアドバイスいただけたので、結果自信をもってお出ししています!なんともありがたいことで…頭が上がりません!
若い道民はコテコテの北海道弁はあんまり使わない、ギャルがあえてで使うときがあるくらいと北海道出身の友達に教えてもらったときはどうしようかと思いましたが…方言って難しいよね…。逆に京都、大阪弁の作品に導入しやすい感はすごい。
・服装
最初に妹のキャラデザで描いた制服が可愛くて、でも大学生だし私服だよな…と迷った結果、ゴルフウェアを両方に着せることにしました。全然スポーツやってる描写ないけど…。
ゴルフウェアカワイイ~。昔デパートでレディースのゴルフウェアを見かけて、なんだこのアイドル衣装のような可愛すぎる服は!?とびっくりした覚えがあります。
兄の方を常にキャップをかぶってるキャラにしようとしていましたが色々あってかぶってないシーンの方が多くなり、妹にサンバイザーを付けさせました。
鞄はあえてスポーティじゃない感じのやつを合わせていますが、なかなか可愛くできたんじゃないでしょうか!?
・ここ、保身に走りがちな妹がそれを手放す良いシーンだ…(自画自賛)
・以前に描いたきょうだいものについて。
以前描いた「他人みたいに」では久しぶりに会った弟を男として見てしまう姉と、姉の性欲に絶望しながらも沼に足を取られる弟を描きました。それもすごく気に入っていたのですが、今回はまた違ったものにしようと意識した結果こうなりました。
想い合っているのに幸せになれない二人です。
以上です!もう少ししたら大きめのお知らせができると思うので頭の片隅で楽しみにしてもらえたら嬉しいです。
そしてコミフロで読んでもらってる皆様、ぜひいいねをつけていただけると…!何かと内部の評価も上がって今後の励みになると思うので…良かったらよろしくお願いします!
毎回結構な量のコメントを頂き、大変ありがたいきもちでいっぱいです。
これからも頑張ります。
09870987
2024-12-19 17:25:25 +0000 UTCDDD
2024-06-01 23:20:53 +0000 UTCどてぷ?
2024-05-31 13:37:41 +0000 UTCotamatama
2024-05-31 12:10:42 +0000 UTCリョタ
2024-05-31 11:07:15 +0000 UTC獏の胃
2024-05-31 10:27:43 +0000 UTC