奇妙なバイト体験 前編
Added 2023-01-31 15:19:37 +0000 UTC私の名前は青川 清(あおかわ きよ) 17歳。都内の高校に通う女子高生である。 私の容姿だが、ショートの髪型とスレンダーな見た目からボーイッシュだねと良く言われる。 私的には髪が長いとケアが面倒だから短くしているだけなんだけどね。 さて、土曜日である今日は、風邪を引いてしまった友人の平山 友子(ひらやま ともこ)の代役としてバイトをすることに。 以前私が体調を崩した時に当時私がバイトしていたコンビニの代役として入って貰った事があるのでそのお返し。 困った時はお互い様だ。 友子からはレストランのホールの仕事で、配膳と回収をするだけの簡単な仕事だと聞かされている。 所謂ウェイトレス それに…清ちゃん(私の事)なら私と背格好が同じだから制服もピッタリなはずだといわれている。 友子から制服は少し恥ずかしいけどカワイイから気に入っていると伝えられている。 メイド服とかに近いデザインなのかな? それだとちょっと恥ずかしいかもしれない。 露出が少ないと良いな。 友子は既に3ヶ月程そこでバイトをしているらしい。 ちょっと特殊だけど時給が良いと言っていた。 友子から教えられた内容だと何が特殊なのかはわからなかった。 まぁ…行けばわかるよね? 伝えられたバイト先へ到着した。 「ここがそのレストランか…」 裏口はこっちかな? ガチャ… 「失礼しまーす」 中にはメガネをかけた中年の男性が居た。 「あ…」 『君が代役の子だね?』 「はい、友子の代役として来ました青川 清です」 『店長の藤田です、今日はよろしくね』 「あ、お願いします」 『仕事の内容はちゃんと聞いてる?』 「えっと…ちゃんとは聞いてないですね」 『そうか…大丈夫かな』 「あ…えっと…難しいんですか?」 『いや、業務内容は簡単なんだけどね…』 「?」 『平山さんにバイトで入って貰ってるのはボンデージラバーウェイトレスっていうんだけど…知ってる?』 「ぼんてーじ?」 『ボンデージラバーウェイトレス』 「すみません…知りません…」 『そうか…ロッカーに平山さんの制服があるから、見て貰ったほうが早いね』 店長さんに案内されロッカールームに通される。 なんだろう…甘いような…独特な匂いがする? 平山と書かれたロッカーを前にする。 そうそう鍵を預かってるんだ…。 ロッカーの鍵を開ける。 カチャカチャ… パコン… ロッカーの中にはウェイトレスの制服がある…はずなのだがそこにあったのは異様なモノだった。 膝上ミニ丈のメイド服…。 青と白を基調にしたデザインの様で青いワンピースと白いエプロンが掛かっていた。 そしてその横には全身タイツのようなモノ…。 「!?」 そのどれもが光沢を放ち、プルプルとした質感をしていた。 「な…なにこれ?」 『それがうちの制服です』 「そ、それはわかるんですけど…」 「この材質は…?」 『これはラバー…ラテックスとも言われるモノで端的に言えばゴムだね』 「ゴム…?」 『特有の光沢が綺麗だから制服に採用したんだ』 「え…えぇ…」 『もうすぐ他のバイトの子が出勤してくるはずだから着用方法や仕事の内容はその子に聞いてね』 「え…」 『話はしてあるから…じゃ』 バタン ロッカールームに私を1人残し店長は出ていってしまった。 店長が出ていったドアから目の前のロッカーへと視線を戻す。 少し特殊というか…だいぶ特殊じゃない? 匂いの正体はこれか…。 ゴム? ゴムだって言ってたけど…。 青いワンピースに手を触れてみる。 表面はなにかが塗られているようでぬるっとしている。 「うわ…」 これがゴム? こんなモノがあるんだ…。 ゴムというと輪ゴムかタイヤの様な状態しか知らなかったからこのように衣服の形状をしたゴムがあるというのは初めて知った。 これを…着るの? これが制服っていうんだからそうだよね…。 「…」 友子もこういう制服だって教えておいてくれれば良かったのに…。 まぁ…説明された所でわからなかっただろうけど…。 ガチャ… 『お疲れ様ですー』 スクールバックを肩から掛けた少女がロッカールームに入ってきた。 高校の制服を着ているが私達が、通っている高校とは違うモノだ。 「あ…」 『ん?』 『あれ?新しいバイトさん?』 「あ…いや…友子の…」 『あー!店長が言ってた友子の代役か』 「青川清です」 『青川さんね、よろしくお願いします』 『私は八坂 千尋(やさか ちひろ)』 「八坂さん…よろしくお願いします」 「あの…早速なんですが、制服ってこれ…」 『あービックリするよね、初めてだと』 『ラバー製の制服…』 「はい」 『うちの店の特徴というか看板ね』 「こんなの見たことなかったんですが…」 『だから看板になるのよ』 「あの…着方を教えて貰えますか」 『ん、了解!でも先に私が着替えちゃうから待ってて』 「はい」 『確かに青川さん平山さんと背格好が似てるから平山さんの制服でも大丈夫そう』 『青川さんの方が若干高いかな?』 「身長はそうですね…この間の身体測定では2cmぐらい高かったです」 『青川さんが着るときにもっかい説明するけど着方を見ててね』 「はい」 私は八坂さんが制服を着るところを見守る。 彼女は3つ隣のロッカーを開き持っていた荷物をそこに入れた。 『まず、着ている服を全部脱ぎます』 スルッ… 「はい…って…え、下着もですか!?」 『うん』 その言葉に間違いはなかった。 八坂さんはスルッとブラとショーツを脱ぎ、素っ裸になった。 『下着を着たままだとドレッシングエイドと汗でビッショビショになるから着けないのよ』 「は…はぁ…」 『あぁ…ドレッシングエイドって言ってもわからないよね』 「はい」 ドレッシングエイドと聞いて一瞬ゴマのドレッシングの味を脳内で思い出した。 『ドレッシングエイドってのはこれ』 「ん?」 『ラバースーツを着るための潤滑液ね』 「じゅんかつ?」 『えっと…』 ゴソゴソ… 『よいしょ…』 『この、まぁ…なんだ…全身タイツみたいなのをラバースーツっていうんだけど、これはそのままだとかなり着にくいからスムーズに着るために潤滑液を使うのよ』 『私は慣れてるからいつもは使わないけど椅子を使った方が安全に着れるから今回は使うね』 ガタガタ… ガシャッ… 八坂さんはパイプ椅子を展開した。 『まず…』 キュポッ… 『ドレッシングエイドを首から下の全身に塗ります』 コプッ…コプッ… 掌に透明な液体を出し、足先から全身に塗っていく。 コプッ…コプッ… 『青川さんは着るの初めて…初めてよね?』 「は、はい」 『初めてなら今よりも多めに使った方が良いよ』 「わかりました」 『まずはこのラバースーツから』 八坂さんは鮮やかな青のラバースーツを手に取り、ジッパーを下げた。 ジーッ… ビロンビロン… 『これはグローブとソックスが別になったタイプのスーツね』 「ん…普通は一体なんですか?」 『うーん…一体型がベーシックという訳でもないと思うけど、このセパレート型の方が乾かしやすいからこっちを採用したって店長は言ってたわ』 「そう」 ギシッ… 八坂さんはパイプ椅子に座った。 『スーツの前後はジッパーが付いている方が背中側ね』 「はい」 『で、こうやって手繰り寄せて…』 ギュム… 『足を入れていくの』 ヌッ… ピチッ…ピチピチッ… 『ラバーに爪をたてないように』 『早く着ようと焦るとかえって時間がかかるからね』 八坂さんの右足が青いラバーに覆われて行く。 八坂さんが着替え出すと強くラバーの匂いが漂ってくる。 『ある程度上がってきたら引っ掛かってる踵を出して…調整…』 ニュル… 『そうして徐々に引き上げて行く感じ』 『片方の脚が膝まで入ったらもう片方も…』 ヌッ… ピチピチッ… ニュ… 『両方とも膝まで入ったら、滑らないように気を付けて立って、腰まで引き上げます』 ビチビチッ… ゴワゴワ… ピチッ… 『着て動いているとドレッシングエイドと汗で段々良い位置になって来るけど、シワがあると跡になっちゃうからなるべくシワが無いように伸ばしながら着ていきます』 「は、はい」 平山さんの下半身はピッチリとラバーで包まれた。 「平山さん」 『ん?』 「これ汗ってどうなるんです?」 『どうなるって…そりゃあスーツの内側に溜まっていくわ』 『通気性皆無のラバースーツだもの』 「えぇ…」 『それがラバーってモノよ』 『次に上半身ね』 『袖も脚の時と同様にある程度手繰り寄せてから、手を入れる』 ピチピチッ… ピチチッ… 『これも片腕が二の腕まで入ったら反対側の腕を入れる』 ピチッ…ピチピチッ… 『肩を入れて、胸を合わせる』 『そして、こう…胸を張るように肩甲骨を寄せると自然と着れるわ』 「はい」 『で、なるべくラバーを背中側に集めてジッパーを閉める…』 ジジッ…ジィーッ… 『ほふ…ん…ふぅ…』 ギュッ… ギュチッ… 八坂さんの身体は手足と頭以外、青いラバーに包まれた。 ラバーは肌にぴったりと張り付き、おへそや乳首の応答を如実に反映している。 まるで裸にペンキをベタ塗りしたようにも見える。 ボディラインが出るというか、まんまそのものが見えるような感じだ。 『後は動いてればラバーの張力で位置が変わるから大丈夫』 「なんか…」 『?』 「ラバースーツを着るだけで大変ですね」 『まぁ…そうね』 『大変だけどこの感覚がクセになるのよね…』 「?」 『ま、着てみたらわかりますよ』 『次は5本指ソックスね』 ギシッ 八坂さんは再びパイプ椅子に座り、スーツと同じく青いラバーソックス を履いていく。 ピチッ… パツッ… パフッ… ピチッ… 『先に空気が溜まるからそれを抜きながら履くのよ』 「はぁ…」 『この上からラバーニーハイソックスを履きます』 「!」 ギュプッ… ピチピチッ… 白いラバー製のニーハイソックスを左右それぞれ履いて行く。 『ニーハイが左右履けたら、コルセットね』 ラバースーツより若干厚手の青いラバーで出来たコルセットを腰に巻く。 背中側の編み上げの紐は彼女の腰回りの細さにちょうせいしてあるらしく、前側のホックを引っ掻けるだけで付け終わった。 『…少し緩めないと駄目かなぁ…ボソッ』 『また、痩せなきゃな…ボソッ』 『コルセットの次はワンピースね』 ゴワゴワ… ジィーッ… ビロンビロン… パフスリーブでミニ丈のラバー製ワンピースの背中のジッパーを下げ、そこに身体を滑り込ませて行く。 ワンピースは青いラバーだが襟の部分とフリル状になっている袖と裾の部分は白いラバーになっている。 ギュッ… ギュッ… 片方づつ腕を通し、肩を入れ、スーツと同様に背中のジッパーを閉める。 『んん…ふぅ…』 『そしてエプロンを巻く…』 白いラバーで出来たエプロンを着ける。 エプロンはフリル付きの前掛けの部分と体幹の全面を覆う胸の部分もあり肩の部分にも大きなフリルがあしらわれている。 『そしたらこのラバーハイヒールブーツを履く…』 ギシッ… ジィーッ… 白いラバー製のブーツの内側のジッパーを下げ、足を滑り込ませて行く。 『よっと…』 『で、ラバーのグローブをはめて更にロンググローブをはめる』 ピチッ…ビチッ… ギュプッ… ギュムギュム… 青いラバーグローブの上に更に白いラバー製のロンググローブをはめた。 『髪はポニーテールに纏めて…まぁ…青川さんは結ばなくても良いわね』 『ホワイトブリムを着けると』 『最後にこのラバー製の首輪を着ける』 「え…首輪?」 これまた青いラバー出てきた首輪を首に巻き付けた。 『最後に南京錠でスーツのスライダーと首輪のバックルとワンピースのスライダーを一纏めにして施錠…』 カチッ… 『はぁ…ん…』 「施錠!?」 『うん…鍵は店長が持ってるから業務が終了する時までこれは脱げません』 「そ…そんなことまで?」 『うん…徹底してるよね』 『さ、次は青川さんの番だよ』 「あ…はい」 そうだ…見惚れている場合じゃない、頭の生理が付いていないが、私は今からこの格好になるんだった…。 『じゃ、私がしたように全部脱いで』 「は、はい」 言われた通り、八坂さんがしていたように服を全部脱ぐ。 裸なのは普通に恥ずかしいけど八坂さんもそうしてたし…。 『そしたら手を出して』 キュポッ… コプッ… 出した掌にドレッシングエイドが注がれて行く。 それを身体に塗り込んで行く。 粘度のあるドレッシングエイドを全身に塗り広げて行く。 ヌルッヌルだ…。 『もっと塗っておいて』 「はい」 たっぷりと身体に塗る。 まずはラバースーツを… ロッカーの中のバーに掛かっているラバースーツをハンガーごと取り出す。 わ…意外とズッシリしてるのね。 手に予想以上の重さがかかり、ヌルヌルしてるのも相まって落としそうになる。 これがラバー… 初めてラバーに触れる。 ヌルヌル、プルプルしている。 この感触は…何に近いんだろう…。 ツヤツヤした見た目は部活で使うエナメルバックに似ているけど、それよりも柔らかい…。 これがラバー…ゴムなんだ。 ゴムっていうと輪ゴムかタイヤの状態ぐらいから知らなかったから、こんな衣服の形になったモノがあるとは思わなかった。 世界は広い…。 それを今から着ようとしているのだ。 ジッ…ジィーッ… ジッパーを下げハンガーを外しロッカーのバーに戻す。 ビロンビロン… ゴワゴワ… これをちょっと裏返して…。 ガタガタ… ガシャッ… 『この椅子使ってね』 「あ、ありがとうございます」 パイプ椅子に座る。 ギシッ… 「ひっ…」 座面のツルツルした革とパイプの金属部が予想以上に冷たかった。 ラバースーツの脚の部分を手繰り寄せ足を通していく。 ピチッ…ピチピチッ… ラバーも冷たい…。 パツッ… ピチチッ… ラバーで覆っていくというよりラバーに身体を入れていくといった方が感覚的には正しいような気がする。 踵を出して…と。 ラバースーツに身体を納めて行く。 普通の衣服とは全く違う。 これ…まだ右足の膝下までしか着てないけど…凄い圧迫感…。 全身をこれで包まれたらどうなっちゃうの…。 ギュチッ… ピチピチッ 左足も入れ、太ももまで引き上げる。 「なるべくシワが無いように…」 ピチピチピチッ… 立ち上がってグッと腰まで引き上げる。 ツルンと腰までラバースーツに飲み込まれる。 鼠径部や股間にもラバーが密着し圧迫される。 変な感触だ…。 腰の前に垂れている上半身部分を広げ、腕を通すために手繰り寄せる。 ギュッ… キュム… 手をすぼめて通していく。 ピチピチ… ピチチッ… ビチッ… 肩まで引き上げると自ずと体幹部もラバーに触れる。 うぅ…冷たい。 もう片方の腕もスーツに納める。 『胸の位置を合わせて』 「はい」 ラバースーツには胸を納めるための膨らみが形成されており、そこに胸を納める。 『よし、じゃあジッパーを上げるね?』 「は…はい」 ジジッ… 八坂さんの手によって背中側の左右のラバーが近づけさせられ、ジッパーが上げられていく。 ジッパーの裏には肌を挟まない用にかラバーのベロが付いていた。 そのベロのおかげもあり、一気にうなじまでジッパーが閉じられた。 ジーッ… 「うぅっ…おふっ…」 圧力の逃げ場であった背中が閉じられると胸郭が締め付けられる。 「んん…」 『ラバースーツって気持ち良いでしょ?』 後ろからお腹から胸までを撫でられる。 「うひっ…」 「気持ち良いかどうかはわからないですけど…変な感覚です…」 「良い圧迫感だと思いますが…」 ギュッ… ギュム… ギュチッ… 『確かに圧迫も良いよね』 ギュムギュム… 圧迫感もそうだし、潤滑液により滑らかに動きつつも肌に引っ掛かり、全身を撫でられているような感触は確かに気持ち良い…。 だが素直には口に出せなかった。 自らの状態を確認するために身体を見下ろして見る。 お… ラバースーツの張力で体型が補正されてウエストはより細く、胸は大きく見える。 格好は頗る恥ずかしいけど、なんだか嬉しい。 『次はソックスね』 八坂さんがロッカーから取り出してくれたのを受け取る。 ギシッ… 椅子に座り直し、ラバーソックスを履いていく。 5本指のソックスなんて普通のでも履いたこと無いのに、まさか先にラバー製のモノを履くとは…。 ピチピチ… ギュプッ… プヒッ… そのまま履いていくと風船のように膨らむので途中で空気を逃がす。 うわ…足の指と指の間にラバーが入り込んで来る。 「うぅ…」 ピチッ… 左右とも5本指ソックスを履けたら、更に上からラバーニーハイソックスを履く。 ギュッ… ギュプッ… ギチュ… ピチピチ… 2重になると当然圧力も高まる。 ピチチッ… 『次はコルセット』 「は…はい」 ピチッ…ピチ… 『巻いて上げるね』 「あ…ありがとうございます」 ギュム… ジーッ… カチャカチャ… 『お…これも調節しなくて大丈夫?少し緩いかな?』 「えっと…」 『ベルトを少し締め込むね』 「はい」 ギュッ… ギシッ… 「ん…」 『これで良いわね』 ゴム製のコルセットはジッパーとベルトで留められた。 『締め込んだ方が見映えは良いけどバイト中本当にキツくなっちゃうからね』 『でも大丈夫そうね』 「は…はぁ…」 十分キツいけど…。 『次はワンピース』 ゴワゴワ… ジジッ…ジィーッ… 『はい、脚を通して』 「はい…」 ギュッ… ワンピースの背中の開口部分に脚を入れていく。 「ん、このワンピースのラバー…分厚いですね」 『お…気づいた?』 『ラバースーツやソックス、グローブは0.4㎜の厚さだけどワンピースとエプロンはその倍の0.8㎜の厚さがあるんだよ』 『その方がフリルやスカートの形状が崩れないかららしいよ』 袖に腕を通しワンピースを着ていく。 ラバースーツに比べ、着てもズッシリと重さを感じる。 ジジッ…ジィーッ ジッパーを上げて貰うと更にギュッと胸郭が締め付けられる。 分厚い分伸縮性が無いので、このワンピースという型に私の身体の方が変形させられ適応させられている感じが凄い。 そして、ラバーエプロンを巻き付ける。 『次にブーツだけど一旦平山さんのを履いてみて』 「はい」 ギシッ… ゴム製のブーツに足を滑り込ませて行く。 ヌヌヌッ… 『あ…これもピッタリっぽいね』 「ん…」 逆の足もブーツに滑り込ませる。 八坂さんの手によってジッパーが上げられる。 『よっと…』 『これでよし…ちょっと立ってみて』 「はい」 パイプ椅子の背もたれを手すりに立ち上がる。 膝から先がかなり固定されて動かせない…。 ヒールの部分は太めだが10cm程の高さがある。 普段ハイヒールなんて履かないから、慣れるまで大変そう…。 剥き出しの手に青いラバーグローブ。 更にその上から二の腕まである、白のラバーロンググローブをはめる。 ピチピチッ… ギュプッ… ギュチッ… 『で、ホワイトブリムね』 カチューシャ状になっているホワイトブリムを頭に付けられる。 『最後に首輪ね』 『着けるから座って座って』 「これも、着けなきゃ駄目なんですか」 『首輪も含めて制服だからね』 首に青い分厚いゴム製の首輪が巻かれる。 ギュッ… 「う…」 首が軽く絞まるがバックルのピンが穴に入ると少し緩くなった。 それでも隙間はなく、ピッタリと首に密着している。 こんなにキツくなくても良いのでは?と思ったが、どうせ却下されるだろうと思ったので口をつぐむ。 『で、脱げなくしちゃいます』 カチャカチャ… カチッ 「あぁ…」 『これでもう脱げません』 「…」 「鍵までかけるんですね…」 『うん』 「それに…首輪って…」 『首輪を着けたのは初めて?』 「はい」 『まぁ、そうよね…逆に今まで着けた事が有ったらビックリするわ』 「あの…もう既に汗をかいてきたんですが…」 ラバースーツの内側にジットリ汗をかいてきた。 『私もよ』 『ラバーを着てたらそれが正常だから』 「そう…ですか…」 「それにしてもこの制服…」 ピチッ… ギュッ… ギュプッ… 「動きにくく無いですか?」 『そうね…全身締め付けられてるし、ラバーの張力でかなり行動が制限されるからね』 動きにくくて余計に汗をかく…。 『今日は後4人スタッフが来るから、それまでゆっくりしてましょう』 「は…はい」 2人ともパイプ椅子に座る。 ギュムギュム… 『うちのレストランは特殊なの』 『まぁ…制服からして普通じゃ無いのはわかるだろうけど』 「ええ…まぁ…」 『うちでは2人1組になって行動するの』 「へぇ…」 『1人はオーダー係、もう一人はワゴン係ね』 「はい」 『オーダー係はその名の通り、お客様からのオーダーを取り、厨房へ伝える係ね』 『ワゴン係はワゴンと接続されて、出来上がった料理をテーブルまで運ぶ係』 『料理はオーダー係が注文が合っているか確認を兼ねてテーブルに置くの』 「?…ワゴン係は下ろさないんですか」 『ん?まぁ、下ろせないからオーダー係が下ろします』 「そう…ですか…」 なんか引っ掛かりというか、会話が噛み合ってない気がするが、納得しておく。 ガチャ… お疲れ様です… 『あ、お疲れ様です』 八坂さんに習い入ってきた人物へ挨拶をする。 「お疲れ様です…」 あれ?見ない顔ですね? 『あ、平山さんの代役の青川さんです』 「どうも…」 平山さんどうかしたの? 『なんか体調が悪いみたいで』 そう…青川さん?よろしくね 「あ、よろしくお願いします」 その後も同じようなやり取りを繰り返し今日の出勤メンバーであるスタッフが私を含め6人揃った。 皆、私と同年代ぐらい? それに…制服に着替えるのが滅茶苦茶早かった。 ものの数分で私と同じ格好になった。